Saturday, December 31, 2011

2011年を振り返って

大晦日となりお昼ごはん(焼きそばでした!美味しかった)も食べ終わったのでそろそろ2011年を振り返ってみましょう。

(2011年前半)

なんといっても3月11日の大震災につきるでしょうか。夜中の3時(日本だとちょうど夕方の4時頃)に目が覚めて、メールをチェックして地震が起きたことを知りました。慌てて日本にいる両親の無事を確認したこと(そして電話の繋がりにくかったこと)を覚えております。それから数カ月間は現実感のない時間を過ごしました。数カ月があっという間に過ぎ去ってしまったような、永遠に続いたような不思議な感覚でした。個人的には実にささやかながら大学で寄付を募る活動などに参加させて頂きました。そのとき大学に提案したホームページは今でも少し形は変わりましたが残していただいているようです。ありがたい事です。

(2011年後半)

7月に入りご近所に引越し。1992年の京都への引越しに始まり、人生においてこれが何回目の引越しなのでしょう。7月末から2週間ほど、ほぼ2年半ぶりの日本への帰省。日本の夏を堪能致しました。フェースブックで日本の旧友たちとのつながりが増えた年でもありました。
9月からは学会絡みで忙しい日々が続きました。ハワイでのCHEST 2011 (American College of Chest Physiciansの一年に一回の学会)はそのハイライトと言えるかもしれません。同じく9月ぐらいから、なぜか自分の人生における持ち時間、というものをより強く意識するようになって来ました。11月のSteve Jobsの死去のニュースは非常に衝撃的なものでしたが、自分の持ち時間に対する意識に拍車をかけたように思えます。

良い習慣を身につけて、悪い習慣を断ち切っていく。書いてみると簡単ですがこれは実に難しいですよね。自分の中でいくつも「続けたい、もしくは始めたい良い習慣」があります。同時に「断ち切りたい悪い習慣」も。継続的に運動して、もっと本を読んで文章も書いていかないとなあ、と強く思った次第です。さて、2012年はどのような年になりますやら。皆様新年もよろしくお願い申し上げる次第です。

Museum of Fine Arts, Boston (mfa) 再訪、 もしくはフォントをめぐる冒険

昨日はボストンへ食材の買い出しついでに、Museum of Fine Artsまでいってきました。この美術館好きなんですよね。

ところで、前々から気になっていたのが、展示の説明に使われる文字のフォント(上の写真をご参照ください)、僕はこのフォントが好きで、自分でなにかプリントするときにも使いたいと思っていたのですが、一体全体どのフォントを使っているのか分からない。

という訳で、昨日訪れた際に館員に尋ねてみました。「このフォントって何?」とiPhoneで撮った写真を見せながら、アメリカ流に単刀直入に質問です。流石に、こんな質問をする人は居ないと見えて、美術館員もびっくりした顔で「ちょっと分からないわ〜」という答え。まあ、最初の人で答えが返ってくるとも思っていなかったので、次に移動。

Art of Europeのセクションにいるキュレーターらしき人を捕まえて同じ質問をします。ちょっとこのフォントって何使っているの?「えー、そんなこと考えたこともなかったわ、面白い質問ね。でもわからない・・・」

3人目「ほほう、そんな質問をするとは君はデザイナーか何かかい?」←まともな答えもらえず。

というわけで、誰からも正しい答えはもらえなかったので、家に帰ってマックと(Steve Jobsはフォントにこだわった人らしいですね)にらめっこしながら、一番合いそうなフォントを探します。という訳で、僕なりの結論は

Gill Sans

です。早速Gill Sansを使って色々文字をプリントアウトして見ました。かなり近いと思うのですが、皆様如何お思い?ちなみにネットで検索してみましが流石にこの美術館でどのフォンと使っているかに関してはわかりませんでした。

というわけで、年の瀬とはあまり関係ない話題ですが、今年も最後の日となりました。本年も当ブログをご愛顧頂き誠にありがとうございました。皆様よいお年を!

Wednesday, December 28, 2011

DMV

DMVとかくと「ナンノコッチャ」という方もいらっしゃられるかもしれません。Department of Motor Vehicles つまりアメリカの陸運局のことです。車のレジストレーション関係で、このDMVに行く必要ができたので、昨日重い心を引きずり行って参りました。

なぜ陸運局に重い心を引きずり行かねばならないかというと、だいたい経験的に心躍ることがないんですね。3時間以上待たされた上に、書類が足りないとけんもホロロに突っ返されたこともあります。(ま、こっちも悪いのでしょうが!)ロードアイランド州の陸運局の職員の方々はまだ愛想が良くて(土地柄)非常に助かるのですが、7年住んだ某州(笑)の陸運局は「二度と来るか!」という感じでした。訪れた人でごった返す役所、職員の顔は一斉に暗く、皆が歯痛と頭痛を抱えた上に明日で世界は終わりますと宣告されたような顔をして仕事をしています。当然対応はぶっきらぼう、お前の運転免許証のことなど知ったことかと言わんばかりの対応でPublic Servantsの精神など百万光年彼方です。自由の国アメリカにいて(特にニューヨークにいると、あー言っちゃった(笑)))突然異次元ゾーンに踏み込んだような実に不思議で不快な体験をすることになります。共産圏のお役所に行ったことないけど、おそらくこのような感じでしょうか。なにせ呪われた場所です。

というわけで昨日はご近所に出かけたついでにDMVに立ち寄ります。最初に Check in
Boothというトリアージのような受付で要件を申し上げます。そこのおばちゃんに「あー、それじゃこの書類に記入して待っててね」と言われます。3時間ほど待つことを覚悟しましたが50分ほどで窓口に呼ばれ、事情を説明したら実に愛想の良いおばちゃんの手にかかりスラスラと事が進み、DMVの建物に入ってから1時間半程で全ての過程が終了したのでした。DMVにしてはありえない素晴らしすぎる対応でした。ま、ロードアイランド州はおっとりのんびりで(村社会、という感じが強い土地です)皆気が良い人ばかりなのでDMVも例外で無いということでしょうか。

というわけでDMVで珍しくスムースに事が進みラッキーでした。それにしても某州(笑)のDMVはひどかったなあ・・・某州で不幸にもDMVに関わらざるを得ない皆様、ご健闘をお祈りいたします。

Saturday, December 24, 2011

Merry Christmas and Happy holidays!

皆様良いお年を!本年もEng"R"ishman in New Yorkをご愛顧頂き誠にありがとうございます。ことしも残す所あと1週間なんですね。ビックリ。2011年は激動の年でしたねえ・・・・この時期はこの曲を聞くことにしてます。

Saturday, December 17, 2011

ツリーをたずねて三千里(おおげさ)


クリスマスまであと1週間ということで、毎年恒例のクリスマス・ツリー購入に行って来ました。とはいえ、この時期はもう既に遅すぎると言うか、近所のお店では「ツリー売り切れ」と言われます。クリスマスまであと1週間では遅すぎたか!

その場でiPhoneから近場で売っていそうなお店を検索。いくつかお店に電話するも、多くは留守電。中には留守電のメッセージに「今年のツリーは売り切れました」と入れているところも。やっと一つお店に電話して、「ツリーを売っている」ことを確認できました。車を運転すること30分、ようやくたどり着いたのは巨大ショッピングモール、その名もズバリ" Christmas Tree Shops"です。ところがお店で聞くとなんと「売っているのはプラスチックの木で、本物の生の木は売ってないのよー」とのこと。なんと・・・ぬかったなり。

さて、アメリカ生活も長くなってきたので、こちらもただでは引き下がらず「それでは生の木を売っているお店を教えてくだされ」と食い下がります。お店のおばちゃんはペラペラと道の名前だけ簡単に言ってきまが、それではわかりませんよとiPhoneの地図を見せながら(こういう時に限ってiPad持ってなかった)詳しく場所を聞きます。しつこい顧客にお店のおばちゃんは比較的親切に道順を教えてくれました。ただアメリカでこのような場合に道をきいて、うまくいくかは50/50。おばちゃん、適当なことゆうてないかなあ~、ま、本当にお店があればラッキーやなあ、と車を運転すること10分したら本当に木を売っているお店に辿りつけました。いや、おばちゃん、疑って悪かったです(笑)

愛想の良いお店の兄ちゃんは「OK、どのくらいの大きさの木が欲しいの?」と聞いてきます。「6-7フィートの木を探しているんだけど」と言うと店の一角に案内して木を見せてくれます。気に入った形の木を選ぶとその場でのこぎりで根元をちょっと整えたあと、上の写真のようにネットを掛けて車の屋上にくくりつけてくれました。実に手馴れたものです。ちなみにお値段は$35でした。帰り道は実にスムース。しかし近所でパッと木を買うつもりが結局1時間以上かけるはめになりました。

反省点として、今年は買いに行くのが遅すぎました。来年はもう1週間早く買いに行きましょう、ということで今思いついたのが「ジョン・レノンの命日」である12月8日周辺の週末に買いに行く、というプランです。これならジョンの命日に合わせ忘れず買いにいける?とにもかくにも我が家にもようやくクリスマス・ツリーが登場したのでした。

Project Gutenberg 英語版青空文庫?

皆様、英語学習のお話ついでに、僕のお気に入りサイトを

Project Gutenberg - free ebooks
http://www.gutenberg.org/wiki/Main_Page

これ、古典の多くがただでダウンロード出来るサイトなんです。素晴らしすぎる。このサイト自体はだいぶ前からお世話になっています。例えば哲学でいうと、カントもプラトンもその著作の多く(英語に翻訳されてますが)が電子書籍の形態でダウンロードできます。John
Stuart Millなんかも全部ただ。ありえないサイトです。すごく有名なのでご存じの方も多いかと存じますが、一応忘備録的に上げておきます。

ちなみにAmazonでもこれらの著作の多くがフリーか、すごく安い値段でKindle用にダウンロードできます。カントもプラトンもただでiPadのKindleにダウンロードして読んでおります(誰ですか、読んでるふりじゃん、とか言ってる人は。鋭いぞ(笑))いやはや、すごい時代になったものです。

GoodReader (on iPad)は素晴らしい

iPhone, iPadなど、いわゆるiOS上で動くアプリケーション(コンピュータのプログラムですな)で、最近僕がものすごく気に入っているものにGoodReaderというものがあります。PDFなど文書ファイル(実はそれに限らない)をiPadやiPhoneなどで読むためのアプリケーションです。

GoodReader for iPad for iPad on the iTunes App Store
http://itunes.apple.com/us/app/goodreader-for-ipad/id363448914?mt=8

それで試しにTOEFLの単語帳(たしかこのブログのどかかで12月中に全部覚えると宣言していたような気がするなあ、でも、些細なことは忘れたよ\(^o^)/)をスキャンして、iPadで読んでみたら、あなた、これが素晴らしい。ああ、なぜこれをもっと早くやらなかったのか後悔しきりです。後悔第4弾ですね。素晴らしいのはPDFファイルへのハイライト機能。わからない単語にハイライト(蛍光マーカーで本に線引く感じですね)すると、自動的にまとめを作ってくれる。まとめを見ると、自分のわからない単語が一覧できる上、それをEmailで送ることもできるのです。何より素晴らしいのはこれでいつでもどこでも復習できる。自分にとって不安な単語を閲覧できていつでもそこにジャンプアクセス。素晴らしすぎる!

それにしてもiPhone, iPadを使って(それがなくてもインターネットを使って)英語学習というのは以前に比べてものすごく効率良くできるようになりましたよねえ。若い人が正直羨ましいです。大学生の時にこういう環境があったらなあ。

Friday, December 16, 2011

Kindle (on iPad)は素晴らしい

だいぶ前にiPadへKindleをインストールしていたのですが、あまり使ってませんでした。ふとしたきっかけで最近、今すぐ読みたい本があるので初めてKindleを通じて本を購入してみたのでした。そしたらあなた、これが素晴らしい。素晴らしすぎる。なんでもっと早くから活用してなかったのかと後悔の嵐です。ScanSnap,MacBook Proに続く「もっと早く買って(活用して)おけばよかったという激しい後悔」第3弾ですね。新しもの好きのくせに、こういうの妙にLate adopterなんで、使ったあとで後悔するいつものパターンです。しくしく。

ともあれ、Kindleの何が素晴らしいかというと、

1) 読みたいと思ったときにダウンロードしてすぐ読める。2−3日待つ必要がない(これ結構重要です)
2) 本を同時に何冊も読める。
3) 読みたいときにどこへでも何冊もの本を持ち歩ける。(紙の本ではこれがしにくい)すぐに以前読んでいた箇所にジャンプできる。(「読書のジャンプスタート」(僕の勝手な命名)が可能)
4) ハイライト機能。自分が線を引いた部分にすぐジャンプできる。自分がハイライトした部分を一覧できる。
5) ソーシャルハイライト

などなどです。

特に気に入ったのがハイライト(気になった箇所に線を引くやつですね)、自分がハイライトした箇所をあとからまとめて見返せるし、前にハイライトした部分にすぐジャンプできる。これも以前から知ってはいたのですが、いざ、自分の読みたい本で実行してみるといかに素晴らしいかを実感できます。まさに自分が紙の本を読んでいて「こんなことができたらいいな」と思っていた機能なのでした。それに加え、他人が多くハイライトしている部分も見ることができる。他人の読み方を参照できるのが面白い。これは電子媒体ならではの素晴らしい機能ですよね。

というわけで、Kindleにはまっております。はまったついでにAmazonのKindleストアで本もだいぶ買ってしまったのでまさにAmazon.comの策略にはまったも言えます。でも本当に素晴らしいので興味のある方は是非、一冊気に入った本を購入(もしくはFreeの本もだいぶあるし、サンプルはただでダウンロードできます)して試してみてください。早く日本語の本でもこういうのできたらいいなあ、と強く願う次第です。

【追記】
2012.2.2 若干内容を編集

Wednesday, December 14, 2011

アメリカの歯医者さんから学ぶプロの業

先週のはじめに歯の詰め物がポロッと取れてから1週間、歯医者さん週間とばかりにひたすら歯医者さんに通ってました。すったもんだあった末に最終的にはRoot Canal(歯根神経治療)が必要といわれ、昨日重い心を引きずってRoot Canal専門の歯医者さん (Periodontist)を訪ねて参りました。Root Canalは今まで何度か経験があるのですが、個人的には実に苦手です。麻酔も痛かったし時間もかかるし、口をずっと開けているのも実に苦痛、という訳で歯医者さんに言われるがままに恐怖と闘いながら(←おおげさやなあ)Root Canalの専門家、K先生の門を叩いたのでした。

それがですね、あなた、今回は非常に良かった。まずK先生の説明が実に丁寧。説明が実に丁寧なのは如何に有難いかということを患者の側からシミジミ実感できたのは実に貴重な体験でした。安心するんですね。僕も仕事柄、患者さんやご家族への説明の部分には時間を非常にかけるのですが、これは本当に大事だなあと改めて実感した次第。

それから麻酔が殆ど痛まない。まずゼリー状の局所麻酔を粘膜に塗布してくれるおかげで実際の注射が殆ど痛くない。これは歯医者恐怖症の僕としては実に有難い。Root Canalの麻酔は結構多くの箇所をカバーしないといけないのですが、麻酔の注射も実にじっくりと丁寧に(そして麻酔の途中も実に細かく説明して頂いた)やっていただいたお陰でほとんど痛まない。以前のRoot Canalの麻酔に伴う苦痛は何だったんだという感じです。Root Canalのプロセスの中で麻酔の注射が実は一番苦手だったりするので、殆ど痛まないのは本当に良かったです。これなら毎日Root Canalしてもらってもいいぞ!(←なんだそりゃ)

手技の途中も細かく説明してくれて「あと13分で終わると思います」など予測時間も細かく言ってくれる。でもこの13分で終わることができると予測できるのも凄いですよね。自分の手技をきっちり把握している証拠で実に頼もしい。患者としては実に安心できます。正確に時間測らなかったけれど、だいたいその通りに終わったと思います。Root Canalは今まで非常に苦痛な体験ばかりでしたが、今回は実に楽に過ごせたのでした。というわけでK先生は今までRoot Canalをやっていただいた先生方の中でダントツに一番素晴らしかった。またRoot Canalが必要になったら(なってほしくないけど)絶対にこの先生にと思ったのでした。というわけで今回は「プロの業」について実に色々と勉強させて頂きました。K先生有難う御座います。

Monday, December 12, 2011

Perfecting Your English Pronunciation with DVD [Paperback]

本日家に帰ってきたら大きな郵便が届いており、何かと思いきや、Susanから著書が送られてきたのでした。そういえば、本送りたいから住所教えてくれって言ってたっけ。Susanどうも有難う!(って日本語で言っても伝わらないかもしれないので、本人には先ほどメールで御礼申し上げました)献本御礼です。

Perfecting Your English Pronunciation with DVD (9780071750172): Susan Cameron

Susan Cameronはニューヨーク時代の僕の英語の先生で、主に発音、発声法を習っていたのでした。すごく教え方が上手で彼女に発音を習わなかったら未だに僕の発音はかなりまずいレベルではなかったのではないかと思います。忙しい研修医生活の中で彼女に発音を習う時間はオアシスのようなものでした。あの当時は英語にムチャムチャ苦しんでたからなあ(遠い目)彼女はすごく耳が良くて、僕の発音のどの部分が悪いかを的確に指摘して矯正してくれたのです。ありがたい事この上なし。その腕を買われて彼女は確か細川首相の発音指導も行ってたんじゃなかったかな?彼女が出演した「英語でしゃべらナイト」(NHKにそういう番組ありましたよね、今でもあるのかな?)で確かそう紹介されていました。なんでこんな凄い人に習うことができたか、という話は長くなるので割愛します。

その彼女から今度発音の本を出すから推薦文を書いてくれないか、ということで「そりゃもちろん」と書いたわけでした。手にとってパラパラ見ましたがよさそうな本じゃないですか。DVDもついて非常にお得感がありますね。僕もこれ読んでもう一度発音をブラッシュアップしたいなあ。ともあれSusan出版おめでとうございます!

