Saturday, June 30, 2007

あわただしい1週間

さて、今週はNYでの新たな仕事の準備です。膨大な書類作業やらオリエンテーションやら。今回の職場は以前働いていたこともあってまあ、かって知ったるわが家、と行きたいところですが大分変わっている部分もあり戸惑いも多いです。ううむ。 26日 火曜日 書類仕事をいろいろと、 27日 水曜日 書類仕事をいろいろと、内科部長のB先生にお会いする。 28日 木曜日 オリエンテーション 初日 pager Lab coat などを受け取る。 29日 金曜日 オリエンテーション二日目 ソフトウエアへのpasswordを受け取る。 こうして書き出してみると、一週間のことなのに忘れていることが沢山。やっぱり日記はまめにつけないとなあ 今日はFlushing に車で行ってきました。初めてなので道に迷う、迷う。一時間もかかりました。駐車場は大混雑。あき場所を見つけるのにこれまた時間がかかりました。Flushing の Joe's Shanghaiで冬眠前のリスのように小龍包を食いだめしたので夕食を全く食べる気になりません。困ったものだ。

Monday, June 25, 2007

NYでの生活が再び始まる

一年間のニューイングランドでの生活もひとまず区切りをつけ、ニューヨークでの生活が始まりました。 今日はBLS Basic Life Support の講習。自分の職場がいっぱいだったので、Cornell 大学まで出かけてきました。まあ大きな大学病院なので講習会場の場所を見つけるのに苦労しました! ようやく場所をみつけ、朝の9時から昼の2時ぐらいまで講習。感心したのは教材の出来のよさ。American Heart Association が製作しているのですが、ビデオなど、ドラマ顔負けですね。まあ強引に全員にこのような講習を義務づけるのはよいことだと思いますね。日本は病院への就職で必須になったのかな? 講習が終わったら新たな職場にあいさつ回り。書類仕事などもこなして、やれやれでした。ニューイングランドでは車で出勤しましたが、ニューヨークはバスとなります。帰りは国連のビルなどを眺めながら帰ります。うーん、いかにもNYといったかんじです。

Sunday, June 24, 2007

さらばロードアイランド、いろいろあった一週間

昨日は引越しの日でした。相変わらずの準備不足で、深夜、というか早朝からパッキングを続けます。そして8時。ぎゃぎゃー、引越しやさんが到着です。彼らにも手伝ってもらいなんとかパッキング終了。さらばロードアイランド。再びこんにちはニューヨーク。旅立ちはいつも慌しいですね。 さて、この一週間はなかなか忙しかったです。忘れないうちに備忘録を・・・・ 金曜日はプログラムの卒業式。一年だけ在籍したプログラムとはいえ、感慨深いものがあります。普段写真を撮ってなかったのでこのときとばかりに撮ります。ぱちりぱちり。 夜は卒業のパーティー。レジデントから卒業のプレゼントにもらったのはPulse Oximeterなのでした。これは僕がさらに呼吸器に進むからか?なかなか気の利いたプレゼントですっかり嬉しくなりました。 水曜日6月20日はMatch Day - 研修医がフェローシップにマッチしたかどうかを知る日です。我がプログラムも非常に素晴らしいプログラムにまっちした研修医がちらほら。マッチできなかった研修医もいて悲喜こもごもでした。知り合いの日本人の研修医の方々は皆さん錚々たるとこにマッチしておりさすがですね。

Tuesday, June 19, 2007

NYから再びロードアイランドへ リサーチフェア

さて、本日は朝早くにNYからロードアイランドへ移動します。長かった電車での移動もこれが最後かな?家を出るときには子供に気づかれて大泣きされます。これがつらいんだよなあ。後ろ髪を引かれるような思い出うちを出ます。ペンステーションからアムトラックに乗りこみます。 昼前に職場につくとたまっていたメールや書類の処理を。それから会議につぐ会議!これが忙しいんだよなあ。5時からはないかのリサーチフェア。大御所がたくさん来ておられます。われらが研修医の一人も発表しているようで、しばしディスカッションに花を咲かせました。 ロードアイランドもあと数日!なんか急に寂しさが増してきますね。

