Saturday, June 06, 2009

英語に苦労した話 続き

アメリカの病院におけるインターンの仕事の多くは「ほうれんそう」報告・連絡・相談で成り立ってます。そして「ほうれんそう」の多くは電話を使って行われます。つまーり、当時の私にとって一番苦手だった(今でもですが)「電話を使った英語による会話」というスキルがインターンには一番求められるのです。結果どうなるか、電話口で、困惑した、もしくは怒り狂ったアテンディングが「おまえのレジデントを電話口に出せ!(この台詞はなぜかよく理解できた)」ということになるわけです。

毎日、電話をかけるのは本当に苦痛でした。症例をコンサルトしても「理由がよく分からんから、そんなコンサルトにはいかんよ」と(これが日本だったら「理由は分からんが、まあとにかく見に行きますよ」となるところなんですが)冷たくシャットアウトされてしまうことがよくありました。当時は殺し文句の「いや、うちのアテンディングが診にきてほしい、っていってるんです」も知らなかったので、本当に大変でした。これは自分の英語のせいだと落ち込んでいたのですが(まあ、実際そうであることもあったのですが)怠け者のコンサルタントがいやがって、適当な理由をつけてこないことも結構あるのだということを知ったのも留学してしばらくたってからでした。

続く(かもしれません)