Sunday, October 09, 2011

Rest In Peace, Steve Jobs


水曜日の東海岸で夜に、アップル社の元CEO、スティーブ・ジョブスが亡くなったという衝撃的なニュースが舞い込んできました。アップル社のホームページを見て、半ば信じられない思いでTwitterをチェックすると、ものすごい数のツイートが流れており、やはり本当の話だと信じることができるようになってきました。アップル社のホームページには、彼の写真と「Steve Jobs 1955-2011」とだけ短く書かれてます。いたってシンプルですが、それだけになんだかショッキングで 1955-2011 という数字に、時代の一区切りを突きつけられたように感じました。

すこしEngRishmanのメインテーマ(そんなのあったっけ?)から外れますが少し彼やアップルに関する思い出話をさせてください。僕が初めてアップルの製品に触れたのが1984?1985年。触れたのは初代マッキントッシュ、中学生の時友達のうちで触らせてもらったのが初めてでした。その使いやすさに衝撃を受けたのを覚えています。当時のアップル社の製品は「パソコン会のポルシェ」等と言われるほど高価で、子供にはもちろん手が出る製品ではなく、当然自分で買うことはできませんでした。彼がアップルを追放されてNeXT社を立ち上げ、「凄いコンピューターを作るぞ」と気炎を上げていたのがその数年後。まだその「凄いパソコン」が発表される前で、パソコン雑誌に「またジョブスが大口叩いているよ」といった感じの記事が書かれ、「ふーん、そういう人なんだ」と感じたのを今でも覚えています。

そのNeXT社のコンピュータが発表されると僕はそのOSやスペックに興奮しました。「なんてすごいシステムなんだ、是非触ってみたい」、でもこのコンピュータは「ワークステーション」というパソコンの親玉のようなものすごい高価な代物で、とても学生が個人的に手に入れられるものではなかったです。いつか触ってみたいと思っていたのですが、結局触れられずじまい。NeXTStepのような凄いOSが一般の手に入るようになればよい、とずっと思っていた頃アップルによるNeXT社の買収の発表です。NeXT社のホームページにいくと、アップルと1つになるというアナウンスがトップページに掲載され、すごく興奮した記憶があります。その頃からスティーブ・ジョブスの才能に非常に興味をもつようになって来ました。ただ自分でMacを手にするのはずっとあと。研修医になった頃iMacが発表になったのですが、マックはまだ本流というには程遠く、僕自身もずっとWindowsマシンを使っていました。

初めてアップルの製品を手にしたのがアメリカで研修医をしていたころ、御多分にもれずiPodでした。初めて手に入れたアップル社の製品です。これにはすっかりハマリ、そこからフェローの時にiPhoneを購入、さらにMacBook Proと続き、遂に初めて「マック」を手に入れたのでした。初めてマッキントッシュに触れてから実に25年以上経っておりました。買ってしばらくして激しく後悔しました。「なぜもっと早くにマックを買わなかったのか」と。今年に入りiPadを手に入れ、気がつけば周りはすっかりアップル社の製品であふれていたのでした。その中でジョブスは既に生きながらに伝説となっていった気がします。こういった人物につきものの「パロディサイト」も話題になりました(ちなみに僕はこのサイトの大ファン)そして彼の健康問題が次第に大きく話題になり、ついに今年8月に衝撃的な発表。あの発表を聞いて、いつかはこの日が来ると思っていたのですが、実際に目にするとショックです。

Rest in Peace, Steve Jobs

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