Saturday, December 22, 2018

今日の英単語 Impasse

Government Shuts Down as Talks Fail to Break Impasse

袋小路とか、行き詰まりとか、そういう意味ですね。ちなみにOxford Dictionary of Englishを紐解けば

"a situation in which no progress is possible, especially because of disagreement; a deadlock" (Oxford Dictionary of English)

と説明されてます。やれやれですね〜

Monday, December 17, 2018

Podcastがとんでもなく面白い

英語を勉強するんだったら「自分が興味を持てるもの」を「教材」として用いるべし、と言う話は度々してきたかもしれません(←自分の事は棚にあげてよく言うよ)。しかし世の中に英語で書かれた記事、本、Podcastなどは濱の真砂ほどあります「沢山ありすぎて、どれ読んで(聞いて)よいのか分からんし」というそこのあなた、Podcastがいま熱いですよ。とんでもなく面白いPodcastがゴロゴロ転がってます。無料でこんなに素晴らしい英語の教材がゴロゴロ転がっているなんて、なんて良い世の中なんだ。今の若者が羨ましすぎる!

(1) New York Times "The Daily"


いやー、このNew York Timesの「The Daily」というPodcast毎回質の高い放送で定評がありますが(実際PodcastのRankingでも高い順位)、今日のは正直ぶっ飛ぶ程面白かったです。最近の政局がらみのきな臭い話ですが、面白過ぎて聴くのを止められなくなるのが玉に瑕。自分は大体車で移動中に運転しながらPodcast聞いているんですがあまりに面白すぎて車が目的地に着いても車から降りたく無くなりました(←目的地に着いたらちゃんと降りましょう)。このThe Daily、時々この手の「ぶっ飛ぶ程面白くて、聞き続けたいから車から降りれない」レベルの放送を提供します。でも、考えてみたら車が目的地に着いたからって、普通に降りて聞き続けたら良い訳なんですが。ガハハ。

(2) Elon Musk: The Recode Interview


すでにあちこちで話題になってますが、このKara SwisherさんによるElon Musk氏のInterviewも実に面白かった。Elon Musk、やはりただ者ではないですな、というか化け物だ。個人的には「週80−90時間の労働時間になってきて(週100時間以上の労働時間と比べて)ようやく一息つけるよ(manageable)としゃべってるところ。週7日、毎日仕事。仕事して、数時間寝て、また仕事して、というのを繰り返しておられたそうな。とんでもないことを、あっさりと、しかし若干つっかえながらポツポツと、でもせっかち気味に素早く話すのがElon Muskの話しぶりの面白い所です。会社の危機が一段落したようで良かったですね。

それにしても最近のPodcastは面白すぎる物が多くて嬉しい悲鳴です。英語の勉強に悩んでいるそこのあなた、よろしければ是非!

Sunday, November 11, 2018

今日の英単語 Recuse

Recuseという単語、昨年からとみに新聞などで目にし、耳にする機会が増えました。Attorney General recused himself from Russian investigation, とか、大体そんな感じですね。この英単語「Recuse」どのような意味でしょうか?早速辞書で引いてみました。手元のOxford Dictionary of Englishによれば下のような意味だそうです。

"challenge (a judge or juror ) as unqualified to perform legal duties because of a potential conflict of interest or lack of impartiality" (from Oxford Dictionary of English)

ちなみに

Macに備わっている英和辞書「ウイスダム英和辞典」では

Recuse onself で
(親密であるために)辞退する, 自らを不適格と見なす.」
だそうです。

https://www.nytimes.com/reuters/2018/11/07/world/europe/07reuters-usa-trump-sessions-schumer.html

上のような記事を読むと使い方がよく分かりますねえ。どうなることやらです。最近の新聞は(最近でなくても良いのですが)英語学習の宝庫です。

Friday, November 02, 2018

Is that everything? It seems like he said more than that.

某週刊誌に頼まれて「トホホ臨床留学記」的な短いエッセーを書いているところですが、普段筆の遅いEngRishmanもこういう話になるとすらすら筆が進むのだから不思議なものです。

それにしてもニューヨークでインターンをしている時期はしんどかった。確か留学を開始してから半年ほど経った当時でしょうか?雪のなかニューヨークのの小さな映画館で観たLost In Translationははっきりと記憶に残っています。実に面白い映画でした。



それにしても映画の中に登場する「とんでも通訳者」は衝撃的でした(爆笑してしまいましたが)この映画のTrailerにもしっかり登場してます。

"Is that everything? It seems like he said more than that." (これ、台本読むと少し違うんですが、Bill Murray がアドリブで変えたんですかね?)の部分が本当に可笑しいのですが、自分はこの「とんでも通訳者」をとても笑えません。ニューヨークでもしょっちゅうこんな感じでしたからね〜




Wednesday, October 03, 2018

Microcosmically, they make sense but macrocosmically they make no sense

久しぶりにSteve Jobsの演説を見ましたが、なかなか良いこと言ってますよね。OpenDoc (懐かしい!) について聴かれたときの彼の反応。Managementに関してです。

