Wednesday, April 03, 2013

長い冬を抜けて春;バッハとモーツアルト

ピアノの練習を30年ぶりに再開してからバッハにはまっている、という話を書きましたが、バッハはなんというか弾いていると実に楽しい、というか癖になります。練習をいつまで続けてもそれほど苦になりません。なんというかスポーツしている時のような「病みつき」感があります。曲の流れに法則があるのも理屈っぽい自分(え?理屈っぽかったっけ?)は実にしっくりきます。なんというか弾いていて「もっと上手く弾きたい」という気持ちをかきたててくれます。ピアノ練習するならバッハですね(←適当)。ピアノを弾くというのはなんというか作曲家の精神を身をもって体験するようで実に素晴らしいです。もっと早くピアノの練習再開しておけば良かった、という相変わらずの後悔先に立たず男です、はい。

ところで、最近モーツアルトを久しぶりに聞いてみたら(例えばピアノソナタ9番 KV 311 allegro con
spirito)その明るさにびっくりしました。なんというか長い冬を抜けて急に春の訪れを感じるような気分です。(バッハのファンの皆様、すみません、あくまでも僕の自分勝手な「感じ」なのでご容赦くださいませ。)モーツアルトのこの明るさは実に素晴らしいですね。もちろん、ピアノ協奏曲の20番や24番、はたまたレクイエムのように「重い」曲もあるわけですが(そして、この重い曲がまた素晴らしい)、なんというか突き抜けたような明るさは本当に今の季節に合っているような気がします。

ピアノ弾くならバッハ、曲を聴くならモーツアルト、そういうまとめで良いでしょうか(ああ、また適当なこと言ってしまった)。でもモーツアルトも弾けたら楽しいだろうなあ・・・