アメリカ東海岸で働く日本人内科医師のブログです。留学20年目(これを留学と呼べるかはともかく )にして、未だに英語で苦労し、英語を学び続ける悲哀?を中心にアメリカで日々心に移り行くよしなしごと(ref 兼好法師)を書いております。医学関連のおはなしが少なくて恐縮ですが、お暇なときにお付き合い頂けましたら幸いです。
Monday, June 11, 2007
インド人もびっくり
いったい誰が言い始めたのか知りませんが「インド人もびっくり」というフレーズがあります。インド人はよほどのことがない限りびっくりしないのでしょうか?検証してみましょう。周囲にいるインド人のPさん(研修医)をつかまえて直撃インタビューです。
「インド人はよく勉強するって言われるけど本当?」
「本当、本当。12th grade (日本で言えば高校3年生)の時なんか、朝の5時から予備校があったわよ。医学部に入るのはすごい競争なの!」
「ひえー!朝の5時から予備校ですか?それは朝の5時に起きるんじゃなくて朝の5時から授業がはじまるわけ?」
「そう、朝の5時から授業が始まるわけね」
「出席率はどうなの?朝の5時に本当に学生が来るのかなあ?」
「何いってんの!朝の5時に全員教室にそろっているわよ!!私が別に特別というわけじゃなくて、インドではこれが普通なの。すごい競争なんだから!」
「えーと5時から予備校でその後は?」
「エーと高校は普通に9時から夕方の3時ぐらいまで、そのあとまた夕方の5時から予備校があって寝るのは10時ぐらいかしら」
「ひええー。えーと、話題を変えて、インド人は数学が得意だよねえ。あの20かける20まで小学校で覚えるって本当?(以前検証に失敗、しつこく再検証)」
「本当よ、それも20かける20じゃなくて、25かける25!!それを7歳とか8歳の子がおぼえるわけ。今でも暗誦できるわよ。25かける25は625でしょう?」
「ひえええー、すごい。これPさんが特別じゃなくってみんなやってるわけ?」
「みんなよ。私は平均的なわけ。(平均的っていってもあなたは医学部出てアメリカに臨床留学してるでしょうが!!と突っ込みを心の中でいれる)、それにしても日本にだってそろばんというそばらしい数学教育道具があるじゃない。インドでもみんなそろばんをつかってるわ!」
「なんと、それは初耳ですな」
凄い、凄すぎるぞインド人、というわけで日本人が「インド人にびっくり」した話でした。
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