Monday, April 08, 2019

トホホ留学記:英語におびえ,首におびえる暗黒の1年 (週刊医学界新聞)


さて、週刊医学界新聞に執筆させていただいた「トホホ留学記」、少し前にもリンクを張らせていただきましたが、編集部より許可をいただき、以下に全文掲載させていただきます。週刊医学界新聞の皆様、誠に有り難うございます!ちなみに、元原稿へのリンクは

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03305_01

です。(以下、編集部の許可を得て転載)


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英語におびえ,首におびえる暗黒の1年
南 太郎(米ブラウン大学医学部内科准教授)


こんなことを聞いてみました 
①研修医時代の“アンチ武勇伝” 
②研修医時代の忘れえぬ出会い 
③あのころを思い出す曲 
④研修医・医学生へのメッセージ



①学生時代から英語は得意なほうで,少しは英語ができるつもりで米国はニューヨークにて臨床留学を始めたのが今から15年ほど前のことです。いざ研修が始まってみるとさあ大変。相手の話し掛ける英語がとんとわからないのです。
 最初のローテーションは救命救急室でした。相手のしゃべる英語のスピードがあまりにも速すぎるのに驚きました。「これは嫌がらせではないだろうか? そんなに『わざと』早くしゃべったら相手は聞き取れないだろうに」と勝手に憤っていました。しかし,不思議なことにその「わざと」速い英語を他の人はちゃんと理解しているのです。謎は尽きませんでしたが,しばらくすると,相手のしゃべる英語が速すぎるのではなくこちらの聞き取り能力が悪すぎるのだ,ということが薄々とわかってきました。えらいこっちゃです。
 当時の入院カルテはまだ紙で,数ページにわたる空欄を埋めねばなりませんでした。「いったいこの膨大な空欄を英語でどのように埋めろというのだ! 症例報告じゃあるまいし,大学入試だってこんな長文は書かされたことがないのに!」と理不尽な怒りに震えたものでした。周囲を見回すに,同僚はいかにも「ルーティン」と涼しい顔でさっさと入院カルテを書き終えていくではありませんか。こちらはまだ現病歴を書いている途中。え,ひょっとして僕って落ちこぼれ?
 症例をプレゼンすれば,目の前の指導医やレジデントが明らかに不機嫌になっていくのがわかります(きっつー)。米国人の同僚のプレゼンが光り輝いて見えました。おまけに,英語で電話をかけるのが怖くて(←あなた米国に何しに来たの?),同僚や看護師さんに電話をお願いする始末です。
 「お前の英語はなっちゃいねえ1)」と内科プログラムディレクターに呼び出しを食らったのは留学が始まって1か月がたとうとするころでした。あ,やっぱり?
 忙しい病棟ローテーションを回る予定が,暇な老年科コンサルトローテーションへの変更をいきなり命じられます。要は「左遷」です。おまけに「英語をもう少し勉強せい!」と英語の家庭教師までつけられる始末。留学早々に惨めな日々を過ごすはめに。まさか臨床留学が語学留学に変わるとは……。病棟で忙しく働く同僚たちが実に輝かしく見えました。
 このまま病棟に戻れなかったら,ひょっとして首? 渡米してから半年ほどは英語におびえ,首におびえる暗黒の日々を過ごすことになります。
 死に物狂いでなんとかサバイブしたインターンの1年を終え,気付けば早いもので留学してから15年がたちました。指導医となった現在,「英語でいかに苦労し落ちこぼれだったか」という記憶は都合良くeraseした上で,映画『GHOST IN THE SHELL』(2017年)よろしく「自分は実にいけていた研修医だった」という偽の記憶が上書きされています。したり顔で研修医に「君の症例報告は英語がまだまだ甘いねえ」と百年も前から完璧な英語を使ってきたような口調で指導しているのですから,人間というのは実に都合良くできているものです。時々子どもたちの「15年も米国にいるのに,なんでそんなひどい英語しゃべっているの?(きっつー)」という「赤いカプセル」2)で目が覚めますが。
②落ちこぼれインターン時代には人様の優しさが殊更身に染みました。たどたどしい英語でプレゼンしてもニコニコ聞いてくれた指導医(はぐれメタルレベルで極まれに出現)の存在は本当にありがたかったです。
 中でも当時ICU部長であったPaul H. Mayo先生(現・米ホフストラ大教授,写真)には本当に優しくしていただき,なぜか目もかけていただきました。そのおかげで「わかる人はちゃんとわかってくれるんだ」と妄想に拍車が掛かりましたが。
写真 研修医2年目の冬のパーティーにて,指導医のPaul Mayo先生(中央)と。右が南氏。「師匠はカメラの前では笑わないという謎の方針を貫かれています。」(南氏)
 当時は「喘息の専門家」だったMayo先生も今ではCritical Care Ultrasonographyの世界的権威となり,その関係で学会などで一緒にお仕事をさせていただいています。自分のClinician Educatorとしてのロールモデルで,今でも仕事をするたびに臨床家,教育者としての彼から学ぶことは実に多いです。ありがたいことです。
③ニューヨークでの研修医1年目に見た映画『Lost in Translation』3)(2003年)は忘れられません。異国の地,トーキョーで言葉がわからず戸惑う主人公にわが身を重ね涙したものでした。コメディー映画ですが。あ,テーマは音楽の話でしたか? すみません。映画のサウンドトラックを聴くと「暗黒の1年」がよみがえります。
④ボストンで働く南米出身の友人医師とお昼ご飯を食べながら話した時のこと。彼も外国の医学部を卒業し,非常に苦労して現在の地位までたどり着いた素晴らしい人です。「ほら,毎日嫌なことばかり起こるし,うんざりするし,愚痴も言いたくなるんだよね。でもさ,こうして米国に来て働けているだけでもラッキーじゃん,って思うようにするんだよね,ハハハー」という感じでさらっと言われてすごく衝撃的でした。
 確かに。思い返せば医学部に入れたのもすごくラッキーだったし,無事卒業できたのもすごくラッキーで,こうして医師として働き続けることができているのも実にラッキーだなあ,って思います。ご参考になれば幸いです。

1)明治・大正時代を代表する日本の英学界の巨人,斎藤秀三郎は英国人に向かって「てめえたちの英語はなっちゃいねえ」と英語で一喝したそうです。日本人が英国人に向かってですよ? 一度でいいからそんな台詞を吐いてみたいものです。斎藤兆史著『英語達人列伝』(中央公論新社,2000年)から。ちなみにこの本,すごく面白いのでお薦めです。
2)映画『The Matrix』(1999年)より。ちなみに青いカプセルを飲むと,マトリックスの提供する妄想世界に逆戻り。
3)ヒロインを演じるスカーレット・ヨハンソンは,くだんの映画で「米イェール大を卒業した才媛」という設定で当時輝いていたのに,今では実写版『GHOST IN THE SHELL』やマーベル・コミックの映画で,アクション女優として「あちょー」と蹴りをかましています。

Thursday, April 04, 2019

手技

2008年2月16日ごろ書いた文章。なぜか塩漬けになっていたのですがPublishしちゃいます。

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挿管をしたり、中心静脈をいれたりしながら考えていたのが 日本では割に技を「盗んで覚える」といった感じでしたが、こちらではしつこいほど教えてくれます。

Musicophilia

塩漬け文章をPublishしちゃいます。どうやら2015年頃のもの??

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音楽は聞くのも(下手くそながら)演奏するのも大好きで、本当に一日たりと音楽なしで過ごす日はないと言ってよいでしょう。
Kindle で本を読みながら、本に登場する音楽で気になるものがあればSpotifyで即座に検索しその場に聴くことができる、音楽を愛好する者にとってはこの点に関しては(さまざまな問題に満ち満ちている21世紀ではありますが)本当に素晴らしく便利な時代になったと素直に思います。さて、音楽に関し、最近注目しているもの

(1) Oliver Sacks: Musicophilia
最近亡くなられた神経内科医のOliver Sacksが音楽について書いた本です。今日思わず買ってしまいました。Oliver Sacksは僕の大好きな作家ですが、その彼が音楽について書いた本となれば見過ごすことは出来ません。読むのが楽しみ。

(2) 村上春樹:意味が無ければスイングはない
以前からBeach Boysは好んで聴いていたものの、特にこの本を読んでから、ブライアン・ウィルソンのファンになってしまいました。色々と大変だったんだなあ、と。最近半自伝的な映画がでましたよね。Love and Mercy、まだ見に行けていない・・・

(3) Piano Concerto: Glenn Gould
最近はCDが擦り切れるほど?毎日のように聴いている音楽です。最近は第一番がお気に入りでそれこそ朝晩と聞いております。朝晩聴いても聞き飽きないのがすばらしいところです。





英語での「スマートなDiscussion」

さて、EngRishmanでも時々英語学習に関する質問を受ける場合があります。私なんかが回答しちゃっていいのかな?などと思いつつ、回答しちゃいました。質問頂いた方に許可を頂き、すこし編集させて頂いた後で以下に掲載させて頂きました。ご参考になれば幸いです。

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(いただいたご質問)

国際学会や講演会で外国の方とディスカッションしたいとき、
”broken English"でなんとか意思疎通はできるのですが、
相手の反応から、おそらくあまりスマートな会話はできていないのだろうな、と感じています。
(学生に説明するように基礎的なことから懇切丁寧に説明してくれます。)
相手が一生懸命聞く意思をもって聞いてくれるから会話が成立している、
という状態であることも感じています。

語彙を知っているかどうかという問題だけではなく、選択する単語のセンスだったり、言い回しだったりで、
スマートなディスカッションになるかどうかが決まるのかなと思っているのですが、
かと言ってどうすればそういったセンスが培われるのかわからずにおります。

ディスカッションでのスマートなやりとりを勉強したいと思っているのですが、
先生はどのようにして勉強をされたのでしょうか?
また、ディスカッションやディベートとなるとどうしても気後れしてしまう性格なのですが、
ディスカッションやディベートに臨む際の心の持ち方についても工夫がありますでしょうか?

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(Eng"R"ishmanの回答)


ご質問ありがとうございます。短く言い切ってしまうと、「あえてスマートなDiscussionを目指さない」が答えです。でもこれだけでは、なんのこっちゃ?ですよね。

英語を母国語とする話者にとって、英語を母国語としない話者をいわゆる「値踏み」する事はよくあることだと思います。その際に単語や文法の細かい使用方法, 発音の誤りなどを感知して、相手の英語の能力を値踏みすると言うわけです。ですからある程度「スマートな」ディスカッションを試みようとしたら、根本的に英語の実力を上げるという非常に一般的な回答になってしまうと思います。相手はあなたのしゃべる英語をあらゆる角度から判断しておりますので、いわゆる小手先の解決法はあまり効かないと思います。

しかし、ディスカッションがそもそも何を目指しているものかを考えると、「スマートな」ディスカッションと言うものを目指すよりはむしろ、「対話によりお互いがより真実に近づく」ディスカッション本来の姿を目指すべきではないかと思います。相手が「初心者にでもわかるように」噛み砕いて説明するのならばむしろそれは「真剣に相手にわかってもらいたい」意識の表れで歓迎すべき事だと思います。逆にそのような態度で臨まない論者はこちらが「その程度の論者」と判断して良いでしょう。英語が「スマート」でなくとも、こちらの質問が本質をついたものであれば、相手も真剣に対応してくるでしょうし、そうでなければ、それまでの相手です。

逆にこちらの目指すべき態度としては、相手のしゃべったことをしっかりと理解しようと努め、わからないことがあれば、わかったふりをしないで徹底的に質問を繰り返して相手の理解に努めることではないでしょうか?「言うは安く行うは難し」ですが、これこそディスカッションの目指すべきところでは無いでしょうかと愚考します。このような態度でディスカッションに望めば、ひょっとして「うるさい質問者」だと取られるかもしれません。しかし、英語でも(そして日本語でも)、本来ディスカッションと言うのは真実に近づく場であり、質問と言うのは歓迎されるべきものであると考えられてます。ですのでこのような態度はむしろ歓迎されるものだと考えます。これは先日のレクチャーでも少し述べさせていただいたことで、アメリカ人の態度を理解するにもにあたっても、非常に重要なポイントだと思われます。

お求めになっておられる答えとは違った回答になってしまったかもしれませんが、先生のご質問が英語学習の本質に迫ったものでしたので、このように回答させていただきました。ご参考になれば幸いです。

Sunday, March 31, 2019

今日の英単語 exonerate

さ、アメリカの新聞が面白すぎて、思わず読み込んでしまうので英語の勉強には困らない今日この頃ですね。良いことなんだか悪いことなんだか・・・皆様如何お過ごしでしょうか?さて、今日の英単語は最近紙面をとみに賑わしているこの単語 exonerate です。

https://www.nytimes.com/2019/03/24/us/politics/mueller-report-summary.html

モラーレポートからの引用で有名なこの部分ですよね
“while this report does not conclude that the president committed a crime, it also does not exonerate him”

というわけで、Google Trends でも大賑わいだそうで。皆サーチしてることといったら!(この急なカーブが凄いですね)




さて、このExonerate どういう意味でしょう。

Oxford Dictionary of Englishを紐解けば
(of an official body) absolve (someone) from blame for a fault or wrongdoing:

だそうです。

手元の辞書(ウィズダム英和辞典)では

1 …の疑いを晴らす, 【罪・容疑などから】…の無罪を証明する «from, of» .
2 【義務・責任・非難などから】…を解除する, 免除する, 解放する «from» .

と書かれています。なるほどねえ、ちなみにこの、While ....., it ....notもよく出てくる構文ですね。上の句に"while"が出てきたら下の句で大体否定されますので皆様お気をつけあそばせ。といわけでEngRishmanは週末も新聞を読みますよ。やれやれですね〜

Saturday, March 02, 2019

最強の英語勉強法?

