ロードアイランド州、プロビデンスはニューヨークやボストンに比べ実に地味な土地ですが、しばらく住んでいるとじわじわ良さの伝わってくる場所です。少なくとも僕にとっては。
息子の春休みに合わせ、近くの海岸を散歩しました。素晴らしい気候(20℃以上!)と相まって実に気持ち良い時間を過ごすことが出来ました。写真はその散歩した海岸です。ちょっと探すとこういう場所があるんですね。
自分から「素晴らしいよー」と良さをアピールする土地ではないのですが、しばらく付き合っているとじわじわ良さがわかってくる、スルメのような州だと思いました。あ、しばらく付き合っても全く良さの伝わってこない土地もありましたが、角が立つので詳しくは書きません。ははは。
アメリカ東海岸で働く日本人内科医師のブログです。留学20年目(これを留学と呼べるかはともかく )にして、未だに英語で苦労し、英語を学び続ける悲哀?を中心にアメリカで日々心に移り行くよしなしごと(ref 兼好法師)を書いております。医学関連のおはなしが少なくて恐縮ですが、お暇なときにお付き合い頂けましたら幸いです。
Thursday, March 22, 2012
スルメ州
Sunday, March 18, 2012
バイリンガルの利点について
The Benefits of Bilingualism - NYTimes.com
http://www.nytimes.com/2012/03/18/opinion/sunday/the-benefits-of-bilingualism.html
という記事が週末のニューヨーク・タイムズに掲載されましたが、なかなか興味深い。
It can have a profound effect on your brain, improving cognitive
skills not related to language and even shielding against dementia in
old age.
だそうです。ふむふむ。いいじゃないですか←単純。
there is ample evidence that in a bilingual's brain both language
systems are active even when he is using only one language, thus
creating situations in which one system obstructs the other. But this
interference, researchers are finding out, isn't so much a handicap as
a blessing in disguise. It forces the brain to resolve internal
conflict, giving the mind a workout that strengthens its cognitive
muscles.
だそうです。頑張って英語の勉強続けよう!←単純
Monday, March 12, 2012
当ブログで一番読まれている記事?
アメリカで医師免許を獲得するまで USMLE and Beyond
http://nantaro.blogspot.com/2011/03/remixed_06.html
アンケートでも出来れば、それにそって記事を書いても良いのですが、基本「英語で苦しむ留学生活」ネタでいきたいとは思っております。皆様今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
NYTimesへの道
留学当初、NYTimesは全然読み込めなかったのですが、英語の医学論文や教科書はまあ普通に読んでた。文章の構造的にそれほど複雑さは変わらないと思うので、あとは単語(というか背景の基礎知識)の違いかなあ・・・と。
こつは前にもいったかもしれませんが、自分の好きなジャンルを選んで読むこと。続けやすいですもんね。結局続けるのが全て。というわけでセッセとNYTimes読んでいるが未だに政治経済の記事は読みにくいEngRishmanなのでした。あと残念ながら一部有料になってしまいましたが、金払って読むと気合も入ります←ケチとも言う。
Sunday, March 11, 2012
1 year after 311
1年前は何故か朝の3時頃(日本の夕方5時頃)に目が覚めて、メールをチェックしていたら高校の同窓会が地震のためにキャンセルになったというお知らせで、この大震災の存在を知りました。大津波があちこちを襲っているということを知り、日本の家族に電話をかけます。電話がなかなか繋がらないのがもどかしかったです。なんとか母と連絡がとれ職場の父に安否を伝えることができました。父は母と連絡がとれなかったようで、アメリカにいる僕が母の安否と避難場所を伝えたという不思議。
それからの日々は文字通り日本からのニュースに釘付け。アメリカの東海岸をドライブしていてもカーラジオから聞こえてくるニュースは日本のものばかり。時間が止まってしまったような、ものすごく早く動いているような不思議な感覚の中で数カ月が過ぎ去りました。でももう1年なんですね。
Saturday, March 03, 2012
CME (Continuing Medical Education) 続き
アメリカでは医師免許の更新にCME Credits が必要になると述べました。Rhode Island州では免許更新のために2年間でCME 40が単位が必要です。つまり2年間に40時間相当の学習(の報告)が義務付けられているわけです。ちょっと気になって他の州はどうなっているのか調べてみました。
