Monday, September 02, 2019

夏の終わりの告げ方

EngRishmanは夏が大好きなので(でもここ数年夏に日本に仕事で戻っているのですが、その暑さ、湿度にはびっくり!)夏の終わりは実にさみしいです。ここニューイングランドでも朝晩は肌寒いぐらいで、朝ベッドから抜け出して少し外へ出てみるとそのあまりの肌寒さにびっくり。「夏も終わりで秋が到着したか」と朝からがっかり感が半端ないです。

さて、夏の終わりを悲しむのはEngRishmanだけではないようで、学校が始まる子供達も同じ思いな様です。「いかに夏の終わりを子供達に告げるか?」はアメリカ人にとっても大きなテーマであるようです。というわけで、このNYTimesの記事(というか漫画)、笑いました。ご笑覧あれ。

How to Tell Your Kids Summer Is Over (Without ruining the rest of summer.)

あなたは英語をしゃべりますか? Parlez-Vous Anglais?

パリ在住のNYTimesのライター Pamela Druckermanさんの書く記事は好きで比較的読んでいます。特に Why It's So Hard to Learn French in Middle Age という記事は凄く良かったです。外国に住む外国語話者の悲哀を扱っていてまさに当ブログのテーマとも言えます。さて、その彼女が8月に書いた記事がこれ。

Parlez-Vous Anglais? Yes, of Course.

この記事も面白かった!確かに数年前ドイツの医学部で医学生を教えたとき、彼らの英語が非常に綺麗なのにびっくりした覚えがあります。ただ誰もがそうというわけでもなく、特に年配の教授レベルの先生方の中ではむしろ英語に苦労してらっしゃった方もちらほら居たような・・・街のパン屋さんでパンを買うときもだめでした。レジのおばちゃんが若い子に「ちょっとあんた、この英語喋る客の相手してよ!」と(おそらくはそのような意味のことを)ドイツ語で叫んでいたのが懐かしい思い出です。なぜこういうときはドイツ語でもすんなり頭に入るんでしょうね?

ヨーロッパの、特に若い世代は急速に英語を上達させているのかもしれませんね。はてさて、日本はいかに?EngRishmanの母校がある京都に最近立ち寄った経験からすると、ホテルやタクシーの運転手の方の英語は(EngRishmanが京都にいた20年前と比べ)大分上手になられた印象があるのですが、如何なもんでしょう?

Sunday, September 01, 2019

効率のよい外国語学習法 7箇条

皆様いかがお過ごしでしょうか?英語の学習、はかどってます?留学16年目にしていまだ英語に苦労するEngRishmanが通りますよ。この間子供(アメリカ生まれなのでnative speaker)に「どう、パパの英語って上達した?ちょっとはnativeに近づいた?」と聞いたら、「ちょ・・・そもそも文法からして間違いだらけだから、そこからして全く駄目だし、ははは」と(言う意味のことを英語で)言われました。子供は正直です。さて、口の悪い同僚に「お前は英語に専念しておけ(割に的確な指摘です)」と言われながら、他の言語に手をだす悪い癖が治まらないEngRishmanです。というわけでフランス語における効率の良い学習法のお話。

EngRishmanはDuolingoを中心にフランス語を細々と学習を続けていますが、一向に上達せず、妻には「かなり長い間勉強してるよね?」とその学習効率の悪さを指摘される始末です。ま、そのような星の下に生まれたと諦め死ぬまで効率の悪い学習法と心中しても良いのですが、まあ、出来たらもう少し効率の良い学習法はないものかとグーグル先生に聞いてみました。すると以下のリンクが見つかりました。

読んでみると、確かに、確かに!とうなずくことばかり。しかも他の言語(英語とかね)にも応用できるのではと思い、皆様に紹介させて頂く次第です。引用はDuolingoのフォーラムからで、EngRishmanの意訳(超訳?)をつけました。ちなみにDuolingoというのはオンラインの語学学習サイトで、無料なのが信じられないほどよく出来ています。凄くお勧めで使ってない人はEngRishmanの駄文なんて読むのを直ちに辞めてリンクに飛ぶべし!

https://www.duolingo.com/

https://forum.duolingo.com/comment/20643912/How-To-Learn-French-Efficiently

(1) Write down everything. Rewrite your mistakes, correct what you've
written. I write down everything I learn on Duolingo and make it look
aesthetically pleasing with markers! It keeps me motivated.

なんでも書き留めること。間違えた箇所を書き直し、訂正しましょう。私はDuolingoで学んだことを全て書きとどめているし、マーカーを使って見た目も美しくしています。こうすることで学習意欲を保つんです。(訳注:書きとどめるのか・・・面倒くさいなあ←おい!)

(2) Re-do Duolingo lessons. Do them 5 times if you need to and ALWAYS
remember to keep those lessons gold!

