Saturday, December 31, 2011

2011年を振り返って

大晦日となりお昼ごはん(焼きそばでした!美味しかった)も食べ終わったのでそろそろ2011年を振り返ってみましょう。

(2011年前半)

なんといっても3月11日の大震災につきるでしょうか。夜中の3時(日本だとちょうど夕方の4時頃)に目が覚めて、メールをチェックして地震が起きたことを知りました。慌てて日本にいる両親の無事を確認したこと(そして電話の繋がりにくかったこと)を覚えております。それから数カ月間は現実感のない時間を過ごしました。数カ月があっという間に過ぎ去ってしまったような、永遠に続いたような不思議な感覚でした。個人的には実にささやかながら大学で寄付を募る活動などに参加させて頂きました。そのとき大学に提案したホームページは今でも少し形は変わりましたが残していただいているようです。ありがたい事です。

(2011年後半)

7月に入りご近所に引越し。1992年の京都への引越しに始まり、人生においてこれが何回目の引越しなのでしょう。7月末から2週間ほど、ほぼ2年半ぶりの日本への帰省。日本の夏を堪能致しました。フェースブックで日本の旧友たちとのつながりが増えた年でもありました。
9月からは学会絡みで忙しい日々が続きました。ハワイでのCHEST 2011 (American College of Chest Physiciansの一年に一回の学会)はそのハイライトと言えるかもしれません。同じく9月ぐらいから、なぜか自分の人生における持ち時間、というものをより強く意識するようになって来ました。11月のSteve Jobsの死去のニュースは非常に衝撃的なものでしたが、自分の持ち時間に対する意識に拍車をかけたように思えます。

良い習慣を身につけて、悪い習慣を断ち切っていく。書いてみると簡単ですがこれは実に難しいですよね。自分の中でいくつも「続けたい、もしくは始めたい良い習慣」があります。同時に「断ち切りたい悪い習慣」も。継続的に運動して、もっと本を読んで文章も書いていかないとなあ、と強く思った次第です。さて、2012年はどのような年になりますやら。皆様新年もよろしくお願い申し上げる次第です。

Museum of Fine Arts, Boston (mfa) 再訪、 もしくはフォントをめぐる冒険

昨日はボストンへ食材の買い出しついでに、Museum of Fine Artsまでいってきました。この美術館好きなんですよね。

ところで、前々から気になっていたのが、展示の説明に使われる文字のフォント(上の写真をご参照ください)、僕はこのフォントが好きで、自分でなにかプリントするときにも使いたいと思っていたのですが、一体全体どのフォントを使っているのか分からない。

という訳で、昨日訪れた際に館員に尋ねてみました。「このフォントって何?」とiPhoneで撮った写真を見せながら、アメリカ流に単刀直入に質問です。流石に、こんな質問をする人は居ないと見えて、美術館員もびっくりした顔で「ちょっと分からないわ〜」という答え。まあ、最初の人で答えが返ってくるとも思っていなかったので、次に移動。

Art of Europeのセクションにいるキュレーターらしき人を捕まえて同じ質問をします。ちょっとこのフォントって何使っているの?「えー、そんなこと考えたこともなかったわ、面白い質問ね。でもわからない・・・」

3人目「ほほう、そんな質問をするとは君はデザイナーか何かかい?」←まともな答えもらえず。

というわけで、誰からも正しい答えはもらえなかったので、家に帰ってマックと(Steve Jobsはフォントにこだわった人らしいですね)にらめっこしながら、一番合いそうなフォントを探します。という訳で、僕なりの結論は

Gill Sans

です。早速Gill Sansを使って色々文字をプリントアウトして見ました。かなり近いと思うのですが、皆様如何お思い?ちなみにネットで検索してみましが流石にこの美術館でどのフォンと使っているかに関してはわかりませんでした。

というわけで、年の瀬とはあまり関係ない話題ですが、今年も最後の日となりました。本年も当ブログをご愛顧頂き誠にありがとうございました。皆様よいお年を!