怪しげなタイトルをつけてしまいましたが、はい、そんなのあったら僕が知りたいです。さて、時々ですが「英語の勉強を教えてよねん」という質問が来ます。尋ねていただくのは非常に嬉しい反面、僕自身が聞きたいぐらいで、「こっちが教えて欲しいよん」というのが本音です。最強の英語勉強法を探し求め10年以上が経ちましたが、ともかく!以下に最近のメールに対する回答を(ちょっと編集して)載せておきます。

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**先生

ご連絡有り難うございます!私の記事、皆様に共感を持って読んでいただけたのなら何よりです。いや、インターンの一年目は本当に英語で苦労したのでなんだか医学のことよりも英語のことで毎日悩んでいた気がします。インターンからレジデントへの移行って不安が多いですよね。僕も確かに「チームリーダーになって指示出したり、アテンディング(あの忌まわしい人たち!)達とがちで連絡とるなんて無理無理」って思ってました。また、昼の発表の際に「英語で一時間レクチャーとか無理だから、5分話すのもしんどいのに」と思っていました。でも気づけばいつの間にか指導医となって英語で毎日のようにレクチャーしたり、英語で相手とNegotiationをガシガシこなしているの(かなあ〜?)ですから慣れって恐ろしいです。

さて、早速ですが「英語の勉強法」、いや、僕の方がききたいぐらいですよ〜、というのが正直なところですが、それではお答えになってないでしょうから経験に基づき書かせていただきますね。

英語の発音:記事にも書きましたが、インターン時代に英語の家庭教師をつけられました。主に発音を徹底的に直されたのですが、後から思い返すとこれが凄く役に立ってます。当時は「え、僕の発音ってこういう風に相手には聞こえているの?」とビックリの連続でした。いかに日本語の音と英語の音は違うのだというのを痛感した時期でした。個人教師をつけて直接フィードバックを受けるのが良いかもしれませんが、それが難しければ教材を利用するもよし。発音の改善は全体の英語力の上昇に「じわじわと」効く感じがします。

英単語:これは僕だけの問題かもしれませんが、当時は持っているボキャブラリーがしょぼすぎました。例えば当時はNYTimesとか読んでも知らない単語ばかりで読み進められない(まあ今だって知らない単語はガシガシ出てきますが)。多読をしたくてもなかなかスピードが出なかったです。これも基礎体力の強化と諦めて、Intensiveに学習されることをお勧めします。どうやって?これは難しい問題で、僕は「多読の中で身につける」ことと「専門の単語集」を組み合わせて勉強していますが未だに試行錯誤の毎日です。

書く英語:レジデント時代のメールを読み返すと冷や汗が出てきます。「うわ、昔ってこんなひどい英文書いていたんだ」ま、今でもそうなのでしょうが、上達はしたかもしれません。これは身も蓋もないようですが「英文は書けば書くほど上達」というわけで、意識してアブストラクトや論文などを書き続けることをお勧めします。論文などを他人に直してもらうことで勉強になっている部分が多いです。またAIの力を借りましょう。Grammarlyなどをインストールするのは手っ取り早く書く英語の質(少なくともぽかミスは少なくなる)を上げる方法です。僕はGrammarlyの有料版をインストールしてますが、もうこれがないと英文のメールは怖くて書けません。

読む英語:これはひとえに多読を通じて上達しました。ポイントは「好きな教材を見つける」ことにつきますでしょうか?内容が面白くないと続きませんもんね。

と言うわけでざっと書いてみました。ご参考になれば幸いです。それではまた、素晴らしき週末をお過ごしくださいませ!

Saturday, January 26, 2019

How to Publish a Lot and Still Have a Life


文章を書くのは楽ではありません。EngRishmanは未だに苦しみながら文章を紡ぎ出しておりますが(すみません、すみません)、英語で論文書こうと思ったらEngRishmanはまず英語の時点から苦しむので、苦しみは二重です。トホホ(でも時々頑張って書いてます)。

ところで文章を書くことに苦しんでいるのはどうやら僕だけではないようです。Paul Silvia先生はそのような苦しむ子羊たちに素晴らしいヒントを与える本を書いてらっしゃいます。


彼の"How to write a lot"は凄くお勧めです。インターネットで彼の著作を調べていたらなんと講演のビデオまでありました。インターネットには何でもありますな!



今日の英単語 furlough


朝起きて新聞を開くと(というかWebpageを開くと)この記事が。


というわけで、最近とみに見かけるこの英単語 furlough ですが

Oxford Dictionary of Englishでは

(noun) leave of absence, especially that granted to a member of the services or a missionary 
(verb) (usually as adjective furloughed) grant leave of absence to: 
(Oxford Dictionary of English)

だそうです。

ちなみに手元のMacの辞書だと

1 …に休暇を与える.
2 〈従業員〉を一時帰休させる.

だそうな。英語の勉強にはなりますが、いやはや、たまったものではありませんよね。このまま無事収束に向かえば良いのですが。ちなみに個人的にはDEA (United States Drug Enforcement Administration: Opioidなどを取り扱う医師はこの資格を保持する必要があります) の更新の時期で、ちゃんと更新されるか不安でしたが (DEAはDepartment of Justiceの管轄下なので)、ちゃんと更新されてました。やれやれです。

ちなみにGoogle Trendで検索してみたら予想通りのスパイク。あーあ。





Tuesday, January 15, 2019

トホホ留学記

週刊医学界新聞に「トホホ留学記」的な記事を寄稿させて頂きました。どなたでもアクセスできるようなので、よろしければご一読くださいませ。


このブログの「まとめ版」のようなものです(違うってか?)。英語の勉強のヒントになるかもしれません(←どこがやねん・・・)

Sunday, January 13, 2019

【今日の英単語】 Implication

さて、最近新聞を読むとなんだか、ドラマなのか現実なのか分からないようなニュースのオンパレードですが、以下もその一つ。もう最近新聞読んでるんだか、ドラマを読んでいるんだかわかりません。ま、英語の勉強的には、こういった記事は読者をぐいぐい引き込み読むのをやめられなくなりますので、実に役に立ちます。

https://www.nytimes.com/2019/01/11/us/politics/fbi-trump-russia-inquiry.html

その中で、
"The inquiry carried explosive implications. Counterintelligence investigators had to consider whether the president's own actions constituted a possible threat to national security."

という記述があります。この「implication」新聞などで実によく見かける単語です。様々な辞書に様々な記載がありますが、個人的にはOxford Dictionary of Englishの
"The conclusion that can be drawn from something although it is not explicitly stated"
という説明がしっくりきます。

ここで、さらに似た単語「Explicitly」が出現し、さらに単語の勉強がすすむことになります。

Implicit と Explicitの対比に関してはこのWebpageが勉強になりました。


ちなみにこの記事にも「Explicitly」が使われています。よろしければ探してみてください。というわけで、新聞から目を離せない今日この頃なのでした。




Friday, January 04, 2019

謹賀新年

読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年は当ブログをご愛読頂き誠に有り難うございました。本年も宜しくお願い申し上げます。当方、当ブログの趣旨に沿って、本年も適当に気が向いたときに適当なことを好き勝手に書いていきます(←おい!)

さて、新年と言えばNew Year Resolutionですよね。EngRishmanもご多分に漏れず書いていきましょう。さて、今年は何週間続くかなあ〜New Year Resolutionといえば語学。ちなみに去年の話ですがフランス語は半年ぐらい(だったかな?良く覚えてないや、ははは)は割にコツコツ勉強していたと思うのですが、途中で何故か挫折しました。だれだ!3週間続けば習慣になるって言ったのは。ちっともならんやんけ!(←あなた自分の責任でしょうが)

仕事ではスペイン語をしゃべる患者さんが多いので、スペイン語をもっと勉強したいのですが、これまた遅々として進まず。片言のスペイン語でも頑張ってしゃべると、皆さんに凄く喜んで頂けるので、もっと勉強したいのですが。大体セッションの最後に「何か質問はありませんか?」¿Tiene usted alguna pregunta?なんて聞いたりします。それだけなんですが、凄く喜んで頂ける顔をみると、もっと勉強しないとなあと思うんですが、なかなか続きません。

昔ニューヨークで働いていたときに、口の悪い同僚に「お前は英語の勉強に専念しとけ!」って言われましたっけ。あれ、結構当たってるかも。ははは、と言うわけで皆様本年も当ブログ、宜しくお願い申し上げます。


Saturday, December 22, 2018

今日の英単語 Impasse

Government Shuts Down as Talks Fail to Break Impasse

袋小路とか、行き詰まりとか、そういう意味ですね。ちなみにOxford Dictionary of Englishを紐解けば

"a situation in which no progress is possible, especially because of disagreement; a deadlock" (Oxford Dictionary of English)

と説明されてます。やれやれですね〜

Monday, December 17, 2018

Podcastがとんでもなく面白い

英語を勉強するんだったら「自分が興味を持てるもの」を「教材」として用いるべし、と言う話は度々してきたかもしれません(←自分の事は棚にあげてよく言うよ)。しかし世の中に英語で書かれた記事、本、Podcastなどは濱の真砂ほどあります「沢山ありすぎて、どれ読んで(聞いて)よいのか分からんし」というそこのあなた、Podcastがいま熱いですよ。とんでもなく面白いPodcastがゴロゴロ転がってます。無料でこんなに素晴らしい英語の教材がゴロゴロ転がっているなんて、なんて良い世の中なんだ。今の若者が羨ましすぎる!

(1) New York Times "The Daily"


いやー、このNew York Timesの「The Daily」というPodcast毎回質の高い放送で定評がありますが(実際PodcastのRankingでも高い順位)、今日のは正直ぶっ飛ぶ程面白かったです。最近の政局がらみのきな臭い話ですが、面白過ぎて聴くのを止められなくなるのが玉に瑕。自分は大体車で移動中に運転しながらPodcast聞いているんですがあまりに面白すぎて車が目的地に着いても車から降りたく無くなりました(←目的地に着いたらちゃんと降りましょう)。このThe Daily、時々この手の「ぶっ飛ぶ程面白くて、聞き続けたいから車から降りれない」レベルの放送を提供します。でも、考えてみたら車が目的地に着いたからって、普通に降りて聞き続けたら良い訳なんですが。ガハハ。

(2) Elon Musk: The Recode Interview


すでにあちこちで話題になってますが、このKara SwisherさんによるElon Musk氏のInterviewも実に面白かった。Elon Musk、やはりただ者ではないですな、というか化け物だ。個人的には「週80−90時間の労働時間になってきて(週100時間以上の労働時間と比べて)ようやく一息つけるよ(manageable)としゃべってるところ。週7日、毎日仕事。仕事して、数時間寝て、また仕事して、というのを繰り返しておられたそうな。とんでもないことを、あっさりと、しかし若干つっかえながらポツポツと、でもせっかち気味に素早く話すのがElon Muskの話しぶりの面白い所です。会社の危機が一段落したようで良かったですね。

それにしても最近のPodcastは面白すぎる物が多くて嬉しい悲鳴です。英語の勉強に悩んでいるそこのあなた、よろしければ是非!

Sunday, November 11, 2018

今日の英単語 Recuse

Recuseという単語、昨年からとみに新聞などで目にし、耳にする機会が増えました。Attorney General recused himself from Russian investigation, とか、大体そんな感じですね。この英単語「Recuse」どのような意味でしょうか?早速辞書で引いてみました。手元のOxford Dictionary of Englishによれば下のような意味だそうです。

"challenge (a judge or juror ) as unqualified to perform legal duties because of a potential conflict of interest or lack of impartiality" (from Oxford Dictionary of English)

ちなみに

Macに備わっている英和辞書「ウイスダム英和辞典」では

Recuse onself で
(親密であるために)辞退する, 自らを不適格と見なす.」
だそうです。

https://www.nytimes.com/reuters/2018/11/07/world/europe/07reuters-usa-trump-sessions-schumer.html

上のような記事を読むと使い方がよく分かりますねえ。どうなることやらです。最近の新聞は(最近でなくても良いのですが)英語学習の宝庫です。

Friday, November 02, 2018

Is that everything? It seems like he said more than that.

某週刊誌に頼まれて「トホホ臨床留学記」的な短いエッセーを書いているところですが、普段筆の遅いEngRishmanもこういう話になるとすらすら筆が進むのだから不思議なものです。

それにしてもニューヨークでインターンをしている時期はしんどかった。確か留学を開始してから半年ほど経った当時でしょうか?雪のなかニューヨークのの小さな映画館で観たLost In Translationははっきりと記憶に残っています。実に面白い映画でした。



それにしても映画の中に登場する「とんでも通訳者」は衝撃的でした(爆笑してしまいましたが)この映画のTrailerにもしっかり登場してます。

"Is that everything? It seems like he said more than that." (これ、台本読むと少し違うんですが、Bill Murray がアドリブで変えたんですかね?)の部分が本当に可笑しいのですが、自分はこの「とんでも通訳者」をとても笑えません。ニューヨークでもしょっちゅうこんな感じでしたからね〜




Wednesday, October 03, 2018

Microcosmically, they make sense but macrocosmically they make no sense

久しぶりにSteve Jobsの演説を見ましたが、なかなか良いこと言ってますよね。OpenDoc (懐かしい!) について聴かれたときの彼の反応。Managementに関してです。

Tuesday, October 02, 2018

細雪と「B足らん」

細雪は谷崎潤一郎が描く1936年から1941年(と推察される)の大阪を舞台とした小説ですが内容が瑞々しく、戦前のお話とは思えません。驚くのは脚気の治療に自宅でビタミンBの注射をすること。医師でもない民間人が普通に注射を家族にしていたんですね。びっくり。フランス語の練習や、ピアノの練習なども出てきて、当時の上流階級というのは、いやはや、非常に豊かな生活を送っていたのだと驚かされるばかりです。

この細雪、最近ではKindleでも読めるので有り難い限りです。文庫本は最近では字が小さすぎて読むのが辛いのです。それにしても脚気を「B足らん」と作中で表現してますが、なかなか言い得て妙ですよね。ちなみに脚気は英語でもフランス語でもBeriberi (フランス語ではBéribéri)です。

Sunday, September 30, 2018

Control キーと Command キー

たまには英語や留学と関係ない話でも。

僕はコンピュータが好きで、初めて手に触れたのは小学生の時です。当時は「マイコン」と呼ばれていました。OSは最初はBASIC、そして中学からはMS-DOSと変遷し、大学からはMS-Windowsです。基本的にはMicrosoftのOSで青年期を過ごしてきました。AppleのMacintoshは中学生の時に友達のうちで初めて触れてその使いやすさやユーザーインターフェイスに衝撃を受けましたが、高くて(当時はモニターやらプリンターやら買いそろえると100万円ぐらいしたという記憶があります)とても手が出る者ではなかったです。大学に入って無理をすればMacが買えないこともなかったのですが、まだ世間一般でAppleのコンピュータは主流ではなく、興味はあるものの、買うには至りませんでした。Steve JobsはAppleを首になってNeXTという会社を始めているし(そういえば当時のパソコン雑誌で大分発売が遅れたので「本当にSteve JobsはNeXTコンピュータ作ってんのか?」という記事を読んだ記憶が)NeXTコンピュータは非常に魅力的で、実は初めて触ったのはドイツに旅行したときでした、でもこれも高くてとても個人で手は出ませんでした。あの魅力的なOSで仕事をしてみたかったです、今のOS Xの原型ですよね)、かと思えばいきなりAppleに復帰してるし(当時たしかNeXTのホームページでその発表をみて興奮したものです)色々ありましたね。

そのApple社の製品を初めて購入したのはアメリカに来てから、当時Appleに復帰したSteve JobsがiPodを売り出したのでそれを購入したわけです。今から10年以上も前の話。1000曲もが小さいデバイスに入るとあって(音楽が大好きなのです)大分興奮しました。そしてついに、長年の夢でも会ったMacintoshを買ったのは10年ほど前の話です。Windowsのパソコンに食傷気味で、新しいMacbook Proが出たばかりとあって買ってしまいました。Windowsとは勝手が大分違い、最初こそ戸惑ったもののすぐになれてその素晴らしさに改めて感動を受けたのでした。WindowsのControlキーに相当するのがCmdキー、というわけでショートにCmdキーを使うことを覚えました。混乱するのはControlキーも存在するのです。Controlキーを利用したショートカットも存在するも、試してみたところそれほど使い勝手が良くなく(と思ったんです)最近までControlキーはあまり使ってませんでした。しかし、最近(でもないか)様々な人がControlキーを使ったショートカットを絶賛するのを見て、再びControlキーを使うようになりました。確かに便利なのかな?Control-A, Control-E, Control-Kなどは確かになれれば使い勝手がよさそう、というわけで練習しているところです。それにしても30年以上こうしてパソコンとふれあっていることになります。その間にSteve Jobsは死んでしまったしやはり色々ありましたね。

Friday, September 14, 2018

A big deal

前のブログで述べた元FBI長官James Comey(トランプ大統領によって首にされた)の公聴会での受け答えはどこをとっても英語の教材として一級の者だと思いますが、聴いていて特に鳥肌が立ってくるのは1時間52分目からのSenator Manchinとの受け答えです。James Comeyが台本もなく、アドリブでこのようにすらすら答えているのを見ると、驚嘆するほかありません。特に以下の部分はこの公聴会でのハイライトとも言えましょう。




"The reason this is such a big deal is we have this big messy wonderful country where we fight with each other all the time, but nobody tells us what to think, what to fight about, what to vote for except other Americans. And that's wonderful and often painful. But we're talking about a foreign government using technical intrusion and lots of other methods tried to shape the way we think, we vote, we act. That is a big deal. And people need to recognize it. It's not about Republicans or Democrats. They're coming after America, which I hope we all love equally. They want to undermine our credibility in the face of the world. They think that this great experiment of ours is a threat to them, and so they're going to try to run it down and dirty it up as much as possible.