Duolingoのレッスンをやり直すこと。必要なら5回繰り返しても良いし、lessonsを常に「ゴールド」状態に保つように(訳注:Duolingoはシステムを時々「大変革」するので戸惑います。ゴールドに保つ(というか持っていく)の大変なんですよ)

(3) Watch French YouTubers and French videos in general. This could be
movies, documentaries or just short clips in French. There are a TON
of those on YouTube. (Don't forget to turn the subtitles on!)

フランス語をしゃべるYoutuberの番組を見ましょう。映画でも良いし、ドキュメンタリーでも良いし、短いクリップでも良し。沢山あるから(サブタイトルを「オン」にするのを忘れないように!)(訳注:フランス語のYoutubeチャンネルか!確かに!・・・EngRishmanが最も参考にしたアドバイス)

(4) Use other French learning resources, type in "French" on the app store
on your phone and download some French apps! Write down everything you
learn on there too :-) I suggest Memrise.

他のフランス語の学習リソースも活用しましょう。App storeで"French"とタイプして出てくるアプリをいくつか試してみましょう!ここでも学習したことは全て書きとどめましょう。私はちなみにMemriseを使ってます。(訳注:確かに!でもMemriseあまり使ってない)

(5) Listen to French audio books or French music. You can download audio
books on the app store or find them on google, and listen to French
music on YouTube.

フランス語のAudio booksを聞いたり、フランス語の音楽を聴いてみる。app storeからダウンロードできるし、グーグルして見つけるも良し。Youtubeでフランス語の音楽を聴くのもいいですね。(訳注:ここでもYoutubeですね)

(6) If you can, talk to native speakers. It'll help familiarize you with
the language. Don't be shy to ask questions to them!

可能なら、周りにいるフランス語 nativeとしゃべってみましょう。言葉により詳しくなります。恥ずかしがらずに質問しましょう。(訳注:スペイン語のNativeなら周りに沢山いるんだけど、フランス語のnativeとなると見つからないなあ・・・)

(7) Study French for at LEAST 30 minutes every day. If you can't do 30
minutes, don't worry- just do your best.

一日少なくとも30分はフランス語の学習に充てましょう。もし、30分取れなかったら?深く気にしないで、ベストを尽くしましょう。(訳注:30分かあ・・・(遠い目))

皆様、如何でしたでしょうか?Happy Learning!

Tuesday, July 02, 2019

【PODCAST】Recode Decodeであの Joichi "Joi" Ito 氏、こと伊藤 穰一氏のインタビュー

Podcastは大好きで様々な放送を良く聴くのですが、MITメディアラボ所長でMIT教授である伊藤 "Joi" 穰一氏のインタビューがRecode-Decodeに収録されてました。これだからPodcastを聞くのはやめられない。そういえば最近MITの元学長がインタビューされてましたが、これも面白かった!

https://www.vox.com/recode/2019/6/26/18758776/joi-ito-mit-media-lab-resisting-reduction-exorcist-kara-swisher-recode-decode-podcast-interview

というわけで皆様も是非!伊藤氏は日本にお生まれですが、中学・高校時代は日本で過ごされたのですね。実に綺麗な英語でお話になります。それにしても、こんなインタビューが簡単に(インターネットへの接続さえあれば無料で!)聞けてしまうとは、いやはや、凄い時代です。若い世代の方が本当に羨ましい。

Saturday, June 15, 2019

POCUS and Me

EngRishmanの最近の主な仕事がPoint-of-Care Ultrasound
(POCUS)を教える、ということです。身体所見の延長としての超音波を学生さん、研修医やフェローの皆様に教えています。

というわけで、突然思い立って英語でブログを始めて見たのですが、よろしければどうぞ。メモ的に書きためておいたら自分の確認用に便利かなあ?と思いまして。(あと、良く来る質問などはブログにまとめておいたら便利かな?とも思いまして)。唯一の問題は英語で書いていると言うことです(ま、教える相手がアメリカ人だから彼らに読めるようにするには英語で書くのが一番なのです)

https://pocusandme.blogspot.com/

というわけで英語の間違え見つけたら教えてくださいね(←自分でチェックしましょうね)

Sunday, May 05, 2019

【英語の記事】How to Do a Data ‘Cleanse’


これもDavid Pogueの記事から。まあ、基本的なことばかりですが、結構大事ですよね。それにしてもバックアップ取っている人って全体の6%ですか?まじっすか?これ本当に大事です(もしまだであれば今すぐバックアップ取るのをお勧めします)

ちなみに僕はTime MachineとDropbox(に加えてiCloud)でバックアップ取ってます。写真はiCloudとTime Machine, 重要な書類はDropboxとTime Machineで、という感じでしょうか。何回も痛い目に遭いましたからねえ〜(←結局そこかい!)

