Tuesday, July 31, 2012

夏休みのBGM

夏休みに聞くべき曲だって?何を決まりきったことを聞くんだ君は?ビーチ・ボーイズにきまっているじゃないか!あとで職員室に来なさい!!

・・・などという会話が日本のどこかで交わされているかどうかは謎ですが(まあ、交わされていないのでしょう)夏といえばビーチ・ボーイズですね。僕の中では夏休みに聞くべき曲といえばやはり Kokomoになります。というわけで、皆様もHappy Summer!




フランシス・ベーコン ベーコン随想集 「賢く見えることについて」

随筆が好きで吉田兼好先生の「徒然草」などは学生の頃から時々読み返しております。さて、随筆といえばフランシス・ベーコン先生の「随想集(原題はその名もズバリ
The Essays)」ですが、僕が好きなのは 「賢く見えることについて」の章です。

「フランス人は見かけより賢く、スペイン人は実際より賢く見える、という評判が立っている。」
岩波文庫 ベーコン随想集 渡辺義雄訳

出だしがこれですよ、ベーコン先生飛ばしています。僕はこれを読みながら爆笑していました・・・ベーコン先生・・・

ちなみに元の英文はこうです。

IT HATH been an opinion, that the French are wiser than they seem, and
the Spaniards seem wiser than they are.
(The Essays of Francis Bacon, Kindle Edition)

面白いですよね、え、面白く無いか?さ、夏の読書を続けます。

夜と霧

さて、当直明けの昨日は夏休み一日目とはいえ、疲れていてほとんど機能せず。一晩寝てようやく人心地ついた感じですってカレンダーを見れば7月ももう最終日ではないですか。時間が過ぎ去るのはなんと早いことよ・・・最近久しぶりにヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」を読み返しましたが相変わらずすごい本です。読み返すたびに学ぶ事があります。

「ユーモアも自分を見失わないための魂の武器だ。」
「・・・体の芯まで凍えて、点呼場に立ちつくしていなければならなかった。なのに、わたしたちは全員、うれしくてわくわくするばかりだったのだ。この収容所には「かまど」がない、アウシュヴィッツははるかかなただ……。」
「では、人間の自由はどこにあるのだ、あたえられた環境条件にたいしてどうふるまうかという、精神の自由はないのか、と。」

ヴィクトール・E・フランクル 「夜と霧」 新版 池田香代子訳 みすず書房

夏休みは読書がすすむといいなあ・・・積んどくになっているレビストロースも読めると良いのですが。