That's what this is about. They will be back, because we remain, as difficult as we can be with each other, we remain that shining city on the hill, and they don't like it."

この部分、是非聴いてみてください。僕はこの部分を聴く度にその凄まじいまでの力強いメッセージに鳥肌が立ってしまいます。このような受け答えがアドリブで出てくるというのは、いやはや、改めて驚嘆するほかありません。

英語の勉強

今日の東京女子医科大学の学生さん達から「英語の勉強はどうするのか」という質問を受けました。ま、Eng"R"ishmanが聞きたいぐらいですが、「好きなジャンルで勉強する」ということはまず言えると思います。

つまり、サッカーが好きなら、サッカー関連の英文の記事を読んだり、サッカーに関する英語のニュースを聴くということですね。興味のある分野の記事でないと、なかなかMotivationもわきませんもんね。

Eng"R"ishmanの最近のお気に入りはずばりこれです。この公聴会での受け答えを聞いているだけで、なんだか自分の英語が上手になる気がします。それに関連し、New York TimesのPodcast, "the Daily"は超絶に面白いです。このコンテンツが無料というのは、本当に信じられない。お勧めです。

トホホ臨床留学顛末記

今でこそ涼しい顔をして米国の医学部で英語で(そりゃそうだ)医学生や研修医を教えているEng"R"ishmanですが、渡米当初は英語で泣きそうでした。

という話を本日、東京女子医科大学の皆様にお招き頂き、留学に興味のある学生さん達にお話しさせて頂きました。ま、いわばトホホ臨床留学顛末記です。しかし渡米当時は本当に英語でもがき苦しんでましたよ。あの当時には戻りたくないですね〜

Thursday, July 12, 2018

家族をレンタル??

家族は夏休みで日本に帰ってしまいましたので(僕は仕事があるから帰れません)、EngRishmanはニューイングランドの片田舎で久しぶりに独り身の生活を送っております。久しぶりの独身生活を謳歌できると思いきや!やはり一人でぽつんと夕ご飯を食べているとさみしさも身にしみます。家族がいる生活に体がすっかり慣れきってしまったのでしょうか?改めて家族のありがたさが身にしみる今日この頃です。

さて、そのようなときにNew Yorkerのこの記事が目にとまりました。
https://www.newyorker.com/magazine/2018/04/30/japans-rent-a-family-industry

なんと、なんと、日本には凄いサービスがあるんですね。結構興味をもって読み始めてしまいました。最初の登場人物なんて、結構我が身と重なりますよ・・・(ほんまかいな)それにしてもこの表紙の写真、誰が準備したんでしょうね?なかなか良く出来てる、と思いません?なんだか「びんぼっちゃま君」を思い出しましたよ。

Wednesday, July 04, 2018

アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 3

最初から読まれたい方は以下のリンクから

アメリカで医師免許を獲得するまで USMLE and Beyond
アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 1
アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 2

さて、米国での内科トレーニングプログラムからの評価も全て取り付け、マサチューセッツ州のBoard of Registration in Medicineに送りつけます。数日後に「必要な書類は全て受け取った、追って沙汰を待て」という旨のメールを受け取ります。最初に書類を提出してから1ヶ月強、すこし時間はかかりましたがようやく書類はそろい、あとは審査を待つだけとなりました。Board of Registration in Medicineによれば2週間ほどで連絡は来る、との事でした。マサチューセッツ州の医師免許の取得は早くて3ヶ月ほどで取得できる、と聞いていたのでむしろ順調な方なのかもしれません、とこの時は思っていたのですが・・・

甘かった。あまりにも甘かったです。この後に更なる苦難が待ち受けていたとは・・・

(続く)
https://www.blogger.com/blog/post/edit/20912698/5044887246891426053

Tuesday, July 03, 2018

アメリカで医師免許を取得する:マサチューセッツ州編 2

さて、間が大分空きましたがマサチューセッツ州の医師免許取得の続きです。泣きそうになりながら必要な書類を全てマサチューセッツ州のState Medical Boardに送り、相手の反応を待ちます。

待つこと2週間、相手側からEmailが届きます。書類に不備がある部分を訂正して再提出せよ、との事でした。さて、大きく分けて4項目指摘されましたが(多くは空欄の部分をしっかり埋めなさい、と言うもの)そのうち3つは比較的簡単に修正が可能なものでした。

問題は次の一点です。

USMLEのStep 1からStep 3まで7年以上かかっているので、アメリカでのトレーニングの全プログラムから評価表を提出せよ、とのことです。

EngRishmanは学生の頃にStep1を(よく事情もわきまえず)受験して合格し、しばらく(5年ほど)日本で臨床をしてから渡米し、アメリカで研修医をしているときにStep3を受験したので時間がかかっているのです。そのあたりの事情も説明しましたがなにせ相手はお役所です。兎にも角にも書類を準備しなさい、とのことでこれが大変でした。

なにせ3カ所
(1) 内科研修(ニューヨーク)
(2) 内科チーフレジデント(ブラウン大学)
(3) 呼吸器・集中治療フェローシップ(ニューヨーク)

と3カ所から別々に評価表をもらわないといけません。幸いに内科研修の担当者は変わっておらず、電話ですぐに頼むことが出来ました。内科チーフレジデント中の評価も基本的には地元なので比較的簡単に済ませることができました。

フェローシップはプログラムの再編で、まずは担当者を見つけるのに苦労しましたが、そこで働いている友人が多く、思ったよりもスムーズに行きました。しかし内科研修など10年以上も前の話なので記録そのものを掘り出すのに時間がかかったようです。いやはや、大変です。こんなことだったらStep3も早くに受けておけば良かったと思っても「後悔先に立たず」でどうしようもありません。

というわけで全ての書類をそろえるのに3週間ほどかかりましたが、ともかく書類をそろえて送り返したのでした。しかし苦難の道はまだ続きます・・・

Spiderwort

冬が途方も無く長いニューイングランドにもようやく春が到来したと思ったら(なんといっても桜が5月に満開ですよ?)それもすっ飛ばしていきなり短い夏の到来です。ニューイングランドの最も美しい季節でしょうか。さて、庭に生えている花も綺麗な季節になりました。写真を撮るだけで花の名前を教えてくれる便利なアプリがありますが、英語で名前が表示されるのでどうもぴんときません。写真のお花はSpiderwort. 調べたらムラサキツユクサでした。なるほど。というわけで花を調べるのも英語の勉強が絡んでくるのでした。



Sunday, May 27, 2018

文法は大事

文法は大事ですよ、とは良く言われる話ですが、某国大統領であってもそれは例外ではないですよ、というお話です。いや、むしろ大統領なればこそ、というところでしょうか。

https://www.nytimes.com/2018/05/27/us/politics/trump-letter-english-teacher.html

 Eng"R"ishmanも重々気をつけないといけませんね。そういえばジョージ氏も大分指摘されていましたね。バラック氏はさすが、そのようなことは無かったようです。





Audiobook

James Comey氏の"A Higher Loyalty: Truth, Lies, and Leadership"を読了しましたが、実に面白かったです。すごくおすすめです。行き詰まるようなWhite Houseやその周辺でのやりとりを元FBI長官その人から直接学べるというのは信じられないことです。この本は安すぎるといっても良いかもしれません。

さて、この本はKindleで読んだのですがAudiobook (Audible)も購入して車の中でも「読んで」いました。これは実に面白い経験でした。一部は本で読んで、一部はAudiobookで「読む」わけです。英語の勉強にもなりました。お金はかかりますが、特に車の中で(もしくは通勤時間が長い方)過ごす時間が多い方にはおすすめです。

Podcast

アメリカは車社会です。ニューヨークやボストンなど、特殊な街を除けば車は移動に必須です。というわけで、運転しているときはだいたい音楽かAudiobook、レクチャーやPodcastを聞いてます。運転する時間も長いので、こうした「耳から入る」情報収集の量もばかになりません。

というわけで、お気に入りのPodcastですが、ほぼ毎日聞くのが

New York Timesの"The Daily"です。記事ではあまりカバーされないような話題も多く大変勉強になります。英語の勉強にも良いですし、是非どうぞ。超おすすめです。
https://www.nytimes.com/podcasts/the-daily

その他にもNotableなものを
(1) Recode Decode
https://www.recode.net/recode-decode-podcast-kara-swisher

最近の話題ではMichael Pollanの新刊 "How to Change Your Mind" についてのインタビュー、これは実に面白かったです。

(2) Accidental Tech Podcast
http://atp.fm/
Eng"R"ishmanはテクノロジー系の記事が大好きなのでこのPodcastも良く聴きます。最近のTechnologyの話題が満載でけっこうツボにはまります。

Saturday, May 26, 2018

音声入力について

巷では音声入力が流行っているそうです。というわけで流行りものには目のないEngRishmanもこうして音声入力でブログを書いてみました。最近の音声入力は凄いですね。かなり正確に文字起こしをしてくれます。ちなみに僕の働いてるアメリカでは、音声入力と言うのは珍しいことではなく、入院カルテも外来カルテも音声入力で書く人が目立ちます。音声入力なしだとやっていられないとぼやく同僚も数多くいますが僕はキーオードで全て済ませてます。

とは言え僕自身退院サマリーを音声入力で済ましている時期もありました。現在のようにAIを使って音声から自動的に文字起こしをするのではなく、文字起こし専用の人が僕の録音を聞いてそこから文字起こしをしてくれるというシステムなので大変でした。しょっちゅう何を言ってるのかわからないと空欄の部分が多い文字起こしが送られてきたのでした。トホホな思い出です。

Wednesday, May 23, 2018

アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 1

皆様お待ちかねの?アメリカ医師免許記事です。なんと言ってもこのブログの記事の中では、アメリカでの医師免許申請に関する記事がぶっちぎりでよく読まれています。いわばアメリカでの医師免許申請に関しては入門編なので、米国医師免許試験(USMLE)から学びたい方はリンクから是非この記事を読んでみてください。思えばあのときは泣きそうになりながら書類を準備してましたっけ。しかし!

今思い起こすとロードアイランド州の医師免許の申請なんてマサチューセッツ州に比べればディズニーランドに行くようなものでした。マサチューセッツ州の医師免許申請過程はうんざりする事ばかりでしたよ。ディズニーランドで楽しく遊んでいたと思ったら場面が突然 Mad Max: Fury Road に代わりイモータン・ジョー相手に戦っているようなものです。復習になりますが、アメリカでは州ごとに医師免許を申請する必要があるのです。ロードアイランド州の医師免許を持っていてもマサチューセッツ州で医療行為は出来ないのでした。なんて面倒くさいことでしょう・・・医師免許も連邦政府で一括管理してほしいものですよ・・・

というわけで、故あってマサチューセッツ州の医師免許も取ることになりました。というかついこの間取れました。2017年の11月に申請を開始して、2018年の5月にマサチューセッツ州の医師免許がおりたので、なんと6ヶ月かかったことになります。これは思い出してもうんざりするプロセスでした。ということでその免許申請の過程をボチボチ書いていきたいと思います。基本的に色々やりとりしたのは2017年11月から12月にかけて、あとは基本的に「待ち」の期間が多かったのですが。

(1)まずは申請書をダウンロードです。
https://www.mass.gov/service-details/apply-for-my-physician-license

なんだか読んでみると2018年3月から応募方式が変わったようですね。EngRishmanはここから申請書をダウンロードして、渋々読み込むことから始めました。この申請書、53ページもあります。しかも全部英語だし・・・(←おい!)EngRishmanは基本面倒くさがりなので、この時点ですでに心が折れそうです。

(2)マサチューセッツ州はFCVSを使える
Federation Credentials Verification Services (FCVS) は各州で別個にしないといけない書類作業をある程度簡略化してくれるサービスです。これはロードアイランド州の医師免許申請時に一度登録をしているので、基本的にここではあまり時間が取られませんでした。

というわけで、医師免許申請書です。13ページ目を読むと

Applicants utilizing FCVS for their core documents must also complete the following additional Board forms in accordance with the Board’s application instructions:

1. Full License application
2. Supplement
3. Moral and Professional Character form (sealed envelope)
4. State License Verifications (sealed envelopes)
5. Evaluation Form (sealed envelope)
6. National Practitioner Data Bank Profile (sealed envelope)
7. AMA Profile (sealed envelope)
8. Malpractice history form – listing all liability carriers since postgraduate training
9. Malpractice history reports from all carriers since postgraduate training
10. Malpractice documents
11. Legal documents, as required