【英語の記事】The Best Advice You’ve Ever Received (and Are Willing to Pass On) - by David Pogue at NYTimes

The Best Advice You've Ever Received (and Are Willing to Pass On)

技術系のコラムニスト、David Pogueの執筆するNYTimesの記事は割に好きでよく読んでいたのですが、彼が2013年に(だったかな?)Yahooに移ってから見かけることは無くなりました。残念。と思いきや、2019年になって再び見かけるように。あれ?職場また変わったの?と思いきや少し説明がありました。


なんせこの記事けっこう面白いです。NYTimesで彼の記事が再び読めるようになったのは嬉しいことです。ちなみに彼のVideoも結構面白いです。以下のリンクはiPhoneが発表された当時のもの。馬鹿馬鹿しいですが結構笑えます。


Tuesday, April 30, 2019

【語学】中年になってからフランス語を学ぶのは何故大変か

New York Timesは時々どんぴしゃな記事を載せてくるので大好きです。この記事など「何故貴方はこちらの心の内をこうも見透かしているのか?」と思うほどです。特に第一段落と第二段落はあまりにも状況が似通っていて(まあ、細かいところは違いますが)「あなた、私のことスパイしてますよね」と思ったぐらいです。

Why It's So Hard to Learn French in Middle Age

なぜ中年になってからフランス語を学ぶのはこんなに大変か。「フランス語」を「英語」に変換すればEngRishmanのできあがりです。この記事の著者は30歳代はじめにパリに移り住んだそうな。タイミング的にもほぼ同じです(←30歳ごろにニューヨークに移り住んだよ)

パリに移り住んで15年、著者は未だにフランス語のニュースをTVで見ていて何言っているか分からないそうです。あんた、私の心の友だよ。というわけでEngRishmanも実は(でもないか)フランス語も細々と勉強してますよ・・・何言っているかさっぱり分からんけど。ガハハ。

Monday, April 29, 2019

今日の英単語 Subpoena


さ、最近は毎日のように新聞で見かけるこの単語「Subpoena」ですが発音に注意

səpíːnə

です。Subのbが発音されません。poenaの部分の発音にも注意。もともとはラテン語 Sub Poena (Under Penalty)という意味だそうです。勉強になりますねえ。ちなみに「(動)(法廷に)召喚する」「(名)召喚状」という意味です。

Sunday, April 21, 2019

オリバーサックスと周期表

神経内科医のオリバーサックスの書くエッセイは大好きで良く読んだものですが、2015年に亡くなられ、もう新たなエッセイを読むことが出来ないかと思うと寂しい限りです。というわけで、NYTimesに掲載された文章を時々読み返しています。特にこの文章は好きで時々読み返してます。自分の年齢と周期表のElementを結びつけたくだりなんか秀逸だと思います。なるほど、その発想はなかったです。素晴らしいエッセイですので、皆さんも是非!
さて、皆さんの今年のElementは何ですか?僕の今年のElementは秘密です(笑)

Oliver Sacks: The Joy of Old Age. (No Kidding.) from NYTimes

Saturday, April 20, 2019

The Healing Power of Gardens


さて皆さん、何やらredactedという英単語が世の中を騒がしているような今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。

さて僕はニューヨーク・タイムズの読むのが好きで、時々トレンドのページでどのような記事が読まれているのかをチェックすることがあります。

今日トレンドのページをチェックしていたら、なんと2番目にオリバーサックスの記事が出てきてるではないでしょうか。神経内科医のオリバーサックスは癌のために2015年に亡くなってらっしゃるので新たに記事を発表すると言う事は無いはずです。

読んでみるとこれは彼の著作から抜き出されたもののようでした。なるほど。ということでなかなか騒々しい世の中ですがたまには彼の文章を読んで心を落ち着けたいと思います。

Monday, April 15, 2019

音声入力について

NYTimesから、実に興味深い記事です。

米国ではカルテのDictationはわりに昔から行われていた手段だと思います。EngRishmanの入院サマリーなどをDictationで行ったことがありますが、悲しいかな、発音が悪いせいで、文字起こしをしていただく方が私の発音を理解できずに部分部分 ***(「何言ってるかわかんね」)と記載されることもよくありました。

コンピュータの音声認識の能力が格段に向上したお陰で、遙かに簡便に音声入力が利用できるようになったのは有り難いことです。

Sunday, April 14, 2019

Duolingoの仕様が変更に(フランス語、スペイン語)

時々サボりながらも細々とフランス語の勉強を続けているEngRishmanですが、久しぶりに(←「続けている」っていう説明と矛盾するやんけ、おい)Websiteを開いてみたらフランス語のサイトの内容が大分変更になっている。なんか慣れへんなあ、このシステム。でも内容はより充実したのかな?

案の定Discussionでポストが張られていました。

https://forum.duolingo.com/comment/31483256

"Hi everyone! Understandably there is concern and confusion around recent course changes, so we wanted to clarify what the changes are and why we’re excited to share them with you!"