編集後記:

本の著者紹介欄にちゃんと「1993年に当時の細川護煕首相の国連総会における日本首相として初めての英語でのスピーチに対する指導を行った」って書いてありましたね。

Sunday, December 11, 2011

The 4-Hour Workweek

最近 Timothy Ferrisという人の書いた The 4-hour workweek
という本をiPad上のKindleで読んでいるのですが、これがなかなか面白い。

The 4-Hour Workweek: Escape 9-5, Live Anywhere, and Join the New Rich (Expanded and Updated) (9780307465351): Timothy Ferriss:


この本の存在を始めて知ったのは4年前、渡辺千賀さんのブログから。

On Off and Beyond: 週に4時間だけ働く
http://www.chikawatanabe.com/blog/2007/11/post-3.html

この記事を読むとなんだか「とんでも本」のような気もしてきます。一般的にこの手の本はちょっとまゆにつばをつけながらあ読むのが良いスタンスだとも思いますが、実際手にとって読んでみるとなかなか良いことも書いてるじゃないですか。いや、先入観を捨てて実際に読んでみるもんですね(とはいっても実はアマゾンのレビューが無茶苦茶よかったから興味が出ただけなんですが、わははは←結局先入観あるやん)要はいかに時間あたりのproductivityを上げて、自由な時間を生み出し、それによって自分のより望む形の生活を送るかについて書いてる本で、テーマ自体ははよくありますね。ただユニークなのはその切り込み方と具体的な方法でしょうね。自分がこの通りに生きるのは不可能だけど(だって1日で12時間働いているもんね、4hourならぬ、The 84-hour workweek という本だったら書けるぞ(笑)売れないだろうけれど。) タイムマネジメントについて非常に考えさせられる本でした。

それにしても興味がつきないのは、渡辺千賀さんのブログでも紹介あった、バンガロールのバーチャルアシスタント。あれ雇って嫁さんに怒られたらバンガロールからスカイプで対応してもらおうかしらん。「奥様のお腹立ちももっともなことですが、今回のご主人に関する案件はこの私が対応させて頂きます」とかね。僕自身よりよっぽど丁寧に対応してくれそうな気もしますが、なんだか火に油を注ぎそうな気もするので善良な市民であるところの皆様は本気にしないでくださいね(笑)

Saturday, December 10, 2011

沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満つるが如し

セネカを読んでいて思い出したのですが、吉田兼好先生も「徒然草」にて「人生の短さについて」語ってらっしゃいますね。155段です。インターネットはこういう調べ物のときに便利ですよね「確か徒然草にも・・・」というときにささっと検索できますもんね。僕は兼好先生ゆかりの地に住んでいたことがあるので(京都で学生してました)徒然草には非常に親近感がわきます。それでは徒然草百五十五段からです。

「死は、前よりしも来らず。かねて後に迫れり。人皆死ある事を知りて、待つことしかも急ならざるに、覚えずして来る。沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満つるが如し。」

いいですねえ、こういうフレーズ。「沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満つるが如し。」ちなみにこれ英語に訳したらどう訳せますかねえ?と、英語ネタに強引にもってきたところで皆様よい週末を!

人生の短さについて


人生の短さについて

「しかし、われわれは短い時間をもっているのではなく、実はその多くを浪費しているのである。人生は十分に長く、その全体が有効に費やされるのであれば、最も偉大なことをも完成できるほど豊富に与えられている。けれでも放蕩や怠惰のなかに消えてなくなるとか、どんな良いことのためにも使われないならば、結局最後になって否応なしに気付かされることは、今まで消え去っているとは思わなかった人生が最早すでに過ぎ去っていることである。全くその通りである。われわれは短い人生を受けているのではなく、われわれがそれを短くしているのである。」

セネカ「人生の短さについて」 岩波文庫

ああ・・・セネカ先生、その通りでごぜえます。反省・・・


The Canadian Solution


昨日は新しい単語、Dubyaについて勉強しましたね。皆さん、しっかり復習しましたか?(←なわきゃねーだろ)というわけで、この話題の続き。選挙の結果に絶望された皆様にはカナダ移住のプランもありますよ、というTimeOut New Yorkの目次。これをみてゲラゲラ笑っていたのはもう7年も前の話なのですね。そういえば最近めっきり登場して来ませんね、彼。まああまり見たいとも思わないけど。

Friday, December 09, 2011

Dubya

今週は開いている時間を見つけてせっせと書類を整理しております。まあ、いらない書類を山ほど溜め込んでいること。せっかく紙撲滅のためにスキャナー買ったのに、これではあかんとセッセとスキャンしたり、スキャンもせずに書類を捨てております。さて、整理の途中で懐かしい雑誌に出会い、そのまま整理整頓はそっちのけで読みふけってしまううのは世の常ですよね(え?お前だけだって?)なんと7年前のTimeOut New Yorkを見つけて思わず爆笑してしまいました。特集は「選挙後のうつをいかに克服するかーその43の方法(カナダがこんなに素晴らしく見えることもない・・・)」7年前の選挙といえば・・・おわかりですよね。というわけで記事を読んでいると久しぶりにDubyaという単語を目にしました。カナダに移住する方法も解説してますね。ナルホド・・・

Dubyaって何?という方に丁寧な説明が乗っている箇所を見つけました。ご参考までに
http://www.urbandictionary.com/define.php?term=dubya























というわけで、この雑誌も記念にスキャンしてしまいました。暇やなあ・・・自分。

Tuesday, December 06, 2011

昨日はモーツアルトの命日だったのですね

なんだかやたらレクイエムを聞きたくなった昨日、12月5日は実はモーツアルトの命日だったのですね。ネットでレクイエムについて調べていたら偶然発見しました。びっくり、こういうことってあるんですね。シンクロニシティーというのでしょうか?それとも実は無意識のうちに命日を覚えていて、知らぬ合間に影響を受けていたとか。ま、いずれにせよ実に不思議な感じが致しました。

それとは全然関係ないですが(いや、関係ある?)、「浪速のモーツアルト」ことキダ・タロー氏の誕生は今日12月6日でした。はい。昨日はレクイエムを存分に聴いてモーツアルトに思いを馳せましたが、果たして我が無意識に影響され今日は猛烈にキダ・タロー氏の曲が聴きたくなったかというとそんなことは全然ありませんでした(笑)

ともあれ、キダ・タローさん誕生日おめでとうございます。ついでにキダ・タロー氏作曲のこの曲を引用させて頂きます。

Monday, December 05, 2011

またかよ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが

またかよ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、しつこく続けますよ。はい、モーツアルトの話ですね。


ここ数日なぜかレクイエムが非常に聴きたくなったので、昨日仕事が終わってから早速聴いておりました。やばい・・・聞き惚れて全く仕事になりませんがな。実はレクイエム、僕は学生の時にザルツブルグで(はい、あの「ザルツブルグ音楽祭」です)生の演奏聞いているんですよね。あれよかったなあ・・・

Karl Bohm によるRequiem 音楽は1:02位から始まります。

The Life Reports II - NYTimes.com

ニューヨーク・タイムズは英語の勉強のためになるべく読むようにしています。残念ながら現在は有料になってしまいましたが(それでも無料で読める記事も多いです)クオリティの高い記事が多く、非常に勉強になりますしお金を払う価値はあると思ってます。人気のある記事から自分の興味似合いそうなものをピックアップして読んでいるのですが、以下の記事も面白い。人生を幾つかの章に分けるという考え方はヒンズー教の四住期を思い起こさせますね。さて、自分はどの「四住期」にいるのでしょうか?以下は自分が英語でつけたコメントです。

I find this article very interesting, especially the section mentioning about dividing your life into chapters, which also reminds me of the 4 Stages of Life in Hinduism. Which stage am I in right now? The Life Reports II - NYTimes.com:

'via Blog this'

Sunday, December 04, 2011

早寝早起きについて

ようやく一週間のこもり生活が終わりました。基本的に朝7時に働き始めてのんびりする時間が無いので疲れます。修行僧のような気分ですが、僕のアメリカ師匠は朝の5時前に病院にきてました。未だにあれは真似できません。通勤に1時間はかかっていたはずだから一体何時に起きていたのやらです。早寝早起きとはあのような生活を言うのですね。朝5時前に起きることすら難しいんだけどな。

Friday, November 25, 2011

今年もその季節が・・・

皆様、
最後にこのブログを書いてからなんと1っヶ月以上もたってしまいました。「忙しい」という言い訳に負けてブログが更新できていませんでした。なんという事でしょう、毎日書く予定だったのに(←ほんまか!)・・・反省。

時間をマネージするというのはなんと難しいことでしょう。今日も溜まった書類仕事を片付けていく所存です。ああ・・・

Thursday, October 20, 2011

明日からハワイ

皆様、お久しぶりです。もっと頻繁にブログもアップしたいのですが忙しさを言い訳に出来てませんね。ここ10日ほど、ずっと仕事場にこもる生活が続いておりました。

さて、明日から学会でハワイです。学会でハワイ?ほんまか?と訝る向きもあるかもしれませんが、本当なんですって。American College of Chest PhysiciansのAnnual Meeting, CHEST 2011です。毎年この学会だけは外さないように行っているので今年もいけることになり非常に嬉しいです。

でもハワイって東海岸からだとすごく時間かかるんですよ。移動だけで一仕事、ふう。

Sunday, October 09, 2011

Rest In Peace, Steve Jobs


水曜日の東海岸で夜に、アップル社の元CEO、スティーブ・ジョブスが亡くなったという衝撃的なニュースが舞い込んできました。アップル社のホームページを見て、半ば信じられない思いでTwitterをチェックすると、ものすごい数のツイートが流れており、やはり本当の話だと信じることができるようになってきました。アップル社のホームページには、彼の写真と「Steve Jobs 1955-2011」とだけ短く書かれてます。いたってシンプルですが、それだけになんだかショッキングで 1955-2011 という数字に、時代の一区切りを突きつけられたように感じました。

すこしEngRishmanのメインテーマ(そんなのあったっけ?)から外れますが少し彼やアップルに関する思い出話をさせてください。僕が初めてアップルの製品に触れたのが1984?1985年。触れたのは初代マッキントッシュ、中学生の時友達のうちで触らせてもらったのが初めてでした。その使いやすさに衝撃を受けたのを覚えています。当時のアップル社の製品は「パソコン会のポルシェ」等と言われるほど高価で、子供にはもちろん手が出る製品ではなく、当然自分で買うことはできませんでした。彼がアップルを追放されてNeXT社を立ち上げ、「凄いコンピューターを作るぞ」と気炎を上げていたのがその数年後。まだその「凄いパソコン」が発表される前で、パソコン雑誌に「またジョブスが大口叩いているよ」といった感じの記事が書かれ、「ふーん、そういう人なんだ」と感じたのを今でも覚えています。

そのNeXT社のコンピュータが発表されると僕はそのOSやスペックに興奮しました。「なんてすごいシステムなんだ、是非触ってみたい」、でもこのコンピュータは「ワークステーション」というパソコンの親玉のようなものすごい高価な代物で、とても学生が個人的に手に入れられるものではなかったです。いつか触ってみたいと思っていたのですが、結局触れられずじまい。NeXTStepのような凄いOSが一般の手に入るようになればよい、とずっと思っていた頃アップルによるNeXT社の買収の発表です。NeXT社のホームページにいくと、アップルと1つになるというアナウンスがトップページに掲載され、すごく興奮した記憶があります。その頃からスティーブ・ジョブスの才能に非常に興味をもつようになって来ました。ただ自分でMacを手にするのはずっとあと。研修医になった頃iMacが発表になったのですが、マックはまだ本流というには程遠く、僕自身もずっとWindowsマシンを使っていました。

初めてアップルの製品を手にしたのがアメリカで研修医をしていたころ、御多分にもれずiPodでした。初めて手に入れたアップル社の製品です。これにはすっかりハマリ、そこからフェローの時にiPhoneを購入、さらにMacBook Proと続き、遂に初めて「マック」を手に入れたのでした。初めてマッキントッシュに触れてから実に25年以上経っておりました。買ってしばらくして激しく後悔しました。「なぜもっと早くにマックを買わなかったのか」と。今年に入りiPadを手に入れ、気がつけば周りはすっかりアップル社の製品であふれていたのでした。その中でジョブスは既に生きながらに伝説となっていった気がします。こういった人物につきものの「パロディサイト」も話題になりました(ちなみに僕はこのサイトの大ファン)そして彼の健康問題が次第に大きく話題になり、ついに今年8月に衝撃的な発表。あの発表を聞いて、いつかはこの日が来ると思っていたのですが、実際に目にするとショックです。

Rest in Peace, Steve Jobs

もうすぐハワイ

今週はなんといってもSteve Jobsの死去が大きなニュースでした。また折を見て彼については書きたいと思います。ハワイ行きもあと2週間を切って参りました。Twitterなどで情報収集を始めましたが、こうして旅の前に色々準備するのが旅の最大の楽しみの一つかもしれませんね。ホテルと飛行機は抑えたので、あとはレンタカー。とにかくホテルに着くまでをスムーズにしておくのがコツかなあ、と思ったりして。コツという程でもないですが。

大きな課題は旅行中の食事。でもハワイに関してはあまり心配しておりません、というか凄く楽しみかも。スーパーとかにマグロのづけ(Ahi Poke)が安く大量においてあって、その場で丼を注文したり出来る(これはマウイでの話。オアフでもそうであることを願う)ーアメリカ在住が長い身にとっては天国のような場所です。と旅のことばかり考えていますが、その前に仕事をちゃんと済ませておかないと。秋から冬は忙しいです。

Tuesday, October 04, 2011

出張シリーズ読み物「はじめてのシカゴ」

皆様、シカゴへの出張から戻り、怒涛の7日間連続夜勤を終えたので出張をまとめてみようと思います。今回はAmerican College of Chest Physicians (ACCP)主催の集中治療医の為の超音波コースにFacultyとして招かれたのでノコノコ出かけていったわけです。シカゴは初めてだったので非常に楽しみでした。オラが街空港からシカゴまでは飛行機で2時間ちょっと。あっという間です。シカゴといえば高層ビル立ち並ぶ街並みで有名ですよね。例えば、下のような写真。


シカゴの夜景。ちなみにこれはFlickrに誰かが投稿されていた写真を使わせて頂きました。
http://www.flickr.com/photos/good_day/71444546/

ところが空港に降り立ち、タクシーに揺られること20分ばかりして到着した場所には以下のような風景が広がっていたのでした。自分の中で微かな疑問が沸々と沸き上がってきたのはしばらくしてからでした。



ふう・・・これがシカゴか・・・。ん、何かがおかしい?
続く(かもしれない)