と書いてあります。読んでいるだけで頭がクラクラしてきます・・・ちなみにFCVSを使用しないと

1.    Full License Application – every data field on the full license application must be completed
2. Current Curriculum vitae (month and year format)
3.    Supplement – all questions answered and supplement pages completed for any “yes” answers
4.    Authorization for Release
5. CORI Acknowledgment Form - notarized
6.    Electronic Health Records (EHR) Proficiency Form
7.    90-Day Form
8.    Certificate of Moral and Professional Character - notarized (sealed envelope)
9. State License Verifications (sealed envelope; electronically from State Board; or Veridoc)
10.  Supervisory Board Evaluation Form(s) (sealed envelopes)
11. Medical Education Verification (sealed envelopes or through FCVS)
12.  Postgraduate Verifications (sealed envelopes or through FCVS)
13.  Examination scores (sealed envelope; through FCVS; or electronically through USMLE)
14.  National Practitioner Data Bank (sealed envelope)
15.  Malpractice History Form – listing all liability carriers since postgraduate training
16.  Malpractice history reports from all carriers since postgraduate training
17.  ECFMG Certificate (international medical graduates only)
18.  Medical School Transcripts and notarized copy of Diploma (international medical graduates only)
19.  Legal documents, as required

必要書類がこれだけ必要になります。泣きそうです。せっかくFCVSに登録しているし、もちろんFCVSを使いました。

ちなみにこの中で自分では記入できないのが
[ ] Moral and Professional Character form (sealed envelope)
[ ] State License Verifications (sealed envelopes)
[ ] Evaluation Form (sealed envelope)
[ ] National Practitioner Data Bank Profile (sealed envelope)
[ ] AMA Profile (sealed envelope)
[ ] Malpractice history reports from all carriers since postgraduate training

この中で
[ ] Moral and Professional Character form (sealed envelope)
は信頼の置ける同僚に頼むことが出来ます。

[ ] Evaluation Form (sealed envelope)
これは上司にお願い

というわけで、ま、すぐに準備は出来ます。

[ ] State License Verifications (sealed envelopes)
ロードアイランド州にお願い。お金かかります(涙)

[ ] National Practitioner Data Bank Profile (sealed envelope)
[ ] AMA Profile (sealed envelope)
この二つはそれぞれWebsiteから比較的簡単にお願いすることが出来たのでした。

[ ] Malpractice history reports from all carriers since postgraduate training
問題はこれです。要は自分が過去に医療訴訟に巻き込まれていないことを医療訴訟専門の保険会社(これは病院が契約している)に問い合わせ、保険会社から証明文書を作ってもらわないといけません。現在の病院に指導医として就職してから、保険会社が一つの会社であれば良いのですが、病院も年によって契約する保険会社を変えますし、保険会社によっては既に医師免許を申請時点で存在しなくなってしまった(例えば合併吸収など)ものもあるので大変です。病院の事務に教えてもらいながらいくつかの保険会社に連絡を取ります。

というわけでこの医師免許申請書類を準備するだけで1ヶ月ほどかかってしまいました。普通に医者としての仕事もしながらなので大変です。トホホ・・・

アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 2に続く







Drop here!

Female か Woman か

コンマの位置が気になって夜も眠れないEngRishmanですが、目覚めも爽やかにこのブログを書いております。(←しつこいって)

さて、表記の問題、如何でしょうか?EngRishmanはアメリカの医学部で教官をしているため、よく研修医の症例報告(Case report)などの添削などもします。当たり前ですが、彼らは英語で書いてきます。英文で書かれた症例報告を偉そうに日本人のEngRishmanが添削するわけですが、これ結構間違いを見つけるんですよね。中学・高校のときご指導いただいた英語の先生が私がアメリカで英語の添削しているなんて話を聞いたら腰を抜かされると思いますが(S先生、EngRishmanも英語頑張って勉強続けてます、はい)。

というわけで気になるのが表記の問題です。プレゼンでもそうなのですが、結構 "A 83 y/o female" とか書く人いるんですよね。省略があるし、冠詞は間違ってるし(ちなみに冠詞は"An"ですよね)「何だかな〜」という感じです。正しくは "An 83-year-old woman" と書くべき所でしょう。症例報告のお手本は今週のオラが街の医療系タウン情報誌、New England Journal of Medicine, Case Record をご参照くださいませ。でもそれを指摘すると、「なんで "female" は駄目なの?」って結構質問されます。何でって・・・あなたアメリカ人なんだから、あなたが私に教えてよ〜と思わないでもありません。"man" や"woman" は 対象が"human"という情報を含み、"male" "female" はspecies non-specificだから、と習いましたがどうなんでしょ??偉そうな事を言いますがEngRishmanはフェローの時に上司に厳しく指導されて、しぶしぶ覚えました。それ以降英文誌の症例発表を気をつけて読んだり書いたりするようになりました。主立った英文誌では見事に皆さん "man" "woman"で統一なさっています。というわけで、細かい点ですが、そういうことらしいです。これでゆっくり夜も眠れそうです(←しつこいって)

Sunday, May 20, 2018

週末は書き物と読書の時間です。普段戯言ばかり書いているEngRishmanでも自分の人生を見つめ直す時間も必要なわけですね。

今週末は主に「Higher Loyalty」を読んでいましたが、Kindleの良いところは他の本にも簡単にジャンプできることです。目移りの激しいEngRishmanにはちょうど良いDeviceです。さ、自分の残り時間を意識するに、セネカ「人生の短さについて」はうってつけの読書と言えましょう。これブログに前も書きましたっけ?(←はい、書いてますよ)

It is not that we have a short time to live, but that we waste a lot of it. Life is long enough, and a sufficiently generous amount has been given to us for the highest achievements if it were all well invested. But when it is wasted in heedless luxury and spent on no good activity, we are forced at last by death's final constraint to realize that it has passed away before we knew it was passing. So it is: we are not given a short life but we make it short, and we are not ill-supplied but wasteful of it.

Seneca, On the Shortness of Life (Penguin Great Ideas)

セネカ先生、いいこと仰る。それにしてもセネカ先生、晩年は家庭教師をしていた皇帝ネロに自殺を命じられて死ぬことになるわけですから、教師もなかなか大変ですね〜

Saturday, May 19, 2018

Meddlesome Priest

先ほどの記事で、FBI長官だったJames Comey氏の公聴会での受け答えが実に面白かったという話をしましたが、これは本当に面白いですし、英語の勉強にもなります。EngRishman一押しの英語の教材と言えましょう。そこの貴方、はい、ちゃんとメモしましょうね!



さて、この中で上院議員のKing氏との受け答えの部分が実に面白い(上のビデオを参照、ちょうどその部分から始まるようにしてます)。米国大統領が捜査の妨害を「命令したのか」という議論の中で、歴史上の1170年のKing Henry IIが部下にCanterburyのarchbishopであるThomas Becketの殺害を「命令した」部分が出てきます。聞いているときは「何のこっちゃ」という感じだったのですが、調べてみるとなるほど、なるほど、実に勉強になります。

NYTimesにもこの部分を扱った記事があるのですが、最初の部分で爆笑してしまいました。なんたってまさに自分がそうでしたから。この記事を書いた方、実によく分かってらっしゃる。最初の部分がどう始まるか、興味ある方、下のリンクからどうぞ。

Trump’s Meddlesome Pries
https://www.nytimes.com/2017/06/08/opinion/meddlesome-priest-comey-trump.html

それにしてもこの公聴会での受け答え、実に面白いし勉強になります。英語を勉強したい方には是非!

Higher LoyaltyとOxford Comma

最近は元FBI長官、James Comey氏によって書かれたこの本を読んでいました。

実に面白い。実はKindleバージョンと、Audiobookの両方を購入したのですが、なかなか便利。車を運転しているときもその続きが簡単に読め(聞け)ますからね。というわけでアメリカ中の注目を集めたこの人、Senate hearingのTestimony上院公聴会の聴聞から注目していました。この公聴会の受け答えもとんでもなく面白いです。是非お時間あるときにご視聴されたらと思います。


この本の最初(Author's Note)に出てくる一文、実に味わい深いと思います。

"We are experiencing a dangerous time in our country, with a political environment where basic facts are disputed, fundamental truth is questioned, lying is normalized, and unethical behavior is ignored, excused, or rewarded."

本当に、本当に、と頷きながら読んでしまいました。ところでこの一文、よく読むとちゃんとOxford Commaがつけられてますよね。そうか、彼もOxford Comma派閥であったか!(←そこかい!)

Tuesday, May 15, 2018

Oxford Comma 問題

細かいところが気になると夜も眠れないEngRishmanです。ちなみにこのブログは爽やかな朝の目覚めと共に書き留めております。矛盾しているやないか、というそこの貴方、"that is a great question" とアメリカ人的に流しておきます(←おい!)

EngRishmanはアメリカの医学部で教官をしておりますが、医師なので当然診察も毎日行います。所属は呼吸器内科・集中治療・睡眠医学科ですが、この所属を

Division of Pulmonary, Critical Care, and Sleep Medicine

と書くか、

Division of Pulmonary, Critical Care and Sleep Medicine

と書くかという問題に悩み夜も眠れません(←しつこいって)。この"and" の前の単語の後ろに Commaを打つか打たないかは「Oxford Comma」問題と言われていて(医学部の学生さんに教えてもらった、ガハハ)、文法界隈では時々話題になるようです。どうやら正解はないようで、「どっちでもよい」らしいですが、「つけないと誤解を生じるケースがある」らしいです。リンクはNew York Timesの今年の記事から。恐ろしいですねえ・・・ちなみにEngRishmanは以前は「Oxford Commaを入れない」派閥に所属しておりましたが、最近は転向してOxford Commaを入れる派閥所属です。この問題はGrammarlyのブログでも詳しく論じられています。ちなみにGrammarlyでも「Oxford Comma」を抜かすと指摘されますのでGrammarlyも「Oxford Comma」派閥に所属ということになります。これでゆっくりと眠れそうです。めでたし、めでたし。そういえば、EngRishmanの所属は睡眠医学でしたね。

数字と記号%の間にはスペースはあるべきか、ないべきか

皆様、留学15年目になるEngRishmanです。毎日10時間ほど英語漬けの日々ですが(家では絶賛日本語です)、未だに英語にまつわる細かい疑問に悩まされる毎日です。いつになったら英語は「ペラペラ」になるんでしょうね、全く。

さて、表記の疑問、皆様はどう思われます?

ちなみにおらが街(アメリカはニューイングランド)の医療系タウン雑誌(←おい!)、New England Journal of Medicine (NEJM) では数字と%の間にスペースはありません。ちなみに今週のNEJMのCase Recordを読んでみればちゃんと"100%"と書いてあります。つまり"100"と"%"の間にスペースはありません。ちなみに体温も"36.9℃"と表記されており、数字とUnitの間にスペースはありません。でも血圧は"153/60 mm Hg"と表記されており、ちゃんとスペースがあります。難しいものですね。

「なんでも載ってる」Wikipediaによれば(笑)英語のスタイルブックでは基本「スペースなし」、でも一部例外はあるそうで、疑問に思われる方は結構いらっしゃるようです。というわけで基本「数字と記号%の間にスペースはなし」というのが英語のスタイルだそうです。勉強になりますね〜

Saturday, May 12, 2018

留学も15年経つと?



皆様お久しぶりです、EngRishmanです。このブログのテーマのひとつは「英語学習にまつわる悲哀」ですが、早いもので僕も米国留学15年が経とうとしてます。15年ほど経つと英語力というのはどう変わるものでしょうか?なんせ留学当初は聞き取り、しゃべるのに苦労しました。毎日「どうしたら英語が上手になるのか?」と必死で悩んでおいました。英語学習法の本を読みあさり、Webに良い情報があれば門を叩き、という状態でした。

(1) Speaking, listening: さすがに仕事場での英会話に困る、と言う状況は少なくなりました。仕事では(EngRishmanは医師として、また大学部医学部の教官として)英語で話すことが実に多いのですが、ま、基本的に困ることはないかな?最近では国際学会で座長をやることもあるので、大勢の前で英語でしゃべったり聞き取りしたり、と言うことも増えてきました。これもあまり困らないかな?アメリカの国際学会で初めてOral Presentationしたのは研修医3年目頃であったと記憶してますが、あのときは緊張しまくりで夜中まで発表のリハーサルしてましたっけ?毎日のように学生さんや研修医の先生に講義もしますが、これも特にストレス無く出来るようになりました・・・これはチーフレジデント(留学4年目)時代に毎日講義したのが良い練習になったかな?

(2) Writing: EngRishmanは仕事柄英語を書くことも多いです。なんと言っても外来なんてコンピュータに向かってひたすら英文でカルテ書かないと行けないので。アメリカはカルテ書く量がはんぱなく多いんすよ。論文や教科書を英語で書くことも多いです。これはNative(たとえばボス(医学部教授))にみせるたびにものすごい赤ペン先生で帰ってきます、がっくし・・・道のりはまだまだですなあ。

最近Grammarlyなどの便利なサービスが登場して実に重宝してます。Email書いていると文法の間違いなどがんがん指摘してくれますからね。Emailもチーフレジデント時代に書きまくったのが助けになり、それ以降英語でものを書くのに抵抗が少なくなったような。それでも当時の自分の書いた英語を読むと「あちゃー」という状態です。こんな英文メールを皆さんに送りつけていたのか・・・恐ろしや。あのころGrammarlyがあったら・・・

(3) Reading: そりゃあ日本語で読む方が楽ですが、何か?NYTimes読んでいてもしょっちゅう知らない単語出てきます(←あかんやん・・・・)英単語って覚えるのしんどいっすよね。誰か楽な方法教えてください(←おい!)

(4) Pronunciation: 発音は留学してから15年経ってもなかなか直りません。いまだにLとRの違いは難しいですよ。子供達にバカにされっぱなしです。ちなみにNative English Speaker(子供達)に言わせるとこのLとRが同じに聞こえる、と言うことが信じられないそうです。なんで?僕に言わせりゃ一緒やん・・・ま、アメリカ人の学生さん達に通じているようなのでいいかな?

というわけで、米国留学15年目の人の英語力の一例なのでした。如何なもんでしょ?「え、15年経ってもそんなもんなの?」スミマセンねえ・・・

Sunday, January 28, 2018

誕生日

フランス語を勉強し始めた、というのを少し書きましたが、単語の勉強をしていると時々面白い発見に会います。新聞はJournal、でもって「日」はJour だからJounralというのは日刊のニュアンスがあるんですね。Soupe du jour は「今日のスープ」なんて時々メニューで見かけますよね?Jourからつらつらといろいろな事を考えます。ところでJounral は Le journalと男性形なのに、手紙 Lettre は La lettreと女性形の名詞です。なにゆえに?悩ましいですなあ。

ところで、古くから知っている単語をフランス語の単語を勉強することで再認識することがあります。Naissanceは「誕生」という意味ですが、Renaissanceはrebirthという事になります。生まれ変わること、ルネッサンスってそういう意味だったんですね(←あなたこの記事前にも書きませんでした?)。ルネッサンスって勝手にイタリア語だと思ってましたがフランス語だったんですね。というわけで今のところフランス語の勉強は毎日(ほぼ日?)細々と続けておりますが、どうなることやら。2016年の記録では4月頃に挫折しております。ものの本には「3週間続ければ習慣化する」旨の事が書かれていますが、ほら、Ecce Home、ここにそうでない例もおりまっせ!(←主張してどないすんねん・・・)


誕生と言えば昨日1月27日はMozartの誕生日でしたよね。おめでたいことです。最近はバッハに押されてあまり聞いてませんでしたが先日久しぶりにPiano Concertoの24番を聞いたら相変わらず素晴らしかった。モーツアルト、誕生日おめでとうございます!というわけで日暮らし硯に向かってとりとめも無いよしなしごとを日々書き連ねております。

Saturday, January 27, 2018

犬は男でリンゴは女

皆様、気づいたら2018年が始まっておりました。昨年は当ブログをご愛読いただき誠に有り難うございます。本年も宜しくお願い申し上げます。今年も徹底的にごく私的なEngRishman的ネタで攻めていきますので覚悟してください(←おい!)

