Saturday, December 10, 2011

沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満つるが如し

セネカを読んでいて思い出したのですが、吉田兼好先生も「徒然草」にて「人生の短さについて」語ってらっしゃいますね。155段です。インターネットはこういう調べ物のときに便利ですよね「確か徒然草にも・・・」というときにささっと検索できますもんね。僕は兼好先生ゆかりの地に住んでいたことがあるので(京都で学生してました)徒然草には非常に親近感がわきます。それでは徒然草百五十五段からです。

「死は、前よりしも来らず。かねて後に迫れり。人皆死ある事を知りて、待つことしかも急ならざるに、覚えずして来る。沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満つるが如し。」

いいですねえ、こういうフレーズ。「沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満つるが如し。」ちなみにこれ英語に訳したらどう訳せますかねえ?と、英語ネタに強引にもってきたところで皆様よい週末を!

人生の短さについて


人生の短さについて

「しかし、われわれは短い時間をもっているのではなく、実はその多くを浪費しているのである。人生は十分に長く、その全体が有効に費やされるのであれば、最も偉大なことをも完成できるほど豊富に与えられている。けれでも放蕩や怠惰のなかに消えてなくなるとか、どんな良いことのためにも使われないならば、結局最後になって否応なしに気付かされることは、今まで消え去っているとは思わなかった人生が最早すでに過ぎ去っていることである。全くその通りである。われわれは短い人生を受けているのではなく、われわれがそれを短くしているのである。」

セネカ「人生の短さについて」 岩波文庫

ああ・・・セネカ先生、その通りでごぜえます。反省・・・


The Canadian Solution


昨日は新しい単語、Dubyaについて勉強しましたね。皆さん、しっかり復習しましたか?(←なわきゃねーだろ)というわけで、この話題の続き。選挙の結果に絶望された皆様にはカナダ移住のプランもありますよ、というTimeOut New Yorkの目次。これをみてゲラゲラ笑っていたのはもう7年も前の話なのですね。そういえば最近めっきり登場して来ませんね、彼。まああまり見たいとも思わないけど。