Saturday, October 01, 2011

The Beach Boys - Wouldn't It Be Nice

ご無沙汰しております。シカゴの出張から帰ってきてまもなく、怒涛の(注:自社比)7日間連続夜勤です。9月は忙しい月なのですが、10月も学会があるので忙しいです。月曜日までちょっと休む間がありません。ぜいぜい。忙しい合間に音楽を聞いて和んでいるのですが、久しぶりにBeach Boys のWouldn't it be niceを聞いております。聞いているうちになんだかすごくしんみりしてきました。学生時代より、今聞くほうがこの曲はずっと心にしみてきます。そういう曲ってありますよね。モーツアルトも仕事を始めてからのほうがずっと体にしみるようになって来ました。年を取るのも悪くないこともありますね。

Wednesday, September 21, 2011

はじめてのシカゴ

皆様、怒涛の一週間(注:自社比)が終わったかと思ったらこんどはシカゴに出張です。何故シカゴに居るかというと、American College of Chest Physician (ACCP)主催の超音波のレクチャーに来ているからなんですね。

http://www.chestnet.org/accp/events/focused-pleural-and-vascular-ultrasound-0

上の写真は「どや顔」しながら超音波教えてる僕の写真。なんだかすっかりACCPの宣伝に使われてます。Critical Care における超音波診断は僕の専門といってもまあ良いと思うのですが、まだまだ勉強することが沢山あります。講師として参加する人間の多くは友人達。そしてアメリカ師匠のM先生。超音波を教えるのは凄く楽しいですが、苦楽をこれまで共にし、別々の地で集中治療という同じ道を歩む友人達に再開できるのはやっぱり格別ですね。師匠にお聞きする質問も貯めこんでます。

Saturday, September 17, 2011

ボストンにて内田宗志先生にお会いする



木曜日の夜はボストンにて、世界をとびまわり活躍中の整形外科医、内田宗志先生にお会いしてきました。産業医科大学の准教授であり、関節鏡の大権威、世界をまたに活躍されている凄い先生で、4月からの海外出張は50日を超えるそうです。ひえええー、凄すぎる。ニューイングランドの片田舎でプレーリードッグのようにひっそりくらしているEngRishmanとはえらい違いですが、どういうわけかお知り合いになれたのでボストンまで出かけて行きました。お会いしたら想像通りのエネルギーに溢れる非常に快活な素晴らしい方で、非常に楽しい時間を過ごさせて頂きました。ご自身の分野に掛ける情熱が尋常でない。ご出身の九州の熱い血を感じました。偉い人は違うなあ・・・

外科の真剣勝負の世界はやはり凄いですね。僕も見習わないといけません。なんといっても根性なしでは自信がありますから(←おい!)先ほど内田先生のブログをのぞかせていただいたら、なんだか過分なお言葉をいただいてしまい、別の人のことをかかれているようで恐縮するばかりです。それにしても留学時の英語の苦労というのは盛り上がる話題ですよね。僕はなんといっても英語の苦労ネタだけでこのブログやっているようなものです。とにもかくにも内田先生本当に有難うございました。

【上の写真は左から、内田先生のご後輩の宇都宮啓先生、Mitekの伊藤さん、内田宗志先生、僕】

Monday, September 12, 2011

9月10月は忙しい。

今週はずっとICUにこもる日々なので、忙しいです。日中の業務を何とかこなすだけで一日が終わってしまうので、意識的に時間を管理して行かないとなかなか勉強の時間が取れません。偉い人を見習ってもっと早起きしましょうか?

アメリカでは研修医マッチングのためのインタビュー時期に突入しつつあるので、こちらもそれにあわせて更に仕事が増える時期になってきました。そうこうしているうちに季節は秋。今週終わったら来週は某学会関連の出張。来月はさらに一年に一度の大きな学会に出席する予定なので9月10月は忙しいですね。

Saturday, September 10, 2011

Back to school

子供たちの学校が始まりました。ご存知のようにアメリカは9月が新学期。日本の4月から始まる新学期に慣れていると妙な感じもしますが、長ーい夏休み(3ヶ月近く!)のあとで新学期が始まるのは理にかなっている様な気もしますね。

Back to School というわけで、EngRishmanも自分の英語学校を再開です。もっとも教師(自分)は生徒(自分)が宿題をさぼっても、登校拒否を起こしても、全く意に介さないようで実に便利な反面進捗状況は遅々としてます。8年経ってもTOEFLの英単語覚えきれていない・・・ってあかんがな!というわけで、今年中にTOEFL(例の有名な単語本ですね)のRank4までおぼえちゃおう!と頑張る予定です。どうなることやら・・・

今覚えようとしているのは
dissertation
treatise
thesis
(全部Synonymです)

覚えにくいのはトラウマでもあるからでしょうかってね、ははは。

Friday, September 09, 2011

自宅を見張りたい人には

ご存知?David Pogueによる新製品のレビュー。この人の書く文章は実に面白い。

iZon Webcam Sees a Lot, but Misses a Little - NYTimes.com:

 例えばこの書き出し。
Consumer tech is filled with enduring mysteries.
Why is Wi-Fi free at cheap hotels, but $14 a night at expensive ones? Why can’t you make a call even when your cellphone shows four bars? Why do well-known companies send out unsolicited spam, knowing full well their customers will hate them for it?


これ、アメリカに住んでいると実に「あるある」なネタばかりなんですねえ。最後に爆笑したのが、この最後の文章。
Next time, maybe somebody should do a little Stem-sell research.
Stem-sell と Stem-cell をかけているわけですが、これがなぜ面白いかは、本文をお読み下さい。

Thursday, September 08, 2011

Zagat rated Google!

これは期待してしまいますね!
グーグルによるZagatの買収。Google Mapなどが更に便利になりそうです。どんなサービスになるのか、いまからワクワクしてしまいます。Google Mapと連動したサービスが無料で利用できるようになれば、すごく便利になるなあ、とZagatファンとしては熱く期待してしまったのでした。





















ちなみにZagatのホームページに行ったらこんな画面になっておりました。全部満点、面白い。

http://www.zagat.com/

【シリーズ(になるかもしれない)】日本にはあまねく存在するがアメリカにはないもの

日本にはまずあるのに、アメリカではまず見かけない、水まわりの用品とはなんでしょう。はい!そこのあなた!正解です。

ウオッシュレット

そうなんです。どういうわけか、アメリカではウオッシュレットが全く普及していません。正確にはニューヨークにはあるらしいのですが、僕は見かけたことがありません。友人のブログを読んでいたらウオッシュレットを話題にしていて、なぜか僕の中で猛烈に欲しいアイテムになってきました。というけで早速調査しました。

http://www.totousa.com/Washlet/TryaWashlet.aspx

これを見ると、ニューヨークの日本料理屋さんに割に配備されているみたいですね。全く知らなかった。あんな最高に素晴らしい物が理解されないはずもないのですが、寿司と同じでアメリカでの普及には時間がかかるのでしょうか。ちなみに日本に滞在するアメリカ人はウオッシュレットに出会うと感激するようです。そらそうでしょう。

TOTOもニューヨークに進出しているので、普及に本当に期待してます。アメリカではトイレとお風呂が同じスペースにあることが多いので、漏電などの問題もあるのでは、とは友人の弁。確かにアメリカ独自の理由で普及には色々課題があるかもしれません。しかし、ウオッシュレットの話をしていたら猛烈に欲しくなり、TOTO USAに電話までかけてしまいました。こういうことになると何故か行動の早くなるEngRishmanです。カスタマーサービスによると公式価格はS300で1300ドルぐらいだそうです。日本はもう少し安い製品が普及しているようですね。

http://www.totousa.com/Washlet/WashletS300.aspx

アメリカの生活で一番不満なことの一つが水まわり。お風呂(あの浅い浴槽!)やトイレはかなりストレスたまります。ウオッシュレットがあればQOLが改善するかもとちょっとわくわくしたのでした。


Wednesday, September 07, 2011

日々の記録をしっかりつける

ふう~、ようやく某学会への某申請の手続き終了。正確にはあといくつか書類が必要なのですが、とりあえず大まかなところは一段落しました。やれやれ。

痛感したのは、日々の行動記録が実に大切だなあ、ということ。細かい日付とか、あとで結構忘れちゃうし、いざ確認するとなると結構めんどくさいことが多いです。というわけで、これからは記録をしっかりつけるぞ!と思い立ったEngRishmanですが、「喉元すぎれば」なんとやらが得意技だったりもします。

Tuesday, September 06, 2011

日々の記録は大事だなあ・・・

某学会へ某申請をするために、書類の準備をしています。具体的には履歴書(Curriculum Vitae: CV)を学会の所定の基準に沿って編集しなおしているのですが、これがめんどくさい。CV自体はしょっちゅう利用するので、まめに更新していたつもりなのですが、指定のフォーマットに書き直すというのは意外と面倒くさいなあ、と思った次第です。予期せぬことを聞かれたりして、昔の情報をひっくり返すハメになることも。

それにしても日々の活動をきちんと記録しておくのはすごく大事だなあ、と思いました。ちゃんと日々の活動を記録していないと僕のように段ボールひっくり返して、「えーっと、あのときの発表の情報は」なんてやるハメになるので、お若い方は(ぼくも気持ちはまだまだ若いつもりですが!)ご参考になさってくださいな。というお話でした。

留学して気づいたことの一つに、まめに自分の活動記録をアップデートするのが大事、ということが挙げられます。もちろん日本で気づけばベストなのですが、アメリカでは定期的に細かく根掘り葉掘り聞かれるので、さすがにものぐさな僕でもアップデートをせざるを得ない。その過程で自分の活動を定期的に見直すのは面倒くさいけど、そこから得ることが多いですね。

このブログはものぐさな僕にしてはなんと5年も(メーリングリストから数えると8年たちました。びっくり)続いている日記のようなものなので、貴重な記録になっています。

アメリカの郵便事情

え?こんな状況になっていたのですか?全然知らんかった。

In E-Mail Age, Postal Service Struggles to Avoid a Default - NYTimes.com

えらいこっちゃ。お読みになれば分かると思うのですが、United States Postal Serviceは財政破綻直前の相当まずい状況にあるみたいですね。でもよくよく考えてみれば、このEmailの時代に紙の郵便が苦境を強いられているのは当然といえば当然なのかも。

アメリカの郵便は日本のそれからは想像できないぐらいにサービス悪いです。遅いし不正確。窓口のサービスは「良ければラッキー」という程度。自宅にはよく宛先の違う郵便物が入っています。だからFedexのようなサービスがはやるのでしょう。ただ、郵便というサービスが国から消えてしまうのはやはり困っちゃいますよね。これからどうなることやら・・・

Monday, September 05, 2011

Labor day

週末も夜勤(当直)が続いているEngRishmanです。朝眠い目をこすりながら車を運転して帰ります。今日は月曜日ですが、アメリカはLabor
Dayでお休み。でも僕はしっかり仕事があります。先週末もそうだったような・・・休日のがらがらにすいた道路を運転して帰るのは気持ちがいいです。アメリカ人にとってLabor
Dayは夏の終わりを告げる休日のようで、これから短い秋の到来です。

Sunday, September 04, 2011

いつの間にか週末・・・

先週末も仕事をしていたEngRishmanですが、今週末も仕事ですよ。それにしてもハリケーン・アイリーンが来ていたのは先週です。もう一週間も経つのですね、あっという間です。人生も気づいてみたら週末になっている、なんてことがないように今のうちにしっかり生きていこうと思います。

Monday, August 29, 2011

ハリケーン・アイリーンの週末

皆様 ご無沙汰しております。ハリケーン・アイリーンが過ぎ去って台風一過の素晴らしい天気が広がっているニューイングランドから残暑お見舞い申し上げます。さて、このハリケーン・アイリーン、大分大きく報道されていたようで、日本の皆様からも大分ご心配の連絡を頂き感謝しております。僕はこのハリケーン週末を主に病院で過ごしておりました。本格的な到来は日曜日、同僚たちと「万が一通勤できなかった時のカバープラン」を話し合います。お互いに天候が悪すぎて通勤の安全が確保できない場合は、その時働いているものが次のシフトも続けて働く、ということにしました。

さいわい、アイリーンも当初の予想ほどの暴風雨をもたらすことなく、お互いちゃんと出勤して仕事を続けることができたのでスケジュール通りの勤務でした。昨晩帰るときは気づかなかったのですが、今朝ドライブしてみたらあちこちで木が倒れている。中には根こそぎ倒れている木も見かけます。思いの外大したことなかったと思いきや、やはり大したことはあったみたいで停電もだいぶ広がったようです。我が家は停電を免れ、普段とそれほど変わらぬ生活を送ることができたのでやれやれでした。

Wednesday, August 24, 2011

Unfortunately, that day has come

Apple - Press Info - Letter from Steve Jobs

上記リンクからの引用です。全文はどうかリンク先でご確認ください。

To the Apple Board of Directors and the Apple Community: 
 I have always said if there ever came a day when I could no longer meet my duties and expectations as Apple’s CEO, I would be the first to let you know. Unfortunately, that day has come.
 I hereby resign as CEO of Apple. I would like to serve, if the Board sees fit, as Chairman of the Board, director and Apple employee. 

というSteve Jobsのレターでした。仕事から帰ってNYTを読んで彼の辞任を知ったのですが、この日が来るとはわかっていても、実際にその記事を目にするとやはり衝撃です。今は「有難う」という言葉しか思い浮かびません。思えば中学生の時に始めて目にした初代Macに衝撃を受けてから四半世紀以上経っているわけで、こうして時代はうつろいゆくわけですね。 'via Blog this'

Tuesday, August 23, 2011

英語リハビリ、その後

英語のリハビリ状況ですが、当直すること数回を経て、ほぼ戻ってきた感じがあります。特に口の中で舌がもつれる感じはほぼなくなったかな?(注:自社比です)アメリカに帰ってから1週間から10日はかかったことになります。日本に帰省したときに如何に英語力の低下を防ぐかは今後も大きなテーマとなりそうです。

Monday, August 22, 2011

Skitch



EvernoteがSkitchというお絵かきソフトを作っている会社を買収したお陰で、このソフトがただになりましたね。早速ダウンロードして使ってみました。こういうスナップショットが簡単に作れます。良さそうですね。もうちょっと勉強してみようかな。

一年以上経ちました・・・

マック (MacBook Pro) を使い始めて、もう1年以上経ちました。最初の1ヶ月ほど(とくに最初の一週間)は若干の戸惑いもありましたが、これは本当に素晴らしいマシンです。マック青葉マーク者として発言させてもらうと、Windowsからスムースに移るこつは、マックに特有のキーボードショートカットを早めに覚えることにあるんじゃないかと思います。これがまた便利で、いまではWindowsに戻ることがちょっと考えられないぐらいです。いや、デスクトップは未だにWindowsで細々と使っては居るんですが。

一番良いのは・・・

今日も当直明けで朝を迎えます。同僚にサインアウトし、Medical Record部署でちょっと書類作業してからおうちに帰ります。例によってNPRラジオ聞きながらドライブ。今日はリビアの話題一色でした。ふむ。昨日喫茶店に教科書忘れたので取りに戻ると、ちゃんととっててくれた。よかった、ほっ。でも忘れないのが一番ですよね(←当たり前だ)

Sunday, August 21, 2011

Word Power Made Easy

















本日も当直が終わりました。同僚に引き継ぎ、病院をあとにします。帰る道すがら、ドライブしながらNPRを聞き、朝ごはんを食べにお気に入りの喫茶店に入ります。つかの間の幸せなひとときです。うちにつくと、アマゾンで注文したWord Power Made Easyが届いていました。やったー、これで単語力をもう少し上げようというわけです。まあ、目論見通り行くといいのですが!

Friday, August 19, 2011

夏か冬か 人生の選択について

日本からニューイングランドに戻ると、信じられないぐらい涼しくて快適な日々を過ごすことができます。まあ、これが「終わっている冬」につながるのですが。とんでもなく蒸し暑い夏を選ぶか、辛く厳しい、雪に覆われた冬を選ぶか。人生の選択は実に難しい、あ、そういえば最近こういう記事がニューヨーク・タイムズ紙で話題になっていますね。しかし冬がこれだけ厳しいと、冬の間だけ暖かい所で過ごそうかという発想は実に自然だということがわかります。

Do You Suffer From Decision Fatigue? - NYTimes.com


Thursday, August 18, 2011

前回熱を出したのも・・・

日本から帰った直後でした。熱を出したのは3年ぶりと書いたけれど正確には2年7ヶ月前ですか。以下にこのブログの記事のリンクを張っておきます。自分で書いておいてすっかり忘れてました。記録をつけていると確かに参考になることが多いですなあ・・・
Eng"R"ishman in New York: 謹賀新年 2009年1月1日

まだ引っかかる

昨日は当直で夜通し働いておりました。同僚たちと話していると、まだ英語が「引っかかる」感じで帰省前のようにスムースには出てこない。英会話も運動ですね。リハビリで体の部分を使っていかないと、なかなか感覚が戻ってきません。こういう時期は特に基礎力の強化(英単語など)にいそしもうかなあ、と思っております。

Wednesday, August 17, 2011

秋のかおり

立秋とはニューイングランドにこそふさわしいのでは?今日は素晴らしい天気ですが、朝は肌寒いぐらいで既に秋の気配さえします。今年の8月は普段の3倍も雨が降ったんだとか。今日は良い天気で気分がすごく良いです。

それにしてもたまりにたまった仕事のメールを処理。これって一旦始めるとすぐ終わるんだけど、やるまでの腰が重くって・・・

Tuesday, August 16, 2011

What is the single most important trend in the world today?