さて、皆様はNew Year Resolutionというのを立てられたでしょうか?いわゆる新年の誓いというやつですね。おっと、そこのあなた既に挫折されましたか?"Welcome to our club!" というやつですね。「類は友を呼ぶ」とも表現されましょうか?EngRishmanもNew Year Resolutionを打ち立てては惨敗の年を重ねております。そこのあなたに実に親近感がわくしだいです。

私はといえば、今年もEngRishmanの名に恥じず(?)英語の勉強を続ける次第です。さて、昨今は英作文の勉強宜しく英語で論文や教科書を執筆しているのですが、思えばろくすっぽ英作文も出来なかった私がよくぞここまで、と過ぎ去った年月を思い起こし自信をつけたいものですがボスには徹底的に赤ペン先生で直されるのでまだまだです。精進を続ける次第です(涙)冠詞とか、前置詞とか未だに苦手です(←もっと勉強しましょう)最近はGrammarly先生のお世話にも大分なっております。その昔医学部の入試でも英作文が登場しました、我が大学は比較的長めの英作文をかかせる、めんどくさいよなあ、という印象を持っておりましたが、その当時の自分をひっぱたきたいです。そのうちアイディアだけ適当にしゃべったら自動で論文やら教科書やら書いてくれるアプリが登場しないかしらん?アイディアだけは沢山あるんだけどな〜(←おい!)

さて、英語の勉強と言った舌の根も乾かぬうちに新年の誓いをもう一つ、最近細々とフランス語(超がつくド初心者)の勉強を始めております(←再開とも言う)。New Yorkでトレーニングを積んでいたときには口の悪いアメリカ人の同僚に「お前は英語に専念しておけ」なんて言われましたっけ?スペイン語は仕事上の必要に迫られ?泣く泣くニューヨークでフェローをしているときに学校にまで通ったのですが、忙しさを言い訳に無残にも脱落した栄えある過去があります。というわけで、このフランス語ですがどこまで続くのやら自分でも興味があります。なんといっても根性のなさには自信があります(←おい!)それにしても名詞に男性型と女性型があるらしく、それによってつく冠詞が変わってくるとは堪忍してほしいものです。何故犬は男でリンゴは女なのか?全く意味不明です。英語のように一つに統一してもらいたいものです。発音は英語にも増してカオスです、なんとかしてください!(←あなたは英語に専念しましょう)

Sunday, November 05, 2017

Laennecと聴診器

皆様、お久しぶりです。このブログへの投稿も一年近く空いてしまいました (すみません、この文章、書いておいてアップロードが遅くなったのでこんな書き出しになっております)。忙しい日々を過ごしていたのでなんとなくブログから離れてしまっておりました。さて、久しぶりにGouldを聞きながらBachの曲に関して何か書こうかと思ったらなんと最後のブログもBachに関してでした。

というわけで、いつもバッハやグールドの事ばっかり書かずにたまには自分の仕事にまつわることでも書きましょうか?ということで唐突ですが昨年2016年は聴診器生誕200周年でした。フランス人の呼吸器内科医・Rene Laennecが聴診器を生み出したのが1816年の9月、というわけでちょうど去年の今頃が聴診器生誕から200年経っていたのですね。

Laennecが生まれたのは1781年の2月17日ですので聴診器を生み出したときは35歳という若さでした。彼はそれから3年後に間接聴診法に関する教科書を書き上げています。聴診器を生み出してから3年後には現在の聴診法のもととなる何百ページにもわたる教科書を書き上げているのは驚嘆に値します。

残念ながらLaennecは結核により45歳という若さでなくなってしまいます。彼は死ぬ間際にかれの甥に自分の呼吸音を聴診させ、それを説明を聞きながら死期を悟ったと言われています。彼が聴診をしている絵が残っていますがその絵を見る度に、その険しい表情、真摯な聴診の姿勢に心を打たれます。「自分ももう少し頑張らなくっちゃ」と思います。現在自分はPoint-of-Care Ultrasoundという「聴診器のように超音波を使う」コンセプトで米国や日本でお話をさせていただくことが多いのですが、Laennecの爪の垢でもせんじて飲みながらがんばりたいと思います。ちなみに僕自身かれのことが気になったので少し調べて論文にさせていただきました。以下参照。

(Reference)

1. Roguin A. Rene Theophile Hyacinthe Laennec (1781-1826): the man behind the stethoscope. Clin Med Res 2006;4:230-5.

2. Minami T, Minami A, Manzoor K, Saraya T. Modern technology in respiratory medicine: Lung ultrasonography–Is it time for the stethoscope to give up its throne? Pulm Res Respir Med Open J. 2016; 4(1): 19-20. doi: 10.17140/ PRRMOJ-4-133


Saturday, November 04, 2017

Testamur

年を取ると記憶力も衰えますが、目も衰えます。勉強すれどすれども、知識は両手からこぼれ落ちる水のように頭から抜けていきます。EngRishmanもご多分に漏れず細かい字を読んだり、一夜漬けで記憶、などと言うことが実に苦手になって参りました。そこで困るのが試験勉強。EngRishmanはアメリカで内科医をしているので、10年たつと米国内科専門医試験を更新しないといけません(思い起こせばこのブログを始めた10年前にちょうど初めての専門医試験を受けたのでした)。この勉強が実に大変、教科書を読むのも字が小さくて目が疲れるし、問題といてもすぐ忘れるし(いつだって新鮮な気分で勉強できるよ!←あかんやん)でひーこら言いながら(泣きそうになりながら、とも言う)勉強し、ようやく今年の初めに合格を確認して無事内科専門医資格を更新したのでした。この更新作業があと二つも続くと思うと(呼吸器内科と集中治療、数年後)げっそりですが、まあこの仕事を選んだからには一生勉強と腹をくくっていくつもりです。

さて、EngRishmanは内科における超音波診断を専門のひとつにしてます。Point-of-care ultrasoundと言って、専門科だけではなく、一般内科でも聴診器を使うように超音波を使う(それもきちんとした決まりをもって)というコンセプトです。一般内科の先生方向けのP超音波診断(POCUS)のカリキュラムを作ろうと、最近は米国だけでは無く、日本でも時々お話をさせていただいております。そこで、そうやって偉そうに?話をするからには、ちょっと専門医試験をうけといても良いだろうと、循環器の先生方が受験されるNational Board of Echocardiographyの専門医試験も受けてきました。この試験勉強がきつかった。実にきつかったです。文字通り泣きそうになりながらなんとかこなし、先月無事合格を確認したところです(良かった・・・)。ところでEchocardiographyの専門医資格(Diplomate)は試験を合格しただけではもらえず、循環器のフェローシップを米国でこなさないといけません。私は呼吸器内科医なので、この条件は満たさず、かわりに「Testamur」という称号を頂きました。辞書をひもとけば「学位記」「卒業証書」などと出てきますが、要は「試験を受けて合格した人」という意味になるらしいです。こんな単語知りませんでしたよ、と英語に関しても「人生いつまでたっても勉強」なのでした。

Thursday, October 12, 2017

Munchkin

皆様お久しぶりです、Eng"R"ishmanです。最近かなり忙しく(←「怠け者の節句働き」とも言う)ブログ更新をすっかり怠っておりました。更新を楽しみにしていらっしゃった皆様(いるのかな?)申し訳ありませんでした。これから心を入れ替えてせっせと更新します・・・かどうかは分かりません。さて、僕はDunkin' Donutsが割に好きで、通勤途中に立ち寄ってはコーヒーを買ってます。でも以外とDonutsは買いません、あんな甘いもの、毎日は食べれません。Eng"R"ishmanも年なのです。でも(「でも」が続くな)Munchikinsは時々ついでに注文して食べています。ちっちゃいからカロリーも少ないだろう、というのが自分への言い訳です。
https://www.dunkindonuts.com/en/food-drinks/donuts/munchkins

ところでこのMunchikins、Drive Throughで注文するときになかなか通じません。この間子供と一緒に注文していたら「パパの発音は全然駄目、あれじゃ通じるわけないよ、すっごい恥ずかしいんだけど」と怒られました。よくよく聞けばMunの発音が違う。僕は「ムンチキン」に近い発音でしたが、どうやら「マンチキン」の方が近いようです。今辞書を引いたら「mʌ́ntʃkɪn 」でした。うーむ、10年以上違う発音で注文していたのか、それにしても英語は奥が深いです。ちなみにMunchkinは「小柄な人」という意味の英語です。たしかに小柄ですね。

Sunday, September 18, 2016

Prelude and Fugue on the name B.A.C.H

バッハが好きで、最近はグールドの弾くバッハばかり聞いております。この Prelude and Fugue on the name B.A.C.Hも僕の好きな曲です。

そういえば、グールドの誕生日は来週の今日、9月25日(1932年9月25日)ですね。そして彼は50歳の誕生日を迎えたすぐあと、病に倒れ、10月4日(1982年10月4日)に亡くなってらっしゃいます。

Tuesday, July 26, 2016

Moving to Canada?

アメリカ人のこういうユーモアのセンスはけっこう好きです。でも本当にどうなっちゃうんでしょうねえ??

http://www.jeffcookrealestate.com/b/moving-to-canada/

Monday, July 25, 2016

If you find that X is Y, it's because it is Y

Paul Krugman教授のNew York
Timesの論説は彼の冷静な切り口が好きで割に読んでいるのですが今回は特に言い回しが気に入ったので自分へのメモがわりに書き残しておきます今日 (July 25, 2016) の The New York Timesに掲載された彼の論説です

Delusion of Chaos
http://www.nytimes.com/2016/07/25/opinion/delusions-of-chaos.html

"National crime statistics, and numbers for all violent crimes, paint an only slightly less cheerful picture. And it's not just a matter of numbers; our big cities look and feel far safer than they did a
generation ago, because they are. "

この" A looks B, because A is B"という言い方どこかで聞き覚えあると思ったらあれです "On Writing Well"にありましたね

"If you find that writing is hard, it's because it is hard." (Zinsser W, On Writing Well. 30th Anniversary Edition)

William Zinsser氏による名文ですこの箇所も僕は実に大好きで読み返しては文章をかけない言い訳にしております←ってあかんがな

Saturday, July 23, 2016

コーパスと英単語

英単語を覚えるというのは砂を噛むような作業で、実に味気ないものです。辞書を引いてその文例から覚える、ニュースを観ながら覚える、語源から覚える、本を読んでそのなかで覚える、TOEFLの単語帳など色々とためしていますが、どれもしっくり来ません(←あかんがな)。というわけで、コーパス。単語を入れると、その用法を様々な文例からしめしてくれます。ま、これも一つの方法かな、というわけで試してみたいと思います。その日の気分で、自分にあった方法でコツコツ学んでいけたら良いのですが!

Corpus of Contemporary American English
http://corpus.byu.edu/coca/

Sunday, July 17, 2016

教育者としての医師 (physician as a teacher)

Eng"R"ishmanは医師なので、病院で医師として働いております。あたりまえですよね。しかし大学病院で医師をしている事情もあり教師としても働いております。医学部の学生さん、インターン、研修医、フェロー(後期研修医とでも言いましょうか?)などが僕の生徒に当たります。るわけです。教育はかならずしも講義室の中だけで行われるわけではなく、日常臨床の中でも行われます。ベッドサイドでも、外来でも教育の場は無数にあります。ものを教えるというのは自分の勉強にもなるわけで、実に有難いことです。生徒からの突っ込んだ質問(アメリカ人は容赦無いので)も実に刺激になります。

それにしても英語でものを教える立場になるというのは、自分が学生の時には考えもしてませんでした。アメリカに来た当初は英語をしゃべることさえままならなかったので、教育とかそういう事を考える余裕もなかったです。10年も経つとこうして一通り英語で話せるようになって、偉そうに英語で講義までしているので不思議なものです。

アメリカで医師として働こうとしたきっかけのひとつが、赤津晴子先生の「アメリカの医学教育」を読んだことにあります。ブラウン大学医学での医学教育をご自身の経験を元にお書きになられた本で、読んだ当初大変感銘をうけたものでした。「このような医学教育を自分も受けてみたい」と思ったのも渡米のモチベーションになっております。しかし、まさか自分がこのブラウン大学医学部で教官として働くとは思っても見ませんでした。拙い英語で教えているのにもかかわらず、今年は有難いことにブラウン大学医学部から2つも教育賞を頂いてしまいました。人生とは不思議なものです。

教育者としての医師というのは不思議な存在ですね。もう少し英語が上手になってもっと上手に教えることができたら、というのがEng"R"ishmanの願いです。いまだに発音が悪くて結構聞き返されますから(涙)

Monday, June 27, 2016

Referendum

新聞を読めば、最近はReferendumという言葉がよく目につきます。辞書を紐解けば

an event in which the people of a county, state, etc., vote for or
against a law that deals with a specific issue : a public vote on a
particular issue

http://www.merriam-webster.com/dictionary/referendum

ということで要は「国民投票」ということですことですね。 英国では最近この国民投票によってえらいことが決まって決まったのかなエライコッチャですまさに"Anarchy in the U.K."という感じでしょうか

http://www.economist.com/blogs/bagehot/2016/06/anarchy-uk

そこのあなた、笑ってはいけません。えらいこっちゃ、えらいこっちゃ。

Sunday, June 05, 2016

Zootopia

近所の映画館は「旬を過ぎた」映画を専門に上映しているのですがその代わり実に安い。普通の日でお一人様3ドル、火曜日と木曜日は2ドルという破格の安さです。雨の降る日曜日は映画でも見ましょう、という訳で子供たちを連れDisneyのZootopia (Blue-Rayが数日後に発売予定という実に「旬を過ぎた」映画です)を見に行きました。この映画、特に期待せずに見に行ったぶん、実に楽しめましたし、考えさせられました。



それにしてもDisneyの脚本家たちは凄いですな。子供も大人も楽しめるストーリーをコンスタントに出し続けるのは実に大変だと思うのですが。今回も人種問題やジェンダー問題など難しいテーマを動物に託して実にうまく描き出してました。辛口?のRotten Tomatoesでも98%と高評価ですな。というわけで、家族で(一人でも)見る映画として実におすすめです。