Monday, June 18, 2007

リスの逆襲 The squirrel Strikes Back

父の日に公園で遊んでいると、リスが木の上に。ちちちちち。おいちゃんがおいしいものあげようねえー、と舌を鳴らしながら招くとリスが寄ってきます。実際にはエサも何にも持ってなくて、おびき寄せて楽しむだけと言う、リスにとってははなはだ迷惑な人間です。 右手を差し出すと、リスはさらに「お?えさもっとるんかい?お・・・・お!?」と言う感じで間じかまで近寄ってきます。しばらく指を出して遊んでいたら突如激痛が! 「ぎゃー!!」見てみると右手の人差し指から血がふきだしています。「あー、かじられた!」と思ってもあとの祭り。リスに見事逆襲されたのでした。 今日クリニックにいって医師に見てもらってきました。「リスと遊んでた?あほかいな?あんなのねずみが多少ふさふさしたもんでしょうが!」としかられた上に抗生物質と、ワクチンを処方されました。 みなさんもリスには気をつけてください、と言う話でした。

Tuesday, June 12, 2007

Ars Longa Vita Brevis

現在の職場は一年契約、というか一年しかできない(チーフレジデント)特殊な立場なので6月でおしまいです。いやー、一年はあっという間ですね(あと2週間あるけど)

チーフレジデントの仕事としてモーニングレポートというのがあります。レジデントを相手に症例をもとに講義するのです。朝に行われる症例報告だから「モーニングレポート」今日は循環器のモーニングレポートの最終日でした。最終日にふさわしい、教育的な症例が報告されレジデントも多くを学んでもらえたと思います。

循環器のアテンディングにお世話になったお礼を申し上げると、「ええーもう一年!あっという間ねえ」というお返事を頂きます。いや、本当にあっという間ですよねえ。明日は大学医学部が主催する表彰式(教育賞を頂いたので)、晩餐会に参加します。なんというか賞を頂くのは久しぶりなので楽しみです。

Monday, June 11, 2007

インド人もびっくり

いったい誰が言い始めたのか知りませんが「インド人もびっくり」というフレーズがあります。インド人はよほどのことがない限りびっくりしないのでしょうか?検証してみましょう。周囲にいるインド人のPさん(研修医)をつかまえて直撃インタビューです。 「インド人はよく勉強するって言われるけど本当?」 「本当、本当。12th grade (日本で言えば高校3年生)の時なんか、朝の5時から予備校があったわよ。医学部に入るのはすごい競争なの!」 「ひえー!朝の5時から予備校ですか?それは朝の5時に起きるんじゃなくて朝の5時から授業がはじまるわけ?」 「そう、朝の5時から授業が始まるわけね」 「出席率はどうなの?朝の5時に本当に学生が来るのかなあ?」 「何いってんの!朝の5時に全員教室にそろっているわよ!!私が別に特別というわけじゃなくて、インドではこれが普通なの。すごい競争なんだから!」 「えーと5時から予備校でその後は?」 「エーと高校は普通に9時から夕方の3時ぐらいまで、そのあとまた夕方の5時から予備校があって寝るのは10時ぐらいかしら」 「ひええー。えーと、話題を変えて、インド人は数学が得意だよねえ。あの20かける20まで小学校で覚えるって本当?(以前検証に失、しつこく再検証)」 「本当よ、それも20かける20じゃなくて、25かける25!!それを7歳とか8歳の子がおぼえるわけ。今でも暗誦できるわよ。25かける25は625でしょう?」 「ひえええー、すごい。これPさんが特別じゃなくってみんなやってるわけ?」 「みんなよ。私は平均的なわけ。(平均的っていってもあなたは医学部出てアメリカに臨床留学してるでしょうが!!と突っ込みを心の中でいれる)、それにしても日本にだってそろばんというそばらしい数学教育道具があるじゃない。インドでもみんなそろばんをつかってるわ!」 「なんと、それは初耳ですな」 凄い、凄すぎるぞインド人、というわけで日本人が「インド人にびっくり」した話でした。

英語のお勉強

質問1)アメリカに来て4年が経とうとしています。英語はうまくなったか? そりゃあ来た当初に比べれば。 質問2)じゃあ、お前の英語はネイティブレベルか? Far From it> 全然だめです。 未だに聞き取りで苦労することがしょっちゅうだし、名前を言われても綴りがすぐに浮かばないから"How do you spell it?"と聞き返すこともしょっちゅう。新聞にはわからない単語がてんこ盛り。すらすらペーパーバックを読める、という状態には程遠いです。こんな状態でよくチーフレジデントなんかやってますよ。本当に。 量からいえば朝の8時から夕方4時ぐらいまではひたすら英語でしゃべりっぱなし、聞きまくり(それも自分が会議を引っ張るわけで一番しゃべらざるを得ない)、Email 書きまくりの状態で日本的にいえば「英語漬け」な状態なのですが、その割にはいまいち成長感がありません。 ここら辺で気合をひとつ入れなおし、しっかりと英語を補強したいのですがどなたかよい方法はないでしょうか。斉藤先生の「英語達人列伝」を読むと「達人」というだけあって凡人がとても真似できるかんじじゃあありあません。 いやー、それにしても明治の人は偉いです。インターネットもEmailもなしで、アメリカに乗り込んだんだからなあ。

