この国のかたち、という司馬遼太郎さんの本を読み返しているのですが、冒頭からビックリしました。
「正確に引用したいのだが、どの本にあったのか、記憶にない。」という箇所があるわけです。
今ならば、グーグルなどを使えば苦もなく探し当てることができるのではないかと思うので、このような文章が印刷物として出版されるというのは考えにくいのです。翻って考えてみると、ちょっと前まではどこかにあった本の文句を探し当てるというのは相当な作業だったのだなあと思い当たるわけでした。
それにしてもアメリカで読む「この国のかたち」はなかなか趣があります。司馬遼太郎さんに感謝です。
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