Wednesday, December 14, 2011

アメリカの歯医者さんから学ぶプロの業

先週のはじめに歯の詰め物がポロッと取れてから1週間、歯医者さん週間とばかりにひたすら歯医者さんに通ってました。すったもんだあった末に最終的にはRoot Canal(歯根神経治療)が必要といわれ、昨日重い心を引きずってRoot Canal専門の歯医者さん (Periodontist)を訪ねて参りました。Root Canalは今まで何度か経験があるのですが、個人的には実に苦手です。麻酔も痛かったし時間もかかるし、口をずっと開けているのも実に苦痛、という訳で歯医者さんに言われるがままに恐怖と闘いながら(←おおげさやなあ)Root Canalの専門家、K先生の門を叩いたのでした。

それがですね、あなた、今回は非常に良かった。まずK先生の説明が実に丁寧。説明が実に丁寧なのは如何に有難いかということを患者の側からシミジミ実感できたのは実に貴重な体験でした。安心するんですね。僕も仕事柄、患者さんやご家族への説明の部分には時間を非常にかけるのですが、これは本当に大事だなあと改めて実感した次第。

それから麻酔が殆ど痛まない。まずゼリー状の局所麻酔を粘膜に塗布してくれるおかげで実際の注射が殆ど痛くない。これは歯医者恐怖症の僕としては実に有難い。Root Canalの麻酔は結構多くの箇所をカバーしないといけないのですが、麻酔の注射も実にじっくりと丁寧に(そして麻酔の途中も実に細かく説明して頂いた)やっていただいたお陰でほとんど痛まない。以前のRoot Canalの麻酔に伴う苦痛は何だったんだという感じです。Root Canalのプロセスの中で麻酔の注射が実は一番苦手だったりするので、殆ど痛まないのは本当に良かったです。これなら毎日Root Canalしてもらってもいいぞ!(←なんだそりゃ)

手技の途中も細かく説明してくれて「あと13分で終わると思います」など予測時間も細かく言ってくれる。でもこの13分で終わることができると予測できるのも凄いですよね。自分の手技をきっちり把握している証拠で実に頼もしい。患者としては実に安心できます。正確に時間測らなかったけれど、だいたいその通りに終わったと思います。Root Canalは今まで非常に苦痛な体験ばかりでしたが、今回は実に楽に過ごせたのでした。というわけでK先生は今までRoot Canalをやっていただいた先生方の中でダントツに一番素晴らしかった。またRoot Canalが必要になったら(なってほしくないけど)絶対にこの先生にと思ったのでした。というわけで今回は「プロの業」について実に色々と勉強させて頂きました。K先生有難う御座います。