Saturday, May 12, 2012

フォントをめぐる冒険 その3 Helvetica Neue





今週も懲りずにMuseum of Fine Arts, Bostonに行って参りました。好きなんです、この美術館。

さて、前回かねてより疑問だった「美術館の説明用のフォント(上の写真を参照ください)」が何かついに判明した、という記事を書かせて頂きました。うちに帰って早速Helveticaを眺めてみたのですが、美術館のフォントと微妙に雰囲気が違う、ほんまにHelveticaなんかなあ?という疑問が芽生えて参りました。というわけで、今回再び美術館員たちに直撃質問です。今回は入口の受付のお姉ちゃんたち。

僕「この説明用のフォントってHelveticaって聞いたんだけど、微妙に違う気がするんだよね、ほんまにHelveticaかどうか知らへん?」
受付嬢1「う〜ん、わからないわねえ、でもどこに聞けば答えてくれるかは調べられるわ、ちょっと待って、パタパタ(キーボードを叩く音、ちなみにMFAでみかけたコンピュータはすべてiMacでした。かなりかっこいい)」
僕「OK、番号わかったら教えて」
受付嬢2「どうしたの?」
受付嬢1「この人が、説明用に使われているフォントの種類が聞きたいって・・・」
僕「Helvitcaって聞いたんだけど、ちょっと違う気がして」
受付嬢2「私知ってる!それ、Helveticaじゃなくて、Helvetica Neueよ、仕事でそういうの直接扱う機会があったの、だから知ってるの」
僕「なるほど、Helvetica Neueですか!どうりで微妙に違うと思った!ありがとう!!」

というわけで、家に帰ってさっそくMac MiniにインストールされたPagesとにらめっこしているのですが、Helvetica NeueでType FaceをLightにするとまさに美術館で使われているフォントそのものになりました。やったー!ついに判明。え?なんでフォントごときにそんなに拘るかって?いや、なんか綺麗じゃないですか?ガハハ。