行き帰りの飛行機で映画インセプションがやっていたので思わず見てしまいます。自宅でもNetflixやApple Storeでレンタルすれば見れるんですが、お金かかるので(←要はケチ)
評判通りの実に面白い映画で2回以上繰り返して見てしまいました。ま、ただやし(笑)
(注意:以下インセプションのネタバレ情報を含みますので、ご了解の上読み進めて下さい)
最後の入国審査のシーンが実に良かった。主人公が与えられたミッションを果たし遂にアメリカに帰れるその場面。入国審査で担当官がパスポートを舐め回すようにじっとチェックする、そして主人公は遂にアメリカへの入国を許されるわけです。主人公が入国審査を終え空港の出口に向かって歩いて行く先には"Welcome to the United States"という文字。このシーンが実に重い。このシーンに実に胸が熱くなりました。ジーン、ときちゃうんですね。ディカプリオ様演じる主人公のこの時の気持ちが手に取るようにわかる気がしたんです(あれ、このフレーズ前にも使ったな)
この"Welcome to the United States"というメッセージは入国審査のある空港ならどこにでもあるかと思いますし、ご覧になられた方も多いのではと思います。ただこれ、ビザ取得に苦労してアメリカに入国した経験のある方なら、この「胸の熱くなる感じ」をご理解いただけるのではないかと思います。
僕は昨年学会のついでにカナダはバンクーバーでビザのスタンプを押してもらったのですが、その際ちょっとトラブって帰国が一日遅れました。アメリカ領事館のビザ担当官の単なる無知に起因していたので(今思い出しても腹が立つなあ)、すぐ解決した問題ではあったのです。ただ家族をアメリカに残しての学会だったので正直ビザがもらえるまでは(とはいってもたった一日の遅れではあったのですが)残してきた家族にちゃんとあえるのか実に不安な時間を過ごしました。
だからバンクーバーの空港で米国入国審査を終えて(入国審査はなぜかアメリカ再入国の地シアトルではなく、バンクーバーで行われました)目に飛び込んでくる"Welcome to the United States"という言葉が非常にMovingでした。今でもはっきりと覚えてます。ああ、様々な苦労を経てようやく再び"welcome"してもらった、ようやく家族にまた会えるという気分なのです。だからこの主人公の気持がむっちゃわかるような気がするんですよね。まあ、ディカプリオ様のようにかっこ良くないけどさ、ふん(あれ、このフレーズ前にも使ったな)