Saturday, May 16, 2009

記録を残しておく ということ

アメリカでは医師や看護師の(というか患者さんのケアに関わるすべての人間の)カルテへの詳細な記録が求められます。日本からアメリカに留学して一番きつかったことの一つがこれ。日本でのカルテの記載というのは、自分の知る限りアメリカに比べかなりおおらかでしたから(今は違うかもしれませんね)アメリカではカルテへの記載が忙しくて診療の時間が十分にとれないという、笑い話になるようなならないような話があるぐらいです。

ともあれ記録が重要だというのはおおむね皆さんの意見の一致するところではないでしょうか?レオナルド・ダ・ビンチは日々の出来事の詳細な記録を残していたことで有名ですよね。フェロー(トレーニング中の医師)レベルの話でいくと、たとえば自分の行った手技の詳細な記録を残しておくと良いそうです。アテンディング(上級指導医師)として就職するときにたいてい手技の記録を求められ、当然記録が充実していればしているほど、その人の商品価値は高まるそうな。ふむ。また、ある上司曰く、偉い先生は自分の出会ったすべての患者さんの詳細な記録を残しておいているそうです。曰く、胸水の診断で有名な某L先生もその一人だそうで、今までにであったすべての患者さんの詳細な記録を残しているそうな。ふむむ、参考になります。偉い先生は違うなあ(遠い目)

私?自分が国際学会で発表した論題のタイトルさえ忘れましたよ。グーグルで検索しましたが何か?