とのことです。毎日しっかり勉強しろということですかね・・・CEFR (Common European Framework of Reference for Languages) とか初めて聞いたわ、え?常識やろって?すみませんねえ、勉強不足で。ま、すきを見て細々と勉強しますよ・・・

アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 4

皆様、お待たせしました。大人気の?「アメリカで医師免許を獲得する」シリーズ、最新編です。マサチューセッツ州編の続き、これで第4回目、大河ドラマもビックリの感動巨編です(←おい!)最初からこの感動巨編(←しつこいって)を読まれたい方は以下のリンクから

アメリカで医師免許を獲得するまで USMLE and Beyond
アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 1
アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 2
アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 3


さて、医師免許の取得に必要な書類を全て提出した後、しばらくして、マサチューセッツ州の「医師免許局(とでも訳すのかな?)」からEmailが届きました。

「USMLEのStep 3までの合格に7年以上 かかっている理由を説明しなさい」

例によってろくでもないメールです。だからそれ、以前さんざあなた方に説明したでしょうに!

「 だから日本で5年臨床してから留学したからStep3を受けるのが遅くなったんだって、前も説明したと思うんだけど?」的なやりとりをしたら、担当者のボスが「なるほどね、わかった、わかった」という反応です。どうだか・・・

と思っていたらしばらくして更に不吉なEmailが別の人からとどきます。それも数ヶ月経ってからです。やれやれ・・・

「お前の案件をLicensing CommitteeのPublic Hearingに出すから、かくかくしかじかの日に、来たかったら来てね」

とのことです。マサチューセッツ州の医師免許とるのに公聴会ですか?来たかったら来てね?何じゃそりゃ?というわけで担当者に電話したら以下の様な会話となりました(だいたいの感じ、記憶をもとに再構成)。

担当者「その日来れる?」
Eng"R"ishman「行かなきゃだめですか?ていうか行った方がいいの?外来あるから、キャンセルしないといけないんだけど」
担当者「え?外来あるの、キャンセルは困るでしょうねえ〜(そりゃそうだ、患者さんだって何ヶ月も前から待ってるんだから)」
Eng"R"ishman「でも、公聴会行った方が良いんだったら 仕方ないから行きますよ」
担当者「行った方がよいのか?うーん、それはなんとも・・・」
Eng"R"ishman「(なんじゃそりゃ)行かなくてもいいの?行くことで僕にとってどんなメリットがあるんですかね?」
担当者「メリット?うーん、それはなんとも・・・」
Eng"R"ishman「(なんじゃそりゃ)行っても行かなくても結果に影響ないの?じゃ、行かないよ。外来あるし」
担当者「うーん、それでいいんじゃないしら」
Eng"R"ishman「(なんじゃそりゃ)じゃ結果をまたメールででも教えてくださいな」
担当者「Ok」

というわけで、なんだかよく分からない展開になったのでした。とにかくあとは公聴会の結果を待つばかりとなりました。(続く)

Monday, April 08, 2019

トホホ留学記:英語におびえ,首におびえる暗黒の1年 (週刊医学界新聞)


さて、週刊医学界新聞に執筆させていただいた「トホホ留学記」、少し前にもリンクを張らせていただきましたが、編集部より許可をいただき、以下に全文掲載させていただきます。週刊医学界新聞の皆様、誠に有り難うございます!ちなみに、元原稿へのリンクは

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03305_01

です。(以下、編集部の許可を得て転載)


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英語におびえ,首におびえる暗黒の1年
南 太郎(米ブラウン大学医学部内科准教授)