A Theory of Everything (Sort Of) - NYTimes.com
ニューヨーク・タイムズ紙のThomas Friedmanによる記事。この人の書く記事はいつも面白い。どうして、こうクオリティをちゃんと保ちながら毎週のように大量の記事を書くことができるのか。

以下引用です。
This is the single most important trend in the world today. And it is a critical reason why, to get into the middle class now, you have to study harder, work smarter and adapt quicker than ever before. All this technology and globalization are eliminating more and more “routine” work — the sort of work that once sustained a lot of middle-class lifestyles.

さて、the single most important trend in the world とは何か?記事の中でご確認ください。

誰が書いているかとおもいきや・・・

Stop Coddling the Super-Rich - NYTimes.com


ニューヨーク・タイムズ紙から。この記事の最初の段落からの引用です。
OUR leaders have asked for “shared sacrifice.” But when they did the asking, they spared me. I checked with my mega-rich friends to learn what pain they were expecting. They, too, were left untouched.

こうまでいうからには、相当金持ちの記者が書いてるんだろう、一体誰やねんとふと執筆者の名前を見たら・・・は・はー、恐れ入りやした。興味のある方はどうかリンク先から記事の中で直接ご確認の程を。この記事はこういう人が書くからこそ、説得力を持つのでしょうね。いやはや、これだからNYTを読むのはやめられん。

寝込んでもEngRishman

グハッ・・・ゲホッ・・・・

はあはあ、み・・・な・・・さ・・・ま・・・如何お過ごしでしょうか?(←おおげさ)

いやー、旅の疲れからか、はたまた時差ぼけからか、ここ二日ほど熱を出して寝込んでました。熱を出すなんて久しぶりでした。(3年ぶりぐらい)いや、熱が出ると寝返りをうつのもしんどいですな。帰国前からくしゃみをしていたので、「いやだなあ移動前に」というやな予感はあったのですが、土曜日のお昼頃から悪寒が。それでも家族でのんきにピザなど食べに行ってしまいましたが、その後いよいよ体がだるい。こりゃあかん、と熱冷ましを飲んで寝てしまいました。夜中にあまりにも体がだるくて目が覚めました。熱を測ると39℃近く。「あーあ」といった感じです。だるくて仕方ないので気晴らしにネットを眺めます。すると・・・「お、これは格好の気晴らしかも」とばかりに見つけたのがこれ

英語の語彙力の測定テスト〜英単語のボキャブラリーレベル計測試験〜 








というわけで、熱を出しても英単語の勉強に勤しんでいたのぢャ(なぜか語調が変わる)皆も精進するように!では家元は帰るぞ!(←意味不明)

と冗談はさておき、そうこうして熱にうなされているうちに、2日経って体調も大分復活しました。ようやくブログを書こうという気分にもなってきたし頭もちょっと回ってきたような。いやー、健康第一ですね。長旅の健康管理をもう少し考えないといけないですね。こういうお金かかるオプションを使えば長旅も快適なのでしょうがもっと働いてお金貯めないとなあ・・・ぐすん。

【追記】
その後もちょっとはまってこのゲーム?やっていたら









スコアをここまで伸ばすことができました(最高で118点まで、全正解だと何点ぐらいになるんだろ?)毎回のスコアには、かなーりばらつきがあって、もちろん良いスコアだけTwitterで報告だよ\(^o^)/(それほどなスコアは削除あんどリピート!)

【追記2】
リンク先が間違っておりました。大変失礼しました。




Saturday, August 13, 2011

最も人気のある記事2つ、再編集しました。さて、その2つとは・・・

皆様、Eng"R"ishman in New Yorkで最も人気のある記事2つをちょっと編集しました。ちなみに


第1位は

アメリカで医師免許を獲得するまで USMLE and Beyond


第2位は

H1Bビザをカナダはバンクーバーにて更新する


でした。そうなんだ、結構こういう記事が人気あるんですね。知らんかった。ちなみに

第3位は

スキャンスナップ Evernote


でした。僕のブログのメインテーマである英語関係はあまり読まれてないんですね。ふむ、参考になります。

英国の暴動に関するガーディアン紙の記事

今度は英国の新聞、ガーディアン紙から。2011年はどういうわけか、世界がとりわけ暗いニュースに満ちているような気がするのですが・・・
UK riots: police could adopt US methods, says 'supercop' Bill Bratton | UK news | guardian.co.uk
"But this is not just about police budgets; this is about a far bigger challenge for our society, which is dealing with people who we have ignored for too long and helping them feel they have a stake in society."

最後の段落からの引用です。表面的な問題だけを取り扱ってはダメ、まあ、言うのは簡単ですがこれは実に難しいですね・・・週末も世界に明るいニュースは少ない気がします。

This Time, Maybe the U.S. Is Japan - WSJ.com

週末なので英語リハビリも兼ねてアメリカの新聞を普段よりしっかり読んでみましょう
This Time, Maybe the U.S. Is Japan - WSJ.com:
これはウォールストリートジャーナルから。アメリカは少し昔の日本にそっくり?心踊る記事ではありませんのう・・・

旅のおともに・・・

Five (and Then Some) Tech Tips for Travel - NYTimes.com
旅のお供、ハイテク編、というところでしょうか。ニューヨーク・タイムズ、僕のお気に入り、David Pogueの記事です。TripItは昔使っていたんだけど、最近使わなくなってしまいました。また挑戦してみようかしら?

Friday, August 12, 2011

今回の旅の反省点 インターネット編

モバイルインターネット環境を日本でもセットアップすべきだった、の一点につきます。日本でも無料のホットスポットはあるだろう、とたかをくくっていた僕が間違っていました。東京駅ですらフリーのWifiスポットは見つけられなかった(まあ、僕の調査不足にもよるのでしょうが)。僕のアメリカでのモバイルインターネット環境はiPhone+ iPad2 (AT&T)なのですが、日本でローミングやるとお金がかかってしょうがないので、結局日本では使いませんでした。

でも考えてみれば下のようなレンタルでMifiのようなものを使えばよかったんですよね。出先でインターネットが使えないのは実に不便。普段iPhoneやiPadでネットをどこでも使い放題に慣れていたので、これが実に苦痛でした。次回はちゃんとやろうと思います。

イー・モバイルを1か月から契約できる超高速データ通信・次世代サービスプラン e-ca
http://www.e-ca.jp/index.html

過ごしやすい夏と過酷な冬

あまりにも気候が違う日本の夏から帰って、時差ぼけと相まってイマイチ体調の優れないEngRishmanです。時差ぼけは年々きつくなっているような。それにしても日本の夏の暑さ、湿度は格別ですね。一日中ムワッとしている感じ。羽田で飛行機を降りた瞬間に感じたあの湿度には正直やられました。

いま、ニューイングランドは朝の9時ですが気温は19℃、カラッとしていて涼しく過ごしやすいことこの上なしです。実に気持ちがいい。まあ、夏がこういう気候だから冬が終わっているわけですね。夏をニュー・イングランドで過ごし、冬をフロリダで過ごすというニューイングランドの金持ちに時々みられるライフスタイルは(お金さえあれば)実に理にかなっている気もしますね。

それにしても眠いなあ・・・ぶつぶつ。

ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版を見ましたが・・・

ニュー・シネマ・パラダイスを見て感動しまくった記事を最近ポストしましたが、それは劇場版の話です。巷には50分程度長くなった「完全オリジナル版」があるとの話。ただこの「完全オリジナル版」評判がいまいちだったんですよねえ・・・賛否両論というか、否のほうが多い。「2つを比べて見るならば、必ず劇場版を先に見るべし」という意見を散見しましたので日本に帰ったついでに購入し、覚悟を決めてこの「完全オリジナル版」を見てみました。

(結論)
劇場版のほうが圧倒的に良い。完全オリジナル版は僕に言わせると蛇足の部分多し。

まあ、これはあくまでも僕の個人的感想ですが、おおかたの皆様の意見(米アマゾンやらIMDBにポストされている意見)と同じになってしまったのでした。ちょっとは期待してたんだけどなあ・・・これだったら見なけりゃ良かった。でも好奇心には打ち勝てなかっただろうから、結局見ることになったんだろうなあ。でもやはりというか、ちょっと残念。映画の編集というのは難しいですね。短くまとまっている方がこの映画はよろしおすなあ。(何故か京都弁風)

Thursday, August 11, 2011

NPRラジオはリハビリ

アメリカに帰り、徐々に英語を中心とした生活に戻りつつあるEngRishmanです。さて、車を運転しながら聞くのは相変わらずNPRラジオ。

ちなみにいつも車で聞くのは89.7 のWGBHの方でした(WBURではなく)
http://www.wgbh.org/

これ、僕にとってはちょうどいい「英語耳リハビリ」になります。内容もいいし、しゃべるスピードもいい。なんだか頭がほぐされていくようです。というわけで、なるべく短期に英語リハビリを終了したいところですがどうなることやらです。

「インセプション」と"Welcome to the United States"

行き帰りの飛行機で映画インセプションがやっていたので思わず見てしまいます。自宅でもNetflixやApple Storeでレンタルすれば見れるんですが、お金かかるので(←要はケチ)
評判通りの実に面白い映画で2回以上繰り返して見てしまいました。ま、ただやし(笑)

(注意:以下インセプションのネタバレ情報を含みますので、ご了解の上読み進めて下さい)

最後の入国審査のシーンが実に良かった。主人公が与えられたミッションを果たし遂にアメリカに帰れるその場面。入国審査で担当官がパスポートを舐め回すようにじっとチェックする、そして主人公は遂にアメリカへの入国を許されるわけです。主人公が入国審査を終え空港の出口に向かって歩いて行く先には"Welcome to the United States"という文字。このシーンが実に重い。このシーンに実に胸が熱くなりました。ジーン、ときちゃうんですね。ディカプリオ様演じる主人公のこの時の気持ちが手に取るようにわかる気がしたんです(あれ、このフレーズ前にも使ったな)

この"Welcome to the United States"というメッセージは入国審査のある空港ならどこにでもあるかと思いますし、ご覧になられた方も多いのではと思います。ただこれ、ビザ取得に苦労してアメリカに入国した経験のある方なら、この「胸の熱くなる感じ」をご理解いただけるのではないかと思います。

僕は昨年学会のついでにカナダはバンクーバーでビザのスタンプを押してもらったのですが、その際ちょっとトラブって帰国が一日遅れました。アメリカ領事館のビザ担当官の単なる無知に起因していたので(今思い出しても腹が立つなあ)、すぐ解決した問題ではあったのです。ただ家族をアメリカに残しての学会だったので正直ビザがもらえるまでは(とはいってもたった一日の遅れではあったのですが)残してきた家族にちゃんとあえるのか実に不安な時間を過ごしました。

だからバンクーバーの空港で米国入国審査を終えて(入国審査はなぜかアメリカ再入国の地シアトルではなく、バンクーバーで行われました)目に飛び込んでくる"Welcome to the United States"という言葉が非常にMovingでした。今でもはっきりと覚えてます。ああ、様々な苦労を経てようやく再び"welcome"してもらった、ようやく家族にまた会えるという気分なのです。だからこの主人公の気持がむっちゃわかるような気がするんですよね。まあ、ディカプリオ様のようにかっこ良くないけどさ、ふん(あれ、このフレーズ前にも使ったな)

Wednesday, August 10, 2011

ニューイングランドに戻ってきました

皆様

久しぶりの日本での休暇を終え、先程ニューイングランドに戻ってきました。日米の違いにびっくりできる、今のうちに色々と備忘録的に記録しておこうと思います

1)日本の夏は蒸し暑かった!ニューイングランドの夏は湿度が低く涼しい!
2)日本のお店での対応は丁寧すぎて恐縮してしまう位だ
3)日本はなんでも綺麗。細やか。電車がものすごく正確に動いている
4)日本のトイレ、ウオッシュレットは世界中に流行らせるべきだ!あんな素晴らしい物はない。

(アメリカの空港で感じたこと)
4)ジョークを効かせると物事がスムーズに進む気がする(入国審査や税関で)
5)アメリカ人は仕事中であってもカスタマーと世間話を楽しむ

(アメリカの高速道路を運転していて感じたこと)
アメリカの高速道路は、というか道路一般、は日本に比べ広いですわ(←当たり前ちゃう?)

(英語に関して)
今回は前回に比べ英語がスムーズに出てくる気がする。それでもアメリカ到着当日の今日の段階ではまだ口が若干こわばってスッと英語がでてこない感じはある。聞き取りも同様。日本に帰る直前のようにスッと耳に英語が入ってこない(聴いた端から日本語のように理解できる、という場面が少なくなった)

また気づいたことを書いていこうと思っています。

Tuesday, August 09, 2011

Email の結びの言葉

英文でのEmailは当然というかなんというか、留学前から頻繁に書くようになりました。ビザを取得する際は米国での勤務先と頻繁にやり取りする必要があるので、汗をかきかき、辞書をひきひき、一通に数時間かけたりもしてEmailを書いていた記憶があります。当時のEmailを読み返すと「あちゃー、こんなん送っていたんかいな」というちょっとあれな英文のEmailが多いので冷や汗もんです。今は多少はましになったのでしょうが、Nativeにしてみれば「あちゃー」な表現が多いのかもしれません。

大量に英文でEmailを書くようになったのが数年前にチーフレジデントを始めた時。このときはとにかく連絡事項が多いので、「あちゃー」でも何でも英文Emailを毎日せっせと書かざるを得ないのでした。(おそらく)せせら笑われながらも、せっせと書いていたので大分練習になったと思います。このときは毎日英語で1時間「モーニングレポート」という研修医向けのケースカンファレンスを行っていたので話すのこのとき大分鍛えられたような。でも「あちゃー」な英文を書いたり話したりして「EngRishman」の面目を保っていたのには変わりがなかったかも。そういえばこのブログ始めたのもチーフレジデントの頃でしたね。さて、最近はEngRishmanとして、もう少し英語を磨かなあかん!というわけで、英文法の本や英単語の本を読んだりしております。

というわけで、タイトルの「Emailの結びの言葉」です。僕は留学したての頃は"Dear"
に始まり"Sincerely,"で締めていました。多少馬鹿丁寧でも、無難でよかろうという戦略です。でも数年前から「これだとちょっと堅苦しいかな」と思うこともあり、相手を選びますが結びを
"Warm regards,"に変えてみました。最近本を読んでいたらこの結びの言葉も実にたくさんありますね。相手や状況によって結びの言葉を自在に操るようになるにはまだ時間がかかるようです・・・

Sunday, August 07, 2011

バイリンガル

日本にいると僕なんて英語を日常的に使っていたことすらわすれ、完全に脳みそが日本語モードになります。アメリカで生まれ育ったわが子どもたちは、お互いの会話は未だに英語、たまーに、日本語が混じるといったところです。もちろん僕との会話は日本語、不思議なもんです。

Friday, August 05, 2011

アメリカのインターネット上でのサービスを日本で使おうとすると・・・

(1) Netflix は日本ではまだ使えない
インターネットのレンタル映画サービス、Netflixは予想通り日本では使えませんでした。日本でもTsutayaとかこういうサービスださないのかなあ・・・Apple TVは映画ごとに課金されるのがちょっとあれなんですよねえ・・・Netflixが使えない→New Cinema Paradiseを気軽に見れないではないか!ぷんぷくり〜ん(怒)というわけで、かねてから興味のあった完全オリジナル版を買ってしまいました。ちなみに最初に見る方はこれではなく、劇場版からみることをお勧めする、という意見を多数ネット上で見かけるのでご注意のほどを!
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%8D%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B9-%E5%AE%8C%E5%85%A8%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%E7%89%88-DVD-%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%BC%E3%83%83%E3%83%9A%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AC/dp/B0021ZMHOO/ref=sr_1_1?s=dvd&ie=UTF8&qid=1312585101&sr=1-1

