アメリカ東海岸で働く日本人内科医師のブログです。留学20年目(これを留学と呼べるかはともかく )にして、未だに英語で苦労し、英語を学び続ける悲哀?を中心にアメリカで日々心に移り行くよしなしごと(ref 兼好法師)を書いております。医学関連のおはなしが少なくて恐縮ですが、お暇なときにお付き合い頂けましたら幸いです。
Thursday, January 25, 2007
倫理
同時に高校生向きの倫理の教科書(参考書かな?)も読み返しているのですが、実に考えさせられる言葉が多いです。
人の患(うれい)は、好んで人の師となるにあり。
は孟子の言葉。うーむ、とうならされますね。
人が生まれたときには、実に口の中には斧が生じている。愚者は悪口を言って、その斧によって自分を斬り割くのである。
これはブッダの言葉から・・・・いやーもう、畏れ入ります。
検索について
この国のかたち、という司馬遼太郎さんの本を読み返しているのですが、冒頭からビックリしました。
「正確に引用したいのだが、どの本にあったのか、記憶にない。」という箇所があるわけです。
今ならば、グーグルなどを使えば苦もなく探し当てることができるのではないかと思うので、このような文章が印刷物として出版されるというのは考えにくいのです。翻って考えてみると、ちょっと前まではどこかにあった本の文句を探し当てるというのは相当な作業だったのだなあと思い当たるわけでした。
それにしてもアメリカで読む「この国のかたち」はなかなか趣があります。司馬遼太郎さんに感謝です。
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