Tuesday, October 02, 2018

細雪と「B足らん」

細雪は谷崎潤一郎が描く1936年から1941年(と推察される)の大阪を舞台とした小説ですが内容が瑞々しく、戦前のお話とは思えません。驚くのは脚気の治療に自宅でビタミンBの注射をすること。医師でもない民間人が普通に注射を家族にしていたんですね。びっくり。フランス語の練習や、ピアノの練習なども出てきて、当時の上流階級というのは、いやはや、非常に豊かな生活を送っていたのだと驚かされるばかりです。

この細雪、最近ではKindleでも読めるので有り難い限りです。文庫本は最近では字が小さすぎて読むのが辛いのです。それにしても脚気を「B足らん」と作中で表現してますが、なかなか言い得て妙ですよね。ちなみに脚気は英語でもフランス語でもBeriberi (フランス語ではBéribéri)です。

Sunday, September 30, 2018

Control キーと Command キー

たまには英語や留学と関係ない話でも。

僕はコンピュータが好きで、初めて手に触れたのは小学生の時です。当時は「マイコン」と呼ばれていました。OSは最初はBASIC、そして中学からはMS-DOSと変遷し、大学からはMS-Windowsです。基本的にはMicrosoftのOSで青年期を過ごしてきました。AppleのMacintoshは中学生の時に友達のうちで初めて触れてその使いやすさやユーザーインターフェイスに衝撃を受けましたが、高くて(当時はモニターやらプリンターやら買いそろえると100万円ぐらいしたという記憶があります)とても手が出る者ではなかったです。大学に入って無理をすればMacが買えないこともなかったのですが、まだ世間一般でAppleのコンピュータは主流ではなく、興味はあるものの、買うには至りませんでした。Steve JobsはAppleを首になってNeXTという会社を始めているし(そういえば当時のパソコン雑誌で大分発売が遅れたので「本当にSteve JobsはNeXTコンピュータ作ってんのか?」という記事を読んだ記憶が)NeXTコンピュータは非常に魅力的で、実は初めて触ったのはドイツに旅行したときでした、でもこれも高くてとても個人で手は出ませんでした。あの魅力的なOSで仕事をしてみたかったです、今のOS Xの原型ですよね)、かと思えばいきなりAppleに復帰してるし(当時たしかNeXTのホームページでその発表をみて興奮したものです)色々ありましたね。

そのApple社の製品を初めて購入したのはアメリカに来てから、当時Appleに復帰したSteve JobsがiPodを売り出したのでそれを購入したわけです。今から10年以上も前の話。1000曲もが小さいデバイスに入るとあって(音楽が大好きなのです)大分興奮しました。そしてついに、長年の夢でも会ったMacintoshを買ったのは10年ほど前の話です。Windowsのパソコンに食傷気味で、新しいMacbook Proが出たばかりとあって買ってしまいました。Windowsとは勝手が大分違い、最初こそ戸惑ったもののすぐになれてその素晴らしさに改めて感動を受けたのでした。WindowsのControlキーに相当するのがCmdキー、というわけでショートにCmdキーを使うことを覚えました。混乱するのはControlキーも存在するのです。Controlキーを利用したショートカットも存在するも、試してみたところそれほど使い勝手が良くなく(と思ったんです)最近までControlキーはあまり使ってませんでした。しかし、最近(でもないか)様々な人がControlキーを使ったショートカットを絶賛するのを見て、再びControlキーを使うようになりました。確かに便利なのかな?Control-A, Control-E, Control-Kなどは確かになれれば使い勝手がよさそう、というわけで練習しているところです。それにしても30年以上こうしてパソコンとふれあっていることになります。その間にSteve Jobsは死んでしまったしやはり色々ありましたね。

Friday, September 14, 2018

A big deal

前のブログで述べた元FBI長官James Comey(トランプ大統領によって首にされた)の公聴会での受け答えはどこをとっても英語の教材として一級の者だと思いますが、聴いていて特に鳥肌が立ってくるのは1時間52分目からのSenator Manchinとの受け答えです。James Comeyが台本もなく、アドリブでこのようにすらすら答えているのを見ると、驚嘆するほかありません。特に以下の部分はこの公聴会でのハイライトとも言えましょう。




"The reason this is such a big deal is we have this big messy wonderful country where we fight with each other all the time, but nobody tells us what to think, what to fight about, what to vote for except other Americans. And that's wonderful and often painful. But we're talking about a foreign government using technical intrusion and lots of other methods tried to shape the way we think, we vote, we act. That is a big deal. And people need to recognize it. It's not about Republicans or Democrats. They're coming after America, which I hope we all love equally. They want to undermine our credibility in the face of the world. They think that this great experiment of ours is a threat to them, and so they're going to try to run it down and dirty it up as much as possible.

That's what this is about. They will be back, because we remain, as difficult as we can be with each other, we remain that shining city on the hill, and they don't like it."