Wednesday, December 28, 2011

DMV

DMVとかくと「ナンノコッチャ」という方もいらっしゃられるかもしれません。Department of Motor Vehicles つまりアメリカの陸運局のことです。車のレジストレーション関係で、このDMVに行く必要ができたので、昨日重い心を引きずり行って参りました。

なぜ陸運局に重い心を引きずり行かねばならないかというと、だいたい経験的に心躍ることがないんですね。3時間以上待たされた上に、書類が足りないとけんもホロロに突っ返されたこともあります。(ま、こっちも悪いのでしょうが!)ロードアイランド州の陸運局の職員の方々はまだ愛想が良くて(土地柄)非常に助かるのですが、7年住んだ某州(笑)の陸運局は「二度と来るか!」という感じでした。訪れた人でごった返す役所、職員の顔は一斉に暗く、皆が歯痛と頭痛を抱えた上に明日で世界は終わりますと宣告されたような顔をして仕事をしています。当然対応はぶっきらぼう、お前の運転免許証のことなど知ったことかと言わんばかりの対応でPublic Servantsの精神など百万光年彼方です。自由の国アメリカにいて(特にニューヨークにいると、あー言っちゃった(笑)))突然異次元ゾーンに踏み込んだような実に不思議で不快な体験をすることになります。共産圏のお役所に行ったことないけど、おそらくこのような感じでしょうか。なにせ呪われた場所です。

というわけで昨日はご近所に出かけたついでにDMVに立ち寄ります。最初に Check in
Boothというトリアージのような受付で要件を申し上げます。そこのおばちゃんに「あー、それじゃこの書類に記入して待っててね」と言われます。3時間ほど待つことを覚悟しましたが50分ほどで窓口に呼ばれ、事情を説明したら実に愛想の良いおばちゃんの手にかかりスラスラと事が進み、DMVの建物に入ってから1時間半程で全ての過程が終了したのでした。DMVにしてはありえない素晴らしすぎる対応でした。ま、ロードアイランド州はおっとりのんびりで(村社会、という感じが強い土地です)皆気が良い人ばかりなのでDMVも例外で無いということでしょうか。

というわけでDMVで珍しくスムースに事が進みラッキーでした。それにしても某州(笑)のDMVはひどかったなあ・・・某州で不幸にもDMVに関わらざるを得ない皆様、ご健闘をお祈りいたします。

Saturday, December 24, 2011

Merry Christmas and Happy holidays!

皆様良いお年を!本年もEng"R"ishman in New Yorkをご愛顧頂き誠にありがとうございます。ことしも残す所あと1週間なんですね。ビックリ。2011年は激動の年でしたねえ・・・・この時期はこの曲を聞くことにしてます。

Saturday, December 17, 2011

ツリーをたずねて三千里(おおげさ)


クリスマスまであと1週間ということで、毎年恒例のクリスマス・ツリー購入に行って来ました。とはいえ、この時期はもう既に遅すぎると言うか、近所のお店では「ツリー売り切れ」と言われます。クリスマスまであと1週間では遅すぎたか!

その場でiPhoneから近場で売っていそうなお店を検索。いくつかお店に電話するも、多くは留守電。中には留守電のメッセージに「今年のツリーは売り切れました」と入れているところも。やっと一つお店に電話して、「ツリーを売っている」ことを確認できました。車を運転すること30分、ようやくたどり着いたのは巨大ショッピングモール、その名もズバリ" Christmas Tree Shops"です。ところがお店で聞くとなんと「売っているのはプラスチックの木で、本物の生の木は売ってないのよー」とのこと。なんと・・・ぬかったなり。

さて、アメリカ生活も長くなってきたので、こちらもただでは引き下がらず「それでは生の木を売っているお店を教えてくだされ」と食い下がります。お店のおばちゃんはペラペラと道の名前だけ簡単に言ってきまが、それではわかりませんよとiPhoneの地図を見せながら(こういう時に限ってiPad持ってなかった)詳しく場所を聞きます。しつこい顧客にお店のおばちゃんは比較的親切に道順を教えてくれました。ただアメリカでこのような場合に道をきいて、うまくいくかは50/50。おばちゃん、適当なことゆうてないかなあ~、ま、本当にお店があればラッキーやなあ、と車を運転すること10分したら本当に木を売っているお店に辿りつけました。いや、おばちゃん、疑って悪かったです(笑)

愛想の良いお店の兄ちゃんは「OK、どのくらいの大きさの木が欲しいの?」と聞いてきます。「6-7フィートの木を探しているんだけど」と言うと店の一角に案内して木を見せてくれます。気に入った形の木を選ぶとその場でのこぎりで根元をちょっと整えたあと、上の写真のようにネットを掛けて車の屋上にくくりつけてくれました。実に手馴れたものです。ちなみにお値段は$35でした。帰り道は実にスムース。しかし近所でパッと木を買うつもりが結局1時間以上かけるはめになりました。

反省点として、今年は買いに行くのが遅すぎました。来年はもう1週間早く買いに行きましょう、ということで今思いついたのが「ジョン・レノンの命日」である12月8日周辺の週末に買いに行く、というプランです。これならジョンの命日に合わせ忘れず買いにいける?とにもかくにも我が家にもようやくクリスマス・ツリーが登場したのでした。

Project Gutenberg 英語版青空文庫?