こんなことを聞いてみました 
①研修医時代の“アンチ武勇伝” 
②研修医時代の忘れえぬ出会い 
③あのころを思い出す曲 
④研修医・医学生へのメッセージ



①学生時代から英語は得意なほうで,少しは英語ができるつもりで米国はニューヨークにて臨床留学を始めたのが今から15年ほど前のことです。いざ研修が始まってみるとさあ大変。相手の話し掛ける英語がとんとわからないのです。
 最初のローテーションは救命救急室でした。相手のしゃべる英語のスピードがあまりにも速すぎるのに驚きました。「これは嫌がらせではないだろうか? そんなに『わざと』早くしゃべったら相手は聞き取れないだろうに」と勝手に憤っていました。しかし,不思議なことにその「わざと」速い英語を他の人はちゃんと理解しているのです。謎は尽きませんでしたが,しばらくすると,相手のしゃべる英語が速すぎるのではなくこちらの聞き取り能力が悪すぎるのだ,ということが薄々とわかってきました。えらいこっちゃです。
 当時の入院カルテはまだ紙で,数ページにわたる空欄を埋めねばなりませんでした。「いったいこの膨大な空欄を英語でどのように埋めろというのだ! 症例報告じゃあるまいし,大学入試だってこんな長文は書かされたことがないのに!」と理不尽な怒りに震えたものでした。周囲を見回すに,同僚はいかにも「ルーティン」と涼しい顔でさっさと入院カルテを書き終えていくではありませんか。こちらはまだ現病歴を書いている途中。え,ひょっとして僕って落ちこぼれ?
 症例をプレゼンすれば,目の前の指導医やレジデントが明らかに不機嫌になっていくのがわかります(きっつー)。米国人の同僚のプレゼンが光り輝いて見えました。おまけに,英語で電話をかけるのが怖くて(←あなた米国に何しに来たの?),同僚や看護師さんに電話をお願いする始末です。
 「お前の英語はなっちゃいねえ1)」と内科プログラムディレクターに呼び出しを食らったのは留学が始まって1か月がたとうとするころでした。あ,やっぱり?
 忙しい病棟ローテーションを回る予定が,暇な老年科コンサルトローテーションへの変更をいきなり命じられます。要は「左遷」です。おまけに「英語をもう少し勉強せい!」と英語の家庭教師までつけられる始末。留学早々に惨めな日々を過ごすはめに。まさか臨床留学が語学留学に変わるとは……。病棟で忙しく働く同僚たちが実に輝かしく見えました。
 このまま病棟に戻れなかったら,ひょっとして首? 渡米してから半年ほどは英語におびえ,首におびえる暗黒の日々を過ごすことになります。
 死に物狂いでなんとかサバイブしたインターンの1年を終え,気付けば早いもので留学してから15年がたちました。指導医となった現在,「英語でいかに苦労し落ちこぼれだったか」という記憶は都合良くeraseした上で,映画『GHOST IN THE SHELL』(2017年)よろしく「自分は実にいけていた研修医だった」という偽の記憶が上書きされています。したり顔で研修医に「君の症例報告は英語がまだまだ甘いねえ」と百年も前から完璧な英語を使ってきたような口調で指導しているのですから,人間というのは実に都合良くできているものです。時々子どもたちの「15年も米国にいるのに,なんでそんなひどい英語しゃべっているの?(きっつー)」という「赤いカプセル」2)で目が覚めますが。
②落ちこぼれインターン時代には人様の優しさが殊更身に染みました。たどたどしい英語でプレゼンしてもニコニコ聞いてくれた指導医(はぐれメタルレベルで極まれに出現)の存在は本当にありがたかったです。
 中でも当時ICU部長であったPaul H. Mayo先生(現・米ホフストラ大教授,写真)には本当に優しくしていただき,なぜか目もかけていただきました。そのおかげで「わかる人はちゃんとわかってくれるんだ」と妄想に拍車が掛かりましたが。
写真 研修医2年目の冬のパーティーにて,指導医のPaul Mayo先生(中央)と。右が南氏。「師匠はカメラの前では笑わないという謎の方針を貫かれています。」(南氏)
 当時は「喘息の専門家」だったMayo先生も今ではCritical Care Ultrasonographyの世界的権威となり,その関係で学会などで一緒にお仕事をさせていただいています。自分のClinician Educatorとしてのロールモデルで,今でも仕事をするたびに臨床家,教育者としての彼から学ぶことは実に多いです。ありがたいことです。
③ニューヨークでの研修医1年目に見た映画『Lost in Translation』3)(2003年)は忘れられません。異国の地,トーキョーで言葉がわからず戸惑う主人公にわが身を重ね涙したものでした。コメディー映画ですが。あ,テーマは音楽の話でしたか? すみません。映画のサウンドトラックを聴くと「暗黒の1年」がよみがえります。
④ボストンで働く南米出身の友人医師とお昼ご飯を食べながら話した時のこと。彼も外国の医学部を卒業し,非常に苦労して現在の地位までたどり着いた素晴らしい人です。「ほら,毎日嫌なことばかり起こるし,うんざりするし,愚痴も言いたくなるんだよね。でもさ,こうして米国に来て働けているだけでもラッキーじゃん,って思うようにするんだよね,ハハハー」という感じでさらっと言われてすごく衝撃的でした。
 確かに。思い返せば医学部に入れたのもすごくラッキーだったし,無事卒業できたのもすごくラッキーで,こうして医師として働き続けることができているのも実にラッキーだなあ,って思います。ご参考になれば幸いです。

1)明治・大正時代を代表する日本の英学界の巨人,斎藤秀三郎は英国人に向かって「てめえたちの英語はなっちゃいねえ」と英語で一喝したそうです。日本人が英国人に向かってですよ? 一度でいいからそんな台詞を吐いてみたいものです。斎藤兆史著『英語達人列伝』(中央公論新社,2000年)から。ちなみにこの本,すごく面白いのでお薦めです。
2)映画『The Matrix』(1999年)より。ちなみに青いカプセルを飲むと,マトリックスの提供する妄想世界に逆戻り。
3)ヒロインを演じるスカーレット・ヨハンソンは,くだんの映画で「米イェール大を卒業した才媛」という設定で当時輝いていたのに,今では実写版『GHOST IN THE SHELL』やマーベル・コミックの映画で,アクション女優として「あちょー」と蹴りをかましています。

Thursday, April 04, 2019

手技

2008年2月16日ごろ書いた文章。なぜか塩漬けになっていたのですがPublishしちゃいます。

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挿管をしたり、中心静脈をいれたりしながら考えていたのが 日本では割に技を「盗んで覚える」といった感じでしたが、こちらではしつこいほど教えてくれます。

Musicophilia

塩漬け文章をPublishしちゃいます。どうやら2015年頃のもの??