(2) NPR ラジオはばっちり聞ける
僕が愛してやまないボストンのNPRはばっちり日本でもライブで聴けました。よかった。
http://www.wbur.org/media-player?title=live
日本滞在中はラジオでも聞いて耳を英語に慣らさないとアメリカに帰ってからえらい目にあうので頑張って毎日英語に触れることにします。

日本滞在中の英語のトレーニング

久しぶりの日本の夏を堪能しているEngRishmanです。さて、日本滞在1週間を迎え、自分的には「あれ、自分は英語なんて話せたっけ?よく、英語で仕事なんてしてたなあ・・・」という気分になってきました←おいおい。実はこの感覚は英語の能力が落ちつつある危険なサイン、ということを前回の日本の滞在から学んだので、久しぶりに職場(アメリカ)に電話をしてみることにします。あ、ちゃんと用事はあったんですよ。

"This is -----, may I speak with...." あ、一応通じた。職場の人たちと話すこと数分。一応ちゃんと英語で話せました。聞き取りもOK。ふむ、1週間では大丈夫なようですね。前回は10日間の滞在で壊滅状態だったんですが。ただ少し舌がもつれる感じはあります。

それにしても日本にいると英語でのインプットはまったく少なくなります、当たり前?いや、当たり前ではないやろ、論文や新聞や教科書、日本にいても英語でもちゃんと読まなあかんやろ→自分。アメリカにいた時の英語のインプットを10とすると現在の英語のインプットは1になるかどうかといったところ。アウトプットは・・・0に近い・・・やはり僕のような意志の弱い人間にとって留学は強制的に英語が入ってくるので英語の勉強にうってつけですね←おいおい。日本にいながらちゃんと英語の勉強を続けられる方は偉い!と本気で思います。

EngRishman in Tokyo

皆様
お久しぶりです。夏期休暇で日本に帰ってきているEngRishmanです。日本に戻ったのは2年7カ月ぶりなのですが、夏に戻るのはなんと8年ぶりです。留学を始めてから日本の夏を経験してなかったんですね。何年振りで友人たちにも会うことができ非常に有意義な日々を送っております。一足先に日本に帰った子供たちはまさに「日本の夏休み」的生活を送っておりました。羨ましいぞよ。
さて、気づいたこと、びっくりしたことを備忘録的にかき留めておきます。すぐ忘れちゃいますからね。

(1)日本は綺麗 ・夏は蒸し暑い
羽田空港(成田じゃないですよ!羽田が国際空港になりつつあるんですね。ビックリ)を降り立った瞬間に感じた湿気に早速日本の夏を感じます。こんなに蒸し暑かったっけ?そういえばこんなに蒸し暑かったですね。それにしても相変わらず綺麗な日本です。アメリカから日本に帰るといつもびっくりします。道路なんてピカピカじゃないですか。ニューヨークからJFKに(もしくはNew
Arkでも、ボストンはローガン空港でも)向かった方ならご存知のように、アメリカの幹線道路はお世辞にも綺麗とは言えません。まあ、必要十分といった感じ。日本の隅から隅までびしっとピカピカな道路には毎度のことながら感動します。
(2)(無料では)インターネットに繋ぎにくい
これは実はすごく意外でした。インターネットのスピードは世界有数のハイテク日本で無料ではインターネットに繋がらない!羽田ですら無料のWifiを見つけるのに苦労しました。羽田ですらですよ!(ちなみに無料で接続のWifiも初回のユーザー登録が全角でないと受け付けられない、という冗談のような設定。外人の存在を無視してるやろ)東京駅でもWifiはあるのですが、無料では繋げられない。契約が必要とのこと。新幹線然り。これはちょっとビックリ。アメリカのインターネットスピードはお世辞にも早いとは言えませんが(最近はVerizonのFiOSとか事情は改善しつつありますが)主要な空港の多くは無料でWifiが使えます。少なくともボストンのローガン空港では無料で使えました。長距離バスや電車も結構無料でWifiが使えるのでそれに慣れた身としてはビックリ。
(3)飯がうますぎる
日本の料理は世界一?少なくとも僕にとっては日本一。魚の美味しさは全く犯罪的ですね。アメリカに帰りにくくなるではないか!(笑)パンや洋菓子もおいしい。アメリカのお菓子は(以下略)
(4)皆さんの対応が丁寧すぎてびっくりする
ニューヨークの例のあれ(笑)に慣れ過ぎると、こちらの対応があまりにも丁寧すぎてびっくりします。却って恐縮してしまうではないか。凄まじい丁寧な対応には毎回びっくりします。
(5)その他
自動販売機が多い、蝉がうるさい、電車のダイヤがやたらに正確 などなど・・・
ご飯が美味しくて、人の対応が丁寧で、電車が正確で夏が蒸し暑い日本。素晴らしいです。帰るのが億劫になってくたぞ(笑)

久しぶりの日本

グハッつ・・・(←久しぶり登場表現)当直続きでへばっておりましたが、今日はそのへばった体に鞭打ってボストンまで来てみました。そう、今日はこれから日本に帰るのです。3年近くになるでしょうか。大分帰ってませんでした。インターネットを通じて大分雰囲気を把握しているつもりでも、やはり浦島太郎状態にはなるんでしょうね。今、ボストンの空港からこの文章を書いているのですが、このまま日本に帰るのかと思うと実に不思議な気分です。なんだか凄く遠くに会えるようなきがしていたのです。まあ、実際遠くにありますよね。
「ニュー・シネマ・パラダイス」のトトとお母さんのセリフのやりとりを思い出します。ローマから飛行機でたった1時間の自分の故郷。でもかれは30年間帰らなかったわけですね。30年後に眼に入るものはさぞmovingであったのでは、と思われます。それにしても終盤の彼の表情は良いですよね、となんだかまたニュー・シネマ・パラダイスのお話に戻ってきてしまったのでした。故郷を離れて暮らす人にはぐっとくる映画だと思うんですよねえ・・・しみじみ。

Monday, July 18, 2011

感動を分けて頂く

サッカー凄いですね。優勝ですか!僕は試合を直接見れなかったんですが、試合を見て感動した人たちのツイートやFBの書き込みをみて感動をおすそ分けしていただきました。こういうのっていいですよね。

Sunday, July 17, 2011

ニュー・シネマ・パラダイス 続き

ニュー・シネマ・パラダイスの話の続き、またかよ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうです、またです。モーツアルトの時と同じでしつこく続けますよ。覚悟してくださいね。

あ・・・ちなみに以下筋がもろに出てくるのでまだ見てらっしゃらない方はご承知の上で読んでいただければ・・・















この映画は何と言っても中年(初老)のトトがアルフレードの葬式のためにローマから故郷のシチリア島の村に帰る後半が胆だと思うわけです。この中年のトトの表情が実にイイ。彼のセリフは少ないのですが、表情が実に能弁で実に素晴らしい演技です(あ、少年時代のトトの演技も素晴らしいですが!)彼の心を去就するものが本当に手に取るようによくわかる気がします。最後の方のお母さんとの会話もいいですね。実にぐっとくる。

(拙訳、英語の字幕から適当に訳したのでご了解の程を)

母「疲れたんじゃないかい?葬儀まで休む時間はあるよ、休むかい?」
トト「母さん、疲れてないよ、ローマから飛行機でたった1時間だよ」
母「長年一度も帰って来なかったのに、そういう事を言うもんじゃないよ」

トト「僕は母さんを見捨てたんだ。母さんの元から盗賊のように逃げ去ったんだよ、何も説明せずにね」
母「説明なんか求めたことはないよ。説明なんかしなくていいんだよ、私はいつだってお前が正しいことをしたと思っているよ。なにをくよくよ考えているんだい。(ただ)電話するたびに違う女の人が出るけれど、お前のことを本当に愛してる人の声に出会ったことはないねえ。分かるんだよ・・・」

というわけで、この映画は最後の20分の為にあるんじゃないかとも思うわけです。ただ、そのためには最初の1時間40分が欠かせないわけですね。音楽と一緒でさびのために欠かせない引っ張りの部分、というわけです。おすすめですよ、本当に。僕は後半の20分(と最初の数分)を見返しては感動しまくってます。Netflixてこういうつまみ食いが出来ていいですね(最後はそれかい!)

Saturday, July 16, 2011

ニュー・シネマ・パラダイスは素晴らしい

最近、値上げでたたかれているNetflixですが、それでもこの定額(月々たった$7.99ですよ!)で映画見放題のサービスは素晴らしい。つまみ食いも容易ですしね、というわけで、オンライン上でニューシネマパラダイスが見られることを知って久しぶりに見てしまいました。学生の時以来なので20年ぶりですよ、ほぼ。

それがですね、あなた、こんな素晴らしい映画だとは気づかなんだ。学生の時友人が絶賛していたのを聞いてその当時レンタルビデオで見たのですが、20年前はそれほど良さが分からなかった。20年経って再び観てみると「なんでこんな素晴らしい映画をちゃんと評価できなかったのか」と後悔しきりです。

初老となった主人公のトトは映画の中で多くを語りません。セリフは殆ど無いのですが、彼の心を去就するものは手に取るようにわかるきがします。素晴らしい演技です。(ま、僕が勝手に思い込んでいるだけかもしれませんが!)年を取るのもそれほど悪くない(こともある)、と思う瞬間ですね。音楽も素晴らしいです。まあ、しかし考えてみると日本を離れて8年以上経つ自分に、故郷を遠く離れて過ごすことになる主人公を重ねて(あんなにかっこ良くないけどさ、ふん)感情移入しやすくなっているのかもしれません。

これは是非皆様におすすめしたい映画です。アカデミー賞受賞(外国語映画賞)も実に納得。ところでこの映画は1988年に公開された「劇場版」と、あとになって公開されたより長い「完全オリジナル版」と2種類あります。僕が見たのは「劇場版」の方です。「完全オリジナル版」はかなり賛否両論あり、見た方の多くが「劇場版を先に観るように」と勧めてらっしゃるのでご参考までに。

YoutubeにあったTrailerを以下にリンクしておきます。 ただし、これはあとで編集し直された長い「完全オリジナル版」の方です、ご注意を。
http://www.youtube.com/watch?v=C2-GX0Tltgw&feature=related

Tuesday, July 12, 2011

偉い人は毎日運動しているらしい

これは僕の弟(ボストンで研究留学してる)から聞いた話ですが、彼のボス(某分野の世界的超権威)は毎朝ランニングと水泳を欠かさないそうです。齢は60歳に近いのではないでしょうか?考えてみたら僕のアメリカ師匠、M先生も毎日自転車で通勤してました。以前勤務していたニューヨークの病院の伝説的心臓内科医(マスター・ヨーダ的人物。齢80をこえてらっしゃる)も毎朝泳がれると聞きました。皆様凄い、凄過ぎる・・・

僕もジョギングしたり泳いだりもしますがとても毎日というわけにはいきません。というか、引越前後のどさくさにまぎれて最近サボってるし。当直後とか運動する気にはまったくなりません。というか、当直後に運動というのはそもそも体に良いのでしょうか?それにしても僕の通っているジム(なんて書くと毎日運動しているような誤解を与えるので、「僕が契約しているジム」とかくべきか)も平日は朝の5時からやってます。朝の5時ですよ??ということは出勤前に一汗かくひとがいるんでしょうね。皆さんすごいなあ。

偉い人はどうやら毎日運動しているらしいです。毎日運動すれば偉くなるかは僕の想像力の範疇を超える問題であります。それにしても、まあ、以下のWall Street Journal の記事にあるように、何事も程々が良いのかもしれません。まあご覧ください、ここまで来るとどうなんでしょね?運動し過ぎで家庭が破綻する、なんてことがないよう、お互い気をつけましょう!ガハハハハ←君はもうちょっと運動したほうがええで
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703439504576116083514534672.html

Tuesday, July 05, 2011

結局好きなことしか続かない 〜はい、英語学習の話です

このブログ自体が英語学習の悲哀をメインテーマに据えているわけですが(知らなかった?そうなんですよ)、今回も英語のおはなし。つくづく僕が思うのは

(1) 英語学習には継続が大事
(2) でも継続するためには工夫が必要
(3) でも結局好きなことしか続かない

という身も蓋もないことなのでした。上の事実?を考えるに、英語の学習も好きなこと、興味のあることに結びつけるしかないわけですね。僕は、コンピュータとか、その関連情報が大好きなのでNew
York Timesを読むときでも、テクノロジー系のニュースを良く読みます。あと、健康関連、科学関連の記事は自然と(まあ仕事が仕事ですから)読んでしまいます。そうやって興味のある分野の、言い換えれば英語であっても読みたくなる分野の記事を読んでいるうちに英語力も付いてきた気がするわけです。やっぱり、好きなこと、興味のあるものと関連付けてやらないと続きませんよね。特にDavid
Pogueの記事(そして彼の馬鹿馬鹿しいビデオクリップ)はユーモアがあり、なおかつInformativeなことが多いので僕は大好きです。

http://pogue.blogs.nytimes.com/

リスニングにはPodcastを愛用してます。最近はラジオもお気に入り、これ全部iTunesで済んじゃうのが便利ですよね(iTunesでしっかりアメリカのラジオ聞けますよん)Podcastは自分の仕事がらみのも聞いているのですが、やはりコンピューター関連のPodcastをついつい聞いてしまいます。僕はThis
Week in TechというPodcastが大好きで時々聴いてます。ただこれ長いんですけどね。ホストのLeo
Laporteがこれまたユーモアたっぷりで聞いてて非常に面白い。(僕の大のお薦めはEpisode 18, これは永久保存もんですよ。John
C Dvorakがかなりいい味を出している)

http://twit.tv/twit
http://thisweekintech.com/18

結局僕のように意志の弱い人間は、こうして好きなものと結びつけて学習していくのが一番かなあ、なんて思った次第でした。

引越しは大変 パソコン編

引越ししたあとにパソコンのシステムを組み直すのも一苦労です。今回はプリンタで苦労しました。僕の使っているプリンタ(ちなみにCanon
MF4370dnというやつ、やたらでかい)はネットワーク機能に対応していて、コンピュータに直接つなげなくても印刷できるはず、なのです。ところがプリンタを直接有線でルータに繋げないといけなかったので、住宅事情も手伝い、引越し前はパソコンにUSB接続して使っていたのでした。今回引っ越しを機に一念発起でネットワークプリンタ化しようと思い立っていろいろ設定していたのですがうまくいかない。というわけで最後の頼みの綱、Canon
USAのカスタマーサービスに電話したのです。

最初の人はいろいろ症状を聞いたあとに「これはOSの問題だな。アップルに電話しな」とのご返事。いや、そんなはずはないでしょう、ドライバーの問題じゃないの?というと「かくかくしかじかの理由にてこれはOSの問題である」とのこと。そのカクカクシカジカの理由を直してみたら・・・やっぱりだめじゃん。というわけでもう一度電話。二度目の人はなかなかできる人で、「これはIPアドレスの設定の問題だ、カクカクシカジカの番号に変えましょう、それにドライバーもアップデートしたほうがいいね」とのことでその通りにしたら、あらま、ちゃんとプリントできるではないですか!素晴らしい!というわけで、これで家のどこからでも印刷できるようになりました(正確には、どこにいてもノートパソコンから印刷の指示が出せる)ちょっと嬉しい。カスタマーサービスは当たり外れがありますな(これ、アメリカの話です)

というわけで少しずつですが引越しの後の片づけも進んできました。さあさあ、仕事していかないと!

Travel と Trip の違い

皆様こんにちは、毎度おなじみの「8年以上もアメリカにいるくせに、まだそんなことも知らないのかよ」シリーズです。はい、知りませんでしたよ。留学しても自然と英語が身につくわけではないということを、今後も体を張って皆様にお伝えしていきます。覚悟してください。「いや、俺は空気のように英語が身についた」という方、どうやら間違ったページに到達してしまったようです。どうかブラウザの「戻る」ボタンを押してくださいね。今回はTravel
とTripの違いです。いまいち違いがよく分からなかったんですよ。というわけで

"Trip to Japan" で検索すると 2,900,000 件引っかかります
"Travel to Japan" で検索すると 575,000 件引っかかります

というわけで、圧倒的にTripの方が多いので、どうやらこちらのほうが正しい表現だということがわかります。ちなみにGoogle先生を使って検索すると、以下の記事に当たりました。

似たもの単語travelとtripの違いは?
http://allabout.co.jp/gm/gc/63563/

ふむふむ、なるほど、Travelは非常にgeneralな単語なのですね、「どこそこへ行ってきた」という場合はTripの方が適切なのですね。勉強になった!