皆様、英語学習のお話ついでに、僕のお気に入りサイトを

Project Gutenberg - free ebooks
http://www.gutenberg.org/wiki/Main_Page

これ、古典の多くがただでダウンロード出来るサイトなんです。素晴らしすぎる。このサイト自体はだいぶ前からお世話になっています。例えば哲学でいうと、カントもプラトンもその著作の多く(英語に翻訳されてますが)が電子書籍の形態でダウンロードできます。John
Stuart Millなんかも全部ただ。ありえないサイトです。すごく有名なのでご存じの方も多いかと存じますが、一応忘備録的に上げておきます。

ちなみにAmazonでもこれらの著作の多くがフリーか、すごく安い値段でKindle用にダウンロードできます。カントもプラトンもただでiPadのKindleにダウンロードして読んでおります(誰ですか、読んでるふりじゃん、とか言ってる人は。鋭いぞ(笑))いやはや、すごい時代になったものです。

GoodReader (on iPad)は素晴らしい

iPhone, iPadなど、いわゆるiOS上で動くアプリケーション(コンピュータのプログラムですな)で、最近僕がものすごく気に入っているものにGoodReaderというものがあります。PDFなど文書ファイル(実はそれに限らない)をiPadやiPhoneなどで読むためのアプリケーションです。

GoodReader for iPad for iPad on the iTunes App Store
http://itunes.apple.com/us/app/goodreader-for-ipad/id363448914?mt=8

それで試しにTOEFLの単語帳(たしかこのブログのどかかで12月中に全部覚えると宣言していたような気がするなあ、でも、些細なことは忘れたよ\(^o^)/)をスキャンして、iPadで読んでみたら、あなた、これが素晴らしい。ああ、なぜこれをもっと早くやらなかったのか後悔しきりです。後悔第4弾ですね。素晴らしいのはPDFファイルへのハイライト機能。わからない単語にハイライト(蛍光マーカーで本に線引く感じですね)すると、自動的にまとめを作ってくれる。まとめを見ると、自分のわからない単語が一覧できる上、それをEmailで送ることもできるのです。何より素晴らしいのはこれでいつでもどこでも復習できる。自分にとって不安な単語を閲覧できていつでもそこにジャンプアクセス。素晴らしすぎる!

それにしてもiPhone, iPadを使って(それがなくてもインターネットを使って)英語学習というのは以前に比べてものすごく効率良くできるようになりましたよねえ。若い人が正直羨ましいです。大学生の時にこういう環境があったらなあ。

Friday, December 16, 2011

Kindle (on iPad)は素晴らしい

だいぶ前にiPadへKindleをインストールしていたのですが、あまり使ってませんでした。ふとしたきっかけで最近、今すぐ読みたい本があるので初めてKindleを通じて本を購入してみたのでした。そしたらあなた、これが素晴らしい。素晴らしすぎる。なんでもっと早くから活用してなかったのかと後悔の嵐です。ScanSnap,MacBook Proに続く「もっと早く買って(活用して)おけばよかったという激しい後悔」第3弾ですね。新しもの好きのくせに、こういうの妙にLate adopterなんで、使ったあとで後悔するいつものパターンです。しくしく。

ともあれ、Kindleの何が素晴らしいかというと、

1) 読みたいと思ったときにダウンロードしてすぐ読める。2−3日待つ必要がない(これ結構重要です)
2) 本を同時に何冊も読める。
3) 読みたいときにどこへでも何冊もの本を持ち歩ける。(紙の本ではこれがしにくい)すぐに以前読んでいた箇所にジャンプできる。(「読書のジャンプスタート」(僕の勝手な命名)が可能)
4) ハイライト機能。自分が線を引いた部分にすぐジャンプできる。自分がハイライトした部分を一覧できる。
5) ソーシャルハイライト

などなどです。

特に気に入ったのがハイライト(気になった箇所に線を引くやつですね)、自分がハイライトした箇所をあとからまとめて見返せるし、前にハイライトした部分にすぐジャンプできる。これも以前から知ってはいたのですが、いざ、自分の読みたい本で実行してみるといかに素晴らしいかを実感できます。まさに自分が紙の本を読んでいて「こんなことができたらいいな」と思っていた機能なのでした。それに加え、他人が多くハイライトしている部分も見ることができる。他人の読み方を参照できるのが面白い。これは電子媒体ならではの素晴らしい機能ですよね。