月曜日の朝に実感すること

週末明けの月曜日の出勤がおっくうなのは万国共通かもしれませんが、アメリカに来てから億劫な理由が一つ増えました。それは英語、月曜日は英語がへた!金曜日になると確実に「英語力」は増強している感があります。まあ、人に聞いたことはないのであくまでも主観的な評価ですが・・・・。 金曜日になっても下手な英語に基本的な差はないのですが、自分的には月曜日に比べればスムーズに口をついて出てくる感じがあります。これはアメリカに来てから、つまりここ数年ずっと感じ続けていることです。 日内差はあるか?あります。自分的には確実に。具体的には朝の英語は下手!夕方に向けて改善していく感じがあります。今日は朝のカンファレンスと昼のカンファレンスの両方で司会をしたのですが、確実に昼のカンファレンスのほうがしゃべりやすい!それと当直明けは、つまりぶっ続けで起きているときの最後は英語がしゃべりやすい。まあ、寝不足で妄想モードに入っているだけかもしれません。 いったん寝たり、週末で英語を使わないと英語力がある程度リセットされるのでしょうか?うーむ、不思議なような当たり前のような、どなたか偉い人、この現象を解明してください。

Sunday, June 10, 2007

2時間遅れ

ニューヨークのアムトラックの駅では電車が2時間遅れということで慌ててチケットを変更します。なんといっても同じ時間に発車する電車のチケット価格が安くなるので払い戻しを要求できますし、2時間遅れが更に遅れることにもなりうるからです。15ドル近くを払い戻してもらい、チケットを7時発の電車に変更。その後は仕方なくPenn Station近くのBordersという本屋さんで時間をつぶすことになります。wireless networkが使えるので便利なんですよね。 電車は予定通り7時に発車しました。5時発の電車は未だに駅に到着していないようです。チケットを変更しておいて良かった。それにしても日本では全くあり得ない話です。 教訓:Amtrakの1時間遅れ、2時間遅れはざら。天気の悪い日は特に注意しましょう。バスや飛行機を使うという手はありますが、これもあまり当てになりません。アメリカの公共交通機関は当てにならない。 Penn Stationを出て10分ほど、電車はマンハッタン島のトンネルを出てQueens(だと思うのですが、Brookelynじゃないよな)を走ります。窓からは夕日に照らされたマンハッタンのビル群を眺めることができます。なかなか美しい光景ですが、マンハッタンを去る電車の中からそれを眺めるのはもの悲しいものなのでした。 電車の中ではJazzを聴くことにします。週末の夜に電車の中で聴くには丁度良い音楽でしょう。ColtraneのI want to talk about youです。この曲は金曜日の夜にでも友人と酒を飲みながら昔話をしながら聴いたら気持ちよいだろうなあ。

アメリカにいるのを実感するとき 2

今日の話:ニューイングランドへ戻るため予約していた夕方5時の電車 (Amtrak) に乗ろうと思ったら、思いっきり2時間遅れと表示されてました。職員からは謝罪の言葉も一切なし。Amtrak 日本でこれやったら新聞に載りまっせ。遅れも毎週だし、最近は30分遅れだと「ラッキー」と思うようになってきました。 日本では電車が10分遅れたら大騒ぎになるなんて、アメリカ人は信じてくれないことでしょう。と言うわけでこの記事は電車待ちをしている間に駅(Penn Statio)のすぐ近くにあるBordersという本屋さんで書いています。ニューヨークのPenn Stationのすぐ近くにあるので、電車待ちで時間をつぶすのにはおすすめです。でもPenn Stationの近くで時間をつぶすくらいなら早くうちに帰って寝たいです。なんといっても朝が早いんだから。

Wednesday, June 06, 2007

アメリカにいるのをしみじみ実感するとき

朝起きると、抜けるような青い空です。今日は朝、退役軍人病院の朝の会議(モーニングレポート)に参加します。ここは私の専門の科の大御所R先生が部長やっていて緊張するんですよねー。 ところで、ここの病院の廊下には1941年の新聞がでかでかとポスターで飾られていて、よく見ると彼らが真珠湾攻撃を受けた時の号外なのでした。退役軍人病院にいると、自分がアメリカにいるのをしみじみ実感します。 朝の会議は滞りなく終わります。他人のやっている会議を見るのはすごく参考になります。自分のうけもつモーニングレポートもあとわずか、気合いを入れてやっていきたいです。