Thursday, July 11, 2013

7番と10番

7番と10番と聞けばすぐに分かりますね。はい、モーツアルトのピアノ協奏曲の話です(←わからんっちゅうの)。iTunesのピアノ協奏曲を眺めていたらあることに気づきました。ピアノ協奏曲の7番と10番が入ってない・・!僕は内田光子のピアノ協奏曲全集と、Murray
Perahiaの全集、グルダ(これは全集ではない)などを入れているのですが7番と10番が抜けているのです(もしくは僕がiTunesに入れ忘れているだけ?)。なんということでしょう、モーツアルトのピアノ協奏曲ファンを自認しながら今まで7番と10番を聞いていなかったのです。

というわけで、慌ててネットで検索して聞いてみましたが悪くない。特に、10番の第3楽章は素晴らしい、というわけでiTunesで早速購入してみました(第3楽章だけ)。99セントなり。1ドルしません。このような美しい音楽が1ドル以下で聞けてしまうというのも不思議な気がしますが、ありがたい話です。聴いているうちに「あ・・・聴いたことある」と思い当たりました。そう、この曲、映画の「アマデウス」でほんの数秒遣われていますね。サリエリがモーツアルトの楽譜をみながら恍惚として頭のなかにメロディーを再現するシーンです。数秒ですが確かに流れてますよね?

というわけで、いろいろ繋がって満足だったのでした。それにしてももっとちゃんと聴かないと・・・

iTunesのスマートリスト、覚書

世のためにもならぬブログを続けて8年目になってしまいました。さて、気分一新、更に(ほとんど)世のためにもならぬこのブログを続けていきますので、覚悟してください。というわけで、iTunesのスマートリストの覚書。

僕はモーツアルトのピアノ協奏曲が大好きなので、そればかり集めた「スマートリスト」をiTunes上に作っております。新たに曲をインポートしても手動でリストを作り変える必要もなく、自動でプログラムがすべてやってくれるので便利ですね。

さて、このスマートリストの条件の設定ですが、僕は以下のようにしております。SensitiveかつSpecificに条件を設定するのにはちょっとしたコツが必要です。




この"Any of the following are true"という条件が結構肝です。MozartはArtistとして登録されてるかもしれませんが、Composerとして登録されてるかもしれない、というわけでこのような条件で検索のSensitivityを上げるわけです。Nameの2つの条件はピアノ協奏曲を引っ掛けるのに検索をよりSpecificにするため。ところで、この"Any" of the following are trueを出すやり方を忘れてしまって四苦八苦していたらようやくアップルのホームページに載っているのを見つけました。

条件を追加するときに"Option"キー(マックの話です。Windows?さて、そんなパソコンもありましたね(笑))を押しながら"+"のマークを押すだけ。それだけです。なーんだ、知っているよ、という方はブラウザの「閉じる」を押してくださいね。僕はこれ見つけるのに1時間以上費やしていたのでした。トホホ・・・でもSensitiveかつSpecificな条件が設定できて満足。大好きなモーツアルトのピアノ協奏曲を思う存分聴くのです。

Sunday, July 07, 2013

オリバー・サックスの素晴らしいエッセー

「レナードの朝」の原作者で有名なオリバー・サックスがNew York Timesの日曜版に素晴らしいエッセイを書いていたので、是非とも皆さんに紹介したくこの記事を書きます。

The Joy of Old Age. (No Kidding.)

彼の書く文章は瑞々しく実感に溢れ、リアリティがあり読めば読むほど心が暖まります。特に気に入ったのが以下の箇所。

Eighty! I can hardly believe it. I often feel that life is about to begin, only to realize it is almost over. My mother was the 16th of 18 children; I was the youngest of her four sons, and almost the youngest of the vast cousinhood on her side of the family. I was always the youngest boy in my class at high school. I have retained this feeling of being the youngest, even though now I am almost the oldest person I know.

なんという実感のこもった文章でしょう。意訳してみました。

「80歳!ほんとに信じられません。時々、これから人生が始まるように感じるのですが、実際僕の人生はもうすぐ終わりなんですよね。僕の母は18人のうちの16人目の子供で、僕はその母の末っ子の男の子でした。だから母方の親戚の中で、僕は常に一番ちっちゃい子供だったんです。高校ではクラスの中で常に一番若い男の子でした。というわけで、自分がいちばん若いという思いは僕の中に染み付いていて、自分の知り合いの中で僕自身が一番年寄りになってもそう感じるんです。」

本当に素晴らしいエッセイなので是非本文を読んでみてください。

Saturday, July 06, 2013

V for Vista Baby!

David PogueというNew York Timesの技術欄のコラムニストは書く記事がユーモアに富み分かりやいので、僕は大好きでよく読んでます。彼は記事を書くだけでなく、TVの番組にも登場したりなかなか多才なのですが、彼のビデオ記事もユーモアたっぷりで素晴らしいです。中でも7年前のこの記事は表向き「マイクロソフトはアップルのコピーキャット(猿真似)でないことを証明しよう」といいながら、おもいっきりマイクロソフトの製品であるWindows Vistaをこけにしています。ユーモアたっぷりで見ながら思わずゲラゲラ笑ってしまったのですが、びっくりしたのはYoutubeのコメント欄。

表向き「Vistaの独創性は明らかだぜい、"V for Vista Baby"」といいながら指でXの文字を作り、背後にMac OS XのDVDを写している彼は明らかにWindows VistaをMac OS Xの猿真似だと皮肉っているのですが、皮肉が通じない方たちもいらっしゃるのようです。「お前はマイクロソフトの回し者か?」って憤慨されてらっしゃる方も・・・ここまでわかりやすいのに、冗談が伝わらない人もいるんですね〜、というわけである意味勉強になります。V for Vista Baby!

Thursday, July 04, 2013

Introduction to Philosophy: A Christian Perspective

哲学関係の本は読み始めては挫折の繰り返しですが、またひょんなことから「入門書」を読み始めました。そしたらですね、これが非常によい。哲学と関係なく、最近読んだ本の中ではずば抜けて面白いです。読むのを止められない(哲学の本ですよ?)のですごいオススメ!というわけでここでも紹介させて頂きますね。

英語で書かれてますが非常によみやすいので、読むのが遅い自分でも一気に何章かよみすすめてしまいました。カント先生ももちろん登場します。ギリシャ時代の哲学の考え方から始まり、現代の哲学の分類や傾向などについて平易に述べてくれるのは実に有難いです。章の最後にはちゃんと参考図書も登場し、だいたいは重鎮の先生方の著作です。

哲学の膨大な世界の全体像(so I believe)を俯瞰させて頂ける(という気にさせてくれる)のは素晴らしいですね。というわけで、英語の勉強にもなって一石二鳥ですよ〜(と最後は強引に英語の話に持ってくる)

Introduction to Philosophy: A Christian Perspective
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