というわけで、Kindleにはまっております。はまったついでにAmazonのKindleストアで本もだいぶ買ってしまったのでまさにAmazon.comの策略にはまったも言えます。でも本当に素晴らしいので興味のある方は是非、一冊気に入った本を購入(もしくはFreeの本もだいぶあるし、サンプルはただでダウンロードできます)して試してみてください。早く日本語の本でもこういうのできたらいいなあ、と強く願う次第です。

【追記】
2012.2.2 若干内容を編集

Wednesday, December 14, 2011

アメリカの歯医者さんから学ぶプロの業

先週のはじめに歯の詰め物がポロッと取れてから1週間、歯医者さん週間とばかりにひたすら歯医者さんに通ってました。すったもんだあった末に最終的にはRoot Canal(歯根神経治療)が必要といわれ、昨日重い心を引きずってRoot Canal専門の歯医者さん (Periodontist)を訪ねて参りました。Root Canalは今まで何度か経験があるのですが、個人的には実に苦手です。麻酔も痛かったし時間もかかるし、口をずっと開けているのも実に苦痛、という訳で歯医者さんに言われるがままに恐怖と闘いながら(←おおげさやなあ)Root Canalの専門家、K先生の門を叩いたのでした。

それがですね、あなた、今回は非常に良かった。まずK先生の説明が実に丁寧。説明が実に丁寧なのは如何に有難いかということを患者の側からシミジミ実感できたのは実に貴重な体験でした。安心するんですね。僕も仕事柄、患者さんやご家族への説明の部分には時間を非常にかけるのですが、これは本当に大事だなあと改めて実感した次第。

それから麻酔が殆ど痛まない。まずゼリー状の局所麻酔を粘膜に塗布してくれるおかげで実際の注射が殆ど痛くない。これは歯医者恐怖症の僕としては実に有難い。Root Canalの麻酔は結構多くの箇所をカバーしないといけないのですが、麻酔の注射も実にじっくりと丁寧に(そして麻酔の途中も実に細かく説明して頂いた)やっていただいたお陰でほとんど痛まない。以前のRoot Canalの麻酔に伴う苦痛は何だったんだという感じです。Root Canalのプロセスの中で麻酔の注射が実は一番苦手だったりするので、殆ど痛まないのは本当に良かったです。これなら毎日Root Canalしてもらってもいいぞ!(←なんだそりゃ)

手技の途中も細かく説明してくれて「あと13分で終わると思います」など予測時間も細かく言ってくれる。でもこの13分で終わることができると予測できるのも凄いですよね。自分の手技をきっちり把握している証拠で実に頼もしい。患者としては実に安心できます。正確に時間測らなかったけれど、だいたいその通りに終わったと思います。Root Canalは今まで非常に苦痛な体験ばかりでしたが、今回は実に楽に過ごせたのでした。というわけでK先生は今までRoot Canalをやっていただいた先生方の中でダントツに一番素晴らしかった。またRoot Canalが必要になったら(なってほしくないけど)絶対にこの先生にと思ったのでした。というわけで今回は「プロの業」について実に色々と勉強させて頂きました。K先生有難う御座います。

Monday, December 12, 2011

Perfecting Your English Pronunciation with DVD [Paperback]

本日家に帰ってきたら大きな郵便が届いており、何かと思いきや、Susanから著書が送られてきたのでした。そういえば、本送りたいから住所教えてくれって言ってたっけ。Susanどうも有難う!(って日本語で言っても伝わらないかもしれないので、本人には先ほどメールで御礼申し上げました)献本御礼です。

Perfecting Your English Pronunciation with DVD (9780071750172): Susan Cameron

Susan Cameronはニューヨーク時代の僕の英語の先生で、主に発音、発声法を習っていたのでした。すごく教え方が上手で彼女に発音を習わなかったら未だに僕の発音はかなりまずいレベルではなかったのではないかと思います。忙しい研修医生活の中で彼女に発音を習う時間はオアシスのようなものでした。あの当時は英語にムチャムチャ苦しんでたからなあ(遠い目)彼女はすごく耳が良くて、僕の発音のどの部分が悪いかを的確に指摘して矯正してくれたのです。ありがたい事この上なし。その腕を買われて彼女は確か細川首相の発音指導も行ってたんじゃなかったかな?彼女が出演した「英語でしゃべらナイト」(NHKにそういう番組ありましたよね、今でもあるのかな?)で確かそう紹介されていました。なんでこんな凄い人に習うことができたか、という話は長くなるので割愛します。

その彼女から今度発音の本を出すから推薦文を書いてくれないか、ということで「そりゃもちろん」と書いたわけでした。手にとってパラパラ見ましたがよさそうな本じゃないですか。DVDもついて非常にお得感がありますね。僕もこれ読んでもう一度発音をブラッシュアップしたいなあ。ともあれSusan出版おめでとうございます!

