Tuesday, July 28, 2015

Mad Max: Fury Road とRedemption

アメリカに住んでいて良いことの一つは映画を見るのにあまりお金がかからないことです。近所の映画館は最新の映画は上演していないのですが、「旬を過ぎた」映画を非常に安く上映しています。普段の上演は3ドル、火曜日と木曜日は2ドルという信じられない値段です。Mad Max Fury Roadもさすがに上映から2ヶ月から経ったのでこの映画館で上映が始まりました。おまけに今日は火曜日、というわけでイソイソと観に行ってきました。Dunkin Donutsのアイスコーヒーよりも安い値段で映画が観れる、ちょっと信じられません(素晴らしい!)

さて、この映画ですが、良かった、非常に良かった。これはなんどか見に行くかもしれません。監督のGeorge Millerは70歳だというのにこのような「行っちゃってる」パワフルな映画を創って実に素晴らしいと思いました。良い意味で「狂った」映画ですね。



さて、人物評では映画のヒロイン、Furiosaが実に印象的ですが(主人公のMaxを完全に食っている)主人公のMaxに「お前は何を求ているんだ(EngRishman 訳)」と聞かれ「Redemptionよ」と応えるシーンが特に印象に残りました。 Redemptionは「救済、解放、キリストによる救済」などを意味しますが、彼女がこの映画で述べると短いセリフながら実に重く響きます。これはGeorge Millerが現代の我々に送るメッセージかもしれませんね。我々もこのWaste landたる現代においてRedemptionを求め日々を生きているのかもしれません。

ちなみに脇役的には火炎放射ギターをジャカジャカ鳴らす狂ったパンク野郎 (Coma-Doof Warrierと言うらしいです)がEngRishman的には特にお気に入りでした。彼、大乱闘の真っ最中でMaxにボコボコにされながらもひたすら狂ったようにギターを掻き鳴らすんですよね。その意気や良し!という感じです。ちなみに "What a lovely day!"のNux君も良い感じでした。脇役も非常に立っているこの映画、すごくお勧めです。子どもと一緒にはちょっと観にくいですが。