http://www.ama-assn.org/resources/doc/med-ed-products/table16.pdf
これを見ると2年間で100単位要求する州もあるのですね。ニューイングランド地域で言うとMaine, Massachusetts, New Hampshire などがそれにあたります。そうしてみるとRhode Islandは随分甘いとも言えます。2年間で100単位ということは、1年間で50単位。1週間に1時間はカンファレンスに出るなり、論文読むなりして勉強しなさいね、ということでまあなんだか随分短い気もします。ただCME Creditsがもらえるのは特定のカンファレンスや論文だけなので、当然カウントされないカンファレンスや論文もあるわけで(というかそっちのほうが大部分)、そう考えると妥当な気もします。いろいろと考えさせられるCMEなのでした。
Friday, March 02, 2012
免許の更新とCME
アメリカの医師免許は数年おきに更新が必要です。一度発行されたら更新の必要のない日本の医師免許とはだいぶ異なりますね。というわけで、僕も自分自身の州の医師免許の更新情報を調べているのですが、更新には一定のCMEクレジットが必要となります。
CMEとはContinuing Medical Educationの略で、要はちゃんと勉強して(CMEを貰えるレクチャーに出たり、CMEをもらえる論文を読んでクイズに答える)自分の知識をアップデートしていることが要求されるわけです。レクチャーに出席したり、論文を読んでクイズに答え(正解すると)CME少ないクレジットがもらえるわけです。
よくよく医学雑誌(たとえばNew England Journal of MedicineとかAnnals of Internal Medicineなど)を見るとこの論文にはCMEクレジットが付きますよ、と宣伝してますよね。あれです。ただ読んだだけではCMEクレジットはもらえず(証明が難しいですもんね)ちゃんとクイズに正解する必要があります。だいたい1時間程度のレクチャー、論文で1単位もらえ、免許の更新には40単位ほど必要となります。つまりは40時間は勉強しなさいね、ということです。
ま、これはモティベーションを挙げるのには実に良い方法かな?と自分的には思います。なんせ免許の更新がかかっているわけですからね。アメリカはこういう仕組みづくり上手だなあ、と思った次第です。というわけでセッセとクイズを解いているEng"R"ishmanなのでした。
2013-2-28 (Thursday) 内容を一部編集
Thursday, March 01, 2012
Recertificationまでもう4年
というわけで、また細々と問題集を解いております。問題文って読んでると眠くなってくるんですよねえ←あかんやん。
あなたのiPadがWindowsマシンに
このOnLive DesktopというアプリをiPadにダウンロードしたらあなたのiPadがたちまちWindowsに、しかも月$4.99払えばインターネット接続がものすごい高速に。という触れ込みです。ほんまかいな、と思いながらアプリをダウンロードし、フリーのサービスにサインアップしてみたら、あなた、本当にWindowsマシン上でPowerpointなどがエディットできますよ。確かに凄い、というわけで相変わらず彼の記事からは目が話せないのでした。
(追記)
この記事は凄く反響をよんだようで、彼は追加記事を書いております。
http://pogue.blogs.nytimes.com/2012/02/24/more-on-onlive-desktop-readers-questions-answered/
このサービスはまだアメリカだけで利用できるそうです。ご参考までに
もう3月
Monday, February 27, 2012
小さいことでも
Medical EducationのコースにDirectorとして参加してきました。お題目は呼吸器・集中治療医のための超音波診断です。2日間プレゼンしまくりのデモしまくりの日々でした。例によってプレゼンのファイル(パワーポイント)を直前まで仕上げてなかったので(死ぬまで治らぬこの先送り性格、いや死ぬまでには治したい)金曜日は準備で久々に完全徹夜でした。病み上がりに完全徹夜、もうヘロヘロ。良いこの皆様は真似をなされませぬように。プレゼンの準備は前もってコツコやりましょうね←自分
ただお陰様でコース自体はうまくいって皆様にも非常に好評だったので実にほっとしました。CMEを自分でデザインするのは初めてだったので実に勉強になりましたし、より大きなコースも開催してみたくなりました。小さいことでも始めてみると実に勉強になりますね。
Thursday, February 16, 2012
They do not know what they want to read until they read it
Editors and readers don't know what they want to read until they read
it - William Zinsser "On writing well"
これを読んで思い出したのがスティーブ・ジョブズのセリフ。
Mr. Jobs's own research and intuition, not focus groups, were his
guide. When asked what market research went into the iPad, Mr. Jobs
replied: "None. It's not the consumers' job to know what they want."
