Saturday, March 31, 2012

CMEコース

さて、ちょっと前にContinuing Medical Education
について少し書きましたが、実は今年に入り始めて自分がDirectorとなったCMEコースを開催しました。うちわの極小さなコースですが、自分でやってみると色々勉強になりますね。手続き上のこととか。

というわけで、なんでもやってみると勉強になります。さて、今週末もこのCMEコースの第2段。前回から少しでも改善、前進したいのですがなかなか難しいですね。というわけで3月ももうおしまい。一年の四分の一がもう過ぎ去ろうとしています。まったく兼好先生の仰るとおり「沖の干潟(ひかた)遥かなれども、磯より潮(しほ)の満つるが如し。」ですなあ・・・

Sunday, March 25, 2012

コンマかコロンか

英語上達を目指しておられる同士の皆様:
と書き始めましたが、英文のレターで、いつも悩むんですよね、コンマ","にするかコロン":"にするか。より具体的に言うと
Dear Mr. EngRishman,
なのか
Dear Mr. EngRishman:
なのか悩むわけです。
現代は21世紀なので早速Googleで調べてみました。

http://forum.wordreference.com/showthread.php?t=1321237

このページを読む限りではビジネスレターなどではコロンなどを使うようですね。でも、この時は絶対コロンを使う、という指針はあるのかしら?こんな基本的なことすらわからんです、やになっちゃううなあ・・・
http://www.usingenglish.com/forum/ask-teacher/13865-beginning-letter-followed-comma-colon-american-british-english.html
こういうページも有りました。これを読むとアメリカ英語では、フォーマルなビジネスレター、特に相手のことを知らない場合にはコロンをつかうようですね。なるほど。ちなみにGoogle Booksでも検索したら以下のように説明されていました。なるほど、なるほど。ということで、ちょっと引っかかったことはしっかりGoogle先生に聞いてみるですね。なんとなく使っていて、今の今まで調べもしなかったのだからなあ。反省。ちなみにThe Mechanics of Writingという本です。






Thursday, March 22, 2012

スルメ州


IMG_6456.JPG, originally uploaded by Taro Minami.

ロードアイランド州、プロビデンスはニューヨークやボストンに比べ実に地味な土地ですが、しばらく住んでいるとじわじわ良さの伝わってくる場所です。少なくとも僕にとっては。

息子の春休みに合わせ、近くの海岸を散歩しました。素晴らしい気候(20℃以上!)と相まって実に気持ち良い時間を過ごすことが出来ました。写真はその散歩した海岸です。ちょっと探すとこういう場所があるんですね。

自分から「素晴らしいよー」と良さをアピールする土地ではないのですが、しばらく付き合っているとじわじわ良さがわかってくる、スルメのような州だと思いました。あ、しばらく付き合っても全く良さの伝わってこない土地もありましたが、角が立つので詳しくは書きません。ははは。

Sunday, March 18, 2012

バイリンガルの利点について

二ヶ国語が話せるとお得?

The Benefits of Bilingualism - NYTimes.com
http://www.nytimes.com/2012/03/18/opinion/sunday/the-benefits-of-bilingualism.html

という記事が週末のニューヨーク・タイムズに掲載されましたが、なかなか興味深い。

It can have a profound effect on your brain, improving cognitive
skills not related to language and even shielding against dementia in
old age.

だそうです。ふむふむ。いいじゃないですか←単純。

there is ample evidence that in a bilingual's brain both language
systems are active even when he is using only one language, thus
creating situations in which one system obstructs the other. But this
interference, researchers are finding out, isn't so much a handicap as
a blessing in disguise. It forces the brain to resolve internal
conflict, giving the mind a workout that strengthens its cognitive
muscles.

だそうです。頑張って英語の勉強続けよう!←単純

Monday, March 12, 2012

当ブログで一番読まれている記事?