Sunday, May 29, 2016

Love and Mercy

この映画、前々から見ようと思ってまだ見れてません。Rotten Tomatoesでは大分良い評価のようですね。



http://www.rottentomatoes.com/m/love_and_mercy/

ところで、Mercyの定義を英語で説明するとどうなるでしょう。

http://www.merriam-webster.com/dictionary/mercy

調べてみれば、ForgivingとかForbearanceという単語が出てきますね。この映画のサントラはSpotifyで聴くことができるのですが、The Beach BoysのBrian Wilson役のPaul Danoが歌うGod Only Knowsは実に心に響きます。Brian Wilsonさんは現在73歳ですが(もうすぐ74歳を迎えられます)、是非とも幸せで静かな余生を過ごしていただきたいものです。

Saturday, May 21, 2016

トルコの英語教育、ドイツの英語教育

週末、子どもたちを遊ばせている間にパパ友(トルコ出身)と話していたのですが、彼は非常に綺麗な英語を話す(というかほとんどネイティブと見分けがつかない)ので、トルコの英語教育について聞いてみました。まずは発音について、彼は帰国子女なので、ネイティブのような綺麗な英語をしゃべれるそうです。なるほど、それはそれで納得。

トルコの英語教育については、なんでも小学校から週に数時間は英語の授業があり、彼はさらに私立の学校に進んだので、中学から授業は全て英語で行われていたそうです。でも教師はトルコ人なので「トルコなまりの英語喋ってるよ」ということだそうですが、ううむ、なるほど。中学での授業が全て英語ですか・・・それは凄い。小学校から英語の授業が週に数時間あるというのも驚きました。

Eng"R"ishmanは去年、ドイツの医学部で2週間ほど学生相手に教えていたのですが(ちなみに授業はすべて英語)、学生さんは皆きれいな英語をしゃべる。というわけで、学生さんにドイツの英語教育について聞いてみましたが、基本的に中学(ギムナジウム)で英語以外に、フランス語やラテン語などの授業があるそうです。また英語教師は英語圏の留学経験が必要とされる、とのこと。また学生も結構な割合で年単位で英語圏留学をするようです。なるほど、なるほど。お国によって違いはあるものの、英語教育はどの国も熱心ですなあ・・・

Friday, May 20, 2016

英語で教育

普段は砂ネズミのようにニューイングランドの片田舎でひっそりと暮らしているEng"R"ishmanですがたまには良い知らせを受け取ることもあります自分の勤めるブラウン大学医学部内科から教育賞を頂けることになりましたBeckwith Family Award for Outstanding Teachingというものでなんでも学生さんや研修医から投票があったうえでCommitteeの選考の上に選ばれるということで大変有難い名誉なことです記念の盾と賞金まで頂いてしまいました恐縮ですというわけでセレモニーに出かけてきました



なんだか自分のしゃべる英語で、アメリカの医学生や研修医にちゃんとレクチャーが出来て、おまけに教育賞まで受け取ることが出来たというのは実に不思議な感じです。渡米当初は英語で本当に苦労しましたからね(なかなか通じないので、教育とか、そういうこと話している場合じゃなかったです)。教育が評価されたのはもちろん嬉しいのですが、自分の英語がある程度通じるんだ、ということを確認できたのは嬉しかったです。




Sunday, April 24, 2016

ルネサンス

下手の横好きとはよく言ったもので、Eng"R"ishmanは語学の勉強が割りに好きです。英語だけでも苦労しているのに、他の言葉にも手を出そうとしてます。そういえば以前、クチの悪い同僚に「お前は英語に集中しておけ」と言われましたっけ。でも当たってるかも。ガハハ。

さて、語学の勉強は継続が肝と言えましょう。少しずつでも毎日続けるのが好ましい、ということですな。この点もEng"R"ishmanはなかなか出来なくて、しょっちゅう「リマインダー」メールが届くはめになります。ちなみにDuolingoというソフトで勉強していると、「何日間続けられたか」という状況がわかります。Eng"R"ishmanのヒストリーを見ると・・・ううう、とてもお見せできません。

しかし、時々「なるほどね~」と膝を打つことがあります。"naissance"というフランス語の単語を勉強していた時のこと。これは「誕生」を意味するとのこと。そこではっと気が付きました。ひょっとして、これは「ルネサンス」と関係有るのでは?調べてみたら、さもありなん、re + naissance で「再生」「復活」を意味するフランス語だそうです。なるほどね(←というか歴史をもう少しちゃんと勉強しましょうね)。このような新たな発見があると嬉しくなります。これだから語学の勉強はやめられません。(←やめてるがな)

Saturday, March 12, 2016

TとP

渡米して13年近く経ちますが英語に未だに苦労するEng"R"ishmanです。しつこく英語の発音の話を続けます。日本人が苦手とすることで有名な「苦手発音」にRとLが挙げられます。実際僕はスペリングで未だにRとLをよく間違えますし、子供にまで「もうちょっとRとLの発音の練習が必要じゃない?」と言われる始末です。アメリカ生まれの生粋アメリカ人にしてみると「何故こんなにまで違うRとLの発音の違いが日本人にはわからないの?わけわかんね」らしいですが、こっちとしては「本当にRとLってそんなに違うの?からかってるとか、そういうんじゃないよね」という気分です。あまりにも有名で"Lost In Translation"でもでてきましたよね。



というわけで、未だにRとLに苦労するEng"R"ishmanですが(このブログのタイトルもこれにちなんでますが)苦手なのはRとLだけではありません。TとPも発音には苦労する、というか相手に混乱させずに発音するのに苦労します。特に電話が問題。

電話口のオペレーター「お名前のスペルを伺えますか?ファーストネームからよろしくお願いします」
Eng"R"ishman 「了解しました。まずは"Texas"の"T"です」
オペレーター「"Peter"の"P"ですね」
Eng"R"ishman 「・・・いや、"Texas"のTですよ。ほら、オバマの前の大統領、ジョージWのいるアメリカ南部の州、テキサスをご存知ですか?テ・キ・サ・スのT(なんでTexasでPeterとくるかなあ、やれやれ)」
オペレーター「あ~、TexasのTね(この顧客、発音わかりにくいわ、Texasぐらい知ってるよ、やれやれ)」

という状態です。というわけで、僕にはTとPも鬼門なのでした。13年経ってこれですから、RとL、TとPを正しく理解して頂けるのにあと何年かかるのでしょうとがっくりきます。だから、巷にある「聞いているだけで英語がペラペラ」というたぐいの英語教材はまったく信用ができません、というか見るたびに腹がたちます。こちとら13年も毎日のように英語漬けだけど、いまだにペラペラちゃうぞ、どうしてくれんねん!(←自分の努力でなんとかしましょう)

Sunday, January 17, 2016

イギリス英語とアメリカ英語

イギリス英語とアメリカ英語のアクセントの違いについて述べましたが、アメリカの中でも、いや、東海岸でもアクセントには違いがあるようです。ニューヨークとボストン出身者ではアクセントが違うようで、ここまで来ると純ジャパたる自分にはよくわかりません。

面白い動画を見つけたのでご参考までに、この人語学の才能あると思います。


皆様おひさしぶりです。渡米10年以上経つのに英語で苦労するEng"R"ishmanですが、本年も宜しくお願い申し上げます。当ブログをご愛読いただき誠にありがとうございます。今年も英語ネタでしつこく攻めていく予定ですので、覚悟してください。

さて、年末はご多分に漏れず Star Wars Episode VII: The Force Awakens を観てまいりました。感想は巷に溢れているし、ネタバレも注意しないといけないので多くを述べませんが、予想以上に面白くて実に安堵いたしました。映画を見る前にご不安を抱える皆様
、(多分)大丈夫ですのでご安心あれ(笑)

さて、映画を観ていていつも苦労するのが英語の聞き取り。当たり前ですが、字幕などでてきません。今回は主役の一人であるReyを演じるDaisy Ridleyさんの英語に苦労しました。これ、アメリカ英語じゃないよな。イギリス英語だよなあ、と思って調べたらさもありなん、ロンドンご出身でした。



これまでにも英国の俳優のしゃべるセリフの聞き取りには苦労しております。すぐに思いつくのが、007のDaniel Craig、実に聞き取りにくいので映画を観ていてもストーリー進行についていけずさっぱり(←あかんがな)



逆に英国の俳優で聞き取りやすかったのが、Kick Assで主役を演じる Aaron Taylor-Johnsonさんでした。映画の中で聞き取りに苦労することがあまりなかったので、イギリス人だと知ってびっくりしたのですが、あれは映画の舞台(ニューヨークはブルックリン)に合わせてアメリカ英語のアクセントの練習をしていたのだそうです。さもありなん。



というわけで、イギリス英語の聞き取りには未だに苦労しますよ、というお話でした。

Friday, October 23, 2015

聴き放題、視放題

SpotifyやNetflixのような「聴き放題、視放題」のサービスは実に便利で有難いのですが(Mozartの全作品大人買いの必要が無くなっただけでも有難い)、時々お気に入りの曲や映画が突然利用できなくなるのが玉に瑕。具体例ではGouldとBernsteinのBach、ピアノ協奏曲をまとめたアルバム(実に有難い)が突然利用不可になったし、黒澤の映画もネット上で視聴できるのが極端に減りました。また旅行先の国でそのサービスが利用できなくなることがあるので注意が必要。やはりお気に入りはネット上ではなく、手元に持っておく方が吉なのかという気にもなります。というわけで、明日から旅行の国でSpotifyが利用可能かチェックしているのでした←そこかい!

Saturday, September 19, 2015

自動運転

高速道路を長距離運転をするたびに、早く自動運転の時代が来ないかなあ、つくづく思います。運転に必要な時間を他のことに回せたら素晴らしいですよね、緊張もしないで済むし(済むのかな?)。GoogleのDriverless carは有名ですし、すでに公道で実験も大分進んでいるようなのですが、これが一般市民の手に渡るのはいつのことなのでしょう?一部では2020年までには一般化するような記事も書かれておりますが、本当でしょうか?だとすれば素晴らしいことです。

http://www.google.com/selfdrivingcar/

http://www.businessinsider.com/report-10-million-self-driving-cars-will-be-on-the-road-by-2020-2015-5

上の記事にあるように5年後ぐらいには実現していただけたら、と夢想しているのですが!

Sunday, September 13, 2015

Dies Irae

Mad Max: Fury Road の続きです。劇中では音楽も効果的に使われています。特にVerdi の Dies Iraeが使われていたのが印象的でした。なかなかよい曲ですよね、これ。Mozartのレクイエムでも同名の曲がありますが、Verdiの曲も実に印象的です。ところでDies Iraeはラテン語で Day of Wrath つまり怒りの日、と訳されるので Fury Roadにはピッタリの曲かもしれません。








Redeemer, Redemption

さて、当ブログの基本編集方針である英語のお話にもどりましょう。Mad Max: Fury RoadではRedemption (魂の救済)という言葉が非常に印象的であった、という話を以前書いたと思うのですが、ついでに、Redeemという言葉も出てきます。というかRedeemerという単語ですが。Redemptionと合わせキーワードだと思うのでメモ書きをば。

"I am your redeemer. It is by my hand, you will rise from the ashes of this world" とImmortan Joeがしゃべるところですね。「私こそがお前たちの救済者である。我が手によりお前たちはこの灰となった世界から必ずや立ち上がろう (EngRishman 拙訳)」。下のTrailerでもこのセリフが引用されているので、まあ大事なところなのでしょう。

アメリカで生活していてRedeemといえば「クーポンを現金に替える」というシチュエーションで登場することが多いですが ("Redeem your coupon") 実際辞書をひいてみれば「救済する」という意味のほうが上に出てきます。特に The RedeemerとTheがつけば「救済者イエス・キリスト」と対象者がスペシフィックに限定されます。映画も実によい英語の勉強になります。というわけで、Mad Max: Fury Road 実に面白いです←それかい


Tuesday, July 28, 2015

Mad Max: Fury Road とRedemption

アメリカに住んでいて良いことの一つは映画を見るのにあまりお金がかからないことです。近所の映画館は最新の映画は上演していないのですが、「旬を過ぎた」映画を非常に安く上映しています。普段の上演は3ドル、火曜日と木曜日は2ドルという信じられない値段です。Mad Max Fury Roadもさすがに上映から2ヶ月から経ったのでこの映画館で上映が始まりました。おまけに今日は火曜日、というわけでイソイソと観に行ってきました。Dunkin Donutsのアイスコーヒーよりも安い値段で映画が観れる、ちょっと信じられません(素晴らしい!)

さて、この映画ですが、良かった、非常に良かった。これはなんどか見に行くかもしれません。監督のGeorge Millerは70歳だというのにこのような「行っちゃってる」パワフルな映画を創って実に素晴らしいと思いました。良い意味で「狂った」映画ですね。



さて、人物評では映画のヒロイン、Furiosaが実に印象的ですが(主人公のMaxを完全に食っている)主人公のMaxに「お前は何を求ているんだ(EngRishman 訳)」と聞かれ「Redemptionよ」と応えるシーンが特に印象に残りました。 Redemptionは「救済、解放、キリストによる救済」などを意味しますが、彼女がこの映画で述べると短いセリフながら実に重く響きます。これはGeorge Millerが現代の我々に送るメッセージかもしれませんね。我々もこのWaste landたる現代においてRedemptionを求め日々を生きているのかもしれません。

ちなみに脇役的には火炎放射ギターをジャカジャカ鳴らす狂ったパンク野郎 (Coma-Doof Warrierと言うらしいです)がEngRishman的には特にお気に入りでした。彼、大乱闘の真っ最中でMaxにボコボコにされながらもひたすら狂ったようにギターを掻き鳴らすんですよね。その意気や良し!という感じです。ちなみに "What a lovely day!"のNux君も良い感じでした。脇役も非常に立っているこの映画、すごくお勧めです。子どもと一緒にはちょっと観にくいですが。

Sunday, July 26, 2015

Periodic table

死を目前にしたOliver Sacksの素晴らしいエッセーです。NYtimesから。是非お読みくださいませ。

http://www.nytimes.com/2015/07/26/opinion/my-periodic-table.html

Sunday, July 19, 2015

Youtubeとピアノの練習

しつこく趣味の話を続けます。興味のない方には全く興味のない話なので覚悟してください。永らく(30年ほど)中断していたピアノの練習を再開したことは何回か書いたかもしれませんが、最近では本のみならずYoutubeでも練習法が公開されていることがあり、教室に通う時間がない身にとっては大変助かります。この方のInvention No.1の解説も大変素晴らしいと思います。



https://www.youtube.com/watch?v=qw22OjAM3Xk

この方が解説している曲の構成など考えたこともなかったですよ。まさにeye openingといえるでしょう。このような教材が無料で利用できるとは、いやはや、便利な時代です。

Thursday, July 09, 2015

Freedom from what bugs you

通勤途中に目の前の車のキャッチコピーがあまりにも気になったので写真でパチリリンカーンと害虫駆除 (Pest Control) がどう関係あるんだと下を見れば「Freedom from what bugs you」とあり思わず笑ってしまいました



もちろん、bug (名詞:虫)とbug (他動詞 = annoy)をかけてあるのですが Freedom
from...でリンカーンとつながるわけですね、面白い国です。

Sunday, July 05, 2015

鮒、一鉢二鉢

ちょっと調べ物をしていて気づいたのですが、スイスの数学者 Leonhard Eulerとオーストリアの音楽家 Wolfgang
Amadeus Mozartは同時期を生きていたのですね。二人が交差することはあったのでしょうか?Herman Melville と
ジョン万次郎の話をブログで書いた気もしますが、それと並んで気になる話です(気にならないか?)