この部分、是非聴いてみてください。僕はこの部分を聴く度にその凄まじいまでの力強いメッセージに鳥肌が立ってしまいます。このような受け答えがアドリブで出てくるというのは、いやはや、改めて驚嘆するほかありません。

英語の勉強

今日の東京女子医科大学の学生さん達から「英語の勉強はどうするのか」という質問を受けました。ま、Eng"R"ishmanが聞きたいぐらいですが、「好きなジャンルで勉強する」ということはまず言えると思います。

つまり、サッカーが好きなら、サッカー関連の英文の記事を読んだり、サッカーに関する英語のニュースを聴くということですね。興味のある分野の記事でないと、なかなかMotivationもわきませんもんね。

Eng"R"ishmanの最近のお気に入りはずばりこれです。この公聴会での受け答えを聞いているだけで、なんだか自分の英語が上手になる気がします。それに関連し、New York TimesのPodcast, "the Daily"は超絶に面白いです。このコンテンツが無料というのは、本当に信じられない。お勧めです。

トホホ臨床留学顛末記

今でこそ涼しい顔をして米国の医学部で英語で(そりゃそうだ)医学生や研修医を教えているEng"R"ishmanですが、渡米当初は英語で泣きそうでした。

という話を本日、東京女子医科大学の皆様にお招き頂き、留学に興味のある学生さん達にお話しさせて頂きました。ま、いわばトホホ臨床留学顛末記です。しかし渡米当時は本当に英語でもがき苦しんでましたよ。あの当時には戻りたくないですね〜

Thursday, July 12, 2018

家族をレンタル??

家族は夏休みで日本に帰ってしまいましたので(僕は仕事があるから帰れません)、EngRishmanはニューイングランドの片田舎で久しぶりに独り身の生活を送っております。久しぶりの独身生活を謳歌できると思いきや!やはり一人でぽつんと夕ご飯を食べているとさみしさも身にしみます。家族がいる生活に体がすっかり慣れきってしまったのでしょうか?改めて家族のありがたさが身にしみる今日この頃です。

さて、そのようなときにNew Yorkerのこの記事が目にとまりました。
https://www.newyorker.com/magazine/2018/04/30/japans-rent-a-family-industry

なんと、なんと、日本には凄いサービスがあるんですね。結構興味をもって読み始めてしまいました。最初の登場人物なんて、結構我が身と重なりますよ・・・(ほんまかいな)それにしてもこの表紙の写真、誰が準備したんでしょうね?なかなか良く出来てる、と思いません?なんだか「びんぼっちゃま君」を思い出しましたよ。

Wednesday, July 04, 2018

アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 3

最初から読まれたい方は以下のリンクから

アメリカで医師免許を獲得するまで USMLE and Beyond
アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 1
アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 2

さて、米国での内科トレーニングプログラムからの評価も全て取り付け、マサチューセッツ州のBoard of Registration in Medicineに送りつけます。数日後に「必要な書類は全て受け取った、追って沙汰を待て」という旨のメールを受け取ります。最初に書類を提出してから1ヶ月強、すこし時間はかかりましたがようやく書類はそろい、あとは審査を待つだけとなりました。Board of Registration in Medicineによれば2週間ほどで連絡は来る、との事でした。マサチューセッツ州の医師免許の取得は早くて3ヶ月ほどで取得できる、と聞いていたのでむしろ順調な方なのかもしれません、とこの時は思っていたのですが・・・

甘かった。あまりにも甘かったです。この後に更なる苦難が待ち受けていたとは・・・

(続く)
https://www.blogger.com/blog/post/edit/20912698/5044887246891426053

Tuesday, July 03, 2018

アメリカで医師免許を取得する:マサチューセッツ州編 2

さて、間が大分空きましたがマサチューセッツ州の医師免許取得の続きです。泣きそうになりながら必要な書類を全てマサチューセッツ州のState Medical Boardに送り、相手の反応を待ちます。

待つこと2週間、相手側からEmailが届きます。書類に不備がある部分を訂正して再提出せよ、との事でした。さて、大きく分けて4項目指摘されましたが(多くは空欄の部分をしっかり埋めなさい、と言うもの)そのうち3つは比較的簡単に修正が可能なものでした。

問題は次の一点です。

USMLEのStep 1からStep 3まで7年以上かかっているので、アメリカでのトレーニングの全プログラムから評価表を提出せよ、とのことです。

EngRishmanは学生の頃にStep1を(よく事情もわきまえず)受験して合格し、しばらく(5年ほど)日本で臨床をしてから渡米し、アメリカで研修医をしているときにStep3を受験したので時間がかかっているのです。そのあたりの事情も説明しましたがなにせ相手はお役所です。兎にも角にも書類を準備しなさい、とのことでこれが大変でした。

なにせ3カ所
(1) 内科研修(ニューヨーク)
(2) 内科チーフレジデント(ブラウン大学)
(3) 呼吸器・集中治療フェローシップ(ニューヨーク)

と3カ所から別々に評価表をもらわないといけません。幸いに内科研修の担当者は変わっておらず、電話ですぐに頼むことが出来ました。内科チーフレジデント中の評価も基本的には地元なので比較的簡単に済ませることができました。

フェローシップはプログラムの再編で、まずは担当者を見つけるのに苦労しましたが、そこで働いている友人が多く、思ったよりもスムーズに行きました。しかし内科研修など10年以上も前の話なので記録そのものを掘り出すのに時間がかかったようです。いやはや、大変です。こんなことだったらStep3も早くに受けておけば良かったと思っても「後悔先に立たず」でどうしようもありません。