編集後記:

本の著者紹介欄にちゃんと「1993年に当時の細川護煕首相の国連総会における日本首相として初めての英語でのスピーチに対する指導を行った」って書いてありましたね。

Sunday, December 11, 2011

The 4-Hour Workweek

最近 Timothy Ferrisという人の書いた The 4-hour workweek
という本をiPad上のKindleで読んでいるのですが、これがなかなか面白い。

The 4-Hour Workweek: Escape 9-5, Live Anywhere, and Join the New Rich (Expanded and Updated) (9780307465351): Timothy Ferriss:


この本の存在を始めて知ったのは4年前、渡辺千賀さんのブログから。

On Off and Beyond: 週に4時間だけ働く
http://www.chikawatanabe.com/blog/2007/11/post-3.html

この記事を読むとなんだか「とんでも本」のような気もしてきます。一般的にこの手の本はちょっとまゆにつばをつけながらあ読むのが良いスタンスだとも思いますが、実際手にとって読んでみるとなかなか良いことも書いてるじゃないですか。いや、先入観を捨てて実際に読んでみるもんですね(とはいっても実はアマゾンのレビューが無茶苦茶よかったから興味が出ただけなんですが、わははは←結局先入観あるやん)要はいかに時間あたりのproductivityを上げて、自由な時間を生み出し、それによって自分のより望む形の生活を送るかについて書いてる本で、テーマ自体ははよくありますね。ただユニークなのはその切り込み方と具体的な方法でしょうね。自分がこの通りに生きるのは不可能だけど(だって1日で12時間働いているもんね、4hourならぬ、The 84-hour workweek という本だったら書けるぞ(笑)売れないだろうけれど。) タイムマネジメントについて非常に考えさせられる本でした。

それにしても興味がつきないのは、渡辺千賀さんのブログでも紹介あった、バンガロールのバーチャルアシスタント。あれ雇って嫁さんに怒られたらバンガロールからスカイプで対応してもらおうかしらん。「奥様のお腹立ちももっともなことですが、今回のご主人に関する案件はこの私が対応させて頂きます」とかね。僕自身よりよっぽど丁寧に対応してくれそうな気もしますが、なんだか火に油を注ぎそうな気もするので善良な市民であるところの皆様は本気にしないでくださいね(笑)

Saturday, December 10, 2011

沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満つるが如し

セネカを読んでいて思い出したのですが、吉田兼好先生も「徒然草」にて「人生の短さについて」語ってらっしゃいますね。155段です。インターネットはこういう調べ物のときに便利ですよね「確か徒然草にも・・・」というときにささっと検索できますもんね。僕は兼好先生ゆかりの地に住んでいたことがあるので(京都で学生してました)徒然草には非常に親近感がわきます。それでは徒然草百五十五段からです。

「死は、前よりしも来らず。かねて後に迫れり。人皆死ある事を知りて、待つことしかも急ならざるに、覚えずして来る。沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満つるが如し。」

いいですねえ、こういうフレーズ。「沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満つるが如し。」ちなみにこれ英語に訳したらどう訳せますかねえ?と、英語ネタに強引にもってきたところで皆様よい週末を!

人生の短さについて


人生の短さについて

「しかし、われわれは短い時間をもっているのではなく、実はその多くを浪費しているのである。人生は十分に長く、その全体が有効に費やされるのであれば、最も偉大なことをも完成できるほど豊富に与えられている。けれでも放蕩や怠惰のなかに消えてなくなるとか、どんな良いことのためにも使われないならば、結局最後になって否応なしに気付かされることは、今まで消え去っているとは思わなかった人生が最早すでに過ぎ去っていることである。全くその通りである。われわれは短い人生を受けているのではなく、われわれがそれを短くしているのである。」