Leonhard Euler (April 15, 1707 - September 18, 1783)
Wolfgang Amadeus Mozart (January 27, 1756 - December 5, 1791)

ところでオイラー数 Euler's number(オイラーの定数 Euler's constant とは違います、ネイピア数とも言う、ややこしいですね)
e = 2.718281828459045.....

「鮒、一鉢二鉢 一鉢二鉢 至極惜しい」
という語呂合わせがあるのですね。最後がちょっと苦しい気もしますが、面白いですね。

Sunday, June 28, 2015

プラトンの国家編、ギリシャの現在

プラトンの国家編 (The Republic by Plato)
などというと哲学書でとっつきにくいイメージを持たれるかもしれません。僕が読んでいるのは英語版ですが、翻訳が素晴らしく実に読みやすいです。
http://www.amazon.com/Republic-Plato-Second/dp/0465069347


実際に読んでみると哲学書に見られがちなとっつきにくさがなく、実に読みやすい。ソクラテスとその仲間たちの対話をまとめているものなので小説を読むように読み進められます。読んでみてびっくりするのはその当時
(プラトンはBC428-BC348、諸説あり)から非常に高度な文化が発展していたということです。ソクラテスがアテネからピレウスに行った際にお祭りを見学しようという話になりますが、フェスティバルがその当時から普通にあるのもびっくりだし、その当時からお祭りやら、馬に乗ったtorch
raceなんて出てくるのもびっくりです。ま、PlatoのRepublicという著作自体が高度な文化の証明なわけですが。

アテネにせよ、ピレウスにせよ、ギリシャといえば、最近は色々と大変なようですね。6月30日まであと数日ですがどうなるのでしょうね。物事が良い方向に進むことを祈っております。
http://www.theguardian.com/business/live/2015/jun/27/greek-crisis-mps-referendum-tsipras-eurogroup-ministers-live

ニュースを読んでいるとReferendumとかBailoutとか普段使わない単語が出てくるので英語の勉強にもなります、って最後は強引にEngRishmanの基本編集方針(笑)に則ることができましたね。

Wednesday, June 17, 2015

BWV 1052

最近英語のお話から遠ざかって相変わらず趣味の話ばかりしており申し訳ありません、と書きながら性懲りもなくピアノの話を続けます。覚悟してください←おい!

というわけでBWV 1052といえば、はい、もちろんそうです。バッハのピアノ協奏曲1番
ニ短調です(わからんちゅうの)。バッハのピアノ協奏曲は最近のお気に入りで、毎日のように聞いております。もちろんGouldの演奏です。
ニ短調、すなわちD minorというのはモーツアルトもそうですが(そう、そこのお兄さんわかってらっしゃる、モーツアルトのピアノ協奏曲といえばD
minor(つまり20番と24番)が一番っすよ)実に渋い、渋く五臓六腑に染み渡りますなあ、なんのこっちゃ。つまり、実に心に染み渡るということが言いたいのですが。

そういえばこの曲を検索していたらあの「のだめカンタービレ」で登場していたそうですね。ちょっとのだめが演奏するところも聞いてみたかったかも。

Sunday, June 07, 2015

英語の勉強法

アメリカに10年以上滞在し、日常的に英語を使い仕事をしていると、「どのようにして英語を勉強したのですか」という質問をいただくこともあります。本音としては「こっちが勉強法を聞きたいぐらいだよ」というところですが(何と言ってもEngRishmanですから)まあ僕なりに思うところを徒然なるままに書きとどめておきます

(1) Motivationが一番、興味ある分野の文章を英語で読む
(2) 英単語を覚えるのは結構大事。泥臭い作業だけど、じわじわ効いてくる
(3) スクリプトのついたビデオ(最近はYoutubeなどに山のようにありますよね)を見る

ということでしょうか。英文を書くことについてはこっちが聞きたいですよ、本当に。英語で専門分野の教科書かきましたけど、あれは本当にしんどかった・・・

Leonard da Vinci と Michelangelo

ちょうどボストンのMuseum of Fine ArtsでLeonard da
Vinci展をやっていたので観てきたのですが実に面白かった。ちなみに葛飾北斎展も開催されていて、昨今のMFAはお得感満載です。Leonard
da Vinciの作品をMichelangeloの作品と対比して展示していたのですがなかなかおもしろかった。解説を読めばこの二人の大天才は大分性格が違ったようですね。Leonardは自由奔放、Michelangeloは実直で朴訥に仕事を進めるタイプ。同時代に生きた(Leonardのほうが年上)この二人の大天才はお互いをライバルとみなしていて、やはりというか、そりが合わなかったそうです。

http://www.mfa.org/exhibitions/leonardo-da-vinci-and-the-idea-of-beauty

Saturday, June 06, 2015

朝型と夜型

子供の頃から朝型の生活で、目がさめるのは大体朝の4−5時ぐらい、でも夜は眠くてしょうがない、9時ぐらいには寝てしまう、とくに中学生・高校生の頃は早ければ7時ぐらいに寝てしまうので(でも朝3時過ぎに起きていた)友人達を呆れさせていたEngRishmanですが、世の中には朝型の人もいれば、夜型の人もいらっしゃるようです。

僕はGlenn Gouldの弾くBachが大好きで、最近はそればっかり聴いているのですが(あれ、Mozartは?)物の本によればGouldはとんでもない夜型生活の人だったようです。Daily
Ritualsという本をひもとくとGlenn Gouldについては以下の様な記載が見当たります。

Sometimes errands forced him to leave the house earlier, but in
general Gould slept until the late afternoon, often making a few phone
calls to help himself wake up (1)

ということでなんと夕方まで寝て、それから起きて仕事をするというなんだかドラキュラ伯爵のような生活を送られていたようです。夜通し活動して、寝るのは朝の5時から6時頃といいますから、全く昼夜逆転していたわけで、まあ健康的な生活とは言えないでしょう。そのせいかどうかはわかりませんが、50歳の誕生日を迎えた二日後に激しい頭痛を訴えて病院に運ばれ、そのすぐ後に脳梗塞で世を去る(2)ことになります。

(References)
1. Currey, Mason (2013-10-24). Daily Rituals: How Great Minds Make
Time, Find Inspiration, and Get to Work (p. 139). Picador. Kindle
Edition.

2. http://en.wikipedia.org/wiki/Glenn_Gould

Saturday, May 09, 2015

Born To Run, Eat and Run, Scott Jurek

最近読んですっかりはまってしまった本が「Born To Run」です。人類最強の走る民族「タラウマラ族」やウルトラマラソンアスリートを紹介するこの本は、多くの人が激賞するので、僕も重い腰を上げて?読んでみたのですが、出だしは単調で、読み進めるのが苦痛なことといったらありません。ところが中盤辺りから段々と面白くなって最後の方は一気に読みきってしまいました。

http://www.amazon.com/Born-Run-Hidden-Superathletes-Greatest/dp/0307279189/

ところでこの本に登場する「ウルトラマラソンのチャンピョン」ことScott Jurek(Born to Runの後半でタラウマラ族とウルトラマラソンで競争します)ですが、かれもEat and Runという本を出してますね。 ちなみに彼はVegan(厳格な菜食主義)としても有名です。

http://www.amazon.com/Eat-Run-Unlikely-Ultramarathon-Greatness/dp/0544002318/

で、勢いに乗って買ってしまいました。これがまた面白い。しかしここまでくると、アスリートというよりは求道者ですな。なんというか走ることばかりでなく、日常全般が修行僧のような生活です。燃えるような根性で160キロ(誤植じゃなくて、本当に160キロですよ!)を走りぬくJurekも見た目は実にさわやかで、YoutubeなどでInterviewみるとにこやかにに質問に答えてます。求道者というとしかめっ面して苦痛に耐えている、というイメージを勝手に持っていたのですが、案外彼のようなイメージが求道者の本当のところかもしれませんね。

Saturday, April 18, 2015

バッハ、グールド、ブライアン・ウィルソン

皆様お久しぶりです。音楽聴き放題サービス、Spotifyにハマっているのは以前書いたかもしれませんが、Spotifyで相変わらず音楽を聴き漁っております。

最近聞きまくっているのが Glenn GouldによるバッハのKeyboard Concerto。これ、もともとピアノではなくハープシコードで、僕もハープシコードバージョンを記憶しているのですが、Gould のピアノで聴いてびっくり。まるで違う曲のような印象をうけました。で、これが素晴らしい。ハープシコードとは本当に別の曲のようです。Gould が弾くとなんというか「ロックだなあ〜」という印象を持ちます。これMurray Perahiaもピアノで演奏しているのですが、Gouldが弾くときとは大分印象が変わります。彼のMozart Piano Concertoは大好きなんですけどね。





ところで、Spotifyでよく聴いているといえばBeach Boysもそうなのですが、Brian Wilsonの伝記的映画がもうすぐ公開されるそうですね。楽しみです。

Sunday, February 15, 2015

ドイツとアメリカの違い

皆様お久しぶりです。Legal alien in New England な
Eng"R"ishmanですが、ここ2週間ほどドイツに出張にいってました。Tuebingen大学で学生さん相手に集中治療を教えていたのですが、これが良かった。実に良かった。皆さんホスピタリティにあふれているし、Tuebingenという街も実に美しかった。というわけで、ドイツに2週間ほど滞在して気づいたことを徒然なるままに書き連ねていきます。

(1) バスの時間も、電車の時間も恐ろしく正確。日本から来たら特に驚きはないと思いますが、アメリカから来ると驚異的の一言につきます。
(2) スーパーでは買い物袋は買わないといけない。それ以外は自分で持参。最初まごつきました
(3) タバコを吸う人が凄く多い。これは意外でした。学究の街Tuebingenにしてこの状態なので、他の都市は推して知るべしと言うべきでしょうか?
(4) 街中でゴミ箱を探すのに一苦労。これもアメリカから来ると新鮮、というか苦労するポイント
(5) ビールやワインが安い、信じられないほど安い。
(6) 皆WhatsAppで連絡とりあってる。これ、ドイツに来るまで使ったことなかったです。
(7)Spotifyはドイツでも使えるし、皆(少なくとも出張中知り合った人はだいたい)使ってる
(8) 日付の書き順がアメリカと違う。アメリカはMonth-Day-Yearですが、ドイツは(というかヨーロッパは)Day-Month-Year。つまり2-1-2015はアメリカではFebruary
1st, 2015ですが、ドイツならJanuary 2nd, 2015となります。ややこしいですね。
(9)アメリカに比べ、肥満体型のひとを見かける頻度が圧倒的に少ない。やはりアメリカは肥満大国ですね。
(10)病院では医師は日本でもアメリカでも見かけない不思議なタイプの白衣を着てらっしゃる。Matrix
ReloadedのNeoが来ている服の形を白衣に転換したもの、と言えば通じるでしょうか(←通じないって)

というわけで、取り留めもなく書き連ねてみました。

Tuesday, January 27, 2015

Snow Storm Juno

皆様あけましておめでとうございます。ことしもEngRishmanのブログを宜しくお願い申し上げます。年始の最初の記事がブリザードというのもなんですが、とにかくブリザードのお話です。

ニューイングランドの夏は素晴らしいのですが、長く厳しい冬には5年目になっても慣れません。というわけでブリザードの話、日曜日の夕方頃からなんだか「凄いブリザードがやってくる」というニュースがちらほら入るようになり、慌てて水を買いためたり車のガソリンを満タンにしたり、食料を買い込んだりしていたのでした。

果たして天気予報通り月曜日の昼ごろから雪が舞い始め、夕方にはかなり降るようになってきました。天気予報では「記録的大雪になるだろう」とのことで、戦々恐々として眠りについたのでした。こういう時って停電になることがあり、そうなると色々と対策を練らないといけません。仮に停電になっても温めるだけですむようなカレーを大量に作ったり、ご飯を炊きためておきました。万が一2日ほど電気が通じなくてもとりあえず食いつなげるように、という計画です。

これまた予報通り夜中にはまさに「ブリザード」と呼ぶにふさわしい凄まじい吹雪となり夢現になんどか風の音で目が覚めるはめに。朝目が覚めてみたら一面の銀世界、なのはよいのですが、「こりゃ雪かきをしないと・・・」というわけで朝に晩に雪かきをしていたのでした。幸い今までのところ停電にはならず、おかげさめで比較的快適に過ごすことができています。

というわけで、みなさまも雪などには気をつけられながら楽しい冬をお過ごしくださいませ。雪かきって結構体力使いますよね。雪かきしながら食べられうチョコレートバーのようなものを買っておけばよかったとちょっと後悔してます。ま、ともかく、大雪の冬のニューイングランドなのでした。

Wednesday, December 31, 2014

2014年も最後の日となりました

皆様、ご無沙汰しております。今年も英語の勉強に明け暮れたEngRishmanです。今年は英語で教科書も出したので、こうなってくるとEngRishmanとも言ってられません。より一層英語の勉強の大切さが身にしみた一年なのでした。

というわけで今年の英語の勉強で特に印象に残った本・雑誌など

(1) How To Write a Lot
http://www.amazon.com/How-Write-Lot-Practical-Productive/dp/1591477433
Paul Silvaという心理学の先生によるこの本は特に英語の勉強の本ではないのですが、「文章を書く」ということについて活を入れてくれた本なのでした。平易な英語なので是非「文章をかけない」と悩まれている同士はご一読をお勧めします。特に第2章は素晴らしいです。自分の様々な「甘え」をことごとく粉砕してくれます。

(2) New Yorker
http://www.newyorker.com/
月並みなのですが、定期購読している唯一の雑誌なので(ちなみにNew York
Timesは大学職員割引?でただで読めます)やはりよく読みます。素晴らしい記事が多いのですが、わからない単語を引き引き読む辺りがまだまだEngRishmanたる所以です。

(3) The Guardian
http://www.theguardian.com/us
New York Timesもよく読むのですが、今年はイギリスのこの新聞をよく読みました。アメリカとは違った視点の記事があるので結構NYTと比較して読むと面白いです。

(4) Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of and his Years of Pilgrimage
http://www.amazon.com/Colorless-Tsukuru-Tazaki-Years-Pilgrimage/dp/0385352107
これは村上春樹の小説ですが、日本から日本語版取り寄せて読むより安くつくし、簡単に手に入るから、という理由で英語版で読みましたが実に面白かったです。実は村上春樹の小説を英語版で通して読むのは(ねじまき鳥とかも持っているのですが)初めてでした。

というわけで、2015年も英語とはひたすらお付き合いすることになると思います。皆様、ご愛読誠に有難うございました。2015年も宜しくお願い申し上げます。

Sunday, November 23, 2014

書くことの難しさ

最近、英語でかかれた教科書を出版した(というより一部の章を担当させていただいただけですが)のは前回のブログにも書いたとおりですが、これは本当に辛い作業でした。日本語だって書くのに時間がかかるのに、ましてや英語です。しかもEmailなどではなく、ひとつの章をまるまる書くわけで、時間はかかるは、先は見えないわ、エディターの方からせっつかれるわで(スミマセン・・・)これは辛かったです。しかし、私が勝手にWritingの師匠と仰がせて頂いているWilliam Zinsser氏によって書かれた名著"On Writing Well"を読むと勇気づけられます。

Writing is hard work. A clear sentence is no accident. Very few sentences come out right the first time, or even the third time. Remember this in moments of despair. If you find that writing is hard, it's because it it hard.