というわけで全ての書類をそろえるのに3週間ほどかかりましたが、ともかく書類をそろえて送り返したのでした。しかし苦難の道はまだ続きます・・・

Spiderwort

冬が途方も無く長いニューイングランドにもようやく春が到来したと思ったら(なんといっても桜が5月に満開ですよ?)それもすっ飛ばしていきなり短い夏の到来です。ニューイングランドの最も美しい季節でしょうか。さて、庭に生えている花も綺麗な季節になりました。写真を撮るだけで花の名前を教えてくれる便利なアプリがありますが、英語で名前が表示されるのでどうもぴんときません。写真のお花はSpiderwort. 調べたらムラサキツユクサでした。なるほど。というわけで花を調べるのも英語の勉強が絡んでくるのでした。



Sunday, May 27, 2018

文法は大事

文法は大事ですよ、とは良く言われる話ですが、某国大統領であってもそれは例外ではないですよ、というお話です。いや、むしろ大統領なればこそ、というところでしょうか。

https://www.nytimes.com/2018/05/27/us/politics/trump-letter-english-teacher.html

 Eng"R"ishmanも重々気をつけないといけませんね。そういえばジョージ氏も大分指摘されていましたね。バラック氏はさすが、そのようなことは無かったようです。





Audiobook

James Comey氏の"A Higher Loyalty: Truth, Lies, and Leadership"を読了しましたが、実に面白かったです。すごくおすすめです。行き詰まるようなWhite Houseやその周辺でのやりとりを元FBI長官その人から直接学べるというのは信じられないことです。この本は安すぎるといっても良いかもしれません。

さて、この本はKindleで読んだのですがAudiobook (Audible)も購入して車の中でも「読んで」いました。これは実に面白い経験でした。一部は本で読んで、一部はAudiobookで「読む」わけです。英語の勉強にもなりました。お金はかかりますが、特に車の中で(もしくは通勤時間が長い方)過ごす時間が多い方にはおすすめです。

Podcast

アメリカは車社会です。ニューヨークやボストンなど、特殊な街を除けば車は移動に必須です。というわけで、運転しているときはだいたい音楽かAudiobook、レクチャーやPodcastを聞いてます。運転する時間も長いので、こうした「耳から入る」情報収集の量もばかになりません。

というわけで、お気に入りのPodcastですが、ほぼ毎日聞くのが

New York Timesの"The Daily"です。記事ではあまりカバーされないような話題も多く大変勉強になります。英語の勉強にも良いですし、是非どうぞ。超おすすめです。
https://www.nytimes.com/podcasts/the-daily

その他にもNotableなものを
(1) Recode Decode
https://www.recode.net/recode-decode-podcast-kara-swisher

最近の話題ではMichael Pollanの新刊 "How to Change Your Mind" についてのインタビュー、これは実に面白かったです。

(2) Accidental Tech Podcast
http://atp.fm/
Eng"R"ishmanはテクノロジー系の記事が大好きなのでこのPodcastも良く聴きます。最近のTechnologyの話題が満載でけっこうツボにはまります。

Saturday, May 26, 2018

音声入力について

巷では音声入力が流行っているそうです。というわけで流行りものには目のないEngRishmanもこうして音声入力でブログを書いてみました。最近の音声入力は凄いですね。かなり正確に文字起こしをしてくれます。ちなみに僕の働いてるアメリカでは、音声入力と言うのは珍しいことではなく、入院カルテも外来カルテも音声入力で書く人が目立ちます。音声入力なしだとやっていられないとぼやく同僚も数多くいますが僕はキーオードで全て済ませてます。

とは言え僕自身退院サマリーを音声入力で済ましている時期もありました。現在のようにAIを使って音声から自動的に文字起こしをするのではなく、文字起こし専用の人が僕の録音を聞いてそこから文字起こしをしてくれるというシステムなので大変でした。しょっちゅう何を言ってるのかわからないと空欄の部分が多い文字起こしが送られてきたのでした。トホホな思い出です。

Wednesday, May 23, 2018

アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 1

皆様お待ちかねの?アメリカ医師免許記事です。なんと言ってもこのブログの記事の中では、アメリカでの医師免許申請に関する記事がぶっちぎりでよく読まれています。いわばアメリカでの医師免許申請に関しては入門編なので、米国医師免許試験(USMLE)から学びたい方はリンクから是非この記事を読んでみてください。思えばあのときは泣きそうになりながら書類を準備してましたっけ。しかし!