Tuesday, June 28, 2011

引越しなのだ

小人閑居して不善を為す、という諺があります。小人と閑居というのはどうやら世間的に良い組み合わせではないようです、というわけでご近所さんに引っ越しすることにしました。なーんてね。諸般の事情により引っ越しすることにしました。というか、ただ単にもう少しリーズナブルなご近所さんに引っ越そうというわけです。

というわけで引越しのおはなし。ああ、もう学生以来何度目の引越しでしょう。関東→京都A→京都B→京都C→奈良→関東→ニューヨークA→ロードアイランドA・ニューヨークB→ニューヨークC→ロードアイランドB(今ここ)→ロードアイランドC(明日)
数えてみたら今回で10回目(まあ、ロードアイランドA/ニューヨークBをどう数えるかにもよりますが)

引っ越しするたびに思うのは「モノを減らさなあかん」ということです。今流行の断捨離というやつですか?本を積極的にスキャンして捨てていくのが今後の目標。書類は大分スキャンが進んできて、写真はもうほぼクラウドに上げてます。なので次なる目標は本なのだ。というわけで、今晩も引越し準備は続きます。

Sunday, June 26, 2011

今週もバタバタと・・・


IMG_3842.JPG, originally uploaded by Taro Minami.

6月も終わりに近付いていますね。時間はかくも早く進みます。一体どういう事でしょうね。うかうかしているとすぐに白髪のおじいさんになってしまいそうです。

あと数日で近所にプチ引越し。引越しは学生の時から数えて何回目になるのだか。ふう。ますますノマド的考え(どんな考え?)が身についてきます。

写真はBristolのアイスクリーム屋さん、名前の通り、フルーツ味のアイスクリームがとっても美味しいのです。ストロベリーアイスクリームなんて素材の味が生きていて本当に美味しい。ご近所の皆様(っていないか?)、ご近所でない皆様もお試しアレ。

Saturday, June 11, 2011

海が大好き


IMG_3539.JPG, originally uploaded by Taro Minami.

僕は海の近くで育ったせいか、海が大好きです。夏の海(特に夏の島がよい)は最高で、ずっとそういった環境で暮らしたいものですが、まあ贅沢は言いますまい。Ocean StateといわれるこのRhode Island州はさすがに名前のとおり海に面した州でドライブするとほら、すぐこういう場所に行けます。夏は海岸を散歩するだけでハッピーな気持ちになります。

朝や夕方に海辺を散歩するのって本当になごむんですよねえ。

運動再開?


IMG_3553.JPG, originally uploaded by Taro Minami.
ハーバードビジネスレビューのこの記事を読んでから「やっぱちゃんと運動せなあかんよなあ」としみじみ思った僕。影響されやすいんだけど、すぐ熱もさめるんですけどね。

ともあれ、時間があるときは朝、夜どちらか走るようにしました。あさ仕事に行く前に走るとすると6時ぐらいには走らないとだめですよね。というわけで、早起きを迫られています。でも天気の良い朝にのんびり走るのは実に気持ちがいいです。問題はこれがどれだけ続くか?なんですよねえ、僕もパターンとしては熱くなって始めたは良いがすぐ失速するというもの。それを避けるためにのんびり行くことにします。

ちなみに写真は近所で見かけた野うさぎ、どんだけ田舎に住んでいるんだ?って感じですよね。

Tuesday, May 31, 2011

断り書き・・・投稿してからも結構ちょくちょく文章を直したりしております

皆様

相変わらず駄文を書き連ね、インターネットの貴重なリソースを無駄に消費しているようにも思える当ブログですが、僕が読みなおして「気に入らんわい」と思った箇所はけっこう投稿後でもちょこちょこ直したりしています。時々、リンクなども文中に追加で貼ったりしています。なので、読者の方で「ありゃりゃ、もどってきたら文章がかわっとるやないか」と思われた方、そういう事情なんです。一応断り書きまで。ちなみにこの「書き直し」は投稿直後(最初の投稿から一日以内)に起こることが多いです。「なんやねん、ちゃんと推敲してからアップしいや」と思われた方、いや、その通りなんですが、どういうわけか投稿後に気づく事が多いんですよ。困ったもんです。スミマセン。

ずっと夏が続けば・・・

一週間前と打って変わって(寒かった!)今日のニューイングランドは素晴らしい天気です。お気に入りの海沿いの公園(ちなみに写真はColt State Parkという所です)を歩くと気分はまさに夏。ここも夏がずっと続けば素晴らしい土地なんですけどねえ。あの冬の長さはちょっときついなあ・・・

ずっと夏が続く場所に住めたら良いなあ、と思います。Tシャツと短パン、ビーチサンダルで歩きまわり、車はもちろんオープンカー。BGMはビーチボーイズ、仕事もアロハシャツ。まずはオープンカーを買うところから始めないとだめですね←そこからして計画が挫折するやん。

Friday, May 27, 2011

ようやく外で運動しようという気分になってきました

ニューイングランドもようやく春のような、初夏のような気候になってきました。木々の緑は更に映え、まったく冬と同じ場所とは思えません。というわけで、ようやく外で運動しようという気分になってきました。三日坊主王者の僕としては、ぜひともその風格を生かし3日で終わらせたいところですが、今週はなんとか(一日死ぬほど疲れた日を除き)運動しておりますよん。iPhoneで音楽を聞きながら走ると最高ですね。ただし選ぶ曲を間違えるとずっこけますが。

それにしても息が切れるなあ。ぜいぜい。

Thursday, May 12, 2011

Eng"R"ishman として精進をつづける?英単語のおはなし

久しぶりにブログを書くことにしましょう。しばらくなかなか書く気が起きなかったのですけれど、そろそろ頑張って?書いていかないと。自分の為の大事な記録でもありますしね。

このブログのタイトルは Eng"R"ishman in New
Yorkです。もちろんわざと綴りを間違えているわけです。「英語」の正しい綴りはEnglishですが、英語がなかなか上達しない自分にぴったりだと思って採用しました。あ、タイトル全体はお気づきのかたもいらっしゃるように、Stingの
Engishman in New Yorkを引用させていただいたわけですね。

さて、8年目に突入しましたが特に英語を理解するに当たって重要だと痛感するのが単語、文法。これ、本当に大事ですよね。前にもちょっと書いたけど、以前は単語の勉強をちょっと馬鹿にしていたフシがあったんです。文脈で覚えればいいから辞書なんぞいらんわ、みたいな感じですね。でもあるていど英文をガシガシ読んでいくには基礎体力としての単語の知識が本当に大事だなあ、とみにしみて分かってきました。だから暇を見つけてはこつこつ単語の勉強をするようにしています。

わからなければすぐに辞書をひくのが基本だと思いますが、「すぐに」を実現するにはいろいろ工夫が必要かも。最近はonline
webdictionaryが本当に充実していて嬉しい限りです。有名所では英辞郎なのでしょうが、最近Weblioというサービスが気に入ってます。オンライン単語帳が作れるのがイイ!というわけで早速わからなかった単語をガシガシ登録しております。ただこれ先着1000名様までの実験的なサービスみたいなので、興味ある方はお早めに・・・

http://uwl.weblio.jp/

Monday, March 28, 2011

2011年3月11日の大震災から2週間以上が過ぎました

皆様お久しぶりです。ブログの更新が大分滞ってしまいました。2011年3月11日に日本で起こった未曽有の大震災。本当に心が痛む出来事です。被害に合われた方々には心から哀悼の意を表します。多くの皆様とおそらく同じように、ここ2週間は大震災のニュースから離れることができませんでした。最初に震災の存在を知ったのは、高校時代の同級生のメーリングリストからでした。何故か朝の3時過ぎ(日本の午後4時過ぎ)に目が覚めた僕はメールをチェックし、同窓会のキャンセルを知ったのでした。たまたま高校の同窓会がその日に企画されていたのでしたが、それが「地震でキャンセル」のメール。地震て・・?それからツイッターをチェックします。なんだかとんでもないことになっているらしい。大津波?心配になって日本の実家に電話します。電話がなかなかつながらず焦ります。ようやく仕事場にいる父とつながり無事が確認できます。それから実家近くに避難している母とも連絡がつきました。おかしなことに、アメリカから日本にいる父に、これまた日本にいる母の無事と居場所を報告することになりました。父が電話をかけても母につながらなかったようです。

それからは文字通り、朝から晩まで世界各地が報じる日本の大震災の報道に釘付けでした。なんだか悪い夢を見ているようです。津波の映像にはただ言葉を失い、日本の空気、大地、水が放射能によって汚染されている報道には本当に「これが夢であったら」と思わずにいられません。ツイッターでつぶやくのが精一杯で、とてもブログを書く気にはなりませんでした。ツイッターのログはあとで振り返ったときの貴重な記録となるのでしょう。いまはただ目の前の現実を見つめるのみです。現状を認識し、前に進んでいかないといけないのですよね。僕も、僕にしかできないこと、僕に出来ることを地道にしていこうと思います。それが復興支援につながると信じて。

Thursday, March 10, 2011

恐怖のナイトフロート (NY日記 留学開始当時シリーズ)

皆様、昔のメール読んでたら止まらなくなりました。ああ、さっさと仕事に戻らねば、というわけでさらに続けます(←おい!)

元同僚たちに宛てたこのメールを書いたのはもう8年近く前にもなります。ナイトフロートというのは、アメリカの研修医に特有のローテーション(今でもそうかな?)で2週間、ひたすら夜勤をつづけます。病棟で緊急時に呼ばれたり、夜間の入院をとるわけですね。これが年に2回ほどあります。夜働いて、朝かえって、昼間寝て、また夜働く。なんだ、今の生活とそう変わらないではないか(がっくり)!当然体にはすごく悪いです。文面から「いやいや感」が滲み出てますね。例によって一部編集しております。あの頃は、ホント辛かった。(シミジミ)



Monday, July 21, 2003 5:33 PM
Subject: 恐怖のナイトフロート

皆様:

お元気でしょうか?南太郎@NYです。日本は梅雨が明けましたでしょうか?京都はもうだいぶ暑いですか?僕は現在ナイトフロートといって、当直専門のローテーションを回っています。具体的には夜の9時に研修医の引き継ぎが始まり、朝の7時20分ぐらいに再び引き継いで終わるといった感じです。フロアーを3つ担当しているので、具体的には60人ぐらいをレジデントと2人で担当することになります。もっともレジデントはスーパーバイズが主で、基本的にファーストコールは僕(インターン)なのでベル(こっち風にいうとページャー)で呼ばれまくることになります。

おわかりでしょうが、こういったやりとりはすべて電話を通じて行われるので、英語の不得手な人間にとってはまあまあ悲惨な状況となります。まずはどの患者さんについてしゃべられているのかわからない。綴ってもらってようやく納得という状況です。それから状況の確認、むこう(たいていは看護師)が何を求めているのかを把握するのにも一苦労があります。日本でなら5分ですむところを何時間もかかってしているときもあります。寝れるといいのですが、あまり寝れずに朝を迎えふらふらになって病院からアパートにたどり着き(アパートが病院の隣で近いのは唯一?良い点ですーーー病棟とーーー研の距離よりも近いです)昼間寝て夕方起きる。また次のフロートといった日々になります。仕事開始の夜9時が近づいてくると本当にいやな気分になってきます。むち打つように体を前に進める感じです。うーん、はやく上手に英語が話せるようになりたいと思う今日この頃です。

皆様はいかがお過ごしですか?またよろしければ近況など教えて頂けたら幸いです。それではまた、ご機嫌よろしう・・・

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2013-3-1 (Friday) 内容を一部編集

留学初期のNY日記シリーズ

皆様、さらに続けて初期のNY日記シリーズです。これを書いたのが2003年7月7日ですから、まだニューヨークで留学が始まって間もない頃です。例によって一部編集。このころは英語に非常に苦労して、本当に右往左往していました。

Monday, July 07, 2003 2:55 PM

今日(月曜日)はオフです。救急を3シフト終えたところですがまだ慣れませんね。書類の位置からして迷うことばかりです。病気らしい病気がどんどん来るのは楽しいと言えば楽しい?ですが。なんとかサバイブしたいものです。

昨日はニューヨークのーーー留学組による歓迎会でした。なかなか楽しいひとときを過ごすことが出来ました。彼の地でも頑張っておられるひとは沢山いるんだなあと思いました。それではまた。

全てはここから始まりました?【ブログ前身の「NY日記」第一弾?】

皆様:

最近古いパソコンに入っているメールをGmailに統合しようと四苦八苦しております。(どなたか良い方法ご存知でしたらご教授下さいませ)OutlookExpressのメール(dbx形式で保存)って単純にはGmailに統合できないんですよね?なんか、Gooメールを利用するという方法もウエッブに載っていたのですが、このためだけにお金払うのもなあ(←わたくし、基本的にケチなのですよん)というわけで、ただで簡単にGmailへ古いメールを統合する方法を模索中です。

というわけで、古いパソコンを久しぶりに立ち上げていたら、留学が始まった当時のメールが出てきました。もう、これがですね、涙なしには読めないんですよ(笑)。ご参考までにニューヨーク到着直後のメールを開陳いたします。日付を見たら2003年の6月28日になっていました。7月1日が研修開始ですから、本当に直前にアメリカに到着したんですよね。それもこれも、あの忌々しいビザの手続きのせいでした。あまりにも、アレな誤字脱字とかは若干修正して載せていたり、ちょっと伏せている情報もありますが、基本的にはこのままのメールを当時の仕事仲間(というか正確には直前まで一緒に働いていた仲間)に向けておくっていたのです。懐かしいなあ。あの当時は英語で本当に悔しい思いばかりしていました。今でこそ、こっちの医学部の教官になって医学生や研修医相手にいちびってますが、あの当時は本当に泣きそうになりながら一日一日を過ごしていたんですよ。


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Saturday, June 28, 2003 7:27 PM

皆様:

ようやくNYに到達いたしました。
入国審査はびびりまくりでしたが
とりあえずはナントカカントカ終わりました。

それで思い出しましたが
(そのころ関わっていた翻訳の名前)
ようやく入稿全て終わりゲラ刷りの段階に入りました。
また適宜報告しますね。

NYは暑いです。熱気でむんむんしています。
来週からはや仕事です。
復帰できるといいんだけど
もう不安で心臓ばこばこです。

英語は相変わらずで言いたいこと言えずに悔しい思いをしてます。
それではまた。
電話番号など決まり次第ほうこくします。

Wednesday, March 09, 2011

自炊のお話


IMG_2382.JPG, originally uploaded by Taro Minami.
はい、今日は本の自炊ではなくて、本当の自炊の話です。なんかへんだな。自分でご飯を作る、ということですね(しつこい)

僕は学生の時は徹底的に自炊しないので有名だったんですが、環境が良すぎ(周囲に安くておいしい学生向けの定食屋さんが山ほどあった)たので仕方ないと言わざるを得ないでしょう。(←おいおい)

しかしアメリカに来て、その辺りのご飯があまりにもアレなんで、泣く泣く自炊生活が始めました。自炊というものにとんと縁のなかった僕も、猫がお手を覚えるように長い期間かけて自炊の道を辿って行ったのです。そこでですね(←偉そう)、僕が思うにですね、特に男の自炊というものはですね、あー、うー、(←お前は何者や?)如何に手抜きをすることに尽きるんではないかと。いえ、誤解されないように申し上げますが、自炊を続けるべく、なるべくやる気をそぐ要素は減らしておく、ということですね。Motivation 3.0というやつですね(←違うって)え?誤解してないって?失礼しました。

たとえば、料理にしょっちゅう出てくる、にんにくのみじん切り。あれ、結構めんどくさいじゃないですか。皮むくのめんどくさいし、切るのも大変だし。というわけで、もうすでに包丁を入れるだけの"peeled garlic"というものを買ってくるわけです。もしくはさらに一歩進んで、もうすでにみじん切り状態の瓶詰めにんにくを買ってきちゃうわけです。そうすると、あら不思議、自炊のなんと手間の省けることよ。スパゲッティなんて、基本麺茹でている間に、オリーブオイルににんにくとベーコン突っ込むだけじゃないですか(多少誇張あり)、さすがの僕でもなんとか手が出るわけですよ。一番大事なのは「自炊?あー、あれうっとうしいなあ」という気分をいかに少なくすることではないかなあ、愚考する次第です。あ、これ、英語の勉強にも通じるな。

