DMVとかくと「ナンノコッチャ」という方もいらっしゃられるかもしれません。Department of Motor Vehicles つまりアメリカの陸運局のことです。車のレジストレーション関係で、このDMVに行く必要ができたので、昨日重い心を引きずり行って参りました。
なぜ陸運局に重い心を引きずり行かねばならないかというと、だいたい経験的に心躍ることがないんですね。3時間以上待たされた上に、書類が足りないとけんもホロロに突っ返されたこともあります。(ま、こっちも悪いのでしょうが!)ロードアイランド州の陸運局の職員の方々はまだ愛想が良くて(土地柄)非常に助かるのですが、7年住んだ某州(笑)の陸運局は「二度と来るか!」という感じでした。訪れた人でごった返す役所、職員の顔は一斉に暗く、皆が歯痛と頭痛を抱えた上に明日で世界は終わりますと宣告されたような顔をして仕事をしています。当然対応はぶっきらぼう、お前の運転免許証のことなど知ったことかと言わんばかりの対応でPublic Servantsの精神など百万光年彼方です。自由の国アメリカにいて(特にニューヨークにいると、あー言っちゃった(笑)))突然異次元ゾーンに踏み込んだような実に不思議で不快な体験をすることになります。共産圏のお役所に行ったことないけど、おそらくこのような感じでしょうか。なにせ呪われた場所です。
というわけで昨日はご近所に出かけたついでにDMVに立ち寄ります。最初に Check in
Boothというトリアージのような受付で要件を申し上げます。そこのおばちゃんに「あー、それじゃこの書類に記入して待っててね」と言われます。3時間ほど待つことを覚悟しましたが50分ほどで窓口に呼ばれ、事情を説明したら実に愛想の良いおばちゃんの手にかかりスラスラと事が進み、DMVの建物に入ってから1時間半程で全ての過程が終了したのでした。DMVにしてはありえない素晴らしすぎる対応でした。ま、ロードアイランド州はおっとりのんびりで(村社会、という感じが強い土地です)皆気が良い人ばかりなのでDMVも例外で無いということでしょうか。
というわけでDMVで珍しくスムースに事が進みラッキーでした。それにしても某州(笑)のDMVはひどかったなあ・・・某州で不幸にもDMVに関わらざるを得ない皆様、ご健闘をお祈りいたします。
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