小説も素晴らしいのですが、エッセーや、読者との交信を集めた
「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi Original)
などもすごく好きです。この「ひとつ、村上さんでやってみるか」を読むと、読者の方たちから実にたくさんのバラエティーに富んだ質問を寄せられていることに気付きます。僕なんか読者の質問を読んで「いったいどう答えたらよいだろう」と(勝手に)困り果ててしまうのですが、村上氏はこれらの質問にひとつも揺らがずにびしっと(あるときはゆるりと)答えておられます。僕はこの村上さんの答えが大好きで、いつも「自分もメールにこのように返信ができたらいいのに」と思っております。そこから、いくつか非常に気に入ったフレーズを。
「自分が何を求めているかは、あくまで自分で決めることです。自分の心に耳を澄ませることがいちばん大事なのです。」
「人にはそれぞれの人生のペースがあります。しっかりと耳を澄ませ、自分の歩むべき速度を感じ取ることが大事なんだと思います。」
こうした素晴らしいフレーズを自分もメールでかけたらいいんですけどね。まあ、大作家と比べるのはやめましょう。まあ、素晴らしい本でしかも堅苦しくないので、皆さんもこの三連休などに読まれては如何?三連休を台無しにしやがって!と文句を言われても責任は持てませんが・・・
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