以前書いたこの記事、なんだか当ブログではFitocracyとともに一番読まれている記事らしいです。そんなに皆様の興味をひくのでしょうか?Googleからの検索で訪れる方が多いようですが、駄文にお付き合いいただき恐縮至極です。皆様にとってそれほどまでに興味ある項目だったらもっと書いてもいいかなあ、と思ったり。これ、いぜんTwitterでつぶやいたのをもとにしているので、最初は本当にサラサラっと書いちゃったんですよね。その後何回か書き直しています。最初に書いたのはちょうど一年ほど前ですか。地震のちょっと前ですね。

アメリカで医師免許を獲得するまで USMLE and Beyond
http://nantaro.blogspot.com/2011/03/remixed_06.html

アンケートでも出来れば、それにそって記事を書いても良いのですが、基本「英語で苦しむ留学生活」ネタでいきたいとは思っております。皆様今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。

NYTimesへの道

なんだか大げさですが、なんとかNYTimesよめるまで英語を上達するにはどうしたらいいか、というお話です。ある程度(大学生?)の英語の土台があれば、ぶっちゃけあとは単語を覚えてひたすら読み込んでいくことかなあ?とも思います。というのも

留学当初、NYTimesは全然読み込めなかったのですが、英語の医学論文や教科書はまあ普通に読んでた。文章の構造的にそれほど複雑さは変わらないと思うので、あとは単語(というか背景の基礎知識)の違いかなあ・・・と。

こつは前にもいったかもしれませんが、自分の好きなジャンルを選んで読むこと。続けやすいですもんね。結局続けるのが全て。というわけでセッセとNYTimes読んでいるが未だに政治経済の記事は読みにくいEngRishmanなのでした。あと残念ながら一部有料になってしまいましたが、金払って読むと気合も入ります←ケチとも言う。

Sunday, March 11, 2012

1 year after 311

皆様おはようございます。アメリカ東海岸は3月11日の朝です。大震災からちょうど1年なんですね。だいぶ前の出来事のような気もしますし、ついこの間の出来事のような気もします。しばし黙祷。

1年前は何故か朝の3時頃(日本の夕方5時頃)に目が覚めて、メールをチェックしていたら高校の同窓会が地震のためにキャンセルになったというお知らせで、この大震災の存在を知りました。大津波があちこちを襲っているということを知り、日本の家族に電話をかけます。電話がなかなか繋がらないのがもどかしかったです。なんとか母と連絡がとれ職場の父に安否を伝えることができました。父は母と連絡がとれなかったようで、アメリカにいる僕が母の安否と避難場所を伝えたという不思議。

それからの日々は文字通り日本からのニュースに釘付け。アメリカの東海岸をドライブしていてもカーラジオから聞こえてくるニュースは日本のものばかり。時間が止まってしまったような、ものすごく早く動いているような不思議な感覚の中で数カ月が過ぎ去りました。でももう1年なんですね。

Saturday, March 03, 2012

CME (Continuing Medical Education) 続き

前回の続きです。
アメリカでは医師免許の更新にCME Credits が必要になると述べました。Rhode Island州では免許更新のために2年間でCME 40が単位が必要です。つまり2年間に40時間相当の学習(の報告)が義務付けられているわけです。ちょっと気になって他の州はどうなっているのか調べてみました。

http://www.ama-assn.org/resources/doc/med-ed-products/table16.pdf

これを見ると2年間で100単位要求する州もあるのですね。ニューイングランド地域で言うとMaine, Massachusetts, New Hampshire などがそれにあたります。そうしてみるとRhode Islandは随分甘いとも言えます。2年間で100単位ということは、1年間で50単位。1週間に1時間はカンファレンスに出るなり、論文読むなりして勉強しなさいね、ということでまあなんだか随分短い気もします。ただCME Creditsがもらえるのは特定のカンファレンスや論文だけなので、当然カウントされないカンファレンスや論文もあるわけで(というかそっちのほうが大部分)、そう考えると妥当な気もします。いろいろと考えさせられるCMEなのでした。