今思い起こすとロードアイランド州の医師免許の申請なんてマサチューセッツ州に比べればディズニーランドに行くようなものでした。マサチューセッツ州の医師免許申請過程はうんざりする事ばかりでしたよ。ディズニーランドで楽しく遊んでいたと思ったら場面が突然 Mad Max: Fury Road に代わりイモータン・ジョー相手に戦っているようなものです。復習になりますが、アメリカでは州ごとに医師免許を申請する必要があるのです。ロードアイランド州の医師免許を持っていてもマサチューセッツ州で医療行為は出来ないのでした。なんて面倒くさいことでしょう・・・医師免許も連邦政府で一括管理してほしいものですよ・・・

というわけで、故あってマサチューセッツ州の医師免許も取ることになりました。というかついこの間取れました。2017年の11月に申請を開始して、2018年の5月にマサチューセッツ州の医師免許がおりたので、なんと6ヶ月かかったことになります。これは思い出してもうんざりするプロセスでした。ということでその免許申請の過程をボチボチ書いていきたいと思います。基本的に色々やりとりしたのは2017年11月から12月にかけて、あとは基本的に「待ち」の期間が多かったのですが。

(1)まずは申請書をダウンロードです。
https://www.mass.gov/service-details/apply-for-my-physician-license

なんだか読んでみると2018年3月から応募方式が変わったようですね。EngRishmanはここから申請書をダウンロードして、渋々読み込むことから始めました。この申請書、53ページもあります。しかも全部英語だし・・・(←おい!)EngRishmanは基本面倒くさがりなので、この時点ですでに心が折れそうです。

(2)マサチューセッツ州はFCVSを使える
Federation Credentials Verification Services (FCVS) は各州で別個にしないといけない書類作業をある程度簡略化してくれるサービスです。これはロードアイランド州の医師免許申請時に一度登録をしているので、基本的にここではあまり時間が取られませんでした。

というわけで、医師免許申請書です。13ページ目を読むと

Applicants utilizing FCVS for their core documents must also complete the following additional Board forms in accordance with the Board’s application instructions:

1. Full License application
2. Supplement
3. Moral and Professional Character form (sealed envelope)
4. State License Verifications (sealed envelopes)
5. Evaluation Form (sealed envelope)
6. National Practitioner Data Bank Profile (sealed envelope)
7. AMA Profile (sealed envelope)
8. Malpractice history form – listing all liability carriers since postgraduate training
9. Malpractice history reports from all carriers since postgraduate training
10. Malpractice documents
11. Legal documents, as required

と書いてあります。読んでいるだけで頭がクラクラしてきます・・・ちなみにFCVSを使用しないと

1.    Full License Application – every data field on the full license application must be completed
2. Current Curriculum vitae (month and year format)
3.    Supplement – all questions answered and supplement pages completed for any “yes” answers
4.    Authorization for Release
5. CORI Acknowledgment Form - notarized
6.    Electronic Health Records (EHR) Proficiency Form
7.    90-Day Form
8.    Certificate of Moral and Professional Character - notarized (sealed envelope)
9. State License Verifications (sealed envelope; electronically from State Board; or Veridoc)
10.  Supervisory Board Evaluation Form(s) (sealed envelopes)
11. Medical Education Verification (sealed envelopes or through FCVS)
12.  Postgraduate Verifications (sealed envelopes or through FCVS)
13.  Examination scores (sealed envelope; through FCVS; or electronically through USMLE)
14.  National Practitioner Data Bank (sealed envelope)
15.  Malpractice History Form – listing all liability carriers since postgraduate training
16.  Malpractice history reports from all carriers since postgraduate training
17.  ECFMG Certificate (international medical graduates only)
18.  Medical School Transcripts and notarized copy of Diploma (international medical graduates only)
19.  Legal documents, as required

必要書類がこれだけ必要になります。泣きそうです。せっかくFCVSに登録しているし、もちろんFCVSを使いました。

ちなみにこの中で自分では記入できないのが
[ ] Moral and Professional Character form (sealed envelope)
[ ] State License Verifications (sealed envelopes)
[ ] Evaluation Form (sealed envelope)
[ ] National Practitioner Data Bank Profile (sealed envelope)
[ ] AMA Profile (sealed envelope)
[ ] Malpractice history reports from all carriers since postgraduate training

この中で
[ ] Moral and Professional Character form (sealed envelope)
は信頼の置ける同僚に頼むことが出来ます。

[ ] Evaluation Form (sealed envelope)
これは上司にお願い

というわけで、ま、すぐに準備は出来ます。

[ ] State License Verifications (sealed envelopes)
ロードアイランド州にお願い。お金かかります(涙)

[ ] National Practitioner Data Bank Profile (sealed envelope)
[ ] AMA Profile (sealed envelope)
この二つはそれぞれWebsiteから比較的簡単にお願いすることが出来たのでした。

[ ] Malpractice history reports from all carriers since postgraduate training
問題はこれです。要は自分が過去に医療訴訟に巻き込まれていないことを医療訴訟専門の保険会社(これは病院が契約している)に問い合わせ、保険会社から証明文書を作ってもらわないといけません。現在の病院に指導医として就職してから、保険会社が一つの会社であれば良いのですが、病院も年によって契約する保険会社を変えますし、保険会社によっては既に医師免許を申請時点で存在しなくなってしまった(例えば合併吸収など)ものもあるので大変です。病院の事務に教えてもらいながらいくつかの保険会社に連絡を取ります。

というわけでこの医師免許申請書類を準備するだけで1ヶ月ほどかかってしまいました。普通に医者としての仕事もしながらなので大変です。トホホ・・・

アメリカで医師免許を獲得する:マサチューセッツ州編 2に続く







Drop here!