セネカ「人生の短さについて」 岩波文庫

ああ・・・セネカ先生、その通りでごぜえます。反省・・・


The Canadian Solution


昨日は新しい単語、Dubyaについて勉強しましたね。皆さん、しっかり復習しましたか?(←なわきゃねーだろ)というわけで、この話題の続き。選挙の結果に絶望された皆様にはカナダ移住のプランもありますよ、というTimeOut New Yorkの目次。これをみてゲラゲラ笑っていたのはもう7年も前の話なのですね。そういえば最近めっきり登場して来ませんね、彼。まああまり見たいとも思わないけど。

Friday, December 09, 2011

Dubya

今週は開いている時間を見つけてせっせと書類を整理しております。まあ、いらない書類を山ほど溜め込んでいること。せっかく紙撲滅のためにスキャナー買ったのに、これではあかんとセッセとスキャンしたり、スキャンもせずに書類を捨てております。さて、整理の途中で懐かしい雑誌に出会い、そのまま整理整頓はそっちのけで読みふけってしまううのは世の常ですよね(え?お前だけだって?)なんと7年前のTimeOut New Yorkを見つけて思わず爆笑してしまいました。特集は「選挙後のうつをいかに克服するかーその43の方法(カナダがこんなに素晴らしく見えることもない・・・)」7年前の選挙といえば・・・おわかりですよね。というわけで記事を読んでいると久しぶりにDubyaという単語を目にしました。カナダに移住する方法も解説してますね。ナルホド・・・

Dubyaって何?という方に丁寧な説明が乗っている箇所を見つけました。ご参考までに
http://www.urbandictionary.com/define.php?term=dubya























というわけで、この雑誌も記念にスキャンしてしまいました。暇やなあ・・・自分。

Tuesday, December 06, 2011

昨日はモーツアルトの命日だったのですね

なんだかやたらレクイエムを聞きたくなった昨日、12月5日は実はモーツアルトの命日だったのですね。ネットでレクイエムについて調べていたら偶然発見しました。びっくり、こういうことってあるんですね。シンクロニシティーというのでしょうか?それとも実は無意識のうちに命日を覚えていて、知らぬ合間に影響を受けていたとか。ま、いずれにせよ実に不思議な感じが致しました。

それとは全然関係ないですが(いや、関係ある?)、「浪速のモーツアルト」ことキダ・タロー氏の誕生は今日12月6日でした。はい。昨日はレクイエムを存分に聴いてモーツアルトに思いを馳せましたが、果たして我が無意識に影響され今日は猛烈にキダ・タロー氏の曲が聴きたくなったかというとそんなことは全然ありませんでした(笑)

ともあれ、キダ・タローさん誕生日おめでとうございます。ついでにキダ・タロー氏作曲のこの曲を引用させて頂きます。

Monday, December 05, 2011

またかよ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが

またかよ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、しつこく続けますよ。はい、モーツアルトの話ですね。


ここ数日なぜかレクイエムが非常に聴きたくなったので、昨日仕事が終わってから早速聴いておりました。やばい・・・聞き惚れて全く仕事になりませんがな。実はレクイエム、僕は学生の時にザルツブルグで(はい、あの「ザルツブルグ音楽祭」です)生の演奏聞いているんですよね。あれよかったなあ・・・

Karl Bohm によるRequiem 音楽は1:02位から始まります。

The Life Reports II - NYTimes.com

ニューヨーク・タイムズは英語の勉強のためになるべく読むようにしています。残念ながら現在は有料になってしまいましたが(それでも無料で読める記事も多いです)クオリティの高い記事が多く、非常に勉強になりますしお金を払う価値はあると思ってます。人気のある記事から自分の興味似合いそうなものをピックアップして読んでいるのですが、以下の記事も面白い。人生を幾つかの章に分けるという考え方はヒンズー教の四住期を思い起こさせますね。さて、自分はどの「四住期」にいるのでしょうか?以下は自分が英語でつけたコメントです。

I find this article very interesting, especially the section mentioning about dividing your life into chapters, which also reminds me of the 4 Stages of Life in Hinduism. Which stage am I in right now? The Life Reports II - NYTimes.com:

'via Blog this'

Sunday, December 04, 2011

早寝早起きについて

ようやく一週間のこもり生活が終わりました。基本的に朝7時に働き始めてのんびりする時間が無いので疲れます。修行僧のような気分ですが、僕のアメリカ師匠は朝の5時前に病院にきてました。未だにあれは真似できません。通勤に1時間はかかっていたはずだから一体何時に起きていたのやらです。早寝早起きとはあのような生活を言うのですね。朝5時前に起きることすら難しいんだけどな。