Saturday, March 02, 2019

最強の英語勉強法?

怪しげなタイトルをつけてしまいましたが、はい、そんなのあったら僕が知りたいです。さて、時々ですが「英語の勉強を教えてよねん」という質問が来ます。尋ねていただくのは非常に嬉しい反面、僕自身が聞きたいぐらいで、「こっちが教えて欲しいよん」というのが本音です。最強の英語勉強法を探し求め10年以上が経ちましたが、ともかく!以下に最近のメールに対する回答を(ちょっと編集して)載せておきます。

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**先生

ご連絡有り難うございます!私の記事、皆様に共感を持って読んでいただけたのなら何よりです。いや、インターンの一年目は本当に英語で苦労したのでなんだか医学のことよりも英語のことで毎日悩んでいた気がします。インターンからレジデントへの移行って不安が多いですよね。僕も確かに「チームリーダーになって指示出したり、アテンディング(あの忌まわしい人たち!)達とがちで連絡とるなんて無理無理」って思ってました。また、昼の発表の際に「英語で一時間レクチャーとか無理だから、5分話すのもしんどいのに」と思っていました。でも気づけばいつの間にか指導医となって英語で毎日のようにレクチャーしたり、英語で相手とNegotiationをガシガシこなしているの(かなあ〜?)ですから慣れって恐ろしいです。

さて、早速ですが「英語の勉強法」、いや、僕の方がききたいぐらいですよ〜、というのが正直なところですが、それではお答えになってないでしょうから経験に基づき書かせていただきますね。

英語の発音:記事にも書きましたが、インターン時代に英語の家庭教師をつけられました。主に発音を徹底的に直されたのですが、後から思い返すとこれが凄く役に立ってます。当時は「え、僕の発音ってこういう風に相手には聞こえているの?」とビックリの連続でした。いかに日本語の音と英語の音は違うのだというのを痛感した時期でした。個人教師をつけて直接フィードバックを受けるのが良いかもしれませんが、それが難しければ教材を利用するもよし。発音の改善は全体の英語力の上昇に「じわじわと」効く感じがします。

英単語:これは僕だけの問題かもしれませんが、当時は持っているボキャブラリーがしょぼすぎました。例えば当時はNYTimesとか読んでも知らない単語ばかりで読み進められない(まあ今だって知らない単語はガシガシ出てきますが)。多読をしたくてもなかなかスピードが出なかったです。これも基礎体力の強化と諦めて、Intensiveに学習されることをお勧めします。どうやって?これは難しい問題で、僕は「多読の中で身につける」ことと「専門の単語集」を組み合わせて勉強していますが未だに試行錯誤の毎日です。

書く英語:レジデント時代のメールを読み返すと冷や汗が出てきます。「うわ、昔ってこんなひどい英文書いていたんだ」ま、今でもそうなのでしょうが、上達はしたかもしれません。これは身も蓋もないようですが「英文は書けば書くほど上達」というわけで、意識してアブストラクトや論文などを書き続けることをお勧めします。論文などを他人に直してもらうことで勉強になっている部分が多いです。またAIの力を借りましょう。Grammarlyなどをインストールするのは手っ取り早く書く英語の質(少なくともぽかミスは少なくなる)を上げる方法です。僕はGrammarlyの有料版をインストールしてますが、もうこれがないと英文のメールは怖くて書けません。

読む英語:これはひとえに多読を通じて上達しました。ポイントは「好きな教材を見つける」ことにつきますでしょうか?内容が面白くないと続きませんもんね。

と言うわけでざっと書いてみました。ご参考になれば幸いです。それではまた、素晴らしき週末をお過ごしくださいませ!

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