Female か Woman か

コンマの位置が気になって夜も眠れないEngRishmanですが、目覚めも爽やかにこのブログを書いております。(←しつこいって)

さて、表記の問題、如何でしょうか?EngRishmanはアメリカの医学部で教官をしているため、よく研修医の症例報告(Case report)などの添削などもします。当たり前ですが、彼らは英語で書いてきます。英文で書かれた症例報告を偉そうに日本人のEngRishmanが添削するわけですが、これ結構間違いを見つけるんですよね。中学・高校のときご指導いただいた英語の先生が私がアメリカで英語の添削しているなんて話を聞いたら腰を抜かされると思いますが(S先生、EngRishmanも英語頑張って勉強続けてます、はい)。

というわけで気になるのが表記の問題です。プレゼンでもそうなのですが、結構 "A 83 y/o female" とか書く人いるんですよね。省略があるし、冠詞は間違ってるし(ちなみに冠詞は"An"ですよね)「何だかな〜」という感じです。正しくは "An 83-year-old woman" と書くべき所でしょう。症例報告のお手本は今週のオラが街の医療系タウン情報誌、New England Journal of Medicine, Case Record をご参照くださいませ。でもそれを指摘すると、「なんで "female" は駄目なの?」って結構質問されます。何でって・・・あなたアメリカ人なんだから、あなたが私に教えてよ〜と思わないでもありません。"man" や"woman" は 対象が"human"という情報を含み、"male" "female" はspecies non-specificだから、と習いましたがどうなんでしょ??偉そうな事を言いますがEngRishmanはフェローの時に上司に厳しく指導されて、しぶしぶ覚えました。それ以降英文誌の症例発表を気をつけて読んだり書いたりするようになりました。主立った英文誌では見事に皆さん "man" "woman"で統一なさっています。というわけで、細かい点ですが、そういうことらしいです。これでゆっくり夜も眠れそうです(←しつこいって)

Sunday, May 20, 2018

週末は書き物と読書の時間です。普段戯言ばかり書いているEngRishmanでも自分の人生を見つめ直す時間も必要なわけですね。

今週末は主に「Higher Loyalty」を読んでいましたが、Kindleの良いところは他の本にも簡単にジャンプできることです。目移りの激しいEngRishmanにはちょうど良いDeviceです。さ、自分の残り時間を意識するに、セネカ「人生の短さについて」はうってつけの読書と言えましょう。これブログに前も書きましたっけ?(←はい、書いてますよ)

It is not that we have a short time to live, but that we waste a lot of it. Life is long enough, and a sufficiently generous amount has been given to us for the highest achievements if it were all well invested. But when it is wasted in heedless luxury and spent on no good activity, we are forced at last by death's final constraint to realize that it has passed away before we knew it was passing. So it is: we are not given a short life but we make it short, and we are not ill-supplied but wasteful of it.

Seneca, On the Shortness of Life (Penguin Great Ideas)

セネカ先生、いいこと仰る。それにしてもセネカ先生、晩年は家庭教師をしていた皇帝ネロに自殺を命じられて死ぬことになるわけですから、教師もなかなか大変ですね〜

Saturday, May 19, 2018

Meddlesome Priest

先ほどの記事で、FBI長官だったJames Comey氏の公聴会での受け答えが実に面白かったという話をしましたが、これは本当に面白いですし、英語の勉強にもなります。EngRishman一押しの英語の教材と言えましょう。そこの貴方、はい、ちゃんとメモしましょうね!



さて、この中で上院議員のKing氏との受け答えの部分が実に面白い(上のビデオを参照、ちょうどその部分から始まるようにしてます)。米国大統領が捜査の妨害を「命令したのか」という議論の中で、歴史上の1170年のKing Henry IIが部下にCanterburyのarchbishopであるThomas Becketの殺害を「命令した」部分が出てきます。聞いているときは「何のこっちゃ」という感じだったのですが、調べてみるとなるほど、なるほど、実に勉強になります。

NYTimesにもこの部分を扱った記事があるのですが、最初の部分で爆笑してしまいました。なんたってまさに自分がそうでしたから。この記事を書いた方、実によく分かってらっしゃる。最初の部分がどう始まるか、興味ある方、下のリンクからどうぞ。

Trump’s Meddlesome Pries
https://www.nytimes.com/2017/06/08/opinion/meddlesome-priest-comey-trump.html

それにしてもこの公聴会での受け答え、実に面白いし勉強になります。英語を勉強したい方には是非!

Higher LoyaltyとOxford Comma

最近は元FBI長官、James Comey氏によって書かれたこの本を読んでいました。

実に面白い。実はKindleバージョンと、Audiobookの両方を購入したのですが、なかなか便利。車を運転しているときもその続きが簡単に読め(聞け)ますからね。というわけでアメリカ中の注目を集めたこの人、Senate hearingのTestimony上院公聴会の聴聞から注目していました。この公聴会の受け答えもとんでもなく面白いです。是非お時間あるときにご視聴されたらと思います。


この本の最初(Author's Note)に出てくる一文、実に味わい深いと思います。

"We are experiencing a dangerous time in our country, with a political environment where basic facts are disputed, fundamental truth is questioned, lying is normalized, and unethical behavior is ignored, excused, or rewarded."

本当に、本当に、と頷きながら読んでしまいました。ところでこの一文、よく読むとちゃんとOxford Commaがつけられてますよね。そうか、彼もOxford Comma派閥であったか!(←そこかい!)