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音楽は聞くのも(下手くそながら)演奏するのも大好きで、本当に一日たりと音楽なしで過ごす日はないと言ってよいでしょう。
Kindle で本を読みながら、本に登場する音楽で気になるものがあればSpotifyで即座に検索しその場に聴くことができる、音楽を愛好する者にとってはこの点に関しては(さまざまな問題に満ち満ちている21世紀ではありますが)本当に素晴らしく便利な時代になったと素直に思います。さて、音楽に関し、最近注目しているもの

(1) Oliver Sacks: Musicophilia
最近亡くなられた神経内科医のOliver Sacksが音楽について書いた本です。今日思わず買ってしまいました。Oliver Sacksは僕の大好きな作家ですが、その彼が音楽について書いた本となれば見過ごすことは出来ません。読むのが楽しみ。

(2) 村上春樹:意味が無ければスイングはない
以前からBeach Boysは好んで聴いていたものの、特にこの本を読んでから、ブライアン・ウィルソンのファンになってしまいました。色々と大変だったんだなあ、と。最近半自伝的な映画がでましたよね。Love and Mercy、まだ見に行けていない・・・

(3) Piano Concerto: Glenn Gould
最近はCDが擦り切れるほど?毎日のように聴いている音楽です。最近は第一番がお気に入りでそれこそ朝晩と聞いております。朝晩聴いても聞き飽きないのがすばらしいところです。





英語での「スマートなDiscussion」

さて、EngRishmanでも時々英語学習に関する質問を受ける場合があります。私なんかが回答しちゃっていいのかな?などと思いつつ、回答しちゃいました。質問頂いた方に許可を頂き、すこし編集させて頂いた後で以下に掲載させて頂きました。ご参考になれば幸いです。

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(いただいたご質問)

国際学会や講演会で外国の方とディスカッションしたいとき、
”broken English"でなんとか意思疎通はできるのですが、
相手の反応から、おそらくあまりスマートな会話はできていないのだろうな、と感じています。
(学生に説明するように基礎的なことから懇切丁寧に説明してくれます。)
相手が一生懸命聞く意思をもって聞いてくれるから会話が成立している、
という状態であることも感じています。

語彙を知っているかどうかという問題だけではなく、選択する単語のセンスだったり、言い回しだったりで、
スマートなディスカッションになるかどうかが決まるのかなと思っているのですが、
かと言ってどうすればそういったセンスが培われるのかわからずにおります。

ディスカッションでのスマートなやりとりを勉強したいと思っているのですが、
先生はどのようにして勉強をされたのでしょうか?
また、ディスカッションやディベートとなるとどうしても気後れしてしまう性格なのですが、
ディスカッションやディベートに臨む際の心の持ち方についても工夫がありますでしょうか?

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(Eng"R"ishmanの回答)


ご質問ありがとうございます。短く言い切ってしまうと、「あえてスマートなDiscussionを目指さない」が答えです。でもこれだけでは、なんのこっちゃ?ですよね。

英語を母国語とする話者にとって、英語を母国語としない話者をいわゆる「値踏み」する事はよくあることだと思います。その際に単語や文法の細かい使用方法, 発音の誤りなどを感知して、相手の英語の能力を値踏みすると言うわけです。ですからある程度「スマートな」ディスカッションを試みようとしたら、根本的に英語の実力を上げるという非常に一般的な回答になってしまうと思います。相手はあなたのしゃべる英語をあらゆる角度から判断しておりますので、いわゆる小手先の解決法はあまり効かないと思います。

しかし、ディスカッションがそもそも何を目指しているものかを考えると、「スマートな」ディスカッションと言うものを目指すよりはむしろ、「対話によりお互いがより真実に近づく」ディスカッション本来の姿を目指すべきではないかと思います。相手が「初心者にでもわかるように」噛み砕いて説明するのならばむしろそれは「真剣に相手にわかってもらいたい」意識の表れで歓迎すべき事だと思います。逆にそのような態度で臨まない論者はこちらが「その程度の論者」と判断して良いでしょう。英語が「スマート」でなくとも、こちらの質問が本質をついたものであれば、相手も真剣に対応してくるでしょうし、そうでなければ、それまでの相手です。

逆にこちらの目指すべき態度としては、相手のしゃべったことをしっかりと理解しようと努め、わからないことがあれば、わかったふりをしないで徹底的に質問を繰り返して相手の理解に努めることではないでしょうか?「言うは安く行うは難し」ですが、これこそディスカッションの目指すべきところでは無いでしょうかと愚考します。このような態度でディスカッションに望めば、ひょっとして「うるさい質問者」だと取られるかもしれません。しかし、英語でも(そして日本語でも)、本来ディスカッションと言うのは真実に近づく場であり、質問と言うのは歓迎されるべきものであると考えられてます。ですのでこのような態度はむしろ歓迎されるものだと考えます。これは先日のレクチャーでも少し述べさせていただいたことで、アメリカ人の態度を理解するにもにあたっても、非常に重要なポイントだと思われます。

お求めになっておられる答えとは違った回答になってしまったかもしれませんが、先生のご質問が英語学習の本質に迫ったものでしたので、このように回答させていただきました。ご参考になれば幸いです。