ちなみに写真のパスタはを参考にして作りました。ほうれん草の代わりにナスを使いましたが美味しかった~リピ決定(笑)

我が家の定番☆和風スパゲッティ

Sunday, March 06, 2011

アメリカで医師免許を獲得するまで USMLE and Beyond

日本だと医師国家試験に合格すればすぐに医師免許がもらえ、日本全国どこでも医療行為ができます。アメリカはちょっと違います、というかすごく違います。アメリカは試験に合格したからといって医師免許は自動的に手に入りません。さらに州ごとに医師免許を申請しないといけません。日本とアメリカの医師免許を両方持つEng"R"ishmanが以下に医師免許試験と、試験合格から免許取得までのプロセスについて述べさせて頂きます。

【更新情報】May 24, 2018 アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 をアップしました。合わせてお読みいただけましたら幸いです。
【更新情報】July 4, 2018 以下の記事を更新しました。
アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 1
アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 2
アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 3

(1) 米国医師免許試験 United States Medical Licensing Examination (USMLE) について

アメリカも日本と同じで、医師免許取得のためにはまず医師国家試験に合格しないといけませんが、これはおおまかに3段階あります。United States Medical Licensing Examination (USMLE) Step 1, Step 2 (CK, CS), Step 3 がそれにあたります。

(1-1) USMLE Step 1
 Step1 はおおまかに基礎医学の知識ががメインで問われる試験、ちなみにコンピューター画面上で正しい回答を選択するというのが基本形式。Multiple-choice formatというやつですね。ちなみに僕がうけたときはまだ紙ベースでマークシートでした。年がばれますな。ちなみに受験は日本、というか東京でできました。学生の時に京都から受験のためだけにえっちら上京した懐かしい思い出が。僕が受験した当時はたしか一年に2回程度開催されていたと思います。コンピュータ上で受けられる現在は東京だけでなく、複数の箇所で、しかも受験日も比較的自由に選べるようになったと聞きます。羨ましいっす。僕が受験したときはインターネットがまだ世に出始めたばかりで、極東にはアメリカの医師免許試験の情報も余り出まわってなかったんですよ。グスン。

(1-2) USMLE Step 2 (Step 2 CK / Step 2 CS)
Step 2 は臨床系の知識、技能を問われます。Clinical Knowledge (CK)がいわゆるコンピューター画面上での試験であるのにたいして、Clinical Skills (CS) は実技試験です。アメリカに幾つかある試験会場まで出かけていって、そこで模擬患者さん(俳優さん)を実際に診察し、カルテに記載するわけです。その他の試験は日本で受験可能なはずですがStep 2 Clinical Skillsだけはアメリカまで出かけないと受験できません。ええ、はるばるフィラデルフィアまで受験に行きましたよ。今までの受験人生の中で最悪にめんどくさかった試験 (更新:National Board of Echocardiography が記録更新:最悪にめんどくさい試験です。合格したから良かったけど・・・)でトラウマになりました。お陰でしばらくフィラデルフィアに近づくと拒否反応が・・・(最近ちょっとましになってきました。フィラデルフィアの皆様、すいません、悪気はないんです。悪いのは全てあの忌々しいClinical Skills Assessment (CSA: 昔はStep2 CSをこう呼びました) のせいです。フィラデルフィアは歴史に満ちた良い街だとこの間の学会ではしみじみ思いました)

(1-3) USMLE Step 3
Step3はさらにStep2から踏み込んだ臨床系の知識が問われる試験です。ちょっとゲームのような変わった試験形式の部分があり楽しかったです(今でもあるのかな?)多くの人は研修医としてのトレーニングが始まってからこの試験(Step 3)を受けます。あれ?と思いません。そう、病院で医療行為するのに、かならずしも医師免許は必要ないんですね。研修医であればStep2まで合格していれば上級医の監督のもと、教育病院で医療行為ができるのです。僕はアメリカで研修を始めてから受験しました。あまり点数を気にしなかったのでStep1やStep2と違い、ほとんど試験準備をせずに(言い訳すると、普段から勉強してるから特別な勉強せんでも大丈夫なはず!と思ってました←ほんまかいな?)受験するというあまり褒められない状態でしたが有難いことに合格してました。

(1-4) ECFMG Certificate - 医師免許ではありません
外国の医学部を卒業し、アメリカで医師として(研究ではなく)医療行為をして働きたい場合、ECFMG Certificateを取得する必要があります。必要条件としてUSMLE Step1, Step2 CK, Step 2 CSの合格が挙げられます。ここまで合格すれば一段落、というわけです。ただしECFMG Certificateは医師免許ではありません。時々誤解されているように思うのですが(ECFMG Certificateが、あたかもそうであるように翻訳されている記事を見かけることがありますが、それは間違い)、ECFMG Certificateは医師免許の前の段階に過ぎず、米国の医師免許を取得するためには更に試験(USMLE Step3)と様々な書類作業や条件が必要になってきます。以下に続きます。


(2) 医師免許試験 (USMLE) 合格から実際の免許取得まで

さて、遂にStep3まで合格しました。医師免許は自動的に送られてくるでしょうか?送られてきません。医師国家試験合格と医師免許保持は同じではないのです。ここが日本と違うんですよね。(細かいことを言えば、日本も国家試験合格から幾つか書類作業はありますが、段違いです。それに申請から6ヶ月とかかからないですよね?)Step3まで合格して、ここから初めて州の医師免許申請が始まります。そう、免許も全米で有効なわけではなく、州ごとに有効なのです。ニューヨーク州で医師免許を持っていても、マサチューセッツ州で働けるとは限りません。ややこしいですよね。実はこの記事ではこの部分を書きたかったんです。試験合格から免許取得までは長い長いプロセスが始まります。僕の場合初めて申請したときに半年近くかかりました。多くの州で、医師免許申請に大きく2つのパートがあります。

(a) Federation of State Medical Board (FSMB - 連邦医師免許ボード) における書類審査と、
(b) 州ごと(正確には州のDepartment of Health)の書類審査です。

多くの州ではこのFederation of State Medical Board: FSMB(というかその所属機関であるFCVS:Federation Credentials Verification Service) から書類審査を受け合格?していることが大きなポイントとなります。FSMBから州のDepartment of Healthに書類が届くまで、実質州での書類審査は始まりません。

このFCVSによる書類審査が、モーレツに鬱陶しい。山のような書類審査があります。とくに外国の医学部(僕であれば日本の医学部)を卒業していると審査に余計時間がかかります。書類もお役所的にネチネチとチェックされ、「規定に合わない」と突っ返されることもしょっちゅうです。一回など「出生証明書に不備がある」と突っ返されたことがありました。ちゃんとニューヨークの日本領事館で発行されたれっきとしたBirth Certificateですよ。これがだめなら、なにが良いんだと怒りの電話をかけたら「上司と相談してくる」そののち「ま、この書類でもOKということになったので宜しく」といった意味の返事を頂きました。大変です。そうこうして、数カ月してようやくFCVSから申請州への認可の手紙が送られるわけです。FCVSから「この人物の医師免許申請を認可する」旨の書類が州のDepartment of Health (DOH)に届くまで、実質DOHでの作業は始まらないといっても良いかもしれません。これが揃って(他にも山のように書類を提出するのですが)ようやくDOHでの最終認可の作業と相成ります。

僕は書類作業が猛烈に苦手な人間なので、この一連の作業が本当にストレスでした。こうして苦労して手に入れた医師免許証は雨の日に普通郵便で玄関に打ち捨てられるように届けられてましたとさ(←実話)。お陰で免許証が濡れて一部ふやけてます(涙)ということで免許申請の話はこれにて一件落着?

(3) ドキュメントスキャナーの活用

ここで、はなしが大きくもどって、ドキュメントスキャナーの登場です。FCVSからよくファックスでこの書類を送れ、と要求がきました。このファックスで送る作業が実に大変。ちゃんと指定先に送ってるのに「届いてない」とけんもホロロの返事がしょっちゅう。もう一度ちゃんとチェックしてよ、と電話口で(この電話がまた繋がりにくい)頼むと「ああ、あったよ」ですよ。「送った」「受け取ってない」の連続です。ウッキー!!こういうやりとりにほとほと疲れたので最近は「ファックスの代わりにスキャンした書類をメールで送れない?」と聞くことにしてます。そのほうが、お互いハッピーになれる場合が多いのです。これなら無くならないし、送った証拠も残りますしね。

というわけでドキュメントスキャナーは大活躍です。ボタン一発で重要な書類はPDFとしてクラウドに保管され(ちゃんと事前に設定する必要はあります)、そこからメール添付一発で送れ、しかも「送った」「受け取ってない」系トラブルを回避できます(←これが凄く重要)というわけで、「もっと早くに買っておけば良かったー」なのでした。お後がよろしいようで。 というわけで、だいぶ違う日米の医師免許申請事情なのでした。

(4) 関連のリンク

ところで、この話は僕のブログのかなでも圧倒的に読まれている記事なんですね。元の記事はツイッターに1時間ぐらいかけて適当に投稿したものなのでびっくりです。アメリカの医師免許に関心のある方のためにその他の記事へのリンクも張っておきます。ご愛読誠にありがとうございます。

免許の更新とCME
CME (Continuing Medical Education) 続き

【編集履歴】
2011-8-13 タイトルを変更しました
2011-8-13 さらに内容をちょっとだけ編集
2011-8-18 内容を編集
2012-1-25 内容を編集
2012-2-14 内容を編集
2012-3-5 内容をさらに一分追加
2012-6-3 内容を一部編集
2012-6-18 (Monday) 内容をさらに追加編集
2012-9-23 (Sunday) 内容を一部編集
2012-9-28 (Friday) 内容を一部追加編集
2012-10-8 (Monday) 一部編集
2013-2-23 (Saturday) 内容を一部編集、追加、リンク先を修正




【追記 on 2012-6-18 (Monday)
ところで、この記事は僕のブログの中でぶっちぎりで読まれている記事なんですね。びっくり。本当に最初は一時間ぐらいかけて、さらさらって書いた記事だったんです。米国の医師免許の情報ってそこまで皆様の興味を惹かれるものなんでしょうか?もし、「米国医師免許にからんでこんな話が聞きたい」などございましたら、メッセージを頂けましたら幸いです。ご愛読誠に有難うございます。

【追記その2 2012-9-28 (Friday)】
この記事って、本当に僕のブログの中でぶっちぎりで読まれている記事です。本当にびっくり。他に米国医療事情で「こんな話が聞きたい」などありましたらご連絡いただけましたら幸いです。重ねご愛読に感謝申し上げる次第です。

ドキュメントスキャナー remixed

先程のつぶやきを再編集し加筆たものです。読みにくくてスミマセンでした。
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時々、あなたにとってもっと早く買えばよかったもの何?なんて情報・質問がWEBに転がってますが、僕はその質問にはっきり答えられます。ひとつはドキュメントスキャナー。富士通のスキャンスナップとかその類ですね。留学前に「これあったら便利だろうなあ〜」と思いながら値段のせいでなかなか手が出ませんでした。ようやく買えたのがフェローシップに入ってから。つまり留学して4年以上たってからです。買ってから激しく後悔しました「なぜもっと早く買わなかった」のだと。

留学時の激しい書類のやりとりも、これさえあれば非常に便利だっただろうなあと後悔しきり。僕は苦労して手に入れた政府保証書などの超重要書類を一回アメリカの病院側に全てなくされたことがあって、留学に間に合わなくなりそうになったことがあります。フェデックスで送ったのに、煙のように消え去りました。送り先は悪びれることもなく「なくしてゴメンね、おかしいなあ・・・」ですよ。あの時もPDFで送っておけば、ものすごい手間とお金を節約できただろうなあ、と思いました。

今回指導医になる際のビザ申請ではドキュメントスキャナー活用しまくりました。結局すごく時間はかかりましたが、無ければもっと時間かかってたでしょう。出先で突然「あー、忘れてたけど、あの書類も必要だった」と言われることがあり、そういう際もPDFで保管していたらメール送信一発、その場で解決です。すごくいい。もう一つ「もっと早くに買っておけば良かった」のがマックブック。使い始めてちょうど1年近くになります。何故にWindowsを使い続けたのか後悔しきり。もっと早くに買っておけば良かった。使い方になれるのにちょっと時間かかりますが、慣れたらこんなに使いやすいものはない。さて、今回のiPad2ー僕はこれが出るまでiPadは買い控えていたのですが、「だー、これなら初期のiPadから買っておけば良かった」と激しく後悔することになるでしょうか、それとも「待っておいて良かった」となるでしょうか、さて。

(追記:このつぶやきの後に発表されましたねiPad2。すごくほしいです。山の神さんに相談しよっと)