William Zinsser "On Writing Well"

うーん、師匠、良いことを仰る。本当に、"A clear sentence is no accident" なんですよねえ、それで決めのセリフ"If you find that writing is hard, it's because it is hard."

くーっ!しびれるセリフです。師匠ほどの名文は紡げないものの、コツコツと書きためていきたいものです。

Tuesday, November 18, 2014

Specious Barriers on Writing

文章を書くのは実に辛い作業です。最近も英語で教科書を書かせていただいたのですが、これは本当にきつかったし時間もすごーくかかりました。ところで我が愛読書「How to Write A Lot」by Paul J. Silvia, PhD では「書けないもっともらしい理由 Specious Barriers to write a lot 」をいくつか挙げて、こっぴどくやり込めています。Silvia先生、仰るとおりです。すみません、すみません。


Specious Barrier
"I can't find time to write," also know as "I would write more if I could just find big blocks of time."

(中略).......  Like most false beliefs, this barrier persists because it's comforting.

ちょっと意訳してみますね。
ーーーーーーーーー
もっともらしい障壁
「時間が無いから書けないんだ」もしくは「時間があればもっと書けるのに」

(中略)  多くの間違った思い込み同様、この(もっともらしい)障壁が信じられ続けているのは、こう考えると心地よいからである。
ーーーーーーーーー

ああ、Silvia先生、その通りでございます。すみません、すみません。というわけで、いいわけばかり言ってないで執筆に励みましょう→自分、という記事でした。

Sunday, October 12, 2014

英単語の覚え方

留学して10年以上になるのですが、未だに英単語で四苦八苦しているEngRishmanです。最近では耳から覚えようとCD(というかmp3ですね)から単語を聞くようにしています。目だけではなく、耳から覚えるというのも面白いですね。車の運転中でも勉強できるし、というわけで目標は「New Yorker, New YorkTimesを辞書なしでスラスラ読む」です。でもあれ、難しい単語結構出てくるんですよね〜未だに「スラスラ」読むのからは程遠いです。

単語学習サイトなどもちょっとみてます。クイズやランキングなどあり結構はまってしまいます。いや、ランキングの上下に一喜一憂するという本質から離れたところで時間をつかっております(←あかんがな)

英語単語テスト
http://yasu80.boy.jp/en/menu/rank.pl

Thursday, October 09, 2014

音楽に関して言えば・・

さて、「若い時には見向きもしなかったシリーズ」を続けます。あ、村上春樹は若い時から読み続けているので違いますね。学生の時はクラシックは殆ど聴かなかったのですが、この歳になって実によく聞くようになりました。モーツアルトのピアノ協奏曲、ピアノ・ソナタ、バッハの平均律クラヴィーア曲集などなど。

特にバッハは若い時は「なんだか辛気くさいなあ・・・」と思っていたのですが最近は実によく聴きます。小津映画もそうでしたが、年齢を重ねると好きになるものもあるのだなあ、と感心する次第。

ちなみにこのブログはグールドのPartitasを聴きながら書いております。

Wednesday, October 08, 2014

Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage

こちらは学生の時からかれこれ20年以上読み続けている村上春樹です。はい、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」ですね。実は日本で発売されてからだいぶ経って読みました。日本から取り寄せても良かったのですが、高くつくので(←ケチともいう)今回は英語版が発売になったのをきっかけにKindleでダウンロードして読んでみました。英語で村上春樹を通して読むのは実はこれが初めてですが、割にすんなり読めました。Kindleで長編?小説を読むというのもこれが初めてでした。Kindleというのは今更ですがなかなか便利なDeviceですな。

というわけで感想ですが、実に面白かった。こんなに熱中して読んだのは「ねじまき鳥クロニクル」以来でしょうか?いや、予想以上に面白かったです。この本読んでるとTaciturnという単語が非常に多く出てくるので、今までなかなか覚えられなかったんですがついに覚えちゃいました。英語の勉強にもなりますねって強引に当ブログのテーマに戻ってきましたね。

年をとるとともに・・・

皆様お久しぶりです。

なんだかパッとしないタイトルで申し訳ないですが、この歳になると(って年齢はひ・み・つ)若い時には見向きもしなかったような音楽や映画が実に身にしみるようになります。

さて、最近見た映画で素晴らしかったもの2点を簡単に挙げさせていただきます。

(1) 運動会と赤い金魚
最近非常に深く印象に残ったのが「運動靴と赤い金魚 (英語のタイトルは Children of
Heaven)」です。イランの映画で、確か映画賞をとっているはず(とおもって調べたらモントリオール世界映画祭でグランプリだそうです)。随分前から評判は知ってはいたのですが、見たのは初めてでした。素晴らしかった。実に素晴らしかった。もっと早くに見るべきだった、と後悔するはめに(←いつもこのパターン)。評判度通りに子供たちの演技も素晴らしいのですが、この歳になるとついつい子供たちの父親に感情移入してしまいます。自分だってあのような環境にいれば怒りっぽくなるだろうなあ〜などと思ったりしながら家族と過ごした週末なのでした。子供たちの心あたたまるエピソードのなかに、イランの厳しい現実がさり気なく織り込まれています。この映画にはもう一組、父娘が登場します。ネタバレになるので詳細は省きますが、この親子のやりとりを見ていると実にぐっと来てしまいます。ああ、こういうのは魂を直撃します。歳のせいでしょうか・・・




(2) 秋刀魚の味
こちらはこちらで実に渋い良い映画です。今から50年以上前、1962年に公開になった映画で、ストーリーをWikipediaから拝借すると「妻に先立たれた初老の父親と婚期を迎えた娘との関わりを、娘を嫁がせた父親の「老い」と「孤独」というテーマと共に描かれている。」という渋い設定です。小津安二郎の映画ですが、素晴らしいですね。笠智衆、岩下志麻、佐田啓二(中井貴一氏のお父上なのですね)、東野英治郎など素晴らしい演技に見とれてしまいました。アメリカで生活しているせいでしょうか?小津安二郎の映画がやたらに心に染み入るようになりました。



というわけで、このブログは若い読者のかたもいらっしゃるようなので、「若い時につまんねーな、と思ってもそのうち面白くなる映画もありますよ」というお話でした。

Friday, June 06, 2014

免許の更新

皆様、大分更新があいてしまい申し訳ないです。日記を書いてないわけではなく、最近はDay Oneなどをつかってコツコツと書きためているのですが、ブログとなるとどういうわけか間があいてしまいます。Sustainablility(継続可能性)というのは本当に重要だなあと思う今日このごろのEngRishmanです。

さて、6月となり、免許更新の時期が巡ってまいりました。免許更新とはいっても自動車免許ではなく、ロードアイランド州の医師免許更新です。2年おきに更新しないといけません。手続き上は比較的カンタンで、Websiteで自分の情報をアップデートするだけですのでものの5分もあれば終わります。ただ更新料金は約$1200と非常に高い!病院が後で立て替えてくれてくれるとはいえ、この料金はちょっと・・・ちなみにクレジットカード決済が出来て実に便利(なんのこっちゃ)。

さて、免許更新にはCME (生涯学習: Continuing Medical Education) を40単位取得していることが義務で、まあ、これは最近はUpToDateのCME申請機能を使って実に簡単に取得できるようになりました。ロードアイランド州は2年間で40単位。1単位を1時間の勉強(Continuing Medical Education: 生涯学習) と換算すると2年間で40時間なので、まあこれは本当に「最低限」といったところでしょうか?病院のGrand Roundに一回出ても1単位もらえますし、医学雑誌を読んでいても論文によってはCMEの単位がつくこともあります。まあ、でもUpToDateでCMEが申請できるようになってからはそれほどがつがつしなくなりました。

というわけで、州の医師免許も無事更新が終わったのですが、実は自動車運転免許も更新が必要だったので、DMVに出かけて運転免許も更新してきました。こっちは会場でまつこと3時間、大変でした・・・

Wednesday, March 26, 2014

本物の宇宙飛行士が映画「ゼロ・グラビティ」を史上最高にリアルな宇宙映画だと思う理由

アメリカに来てから数えるほどしか映画館に映画を見に行っておりません。10年間で本当に10本の指に収まるほどでしょうか。平均すると年間1本映画館で映画を見るか見ないかという計算になります。というのも、自宅にいながら映画が割に自由に比較的大画面で見れるようになったからですね。とくにNetflixの出現は強烈でした。定額でオンラインで好きな映画を好きなだけ見ることができ、さらにそれが大画面のHDテレビで自宅でくつろぎながら、となれば映画館まで出向く必要もないというわけです。時間的にも自宅で見るほうがはるかに節約できるー映画館まで出かける時間が勿体ないという理由も大きいです。

ところがです、この「ゼロ・グラビティ(OriginalはGravityというタイトル)」はなんと3回も映画館に足を運んでしまいました。映画館で3Dの大画面でみるこの映画の迫力は凄まじいです。すでに多くの方が書いてらっしゃいますが「映画というより新たな体験」といっても差し支えないかもしれません。まるで、自分が宇宙空間に実際浮かんでるかのような錯覚に陥るのですがこれは凄い。作品賞こそ逃したものの、アカデミー賞を7部門も獲得するのも納得です。



というわけで、ごく自然に起こってくる疑問が「実際の宇宙遊泳と比べてこの映画はどのくらいリアルなのか?」というものです。で、Garrett Reisman という本物の宇宙飛行士の方がこの質問に答えてらっしゃいます。

Reismanさん曰く
"Gravity" is the most realistic space movie ever.
「映画「ゼロ・グラビティ」は宇宙映画史上最高にリアリスティックな映画だね。(拙訳)」

おお〜なるほど、でその理由はというと・・・
I mean, that Clooney guy looks just like me!
「だってさ、ほら、ジョージ・クルーニー演じる宇宙飛行士なんて俺そっくりじゃね?(拙訳)」

・・・・・

そこかい・・・・

というわけで、以降かなり面白い回答となっております。実際Reismanさんがどの程度ジョージ・クルーニーに似ているかはご本人の近影が同じページに掲載されているので、読者の皆様のご判断に委ねたいと思います。僕は見た瞬間に爆笑してしまいましたが(失礼!)冷静に眺めるとジョージ・クルーニーというよりはむしろこちらの方に似ているのではという印象も受けました。

あまりにもしょっちゅう「(本物の宇宙飛行士の目から見て)ゼロ・グラビティってどうよ?」と聞かれるため(Reismanさん自身一日に12回も聞かれたそうです←ほんまかいな)いまやこの質問は宇宙飛行士の間でもっとも忌み嫌われる質問になりつつあるそうです。ちなみに「うんざり度」では「宇宙でどうやってウンチをするの?」という質問を超えたそうで、この人かなり面白いです。

(Reference)
What Does A Real Astronaut Think Of 'Gravity'?
http://www.forbes.com/sites/quora/2013/10/17/what-does-a-real-astronaut-think-of-gravity/

Thursday, March 20, 2014

平均律クラヴィーア曲集

さて、一時はモーツアルトばかり聞いていたEngRishmanですが、最近はバッハばかり聞いております。車の中で最近良く聴くのは平均律クラヴィーア曲集です。自分にとって食べ物に例えるとモーツアルトが豪華なフレンチの肉料理だとしたら、バッハは小松菜のおひたしのような感じ。華やかさはないけれど、しみじみ美味しい。大トロの握りがモーツアルトだとしたら、バッハはコハダだと言えましょう(なんのこっちゃ)

僕は子供の時野菜を食べるのが実に苦手だったのですが、最近はしみじみ美味しいと思えるようになりました。バッハも若い時は「辛気臭い音楽やなあ」と思っていたのですが、最近はしみじみ美味しい、いえ、素晴らしいと思えるようになりました。

でも豪華なフレンチも大トロも凄く美味しいことには変わらず時々食べたいなあ、と思うわけです。そんなに食べれないけど。

Sunday, March 16, 2014

ピアノはボケを防ぐか?

皆様お久しぶりです。心に移り行くよしなしごとを書きつけるEngRishmanですが、今回はピアノとボケ防止のお話。最近ピアノの練習を再開した、というのは時々書き付けておりますが、実際のところ「ピアノを弾くことがボケ防止になるか」を調べてみました。

調べたとは言ってもGoogle Scholarに"Piano Dementia Prevention"と入れただけです。それだけで結果がゾロゾロ出てきました。素晴らしい時代です。

というわけでトップに出てきたのが、おらがすむ田舎 New England のローカル雑誌 (というのは半分冗談で世界トップのメディカルジャーナルです) New England Journal of Medicineに10年ほど前に掲載された論文 (1) です。これをざっと読むと、「楽器を弾くPlaying musical instruments」ことはボケ防止と関連あるようです  Hazard Ration for Dementia 0.31 (95% CI: 0.11-0.90) ←なんじゃこりゃという人は適当に無視してください。要は関連が凄くありそう、ということです。その他にも「ボードゲームで遊ぶ Playing board games」 「読書 Reading」 「ダンスをする Dancing」などが関連しているようですが実に興味深い結果です。他にも「ボケ防止とあまり関係ない 趣味の活動 Leisure Activities」の例も挙げられてますので、興味のある方は是非原文 (特にTable 2) をご参照くださいませ。

というわけで、いちおうエビデンスが見つかってモチベーションがさらに上がり(←よこしまな考え?)るんるんのEngRishmanなのでした。未だにバッハのインベンション13番で苦労しているんですけどね〜(亀の歩み)

(Reference)
1. Verghese J, Lipton RB, Katz MJ, et al. Leisure activities and the risk of dementia in the elderly. The New England journal of medicine 2003;348:2508-16.