Sunday, March 31, 2019

今日の英単語 exonerate

さ、アメリカの新聞が面白すぎて、思わず読み込んでしまうので英語の勉強には困らない今日この頃ですね。良いことなんだか悪いことなんだか・・・皆様如何お過ごしでしょうか?さて、今日の英単語は最近紙面をとみに賑わしているこの単語 exonerate です。

https://www.nytimes.com/2019/03/24/us/politics/mueller-report-summary.html

モラーレポートからの引用で有名なこの部分ですよね
“while this report does not conclude that the president committed a crime, it also does not exonerate him”

というわけで、Google Trends でも大賑わいだそうで。皆サーチしてることといったら!(この急なカーブが凄いですね)




さて、このExonerate どういう意味でしょう。

Oxford Dictionary of Englishを紐解けば
(of an official body) absolve (someone) from blame for a fault or wrongdoing:

だそうです。

手元の辞書(ウィズダム英和辞典)では

1 …の疑いを晴らす, 【罪・容疑などから】…の無罪を証明する «from, of» .
2 【義務・責任・非難などから】…を解除する, 免除する, 解放する «from» .

と書かれています。なるほどねえ、ちなみにこの、While ....., it ....notもよく出てくる構文ですね。上の句に"while"が出てきたら下の句で大体否定されますので皆様お気をつけあそばせ。といわけでEngRishmanは週末も新聞を読みますよ。やれやれですね〜

Saturday, March 02, 2019

最強の英語勉強法?

怪しげなタイトルをつけてしまいましたが、はい、そんなのあったら僕が知りたいです。さて、時々ですが「英語の勉強を教えてよねん」という質問が来ます。尋ねていただくのは非常に嬉しい反面、僕自身が聞きたいぐらいで、「こっちが教えて欲しいよん」というのが本音です。最強の英語勉強法を探し求め10年以上が経ちましたが、ともかく!以下に最近のメールに対する回答を(ちょっと編集して)載せておきます。

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**先生

ご連絡有り難うございます!私の記事、皆様に共感を持って読んでいただけたのなら何よりです。いや、インターンの一年目は本当に英語で苦労したのでなんだか医学のことよりも英語のことで毎日悩んでいた気がします。インターンからレジデントへの移行って不安が多いですよね。僕も確かに「チームリーダーになって指示出したり、アテンディング(あの忌まわしい人たち!)達とがちで連絡とるなんて無理無理」って思ってました。また、昼の発表の際に「英語で一時間レクチャーとか無理だから、5分話すのもしんどいのに」と思っていました。でも気づけばいつの間にか指導医となって英語で毎日のようにレクチャーしたり、英語で相手とNegotiationをガシガシこなしているの(かなあ〜?)ですから慣れって恐ろしいです。

さて、早速ですが「英語の勉強法」、いや、僕の方がききたいぐらいですよ〜、というのが正直なところですが、それではお答えになってないでしょうから経験に基づき書かせていただきますね。

英語の発音:記事にも書きましたが、インターン時代に英語の家庭教師をつけられました。主に発音を徹底的に直されたのですが、後から思い返すとこれが凄く役に立ってます。当時は「え、僕の発音ってこういう風に相手には聞こえているの?」とビックリの連続でした。いかに日本語の音と英語の音は違うのだというのを痛感した時期でした。個人教師をつけて直接フィードバックを受けるのが良いかもしれませんが、それが難しければ教材を利用するもよし。発音の改善は全体の英語力の上昇に「じわじわと」効く感じがします。

英単語:これは僕だけの問題かもしれませんが、当時は持っているボキャブラリーがしょぼすぎました。例えば当時はNYTimesとか読んでも知らない単語ばかりで読み進められない(まあ今だって知らない単語はガシガシ出てきますが)。多読をしたくてもなかなかスピードが出なかったです。これも基礎体力の強化と諦めて、Intensiveに学習されることをお勧めします。どうやって?これは難しい問題で、僕は「多読の中で身につける」ことと「専門の単語集」を組み合わせて勉強していますが未だに試行錯誤の毎日です。

書く英語:レジデント時代のメールを読み返すと冷や汗が出てきます。「うわ、昔ってこんなひどい英文書いていたんだ」ま、今でもそうなのでしょうが、上達はしたかもしれません。これは身も蓋もないようですが「英文は書けば書くほど上達」というわけで、意識してアブストラクトや論文などを書き続けることをお勧めします。論文などを他人に直してもらうことで勉強になっている部分が多いです。またAIの力を借りましょう。Grammarlyなどをインストールするのは手っ取り早く書く英語の質(少なくともぽかミスは少なくなる)を上げる方法です。僕はGrammarlyの有料版をインストールしてますが、もうこれがないと英文のメールは怖くて書けません。

読む英語:これはひとえに多読を通じて上達しました。ポイントは「好きな教材を見つける」ことにつきますでしょうか?内容が面白くないと続きませんもんね。

と言うわけでざっと書いてみました。ご参考になれば幸いです。それではまた、素晴らしき週末をお過ごしくださいませ!

