Thursday, September 05, 2013

兼好先生のTravel Hacks

これまた有名な徒然草のお話ですが、本当に「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。」とはよく言ったものです。旅先のちょっとした事で、面倒臭がって下調べをしなかったばっかりに痛い目に合う、と言うのはよくあることで、本当に耳に痛いお話です。兼好先生、よくわかってらっしゃる。人に先達をお願いする以外にも、現代にはインターネットがあります、というわけで僕なりにこのお話を現代に適応すると

(1) レストランに行く前に、必ず電話をして開いているかを確認 (苦労してレストランに辿り着いたらクローズド、ああ〜、という事態に何回も会いました)
(2) 学会で出張する際は必ずYelpやTripadvisorで下調べ。
(3) レストランに行く際は、Yelpでオススメメニューをチェック
(4) 現地の天気をiPhoneで確認(アメリカは広いので、着いたら、寒かった、暑かった、というのは結構あります)
(5) 空港からホテルまでの経路をネットでチェック、Vanを予約

などなどでしょうか。ホント、ちょっとグーグルでキーワードを入れるだけで、先達を見つけることのできる現在は実に便利ですが、このちょっとの手間をついつい惜しんじゃうんですよね(←あかんやん)

http://www.tsurezuregusa.com/index.php?title=%E5%BE%92%E7%84%B6%E8%8D%89%E3%80%80%E7%AC%AC%E4%BA%94%E5%8D%81%E4%BA%8C%E6%AE%B5

仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、たゞひとり、徒歩より詣でけり。極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。

さて、かたへの人にあひて、「年比思ひつること、果し侍りぬ。聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず」とぞ言ひける。

少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。