アメリカの医師免許とドキュメントスキャナー

3月2日にツイッターで呟いたドキュメントスキャナーとアメリカの医師免許についてです。下から上の順番で恐縮なのですが・・・


【追記 August 18, 2011: これを更にまとめたエントリーもありますので、宜しければご参考になさって下さい】
  • 13:42 本当にそう思います。RT @keimiyazaki: 私買って渡米しました。確かにmustですねRT @nantaro: (もっと早く買えば良かった)ひとつはドキュメントスキャナー。富士通のスキャンスナップとかその類ですな。…... 買って激しく後悔「なぜもっと早く買わなかった」
  • 11:00 (アメリカの医師免許)そこでドキュメントスキャナーは大活躍です。重要な書類をスキャンしておけば、メール添付一発で送れ、しかも「送った」「受け取ってない」系トラブルを回避できます(←これが凄く重要)というわけで、「もっと早くに買っておけば良かったー」なのでした。お後がよろしいようで
  • 10:58 (アメリカの医師免許)もう一度ちゃんとチェックしてよ、と電話口で(この電話がまた繋がりにくい)頼むと「ああ、あったよ」ですよ。ウッキー!!こういうやりとりにほとほと疲れたので最近は「スキャンした書類をメールで送れない?」と聴くことにしてます。そのほうがお互いにハッピーな場合おおし
  • 10:56 (アメリカの医師免許)ここで、はなしが大きくもどって、ドキュメントスキャナーの登場です。FSMBからよくファックスでこの書類を送れ、と要求がきたのですが、このファックスで送る作業が実に大変。ちゃんと送ってるのに「届いてない」とけんもホロロの返事がしょっちゅう。
  • 10:54 (アメリカの医師免許)FSMBから手紙が州のDepartment of Health (DOH)にとっては最も重要な書類なので、これが揃って(他にも山のように書類を提出するのですが)ようやくDOHでの最終認可の作業と相成ります。僕は書類作業が猛烈に苦手な人間なので、本当にストレス
  • 10:51 (アメリカの医師免許)そののち「ま、この書類でもOKということになったので宜しく」といった意味の返事を頂きました。大変です。そうこうして、数カ月してようやくFSMBから申請州への認可の手紙が送られるわけです。
  • 10:48 (アメリカの医師免許)一回など「出生証明書に不備がある」と突っ返されたことがありました。ちゃんとニューヨークの日本領事館で発行されたれっきとしたBirth Certificateですよ。これがだめなら、なにが良いんだと怒りの電話をかけたら「上司と相談してくる」
  • 10:45 (アメリカの医師免許)このFSMBによる書類審査が、モーレツに鬱陶しい。山のような書類審査があります。とくに外国の医学部(僕であれば日本の医学部)を卒業していると審査に余計時間がかかります。書類もお役所的にネチネチとチェックされ、「規定に合わない」と突っ返されることもしょっちゅう
  • 10:43 (アメリカの医師免許)多くの州ではこのFederation of State Medical Boardから書類審査を受け合格?していることが大きなポイントとなります。FSMBから州のDept of Healthに書類が届くまで、実質州での書類審査は始まりません。
  • 10:41 (アメリカの医師免許)多くの州で、医師免許申請に大きく2つのパートがあります。連邦医師免許ボードにおける書類審査と、州ごとの書類審査です。http://bit.ly/hbIffV
  • 10:37 (アメリカの医師免許)Step3まで合格して、ここから初めて州の医師免許申請が始まります。この部分を書きたかったのですよね〜、長い長いプロセスです。僕の場合初めて申請したときに半年近くかかりました。
  • 10:34 (アメリカの医師免許)研修医はStep2まで合格していれば上級医の監督のもと、教育病院で医療行為ができます。さて、遂にStep3まで合格しました。医師免許は自動的に送られてくるでしょうか?送られてきません。医師国家試験合格と医師免許保持は同じではないのです。ここが日本と違います
  • 10:31 (アメリカの医師免許)Step3はさらにStep2から踏み込んだ臨床系の知識が問われる試験です。ちょっとゲームのような変わった試験形式の部分があり楽しかったです(今でもあるのかな?)多くの人は研修医が始まってからこの試験(Step 3)を受けます。あれ?と思いません。
  • 10:29 (アメリカの医師免許)その他の試験は日本で受験可能なはずですがStep 2 Clinical Skillsはアメリカまで出かけないと受験できません。ええ、はるばるフィラデルフィアまで受験に行きましたよ。今までの受験人生の中で最悪にめんどくさかった試験でした。
  • 10:27 (アメリカの医師免許)Step 2 は臨床系の知識、技能を問われます。CKがいわゆるコンピューター画面上での試験であるのにたいして、CSは実技試験です。アメリカに幾つかある試験会場まで出かけていって、そこで模擬患者さん(俳優さん)を実際に診察し、カルテに記載するわけです。
  • 10:25 Step1 はおおまかに基礎医学の知識ががメインで問われる試験、ちなみにコンピューター画面上で正しい回答を選択するというのが基本形式。Multiple-choice formatというやつですね。ちなみに僕がうけたときはまだ紙ベースでマークシートでした。年がばれますな。
  • 10:22 (アメリカの医師免許)USMLEにはStep 1, Step 2 Clinical Knowledge (Step2 CK), Step 2 Clinical Skills (Step2 CS), Step 3と3段階有るわけです。http://bit.ly/gHHHsk
  • 10:20 (アメリカの医師免許)アメリカでも日本と同じでまず医師国家試験に合格しないといけませんが、これはおおまかに3段階あります。United States Medical Licensing Examination (USMLE) がそれにあたります。
  • 10:17 (アメリカの医師免許)日本だと医師国家試験に合格すると医師免許がもらえて、日本全国どこでも医療行為ができます。アメリカは州ごとに医師免許を申請しないといけません。
  • 10:12 (もっと早く買えば良かった)さて、今回のiPad2ー僕はこれが出るまでiPadは買い控えていたのですが、「だー、これなら初期のiPadから買っておけば良かった」と激しく後悔することになるでしょうか、それとも「待っておいて良かった」となるでしょうか、さて。
  • 10:11 (もっと早く買えば良かった)もう一つがマックブック。使い始めてちょうど1年近くになります。何故にWindowsを使い続けたのか後悔しきり。もっと早くに買っておけば良かった。使い方になれるのにちょっと時間かかりますしね。
  • 10:09 あの時もPDFで送っておけば、ものすごい手間とお金を節約できただろうなあ、と思いました。今回のビザ申請ではドキュメントスキャナー活用しまくり、でもすんごく時間かかりましたが無ければもっと時間かかってたでしょう。
  • 10:08 (もっと早く買えば良かった)留学時の激しい書類のやりとりも、これさえあれば非常に便利だっただろうなあ、と後悔しきり。僕は政府保証書など超重要書類を一回病院側に全てなくされたことがあって、留学に間に合わなくなりそうになったことがあります。フェデックスで送ったのに。
  • 10:06 (もっと早く買えば良かった)ひとつはドキュメントスキャナー。富士通のスキャンスナップとかその類ですな。留学前に「これあったら便利だろうなあ〜」と思いながら値段のせいでなかなか手が出なかった。ようやく買えたのがフェローシップ入ってから。買って激しく後悔「なぜもっと早く買わなかった」
  • 10:04 (もっと早く買えば良かった)時々、あなたにとってもっと早く買えばよかったもの何?なんて情報がWEBに転がってますが、僕はその質問にはっきり答えられます。

Saturday, March 05, 2011

カント先生と僕

大学生になって「ちょっとは学生らしく哲学でも学ぶっぺかね」とはじめて本格的に哲学書で取り組んだのがハイデガーでした。大学の哲学の授業を選択したら、たまたま取り扱う哲学者がハイデガーだったというだけなんすけど。で教科書がハイデガーの解説書。指定教科書で、解説書だから、基本的に分かりやすく書かれているはずですよね。しかしまーったくわからんのですわ、これが。別の言語で書かれた、魔法の書を読んでいる気分でした。こ、、、これ本当に日本語?これをどうやって理解しろというのだ!という怒りすら湧いてきた覚えがあります。

若さとは、内省の欠如でもあります。(あ、いまでもそうか)若者には「これを書いたやつが馬鹿だから、理解できんのだ」というふうに話が向かうわけです。馬鹿なのは自分なのにね。もう、解説本などイラン、本人の著書に直接当たるまでよとピックアップしたのが「存在と時間」。ほう、ふむ・・・ええと、これ、漢字と平仮名がまじっていて・・・日本語?で書かれているようなんですが?はて、ヒトコトも理解出来ないんすけど。ひょっとして、僕って馬鹿?(←ようやく気づいた?)、いや、そうだ翻訳が悪いんだ!翻訳者出てこい!!(←またかよ)と無残にも討ち死にしたのでした。

この最高に取っ付きにくい本の表紙のハイデガー自身、そもそもしかめ面していて、近づきにくい。こちらから思わず「シニョール、そんなしかめつらせずに、陽気に行こうぜガハハハ」と言いたくなってしまいました。もちろん相手は哲学者だから、おいそれとはニコニコできない複雑な事情がおありなのでしょう。本の表紙のハイデガー先生は相変わらずしかめ面なのでした。

その点、カント先生なんかはすっとぼけた顔していて、なんだか「スターウオーズのC3PO」みたいな感じで、「お、ちょっとはお近づきになれるかも!」と期待しましたがだめでしたね。(顔で判断するなっチューの)そのカント先生の著書も様々に手を出してみましたが、サーッパリわからん。基本的に「ええと、これ日本語でかかれてます?」というレベルですね。ぜーんぶ、討ち死に。実践理性批判純粋理性批判永遠平和のために(最後のはちょっとましだった)全部ダメ。本棚の飾り。つまりは友人から「お・・・カント読んでるんだ」と聞かれたときに「うん、まあね・・・」と答えるためのアイテムに成り果てたのでした。

それでも、「どうやら大事なこと言ってるらしいから読まねばならん」と、ドイツ旅行していた際は本屋でドイツ語で書かれた原著を買い求めたりさえしたんですよ。読めるわけないのにね。でもタイトルだけはよく覚えてます。Kritik der reinen Vernunft(純粋理性批判)でしょ。ほら、合ってた(と今手元の本を参照)。なんとなく、本場の言葉で読んだほうが分かりやすいかなあ?とぼんやり考えていたんです。それもこれもない知恵を絞って、偉い先生とちょっとでもお近づきになりたいと考えていたからなんですね。

そうこうするうちに月日は流れに流れ、はや20年(ああ、年月はかくも早くながれるものか!)再び、カント先生の本を紐解いております。きっかけはあのサンデル先生の正義に関する本ですね。あれ読んでから、ちょっとだけカント先生が分かった気になって、ちょっとだけ分かった気になったら、ちょっとだけ原著(といっても翻訳)読む気になりました。20年経ったから、ちょっとはお近づきになれるかも、という淡い期待を抱いたんですが、まだまだ難しいですね。ふうう、でも、まあちょっとづつ近づけているような気もします。まあ、気長に行きますよ、シニョール!

Monday, February 28, 2011

あと20年遅く生まれていたらなあ

当直を終えて帰ってきました。これ、やっぱからだに悪いよな。さて、当直中につらつら考えていたことなどを備忘的に書きとどめておきますね。
時々、あと20年遅く生まれていたらなあ、と思うことがあります。つまり、いま大学1年生ぐらいだったらなあ、ということですね(年がバレちゃいますね、ははは、こちとらアラフォーでい←何故か江戸っこ口調)インターネットが発達して、英語を学ぶ環境も整って、iPhoneやiPadもあって英語のレクチャーを聴いたり本を読む環境もすごく良くなった。聞きたい講義はiTunes UやPodcastに星の数ほど落ちている(しかも無料のものが多いこと!)欲しい本はアマゾンで部屋を一歩も出ずに簡単に買えちゃうしね。勉強する環境は本当に20年前とは比べものにならないほど整って、正直今の学生さんをとりまく環境は羨ましい。

でも本当にあと20年遅く生まれても、いろいろ足りないものがみえてきちゃって結局また「あと20年遅く生まれていたらなあ」と思ったりしてね。「たら、れば」はやめて自分の今いる環境を活かして頑張っていこうと思った次第でした。

Sunday, February 27, 2011

個々数日は夜勤の連続です

皆様、ここ数日は夜勤の連続です。夜働いて、昼間眠って、また夜働く。これ、体にはよくないですよねえ。やっぱりお天道様の上がってるうちに活動して、夜は眠るもんですよねえ、といってると病院も回らないのでまた働いてきますよ。ええ。

しかし夜昼厭わずガシガシ働いてらっしゃる皆様には本当に頭が下がります。僕も僕なりに体を壊さないようにやってきたいと思います。

Friday, February 25, 2011

医学部新教官歓迎パーティー

今週の水曜日は医学部で新しく教官に任命された人たちのためのパーティーがあり、僕も1月に任命されたばかりなので有り難く招待をお受けして出かけてまいりました。式は夕方の5時から医学部会館で。
おらが街の大学医学部では今年は40名ほどの教官がレセプションに招かれたそうです。医学部の教官だけでなくポスドクで新しく職に着いた方たちもレセプションに招かれてました。内科は5名ほどがレセプションに参加予定、うち実際来ていたのはそれより少なかったです。みんな忙しいもんね。式を取り仕切るのは医学部長、そして僕の名前も内科部長代理から読み上げられ、簡単に紹介されます。実に和やかな式次第。でもこういうパーティーの席で談笑するのって苦手なんですよね。英語だし←おい!
実は現在の医学部長であるW先生は僕がチーフレジデント時代には内科部長だったんですよね。彼の前で冷や汗かきながらモーニングレポートやっていた美しい?思い出が脳裏をよぎります。「ロードアイランドに戻ってきたんだね」と喜んでくれました。覚えていただいていて良かった。式全体はなごみ系でいい感じです。今年の夏には医学部の新しい建物も完成予定だそうな。よろしおすなあ、あと、大学の体育館、新しいのを建築中だけど早く完成しないかなあ、って何しに来たんだか。というわけで、もっと頑張って勉強して学生さんに馬鹿にされないようにしないと(←おいおい)と気持ちを新たにしたのでした。

Thursday, February 24, 2011

本の自炊に関して 覚書

本の自炊にかんして 覚書
もはや様々な場所で自炊に関しては解説されていると思うので、多くは書きません。ごく私的な覚書のようなものです。

【スキャナー】
僕は富士通のスキャンスナップS510という機種を使ってます。1世代前のものですね。これでも綺麗にスキャンできます。最新の機種と比較はしていないのですが、僕はこれで満足。

【スキャンの設定】
スキャンスナップに「単行本スキャン」といったプロファイルを作成します。
スキャン品質はBest (Slow)
カラーはautodetect
両面スキャン(これは当たり前ですな)
続けてスキャンの項目にはチェックを入れます。(分割スキャンして、あとでマージしてもいいけど面倒)
オプションの項目ではAllow automatic blank page removal
だけチェックを入れ、あとはチェックをはずします。特に傾き自動補正では時々変な方向に補正されてしまうので、はずしておきます。
ドロップボックス上のスキャン本専用のフォルダーに保存されるように設定します。ファイル名は Tankou Bon 2011 -
といった感じで自動で名前がつくようにしておきます。
Searchable PDF (OCR) はオンにしておきます。

【OCR(画像としての文字をテキスト認識すること)について】
スキャンによって物理的な本の大きさから自由になる=好きなだけ本を持ち歩ける、という点は言うまでもなく自炊の魅力なのですが、OCRによって文字情報を付加し、検索やハイライト、抽出などが自由にできることは非常に大きな魅力だと感じてますし、そこに電子書籍の大きな可能性を感じます。若干余計に時間がかかりますが、検索やハイライトが非常に容易になりますのでスキャン時のOCRはぜひおすすめです。

スキャンスナップ Evernote

皆様、ちょっと油断した好きに2月ももう終わりに近付いているじゃないですか・・・全く時間の立つのは早いですね。

さて、最近スキャンスナップでスキャンした書類をEvernoteで保存するようになりました。せっかくスキャンしたのに、えーと、あれどこに(どのフォルダに)しまったっけ?ということが多くなったからです。このほうが検索楽ですしね。

Evernote
http://www.evernote.com/about/intl/jp/

もともとスキャンスナップでスキャンした書類はDropboxのフォルダに保存されるように指定してたので、出先でもスキャン書類は開けます。これは非常に便利。特に、ビザの書類をhandleしていたときには非常に役立ちました。あと新しい職場での書類作業も、基本的にスキャンした書類をPDFにてやりとりして、時間を大幅に節約できた気がします。ファックスなんて使ってられませんね←鼻息荒っ!留学を考えている皆様、ドキュメントスキャナーはすごく生活を楽にするので強くおすすめですよー、アメリカ人書類よくなくしますしね(一度とならずひどい目にあったことがある)ファックスとか、受け取ったことを確認するのに時間が取られたりします。EmailでPDF送るのが一番だと思いますよ。相手の「そんなの受け取ってないよ」てき言い訳を回避できますしね。

ちなみに写真をEvernoteに送るときにはこんなiPhoneアプリをつかっております。
Fastever Snap
http://www.appdime.jp/2011/02/02/p-6134


最近はお店の開店時間とかもお店のドアを写真でとってEvernoteに直接取り込んで検索するようにしてます。Evernoteはこういう写真上の文字情報も拾ってくれるから便利ですね。適当に写真とってあとで検索するとしっかり引っかかってきます。ハラショー

というわけで、最近は遂に自炊(本の背表紙を裁断して、全部スキャンしてPDFにする作業)にも手を出してしまいました。これは、一旦出来上がるとものすごーく便利。旅行に持っていく本の容量を気にせずに済むので、すごく嬉しいです。さらに文字検索が可能になり、注釈などを本に書き込めるようになるのがすごくいいですね。はまりそうな予感です。

僕は常に引越しや旅行のことを考え、身軽に、なおかつ周囲の環境は保ちながら移動できる方法を思案してます。音楽や本を手軽に持ち歩けるようになったのは素晴らしいなあ、と思う次第です。

Tuesday, February 08, 2011

Google transliteration

僕はアメリカで働いているので、職場で日本語で文章を書きたい時にすごく不自由します。まあ、自分のノートパソコンを持ち込んだらいいのですが、それも毎回は大変ですしね。というわけでその不便に対抗する決定打が出ました。グーグルから
Google Transliteration
http://www.google.com/transliterate/japanese
これは素晴らしい。特にパソコンに日本語IMEをインストールされてなくても、ブラウザから直接日本語入力ができます。この文章は
このウエッブサイトから入力しています。以前から
http://ajaxime.chasen.org/
の存在は知っていたのですが、今回のはさらに便利です。

Monday, February 07, 2011

旅行の覚え書き


IMG_2225.JPG, originally uploaded by Taro Minami.

単なる旅行の覚え書きです。旅行の反省点や、気づいた点など・・・

水、ホテルの部屋について、意外に不便するのが水。出発前にペットボトルを準備するのが吉。非常食的な食べ物も持参すると良いかも。

車の旅なら炊飯器を持ってっちゃうのもアリかな?旅先でご飯を炊く。なんかよさげ?水蒸気だけが課題だけど、バスルームで炊けば問題ないか?どうかなあ・・・ついでに電気ポット?を持っていけば携帯用のお味噌汁も楽しめるではないか!

紙とペン。ペンはいつも持ち歩いているけど、子供のお絵かき用の紙を持参すると楽かも。

モバイルWIFIがあれば便利だよなあ・・・今回のホテルは無線LANがただで使えたのでまあ、良かったのだが、毎回インターネットで微妙に苦労するので、モバイルWIFIを真剣に考えよう。

エンパイアステートビル


IMG_2227.JPG, originally uploaded by Taro Minami.

高速道路を通ってコネチカット州からニューヨーク州に入りしばらくすると彼方にエンパイアステートビルを含めたマンハッタンの摩天楼が目に入ってきます。「ああ、帰ってきたなあ」と感じる瞬間です。懐かしさとも、なんともつかぬ、不思議な感情ですね。ちなみに写真は高速道路・・・ではなくクイーンズ地区の路地裏から撮ったエンパイアステートビルですね。日曜日は凄く良い天気でした。