http://www.nytimes.com/2011/10/06/business/steve-jobs-of-apple-dies-at-56.html?_r=2&pagewanted=2&hp
「マーケットリサーチなんてしないよ。実際の所なにを欲しがっているか知るのは、消費者の仕事じゃないからね。」なんというか、ジョブス節炸裂の傲岸不遜とも取れる発言ですが、実際彼のプロダクトは売れまくっているわけです。
On writing wellの文章に即して言い換えれば、「消費者はプロダクトが目の前に出てきて初めて自分たちが何を欲しがっているかを理解する」とも言えるでしょう。ジョブスはひょっとしてこの"On Writing Well"(なんせものすごいベストセラーの本なので、彼は読んでいるかもしれません)からヒントを得ていたのかもなあ、などと妄想をふくらませていたのでした。
Phys Ed: How Interval Training Can Improve Health - NYTimes.com
Thursday, February 09, 2012
この国の(体)形
http://www.cdc.gov/obesity/data/trends.HTML
上にリンクを張ったCDCの統計によれば、アメリカでは成人の三分の一 (33.8%) が肥満 (Obesity: Defined as BMI of 30 or above), 未成年で17%に上がるそうです。 ちなみにアメリカの成人におけるOverweight (Defined as BMI of 25 or above but less than 30) は34.2%ですので肥満と過体重を合わせると68%、アメリカ人の成人の実に7割近くは過体重以上ということになります。
アメリカに旅行などで少しでも来たことのある方なら、アメリカ人の肥満の原因の一つはSo apparent that you do not have to look for reasons だと思われるのではないでしょうか。 食事の量が多いし、飲み物はやたら甘いし、脂っこい食べ物が多い。これで太るなという方が無理でしょう。外から見ればあまりにも当たり前なことに思えるのですがあまり有効な対策が取られているようには思えません。ちなみにアメリカでは医師のmeetingなどでも炭酸飲料はしょっちゅう出てきます。水や砂糖の入っていない飲料水も置いてはあるのですが、むしろ少数派。医師の集まりでさえこの有様です。
3日ほど前に車を運転しながらラジオ(NPR)を聴いていたらchildhood obesityについて報道していました。内容を聴いていたらこれは大変な事態です。そろそろアメリカも公衆衛生的に本格的に介入しないと事態はさらにひどい事になるのでは?と危惧します。現状でも充分にひどい事態ですが。
(追記)
最新2009-2010のデータも出てました。ただしObesityに関してのみでOverweightに関する情報はありませんでした。
http://www.cdc.gov/nchs/data/databriefs/db82.htm
2012.2.15 Edited and updated
New EnglandとNew York
「New England Journal of Medicineがイギリスの雑誌だと思った人、黙って手を挙げなさい。先生は怒らないから」
と言われたかどうかは忘れましたが、はい、学生の頃僕はイギリスの雑誌だと思っていました。アメリカの雑誌だと知った時は「なんちゅうややこしい名前をつけるんや」と思っていました。はい、何もしらない初な学生でした。しかしそれから10数年後、まさか自分がそのNewEnglandに住むことになるとはまるで予想してませんでした。人生とは奇妙なものですね。
ところでこの「New England」という地域の定義はご存知ですか?Wikipediaによれば
New England is a region in the northeastern corner of the United
States consisting of the six states of Maine, New Hampshire, Vermont,
Massachusetts, Rhode Island, and Connecticut.
