フェローシップも残り数カ月となりいよいよ佳境となってきました。もっと論文書かないといけないんですけどね、というわけで比較的自由な時間を生かし、来月はMemorial Sloan Kettering Cancer Center にて短期間研修をばいたします。病理部門には「あのTravis先生」がいらっしゃいますから。彼の「呼吸器専門医試験を受けるフェローのための病理集中講座」が素晴らしかったのでもう少し一緒に働いてみたい、と思った次第です。
というわけで、彼からメールが「3月だったらあいてるよ」ということで、「それならばお邪魔します」と返事をします。秘書さんからは「かくかく云々の書類を郵送して」云々なるメールを頂いたのですが、「そんならすぐ書類記入して、これから自分で届けるよ」とメールを送り返します。ニューヨークで働く利点はいざとなったらバスに乗り、すぐにお互いの病院に行けるところです。でも、ひとつうっかり?してたのがこの冬一番の大雪。バス停はすぐそことはいえ、吹雪なので雪まみれになってなんとかたどり着きました。バスの中から見るニューヨークもすっかり雪化粧。駐車している車にもうず高く雪が積もっています。こんな雪でちゃんと辿りつけるかやや不安でしたが(バスのチェーンも不吉な音を立てていたし、でも運転手は涼しい顔して運転してたなあ、はは)、なんとか無事たどり着きました。
着いたら着いたで、秘書さんに「あ!ごめんパスポートのコピーと推薦状も必要だった。今持ってる?」と聞かれる始末。そんなもん普段持ち歩かないわい。でも案じるなかれ、両方ともにスキャンしてPDFで保存してますよん。と秘書さんのパソコンを借りて、メールでその場で送ります。技術の進歩はありがたいもんです。秘書さんも「普段は数週間書類の処理にかかるんだけど、一日で終わっちゃったわね」とご機嫌です。というわけで書類作業をあらかた終わらせ、せっかくなので仕事中の妻を少し呼び出し軽く食事して帰ります。帰りも大雪なので大変だった・・・・
しかしやたらと綺麗な建物ですな。金のあるところは違うなあ(笑)