Tuesday, May 15, 2018

Oxford Comma 問題

細かいところが気になると夜も眠れないEngRishmanです。ちなみにこのブログは爽やかな朝の目覚めと共に書き留めております。矛盾しているやないか、というそこの貴方、"that is a great question" とアメリカ人的に流しておきます(←おい!)

EngRishmanはアメリカの医学部で教官をしておりますが、医師なので当然診察も毎日行います。所属は呼吸器内科・集中治療・睡眠医学科ですが、この所属を

Division of Pulmonary, Critical Care, and Sleep Medicine

と書くか、

Division of Pulmonary, Critical Care and Sleep Medicine

と書くかという問題に悩み夜も眠れません(←しつこいって)。この"and" の前の単語の後ろに Commaを打つか打たないかは「Oxford Comma」問題と言われていて(医学部の学生さんに教えてもらった、ガハハ)、文法界隈では時々話題になるようです。どうやら正解はないようで、「どっちでもよい」らしいですが、「つけないと誤解を生じるケースがある」らしいです。リンクはNew York Timesの今年の記事から。恐ろしいですねえ・・・ちなみにEngRishmanは以前は「Oxford Commaを入れない」派閥に所属しておりましたが、最近は転向してOxford Commaを入れる派閥所属です。この問題はGrammarlyのブログでも詳しく論じられています。ちなみにGrammarlyでも「Oxford Comma」を抜かすと指摘されますのでGrammarlyも「Oxford Comma」派閥に所属ということになります。これでゆっくりと眠れそうです。めでたし、めでたし。そういえば、EngRishmanの所属は睡眠医学でしたね。

数字と記号%の間にはスペースはあるべきか、ないべきか

皆様、留学15年目になるEngRishmanです。毎日10時間ほど英語漬けの日々ですが(家では絶賛日本語です)、未だに英語にまつわる細かい疑問に悩まされる毎日です。いつになったら英語は「ペラペラ」になるんでしょうね、全く。

さて、表記の疑問、皆様はどう思われます?

ちなみにおらが街(アメリカはニューイングランド)の医療系タウン雑誌(←おい!)、New England Journal of Medicine (NEJM) では数字と%の間にスペースはありません。ちなみに今週のNEJMのCase Recordを読んでみればちゃんと"100%"と書いてあります。つまり"100"と"%"の間にスペースはありません。ちなみに体温も"36.9℃"と表記されており、数字とUnitの間にスペースはありません。でも血圧は"153/60 mm Hg"と表記されており、ちゃんとスペースがあります。難しいものですね。

「なんでも載ってる」Wikipediaによれば(笑)英語のスタイルブックでは基本「スペースなし」、でも一部例外はあるそうで、疑問に思われる方は結構いらっしゃるようです。というわけで基本「数字と記号%の間にスペースはなし」というのが英語のスタイルだそうです。勉強になりますね〜

Saturday, May 12, 2018

留学も15年経つと?



皆様お久しぶりです、EngRishmanです。このブログのテーマのひとつは「英語学習にまつわる悲哀」ですが、早いもので僕も米国留学15年が経とうとしてます。15年ほど経つと英語力というのはどう変わるものでしょうか?なんせ留学当初は聞き取り、しゃべるのに苦労しました。毎日「どうしたら英語が上手になるのか?」と必死で悩んでおいました。英語学習法の本を読みあさり、Webに良い情報があれば門を叩き、という状態でした。

(1) Speaking, listening: さすがに仕事場での英会話に困る、と言う状況は少なくなりました。仕事では(EngRishmanは医師として、また大学部医学部の教官として)英語で話すことが実に多いのですが、ま、基本的に困ることはないかな?最近では国際学会で座長をやることもあるので、大勢の前で英語でしゃべったり聞き取りしたり、と言うことも増えてきました。これもあまり困らないかな?アメリカの国際学会で初めてOral Presentationしたのは研修医3年目頃であったと記憶してますが、あのときは緊張しまくりで夜中まで発表のリハーサルしてましたっけ?毎日のように学生さんや研修医の先生に講義もしますが、これも特にストレス無く出来るようになりました・・・これはチーフレジデント(留学4年目)時代に毎日講義したのが良い練習になったかな?

(2) Writing: EngRishmanは仕事柄英語を書くことも多いです。なんと言っても外来なんてコンピュータに向かってひたすら英文でカルテ書かないと行けないので。アメリカはカルテ書く量がはんぱなく多いんすよ。論文や教科書を英語で書くことも多いです。これはNative(たとえばボス(医学部教授))にみせるたびにものすごい赤ペン先生で帰ってきます、がっくし・・・道のりはまだまだですなあ。

最近Grammarlyなどの便利なサービスが登場して実に重宝してます。Email書いていると文法の間違いなどがんがん指摘してくれますからね。Emailもチーフレジデント時代に書きまくったのが助けになり、それ以降英語でものを書くのに抵抗が少なくなったような。それでも当時の自分の書いた英語を読むと「あちゃー」という状態です。こんな英文メールを皆さんに送りつけていたのか・・・恐ろしや。あのころGrammarlyがあったら・・・

(3) Reading: そりゃあ日本語で読む方が楽ですが、何か?NYTimes読んでいてもしょっちゅう知らない単語出てきます(←あかんやん・・・・)英単語って覚えるのしんどいっすよね。誰か楽な方法教えてください(←おい!)