と出ています。つまりはアメリカ北東部の6つの州を合わせた地域なんですね。イギリス人が入植した土地だからこのように呼ばれていると僕は理解してます。(間違っていたらスミマセン)さて、New Yorkニューヨークはニューイングランドに含まれますでしょうか?New Yorkは違うんですよね。これもイギリス風の名前ですがNewYork市のもともとの名前はNieuw-Amsterdam、つまりNew Amsterdamでオランダの入植地だったのですね。現在のNew York州はNew Netherlandと呼ばれていたそうです。つまりは入植した人たちがそもそも違ったわけですね。
というわけで、New EnglandとNew Yorkは別々の人によって入植されたのでした、と考えるとこの間のアメリカンフットボールのアメリカ一を争う戦い、SuperbowlでのNew England PatriotsとNew York Giantsの戦いも面白みが増しますよね(増さないか?)勉強になりますね〜。それではまた、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
追記
2012.2.15 Edited
Fitocracy その後
継続して運動をしたいと、お正月から始めたこのソーシャル運動サービスであるところのFitocracyは未だに続いております。ソーシャルネットワークと運動を結びつけたこのサービス、なかなか目のつけどころが良いと思います。運動する度に点数が貰えてレベルアップし、しかもそれが仲間に承認してもらえます。ときどき「拍手」なんていただけて更にいい気になってしまい、モチベーションが更に上がります。
まあ遊びと言ってしまえばそれまでですが、この「お遊び」がドラクエ世代のツボを刺激するわけですね。「お遊び」につられてうまい具合に運動も続いているので、なかなか運動継続のモチベーション維持に役にたっていると言えるでしょう。さて、これはどこまで続くでしょうねえ、我ながら興味あります。あ、ちなみに水泳すると点数凄くもらえるんですよってまた敵?の術中にはまっていますね。
Fitocracyにかんしては以下の記事もご参照下さい。
http://nantaro.blogspot.com/2012/01/fitocracycom.html
追記
2012.3.3 若干編集しました。
Wednesday, February 08, 2012
ミトン
娘「あ、Mitten(手袋)持ってくるの忘れちゃった」
僕「えー、仕方が無いなあ、じゃあパパが後でもう一回家までとりに戻るわ」
・・・・
ややしばらくして
僕「ミトンをとりにおうちに戻らないと」
娘「え、ミトンって何?」
僕「え、さっき言ってたじゃない、ミトン忘れたって」
娘「違うよ、忘れたのはGloves」
僕「だからミトンでしょ」
娘「違うよー、ミトンじゃなくてMitten」
僕「し・・・失礼しました」
子供の耳って本当にいいんですね。英語の些細な(と日本人の僕には思える)発音の違いを実に的確に把握しているのです。まあ、アメリカ生まれのアメリカ育ちだから当然といえば当然なのですが羨ましい・・・
Friday, February 03, 2012
新しい単語、 Convocationとregalia
ちなみにFellowというのは日本人的にわかりにくい単語じゃないですか?辞書など引くと「奴」などとでてますよね。Fellow of ACP (FACP) は日本ではアメリカ内科学会上級会員と訳されています。まあ、そんな感じですかね?ちなみにConvocationは卒業式とか学位授与式とか、そんな感じです。Regaliaを着るように、と書いてあったのですがこれはいわゆる「博士のガウン」ですね。
というわけでConvocation Ceremonyに行きたいのはやまやまなのですが(一回あの「博士のガウン」着てみたかった←ミーハー)同じ週にACCPのイベントが入っているのできついかなあ・・・新しい出来事には新しい単語がつきものなのでした、というお話でした。
Thursday, February 02, 2012
タグ付け ご要望など・・・
というわけで今後共当ブログをよろしくお願いいたします。時々見に来ていただいている方がいらっしゃるようで大変有難いことです。「こういう話をせい!」というご要望等ございましたらコメント欄にでも書き込んでくださいませ。
EngRishman拝
英語達人列伝 岡倉天心
ボストンの街を和服を着て歩いていた天心にアメリカ人が、What sort of 'nese are you people? Are you Chinese, or Japanese , or Javanese? "と揶揄した時の彼の切り返し方です。
天心曰く"We are Japanese Gentlemen. But what kind of 'key are you? Are you a Yankee, or a donkey, or a monkey?" とさっと切り返したのです。(出典 「英語達人列伝」 斎藤兆史)
天心先生、かっこよすぎ。発言のみならず、著作もすごい。「茶の本」はご存じの方も多いかと思いますが、日本語ではなく全部英語で書かれてます。1906年にニューヨークで出版。凄すぎる。100年前ですよ?まだ、テレビもインターネットもYoutubeもiPhoneもiPadもなーんにもない頃です。ところで斎藤兆史先生による「英語達人列伝」は本当に素晴らしい本で、留学を考えられている方には是非お勧めしたいです。英語に関する本をひとつ挙げよ、と言われたら僕は間違いなくこの一冊を上げさせて頂きます。留学初期に英語にものすごく苦しんでいた時期、この本を読んで明治の岡倉天心を始めとする「英語達人」達の凄まじさにぶっ飛んだ記憶があります。天心先生には遥か及びませんが、EngRishmanもさらなる英語の上達を目指し精進していきたいです、はい。