Friday, March 02, 2012

免許の更新とCME

免許の更新と書くと、運転免許の更新に試験会場まで行くイメージを持たれるかもしれませんが、これは医師免許の更新のお話。

アメリカの医師免許は数年おきに更新が必要です。一度発行されたら更新の必要のない日本の医師免許とはだいぶ異なりますね。というわけで、僕も自分自身の州の医師免許の更新情報を調べているのですが、更新には一定のCMEクレジットが必要となります。

CMEとはContinuing Medical Educationの略で、要はちゃんと勉強して(CMEを貰えるレクチャーに出たり、CMEをもらえる論文を読んでクイズに答える)自分の知識をアップデートしていることが要求されるわけです。レクチャーに出席したり、論文を読んでクイズに答え(正解すると)CME少ないクレジットがもらえるわけです。

よくよく医学雑誌(たとえばNew England Journal of MedicineとかAnnals of Internal Medicineなど)を見るとこの論文にはCMEクレジットが付きますよ、と宣伝してますよね。あれです。ただ読んだだけではCMEクレジットはもらえず(証明が難しいですもんね)ちゃんとクイズに正解する必要があります。だいたい1時間程度のレクチャー、論文で1単位もらえ、免許の更新には40単位ほど必要となります。つまりは40時間は勉強しなさいね、ということです。

ま、これはモティベーションを挙げるのには実に良い方法かな?と自分的には思います。なんせ免許の更新がかかっているわけですからね。アメリカはこういう仕組みづくり上手だなあ、と思った次第です。というわけでセッセとクイズを解いているEng"R"ishmanなのでした。


2013-2-28 (Thursday) 内容を一部編集

Thursday, March 01, 2012

Recertificationまでもう4年

米国内科専門医の資格は10年ごとに更新しないといけません。僕が試験をうけたのは2006年なので、実はあと4年で試験受けないといけないんですよねえ・・・Recertificationはもう少し余裕をかまして受験したいのですが。6年前は準備が間に合わないー、と泣きそうになりながら受験した記憶が。結局受かったから良かったようなものの、次回はもっとちゃんと準備しとこうと心に誓ったのでした。あれ?2009年の呼吸器専門医試験、2010年の集中治療専門医試験の時も同じ事考えてなかったっけ?まあ、どっちも合格したからいいようなものの、Recertificationはもっと準備万端で望みたいと鼻息を荒くさせているのでした。

というわけで、また細々と問題集を解いております。問題文って読んでると眠くなってくるんですよねえ←あかんやん。

あなたのiPadがWindowsマシンに

あいかわらず、David Pogueの記事は実に面白いものが多いのですが、今回は凄い。なんといっても過去7日間New York TImesの中で最も読まれている(=most emailed for past 7 days)記事になりました。これは政治・経済、そのたすべての記事の中でのランクですからこれは凄い。以下がその記事です。

OnLive Desktop Plus Puts Windows 7 on the iPad in Blazing Speed - State of the Art - NYTimes.com

このOnLive DesktopというアプリをiPadにダウンロードしたらあなたのiPadがたちまちWindowsに、しかも月$4.99払えばインターネット接続がものすごい高速に。という触れ込みです。ほんまかいな、と思いながらアプリをダウンロードし、フリーのサービスにサインアップしてみたら、あなた、本当にWindowsマシン上でPowerpointなどがエディットできますよ。確かに凄い、というわけで相変わらず彼の記事からは目が話せないのでした。

(追記)
この記事は凄く反響をよんだようで、彼は追加記事を書いております。
http://pogue.blogs.nytimes.com/2012/02/24/more-on-onlive-desktop-readers-questions-answered/
このサービスはまだアメリカだけで利用できるそうです。ご参考までに

もう3月

皆様、気づいたらもう3月ですね。ニューイングランドはこの冬、殆ど雪も降らず実に穏やかでした。去年の冬と比べると嘘のようです。去年は八甲田山に迷い込んだかと思いましたからね(←おおげさ)やれやれ、これで雪をほとんど見ることもなく冬を越せそうだ、と思ったら昨日から雪が降り始めました。大した雪ではなく、今朝になったらあらかた溶けていました。冬来たりなば春遠からじですね。ニューイングランドはなんといっても春から夏にかけてが最高の季節なのです。