Thursday, February 16, 2012

They do not know what they want to read until they read it

"On Writing Well"を読んでいたら出くわした一節。

Editors and readers don't know what they want to read until they read
it - William Zinsser "On writing well"

これを読んで思い出したのがスティーブ・ジョブズのセリフ。

Mr. Jobs's own research and intuition, not focus groups, were his
guide. When asked what market research went into the iPad, Mr. Jobs
replied: "None. It's not the consumers' job to know what they want."

http://www.nytimes.com/2011/10/06/business/steve-jobs-of-apple-dies-at-56.html?_r=2&pagewanted=2&hp

「マーケットリサーチなんてしないよ。実際の所なにを欲しがっているか知るのは、消費者の仕事じゃないからね。」なんというか、ジョブス節炸裂の傲岸不遜とも取れる発言ですが、実際彼のプロダクトは売れまくっているわけです。

On writing wellの文章に即して言い換えれば、「消費者はプロダクトが目の前に出てきて初めて自分たちが何を欲しがっているかを理解する」とも言えるでしょう。ジョブスはひょっとしてこの"On Writing Well"(なんせものすごいベストセラーの本なので、彼は読んでいるかもしれません)からヒントを得ていたのかもなあ、などと妄想をふくらませていたのでした。

Phys Ed: How Interval Training Can Improve Health - NYTimes.com

Phys Ed: How Interval Training Can Improve Health - NYTimes.com:
ニューヨーク・タイムズで今一番人気のある記事です。ニューヨーク・タイムズではしばしば健康に関する記事が一位を飾ります。つまりこの新聞を購読する層にとって健康は実に関心深い項目なんですよね。翻って周囲を見回すと・・・ううむ。この間の記事ともかぶりますが、興味はあるがなかなか興味ある人々と、そうでない人々の間に深い乖離があるのか、興味ある層の間でも結果に結びつかない人たちが多いのか、なかなか考えこんでしまいます。
ちなみにこの記事は実に面白いので、ちょっと長いですがお読みになることをお勧めいたします。 'via Blog this'