(4) Pronunciation: 発音は留学してから15年経ってもなかなか直りません。いまだにLとRの違いは難しいですよ。子供達にバカにされっぱなしです。ちなみにNative English Speaker(子供達)に言わせるとこのLとRが同じに聞こえる、と言うことが信じられないそうです。なんで?僕に言わせりゃ一緒やん・・・ま、アメリカ人の学生さん達に通じているようなのでいいかな?

というわけで、米国留学15年目の人の英語力の一例なのでした。如何なもんでしょ?「え、15年経ってもそんなもんなの?」スミマセンねえ・・・

Sunday, January 28, 2018

誕生日

フランス語を勉強し始めた、というのを少し書きましたが、単語の勉強をしていると時々面白い発見に会います。新聞はJournal、でもって「日」はJour だからJounralというのは日刊のニュアンスがあるんですね。Soupe du jour は「今日のスープ」なんて時々メニューで見かけますよね?Jourからつらつらといろいろな事を考えます。ところでJounral は Le journalと男性形なのに、手紙 Lettre は La lettreと女性形の名詞です。なにゆえに?悩ましいですなあ。

ところで、古くから知っている単語をフランス語の単語を勉強することで再認識することがあります。Naissanceは「誕生」という意味ですが、Renaissanceはrebirthという事になります。生まれ変わること、ルネッサンスってそういう意味だったんですね(←あなたこの記事前にも書きませんでした?)。ルネッサンスって勝手にイタリア語だと思ってましたがフランス語だったんですね。というわけで今のところフランス語の勉強は毎日(ほぼ日?)細々と続けておりますが、どうなることやら。2016年の記録では4月頃に挫折しております。ものの本には「3週間続ければ習慣化する」旨の事が書かれていますが、ほら、Ecce Home、ここにそうでない例もおりまっせ!(←主張してどないすんねん・・・)


誕生と言えば昨日1月27日はMozartの誕生日でしたよね。おめでたいことです。最近はバッハに押されてあまり聞いてませんでしたが先日久しぶりにPiano Concertoの24番を聞いたら相変わらず素晴らしかった。モーツアルト、誕生日おめでとうございます!というわけで日暮らし硯に向かってとりとめも無いよしなしごとを日々書き連ねております。

Saturday, January 27, 2018

犬は男でリンゴは女

皆様、気づいたら2018年が始まっておりました。昨年は当ブログをご愛読いただき誠に有り難うございます。本年も宜しくお願い申し上げます。今年も徹底的にごく私的なEngRishman的ネタで攻めていきますので覚悟してください(←おい!)

さて、皆様はNew Year Resolutionというのを立てられたでしょうか?いわゆる新年の誓いというやつですね。おっと、そこのあなた既に挫折されましたか?"Welcome to our club!" というやつですね。「類は友を呼ぶ」とも表現されましょうか?EngRishmanもNew Year Resolutionを打ち立てては惨敗の年を重ねております。そこのあなたに実に親近感がわくしだいです。

私はといえば、今年もEngRishmanの名に恥じず(?)英語の勉強を続ける次第です。さて、昨今は英作文の勉強宜しく英語で論文や教科書を執筆しているのですが、思えばろくすっぽ英作文も出来なかった私がよくぞここまで、と過ぎ去った年月を思い起こし自信をつけたいものですがボスには徹底的に赤ペン先生で直されるのでまだまだです。精進を続ける次第です(涙)冠詞とか、前置詞とか未だに苦手です(←もっと勉強しましょう)最近はGrammarly先生のお世話にも大分なっております。その昔医学部の入試でも英作文が登場しました、我が大学は比較的長めの英作文をかかせる、めんどくさいよなあ、という印象を持っておりましたが、その当時の自分をひっぱたきたいです。そのうちアイディアだけ適当にしゃべったら自動で論文やら教科書やら書いてくれるアプリが登場しないかしらん?アイディアだけは沢山あるんだけどな〜(←おい!)

さて、英語の勉強と言った舌の根も乾かぬうちに新年の誓いをもう一つ、最近細々とフランス語(超がつくド初心者)の勉強を始めております(←再開とも言う)。New Yorkでトレーニングを積んでいたときには口の悪いアメリカ人の同僚に「お前は英語に専念しておけ」なんて言われましたっけ?スペイン語は仕事上の必要に迫られ?泣く泣くニューヨークでフェローをしているときに学校にまで通ったのですが、忙しさを言い訳に無残にも脱落した栄えある過去があります。というわけで、このフランス語ですがどこまで続くのやら自分でも興味があります。なんといっても根性のなさには自信があります(←おい!)それにしても名詞に男性型と女性型があるらしく、それによってつく冠詞が変わってくるとは堪忍してほしいものです。何故犬は男でリンゴは女なのか?全く意味不明です。英語のように一つに統一してもらいたいものです。発音は英語にも増してカオスです、なんとかしてください!(←あなたは英語に専念しましょう)