Saturday, January 26, 2019

How to Publish a Lot and Still Have a Life


文章を書くのは楽ではありません。EngRishmanは未だに苦しみながら文章を紡ぎ出しておりますが(すみません、すみません)、英語で論文書こうと思ったらEngRishmanはまず英語の時点から苦しむので、苦しみは二重です。トホホ(でも時々頑張って書いてます)。

ところで文章を書くことに苦しんでいるのはどうやら僕だけではないようです。Paul Silvia先生はそのような苦しむ子羊たちに素晴らしいヒントを与える本を書いてらっしゃいます。


彼の"How to write a lot"は凄くお勧めです。インターネットで彼の著作を調べていたらなんと講演のビデオまでありました。インターネットには何でもありますな!



今日の英単語 furlough


朝起きて新聞を開くと(というかWebpageを開くと)この記事が。


というわけで、最近とみに見かけるこの英単語 furlough ですが

Oxford Dictionary of Englishでは

(noun) leave of absence, especially that granted to a member of the services or a missionary 
(verb) (usually as adjective furloughed) grant leave of absence to: 
(Oxford Dictionary of English)

だそうです。

ちなみに手元のMacの辞書だと

1 …に休暇を与える.
2 〈従業員〉を一時帰休させる.

だそうな。英語の勉強にはなりますが、いやはや、たまったものではありませんよね。このまま無事収束に向かえば良いのですが。ちなみに個人的にはDEA (United States Drug Enforcement Administration: Opioidなどを取り扱う医師はこの資格を保持する必要があります) の更新の時期で、ちゃんと更新されるか不安でしたが (DEAはDepartment of Justiceの管轄下なので)、ちゃんと更新されてました。やれやれです。

ちなみにGoogle Trendで検索してみたら予想通りのスパイク。あーあ。





Tuesday, January 15, 2019

トホホ留学記

週刊医学界新聞に「トホホ留学記」的な記事を寄稿させて頂きました。どなたでもアクセスできるようなので、よろしければご一読くださいませ。


このブログの「まとめ版」のようなものです(違うってか?)。英語の勉強のヒントになるかもしれません(←どこがやねん・・・)

Sunday, January 13, 2019

【今日の英単語】 Implication

さて、最近新聞を読むとなんだか、ドラマなのか現実なのか分からないようなニュースのオンパレードですが、以下もその一つ。もう最近新聞読んでるんだか、ドラマを読んでいるんだかわかりません。ま、英語の勉強的には、こういった記事は読者をぐいぐい引き込み読むのをやめられなくなりますので、実に役に立ちます。

https://www.nytimes.com/2019/01/11/us/politics/fbi-trump-russia-inquiry.html

その中で、
"The inquiry carried explosive implications. Counterintelligence investigators had to consider whether the president's own actions constituted a possible threat to national security."

という記述があります。この「implication」新聞などで実によく見かける単語です。様々な辞書に様々な記載がありますが、個人的にはOxford Dictionary of Englishの
"The conclusion that can be drawn from something although it is not explicitly stated"
という説明がしっくりきます。

ここで、さらに似た単語「Explicitly」が出現し、さらに単語の勉強がすすむことになります。

Implicit と Explicitの対比に関してはこのWebpageが勉強になりました。


ちなみにこの記事にも「Explicitly」が使われています。よろしければ探してみてください。というわけで、新聞から目を離せない今日この頃なのでした。




Friday, January 04, 2019

謹賀新年

読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年は当ブログをご愛読頂き誠に有り難うございました。本年も宜しくお願い申し上げます。当方、当ブログの趣旨に沿って、本年も適当に気が向いたときに適当なことを好き勝手に書いていきます(←おい!)

さて、新年と言えばNew Year Resolutionですよね。EngRishmanもご多分に漏れず書いていきましょう。さて、今年は何週間続くかなあ〜New Year Resolutionといえば語学。ちなみに去年の話ですがフランス語は半年ぐらい(だったかな?良く覚えてないや、ははは)は割にコツコツ勉強していたと思うのですが、途中で何故か挫折しました。だれだ!3週間続けば習慣になるって言ったのは。ちっともならんやんけ!(←あなた自分の責任でしょうが)

仕事ではスペイン語をしゃべる患者さんが多いので、スペイン語をもっと勉強したいのですが、これまた遅々として進まず。片言のスペイン語でも頑張ってしゃべると、皆さんに凄く喜んで頂けるので、もっと勉強したいのですが。大体セッションの最後に「何か質問はありませんか?」¿Tiene usted alguna pregunta?なんて聞いたりします。それだけなんですが、凄く喜んで頂ける顔をみると、もっと勉強しないとなあと思うんですが、なかなか続きません。

昔ニューヨークで働いていたときに、口の悪い同僚に「お前は英語の勉強に専念しとけ!」って言われましたっけ。あれ、結構当たってるかも。ははは、と言うわけで皆様本年も当ブログ、宜しくお願い申し上げます。