Sunday, January 24, 2010

内田樹さん 「日本辺境論」

ニューヨークの紀伊国屋で購入した内田樹さんの「日本辺境論」、この人の著作としては初めて読んだ本なのですが、実に面白く読み終えました。今までこの方の存在に気づきませんでしたが、実に面白い日本論。

日本文化というのはどこかに原点や祖型があるわけではなく、「日本文化とは何か」というエンドレスの問いのかたちでしか存在しません
場の親密性を自分自身のアイデンティティの一貫性よりも優先させる
先行者の立場から他国を領導することが問題になると思考停止に陥る
外部にある世界標準に準拠してしか思考できない私たち

などなど1章からの抜粋・・・なるほど、なるほど。アメリカで生活していると日本人ということをいやでも意識せざるをえない場面が多々生じるのですが、このような素晴らしい本は自分の考えを実にすっきり整理してくれるようで(でも実際僕の頭の中では全然整理されてなかったりして)大変ありがたいです。

それにしても、他にもユダヤ人論とか、構造主義とか、村上春樹論とか自分のツボに嵌った著作が沢山。ががーん、何故に今まで見逃していたんだろう。ま、気を取り直してガシガシ読んでいきましょう。この人のかくブログも実に面白いです。いやー、今ブログを読みあさっているのだけれど村上春樹論とか、ツボにはまりすぎ。掃除と食事と村上春樹。なるほどなるほど。こういう面白いコンテンツがネット上でただで読めると、本業の読書の方が疎かになってイカンです。今年は集中治療の専門医試験。前回、呼吸器内科専門医試験の教訓を生かし(でもちゃんと合格したのでご心配なく)、もう少しちゃんと準備をするのだ!と息巻いているのですが・・・・